JPH044744Y2 - - Google Patents

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JPH044744Y2
JPH044744Y2 JP12008887U JP12008887U JPH044744Y2 JP H044744 Y2 JPH044744 Y2 JP H044744Y2 JP 12008887 U JP12008887 U JP 12008887U JP 12008887 U JP12008887 U JP 12008887U JP H044744 Y2 JPH044744 Y2 JP H044744Y2
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diaper
core
sheet
ears
fixed
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【考案の詳細な説明】 (1) 目的 (産業上の利用分野) 本考案は、使い捨てオムツに関し、さらに詳し
くは、身体へのフイツト性をよくするため、脚バ
ンドとしての弾性部材を斜めに配置した構成を有
する該オムツに関する。
(従来の技術) 1 使い捨てオムツに関する特公昭52−40267に
は、弾性部材を吸収体の横対向側縁から外側へ
所定距離のサイドフラツプ上に配置すること
で、脚回りを有効にシールする技術が開示され
ている。
2 使い捨てオムツに関する特開昭59−25741に
は、サイドフラツプの自由端に弾性部材を配置
し、該サイドフラツプを吸収体上に折り返し
て、その縦方向両端部を前側区域および背側区
域に固定することで、股下部に排泄物を受止す
るポケツトを形成する技術が開示されている。
3 使い捨てオムツに関する特開昭56−101901な
どには、身体へのフイツト性をよくするため、
サイドフラツプに弾性部材を斜めに配置する技
術が開示されている。
(考案が解決しようとする問題点) 前記1の技術においては、着用時に、サイドフ
ラツプが外側へ広げられた状態で、弾性部材が脚
回りに圧接するので、脚回りに比較的良好なシー
ル性がえられる。しかし、サイドフラツプが外側
へ充分に広げられている場合には、これが脚
(腿)の動きに即応することができず、尿漏れが
生じ易い。
前記2の技術においては、着用時に、サイドフ
ラツプが内側に閉じられた状態で、弾性部材が位
置するサイドフラツプの内縁が腿の付け根に圧接
し、かつ、股下区域においては、ポケツトが形成
されているので、尿漏れに対して有効である。し
かし、この技術においては、両サイドフラツプの
内縁の間隔が股下区域における吸収体の間隔の幅
に一致することが望まれるので、腿回り方向への
弾性が作用しにくく、腿回り、とくに背側区域に
おけるフイツト性が、該間隔が狭くて身体を包み
込む範囲が小さいこともあいまつて、充分にえら
れない。
前記3の技術においては、弾性部材がサイドフ
ラツプに前側区域から背側区域へかけて広がるよ
うに配置されているので、着用時に、サイドフラ
ツプのフイツト性が良好である。しかし、弾性部
材で有効幅が規制されるサイドフラツプが前側区
域から股下区域において狭く、流動性便や尿が一
度に比較的多量に排泄された場合には、そのため
の措置がなんら講じられていないので、それらの
漏れを有効に防止することができない。また、オ
ムツの製造において、弾性部材をその構成材料の
移動方向に対して斜めに配置することは、装置機
構が複雑化するうえ、トラブル発生率も高い。
本考案の目的は、前記従来技術の問題点にかん
がみ、背側区域における身体の充分な包み込み
と、股下区域における排泄物の受止ポケツトとの
機能を併有し、前記問題点を有効に解決すること
ができる使い捨てオムツを提供するにある。
(2) 構成 (問題点を解決するための手段) 本考案にかかるオムツは、吸収性コアと、該コ
アの少なくとも上面を覆う透液性トツプシート
