JPH0448141Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0448141Y2 JPH0448141Y2 JP13882981U JP13882981U JPH0448141Y2 JP H0448141 Y2 JPH0448141 Y2 JP H0448141Y2 JP 13882981 U JP13882981 U JP 13882981U JP 13882981 U JP13882981 U JP 13882981U JP H0448141 Y2 JPH0448141 Y2 JP H0448141Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slot
- windings
- stator
- magnetic flux
- resolver
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 35
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 14
- 230000009466 transformation Effects 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 1
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、同一スロツト内に巻回された２組の
巻線の漏洩磁束を均一化するシンクロレゾルバ
（レゾルバ）に関する。
巻線の漏洩磁束を均一化するシンクロレゾルバ
（レゾルバ）に関する。
シンクロ及びシンクロレゾルバは制御系におけ
るサーボモータの位置検出等に広く用いられてい
る。特にシンクロレゾルバは第１図ａに示すよう
に、回転角度がθのとき回転子巻線にＡ sin
wtの交流電圧が印加されると固定子巻線S1−S3，
S2−S4には夫々電圧Es1−s3及びEs2−s4が Es1−s3＝Asinθ・sinwt Es2−s4＝Acosθ・sinwt として出力される。
るサーボモータの位置検出等に広く用いられてい
る。特にシンクロレゾルバは第１図ａに示すよう
に、回転角度がθのとき回転子巻線にＡ sin
wtの交流電圧が印加されると固定子巻線S1−S3，
S2−S4には夫々電圧Es1−s3及びEs2−s4が Es1−s3＝Asinθ・sinwt Es2−s4＝Acosθ・sinwt として出力される。
また固定子巻線が励磁されるタイプのものでは
第１図ｂに示すように、２つの固定子巻線に夫々
Es1−s3，Es2−s4として関数発生器より Es1−s3＝Acosθo・sinwt Es2−s4＝−Asinθo・sinwt なる電圧を印加すると回転子巻線には Acosθo・sinθi・sinwt−Asinθo ・cosθi・sinwt ＝Asin（θi−θo）・sinwt なる電圧が誘起される。
第１図ｂに示すように、２つの固定子巻線に夫々
Es1−s3，Es2−s4として関数発生器より Es1−s3＝Acosθo・sinwt Es2−s4＝−Asinθo・sinwt なる電圧を印加すると回転子巻線には Acosθo・sinθi・sinwt−Asinθo ・cosθi・sinwt ＝Asin（θi−θo）・sinwt なる電圧が誘起される。
従つてこの出力を零とするようなサーボを構成
すると、設定角度θoに追従した回転角度θiの回転
が得られる。このように制御装置の検出装置とし
て有用なシンクロレゾルバはサーボモータの高性
能化に伴なつて一層高い回転角精度が要求される
ようになつてきている。
すると、設定角度θoに追従した回転角度θiの回転
が得られる。このように制御装置の検出装置とし
て有用なシンクロレゾルバはサーボモータの高性
能化に伴なつて一層高い回転角精度が要求される
ようになつてきている。
シンクロレゾルバの精度に影響を与える誤差に
は、直交誤差、変圧比誤差及び電気誤差がある。
即ち直交誤差とは２次誘起電圧は回転子角度θの
各値に対してAsinθならびにAcosθの割合で変化
し、理想的にはこの両電圧は完全に90度のずれを
有している筈であるが、実際には（90＋ε）度の
ずれ角を生じるものであり、このεが直交誤差で
ある。変圧比誤差は２次電圧と一次電圧の比で表
わされる変圧比が同一スロツト内に巻回されてい
る２組の巻線で異なるものである。そして電気誤
差は、シンクロレゾルバの電気角度位置と実際の
回転子角度位置との角度差である。
は、直交誤差、変圧比誤差及び電気誤差がある。
