JPH0447973Y2 - - Google Patents

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JPH0447973Y2
JPH0447973Y2 JP14939285U JP14939285U JPH0447973Y2 JP H0447973 Y2 JPH0447973 Y2 JP H0447973Y2 JP 14939285 U JP14939285 U JP 14939285U JP 14939285 U JP14939285 U JP 14939285U JP H0447973 Y2 JPH0447973 Y2 JP H0447973Y2
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film
sccm
insulating layer
electrodes
sensor
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 この考案は、アモルフアスシリコンa−Si膜を
光受光部に用いてなるフアクシミリ、デジタル複
写機等における画像情報読取り用のa−Si等倍光
センサーに関する。
従来技術 従来、この種のa−Si等倍光センサーにあつて
は、第5図に概略的に示すように、絶縁性基板1
上にa−Si膜2を形成した後、このa−Si膜2を
所望の形にパターン化して、その上に一対の電極
3,4を設けてなるものである。5は保護層であ
る。又、第6図に示すように、a−Si膜2と電極
3,4との間にオーミツク層6を形成したものも
ある。何れにしても、原稿からの反射光は電極
3,4側から入射され、又は基板1がガラス等の
透明材料による場合にはこの基板1側から入射さ
れ得る。
このようなa−Si膜2の光導電性を利用した等
倍光センサーにおいては、a−Si膜2の成膜条件
によつては連続光照射(104時間予想)により光
導電率が数%〜10%低下するという特性劣化が見
られるものである。このような低下量は基板1側
から光照射する場合、より低下したものである。
目 的 この考案は、このような点に鑑みなされたもの
で、長時間の使用に対しても特性劣化を低減させ
ることができるa−Si等倍光センサーを得ること
を目的とする。
構 成 この考案は、上記目的を達成するため、絶縁性
基板上にa−Si膜とこのa−Si膜に光受光部を形
成するように所定間隔を持つて離れた一対の電極
とによる1ドツト分の構造を複数個一次元に配列
してなる画像情報読取り用のa−Si等倍光センサ
ーにおいて、少なくとも絶縁a−Si膜に接する絶
縁層をボロンを含む酸化珪素を主成分として形成
したことを特徴とするものである。
以下、この考案の第一の実施例を第1図ないし
第3図に基づいて説明する。まず、第2図はこの
実施例の対象とするa−Si等倍光センサーの概略
を示すもので、絶縁性基板8上にa−Si膜による
光電変換素子列9が形成されている。このような
光電変換素子列9に対して共通電極10と個別側
電極群11とが形成され、個別側電極群11は
MOSスイツチ12によつて選択制御される。第
3図はその内2ビツト分について拡大して示すも
ので、a−Si膜13に対し電極10,11は副走
査方向にある距離離間しており、a−Si膜13に
光受光部13aが形成されている。そして、a−
Si膜13と電極10,11との間にはオーミツク
層14が形成されている。又、電極10,11上
には保護層15が形成されている。このような1
ビツト構造が主走査方向に数百〜数千ビツト分設
けられている。
しかして、この実施例では絶縁性基板8上にボ
ロンBを含む酸化珪素を主成分とする絶縁層16
を形成して、この上に前述したようなa−Si膜1
3等を形成するようにしたものである。
ここで、このようなセンサーの作成方法、作成
条件等について説明する。まず、絶縁性基板8と
してはパイレツクス7740(コーニング)ガラスが
用いられる。この絶縁性基板8上に形成される絶
縁層16はプラズマCVD法によるものである。
この時の条件は、高周波電力:50W、ガス流量:
100SCCM(SiH4:40SCCM,N2O:50SCCM,B2H6
H2:10SCCM(B2H6 1%))、膜厚:5000〓であ
る。この絶縁層16上のa−Si膜13はプラズマ
CVD法によるSiH4ガスの分解により作成される。
この時の条件は高周波電力:20W、ガス流量:
20SCCM(SiH4のみ)、膜圧:1μmである。更に、こ
のa−Si膜13上に形成されるオーミツク層14
もプラズマCVD法により形成される。この時の
条件は、高周波電力:20W、ガス流量:20SCCM
(SiH4中のPH3濃度は5000ppmである)である。
そして、電極10,11はNiCrを用い、真空蒸
着法により膜厚5000〓に形成される。又、保護層
15はSi3N4を用いたプラズマCVD法により形成
される。この時の条件は、高周波電力100W、ガ
ス流量:50SCCM(SiH4:10SCCM,NH3:30SCCM)で
ある。なお、a−Si膜13、オーミツク層14、
電極10,11のパターン化は、IC又はLSI等に
おいて使用されている写真製版技術が用いられ
る。
このように形成したセンサーを用い、絶縁性基
板8側から500lxの白色光を連続照射しながら光
電流を測定したところ、初期値1.5μAに対して
500時間後には1.4μAとなつたものである。ちな
みに、ボロンを含む酸化珪素を主成分とする絶縁
層16を有しない従来のセンサー(第6図参照)
による場合には、同一条件で光電流値を測定した
ところ、初期値1.6μAが500時間後には1.3μAに低
下したものである。
つづいて、この考案の第二の実施例を第4図に
より説明する。この実施例の場合、構造的には第
5図に示したものと同一であるが、保護層17を
ボロンBを含む酸化珪素を主成分とする絶縁層と
して形成したものである。この保護層17はプラ
ズマCVD法によるもので、この時の条件は、高
周波電力:20W、ガス流量:80SCCM(SiH4
30SCCM,N2O:40SCCM,B2H6/H2:10SCCM(B2H6
1%))、膜厚:1.5μmである。
このようなセンサーを用い、前記実施例の場合
と同一条件(ただし、光照射方向は絶縁性基板8
側とする)で光電流値を測定したところ、初期値
1.4μAが1000時間後も1.4μAとなり、誤差範囲内
で変化がなかつたものである。
このようにして、ボロンを含む酸化珪素を主成
分とする絶縁層16又は保護層17を少なくとも
a−Si膜13に接するように設けることにより、
長時間の光照射に対するセンサーの劣化を低減さ
せることができる。なお、このような効果を発揮
させるためには、絶縁層16、保護層17中のボ
ロンの量は、その下限が50ppm、リーク電流が大
きくなる点を考慮して上限は5%である。
効 果 この考案は、上述したようにa−Si膜に接する
絶縁層をボロンを含む酸化珪素を主成分として形
成したので、長時間の光照射に対する光電流値の
低下を低減させることができ、長寿命のセンサー
とすることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第一の実施例を示す断面
図、第2図はセンサーの外観斜視図、第3図はそ
の一部を拡大して示す平面図、第4図はこの考案
の第二の実施例を示す断面図、第5図及び第6図
は従来例を示す断面図である。 8……絶縁性基板、10,11……電極、13
……a−Si膜、16……絶縁層、17……保護層
(絶縁層)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 絶縁性基板上にa−Si膜とこのa−Si膜に光受
    光部を形成するように所定間隔を持つて離れた一
    対の電極とによる1ドツト分の構造を複数個一次
    元に配列してなる画像情報読取り用のa−Si等倍
    光センサーにおいて、少なくとも前記a−Si膜に
    接する絶縁層をボロンを含む酸化珪素を主成分と
    して形成したことを特徴とするa−Si等倍光セン
    サー。
JP14939285U 1985-09-30 1985-09-30 Expired JPH0447973Y2 (ja)

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JP14939285U JPH0447973Y2 (ja) 1985-09-30 1985-09-30

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JPS6258052U JPS6258052U (ja) 1987-04-10
JPH0447973Y2 true JPH0447973Y2 (ja) 1992-11-12

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