即ち直交誤差とは２次誘起電圧は回転子角度θの
各値に対してAsinθならびにAcosθの割合で変化
し、理想的にはこの両電圧は完全に90度のずれを
有している筈であるが、実際には（90＋ε）度の
ずれ角を生じるものであり、このεが直交誤差で
ある。変圧比誤差は２次電圧と一次電圧の比で表
わされる変圧比が同一スロツト内に巻回されてい
る２組の巻線で異なるものである。そして電気誤
差は、シンクロレゾルバの電気角度位置と実際の
回転子角度位置との角度差である。
さて、これらの誤差は、シンクロレゾルバの巻
線の抵抗、インダクタンスの温度による変化、鉄
損、電源電圧、周波数の変化などの影響による場
合もあるが、他に固定子の同一スロツトに巻回さ
れる２組の固定子巻線における漏洩磁束の不均一
に起因する場合が大きい。そこで、かゝる漏れ磁
束の影響を少なくするためにスロツト内のコイル
の占積率を高くする方法が考えられるが作業性が
悪く、断線等の原因となる欠点があつた。
線の抵抗、インダクタンスの温度による変化、鉄
損、電源電圧、周波数の変化などの影響による場
合もあるが、他に固定子の同一スロツトに巻回さ
れる２組の固定子巻線における漏洩磁束の不均一
に起因する場合が大きい。そこで、かゝる漏れ磁
束の影響を少なくするためにスロツト内のコイル
の占積率を高くする方法が考えられるが作業性が
悪く、断線等の原因となる欠点があつた。
以上から本考案は、シンクロレゾルバの直交誤
差、変圧比誤差、電気誤差を低減するために巻線
を納めたスロツトにチユーブ状クサビ等を挿入
し、同一スロツトにある回路の異なる巻線を互い
に密着させ漏水磁束の均等化を図り、直交誤差、
変圧比誤差、電気誤差を低減したシンクロレゾル
バを提供することを目的とする。
差、変圧比誤差、電気誤差を低減するために巻線
を納めたスロツトにチユーブ状クサビ等を挿入
し、同一スロツトにある回路の異なる巻線を互い
に密着させ漏水磁束の均等化を図り、直交誤差、
変圧比誤差、電気誤差を低減したシンクロレゾル
バを提供することを目的とする。
以下、本考案の図面に従つて詳細に説明する。
従来のシンクロレゾルバにおけるスロツト内の
巻線の配置状態は第２図ａ，ｂに示すように、固
定子１のスロツト内に２組の固定子巻線S1−S3，
S2−S4が挿入されている。また回転子２のスロツ
ト内にも回転子巻線R1−R3が巻回され配置され
ている。従つて固定子巻線S1−S3が励磁された場
合には第２図ａに示すように、発生する磁束の磁
路は主にΦ1で示す経路で形成され回転子巻線と
鎖交するが、他方固定子巻線S1−S3の配置されて
いるまわりに空間があるためにΦ2で示す漏洩磁
束が生じるような磁路も形成される。一方、固定
子巻線S2−S4が励磁された場合には固定子巻線S2
−S4のスロツト内での配置が固定子鉄心により近
い所になされているために発生する磁束の磁路は
第２図ｂでのΦ1に示すような経路を形成し、発
生磁束の殆んどが回転子巻線R1−R3と鎖交する
ことになる。このため理想的には同一であるべき
２つの固定子巻線の有効磁束に差異が生じること
となり、先に述べた直交誤差、変圧比誤差及び電
気誤差を生じる原因となる。
巻線の配置状態は第２図ａ，ｂに示すように、固
定子１のスロツト内に２組の固定子巻線S1−S3，
S2−S4が挿入されている。また回転子２のスロツ
ト内にも回転子巻線R1−R3が巻回され配置され
ている。従つて固定子巻線S1−S3が励磁された場
合には第２図ａに示すように、発生する磁束の磁
路は主にΦ1で示す経路で形成され回転子巻線と
鎖交するが、他方固定子巻線S1−S3の配置されて
いるまわりに空間があるためにΦ2で示す漏洩磁
束が生じるような磁路も形成される。一方、固定
子巻線S2−S4が励磁された場合には固定子巻線S2
−S4のスロツト内での配置が固定子鉄心により近
い所になされているために発生する磁束の磁路は
第２図ｂでのΦ1に示すような経路を形成し、発
生磁束の殆んどが回転子巻線R1−R3と鎖交する
ことになる。このため理想的には同一であるべき
２つの固定子巻線の有効磁束に差異が生じること
となり、先に述べた直交誤差、変圧比誤差及び電
気誤差を生じる原因となる。
そこでかゝる不都合を出来るだけ除去するた
め、同一スロツトに巻回配置された固定子巻線S1
−S3，S2−S4を同一スロツト内で同一の配置条件
にして該固定子巻線の生じる有効磁束及び漏洩磁
束を均等化するのが本考案である。即ち第３図に
示すように固定子１の同一スロツト５内におい
て、固定子巻線S1−S3及びS2−S4をスロツトの上
部に密着して配置し、スロツトの下部のすき間に
は非磁性体等からなるチユーブ状クサビ３を挿入
し、第３図に示すように、このチユーブ状クサビ
３をもつて固定子捲線S1−S3とS2−S4とをスロツ
ト３の深奥部に追いやつて、両固定子巻線をしつ
かりと密着固定するようにする。
め、同一スロツトに巻回配置された固定子巻線S1
−S3，S2−S4を同一スロツト内で同一の配置条件
にして該固定子巻線の生じる有効磁束及び漏洩磁
束を均等化するのが本考案である。即ち第３図に
示すように固定子１の同一スロツト５内におい
て、固定子巻線S1−S3及びS2−S4をスロツトの上
部に密着して配置し、スロツトの下部のすき間に
は非磁性体等からなるチユーブ状クサビ３を挿入
し、第３図に示すように、このチユーブ状クサビ
３をもつて固定子捲線S1−S3とS2−S4とをスロツ
ト３の深奥部に追いやつて、両固定子巻線をしつ
かりと密着固定するようにする。
これにより固定子巻線S1−S3及びS2−S4が夫々
励磁された時の発生磁束と磁路は、有効磁束Φ1
と漏洩磁束Φ2になり、両固定子巻線の励磁条件
が同一で、しかも漏洩磁束Φ2の均等化を図るこ
とができる。
励磁された時の発生磁束と磁路は、有効磁束Φ1
と漏洩磁束Φ2になり、両固定子巻線の励磁条件
が同一で、しかも漏洩磁束Φ2の均等化を図るこ
とができる。
このように本考案は、スロツトの中にチユーブ
状クサビを挿入しているので、一般的な個体状の
クサビと相違し、チユーブ状クサビが捲線をスロ
ツトの深奥部に、従来のものよりも強力に押し付
ける。このような簡単な加工作業を施すだけでシ
ンクロレゾルバの直交誤差、変圧比誤差及び電気
誤差を大幅に減少させることができる。
状クサビを挿入しているので、一般的な個体状の
クサビと相違し、チユーブ状クサビが捲線をスロ
ツトの深奥部に、従来のものよりも強力に押し付
ける。このような簡単な加工作業を施すだけでシ
ンクロレゾルバの直交誤差、変圧比誤差及び電気
誤差を大幅に減少させることができる。
第１図ａ，ｂはシンクロレゾルバの原理図、第
２図ａ，ｂは従来のシンクロレゾルバの固定子巻
線の配置図、第３図は本考案のシンクロレゾルバ
の固定子巻線の配置図である。 １……固定子、２……回転子、３……チユーブ
クサビ、S1−S3，S2−S4……固定子巻線、R1−
R3……回転子巻線。
２図ａ，ｂは従来のシンクロレゾルバの固定子巻
線の配置図、第３図は本考案のシンクロレゾルバ
の固定子巻線の配置図である。 １……固定子、２……回転子、３……チユーブ
クサビ、S1−S3，S2−S4……固定子巻線、R1−
R3……回転子巻線。
Claims (1)
- レゾルバの第１、第２の固定子巻線を納めたス
ロツトにチユーブ状クサビを挿入し、該スロツト
内に挿入された前記第１と第２の固定子巻線をス
ロツトの深奥部で互いに密着させたことを特徴と
するレゾルバ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13882981U JPS5875481U (ja) | 1981-09-18 | 1981-09-18 | レゾルバ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13882981U JPS5875481U (ja) | 1981-09-18 | 1981-09-18 | レゾルバ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5875481U JPS5875481U (ja) | 1983-05-21 |
| JPH0448141Y2 true JPH0448141Y2 (ja) | 1992-11-12 |
Family
ID=29932038
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13882981U Granted JPS5875481U (ja) | 1981-09-18 | 1981-09-18 | レゾルバ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5875481U (ja) |
-
1981
- 1981-09-18 JP JP13882981U patent/JPS5875481U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5875481U (ja) | 1983-05-21 |
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