と、該コアの少なくとも下面を覆う不透液性バツ
クシートと、該コアの横対向側縁から外側へ延出
するサイドフラツプと、該サイドフラツプ中に伸
縮ギヤザーをつくる弾性部材と、オムツの背側区
域の横対向側に固定されたテープフアスナーとを
含む。
前記各サイドフラツプの縦方向前端部は、少な
くともその一部が内側へ折り曲げられた状態で、
オムツの前側区域に固定されている。
オムツの前側区域から背側区域へかけてその対
向側には、前記折り曲げによつてポケツトが形成
されている。
前記各サイドフラツプの縦方向後端部は、外側
へ広げられた状態で、オムツの背側区域における
前記コアの横対向側縁から外側へ延出する耳部上
に固定されている。
(実施例) 第1図ないし第4図において、オムツ1は、吸
収性コア2と、該コアの上面および横対向側を覆
う透液性トツプシート3と、該コアの下面を覆う
不透液性バツクシート4と、該コアの横対向側に
弾性部材5を備えるサイドフラツプ6と、前側区
域および背側区域における耳部7,8と、後者の
耳部に備えるテープフアスナー9とを含む。
サイドフラツプ6は、比較的細長いシートが幅
方向に二つに折り曲げられ、その折曲部中の長さ
方向に弾性部材5が伸長下に取り付けられ、か
つ、該弾性部材と対向する内側縁6aがコア2の
下面に位置するトツプシート部分3aとバツクシ
ート4との間に、オムツ1の前側区域および背側
区域においては、コア2の下面に位置するトツプ
シート部分3aとバツクシート4の内面に位置す
る耳部7,8との間に介在固定されている。
サイドフラツプの縦方向前端部6bは、コア2
の横対向側縁上に位置するトツプシート3上へ折
り曲げられるとともに、さらに外側へ折り返えさ
れた状態で、その部位、すなわち、オムツ1の前
側区域に固定されている。
サイドフラツプ6の縦方向後端部6Cは、弾性
部材5が伸長せしめられている場合には、外側へ
広げられた状態にある。しかし、常にその状態を
保たしめるには、その状態で、耳部8上に固定さ
れていることが好ましい。
オムツ1の前側区域から股下区域へかけては、
サイドフラツプ6の前記折り曲げにより、互いに
内向きに対向するポケツト10が形成されてい
る。サイドフラツプ6の前端部6bが単に内側へ
折り曲げられていても、ポケツト10が形成され
ることに変わりはないが、そのように折り曲げら
れていると、前端部6bと後端部6cとの中間部
でねじれる。しかし、図示例のように、前端部6
bがさらに外側へ折り返されていると、前端部6
bと後端部6cとの中間部でねじれることがない
ので、そうしてあることに必ずしも限定されない
が、そうしてあることが好ましい。また、前端部
6bは、場合によつては、前記両折り曲げのいず
れかの状態で、耳部7上に固定されていてもよ
い。
オムツ1の前端部に位置するバツクシート部分
は、コア2の下面の全体を覆う不透水性シート4
と、その外面に一体に接合された横長の補強シー
ト11とからなる。補強シート11は、コア2の
横対向側縁から外側へ延出し、これよつてオムツ
1の前側区域における耳部7が形成されている。
オムツ1の後側区域における耳部8は、その内
側縁8aがコア2とバツクシート4との間に、厳
密には、トツプシート部分3aの下面に位置する
サイドフラツプ6の下面とバツクシート4の内面
との間に介在固定されている。
テープフアスナー9は、耳部8に取り付けられ
ている。
第5図においては、サイドフラツプ6の縦方向
後端部6cは、これに切欠部またはタツク12が
設けられた状態で、耳部8上に固定されている。
これにより、オムツの腰回りのサイズ調整範囲を
広げることができるようにされている。
コア2には、フラツフパルプまたは/および繊
維ウエブ(好ましくは不織布)に、必要に応じて
超吸収性ポリマー粒子が混在するマツト状体が主
材として用いられる。また、必要に応じて該マツ
ト状体の上面には、湿潤下の圧縮弾性回復率が高
く(30%以上)、低密度で空隙率が高くて透液性
に優れる繊維ウエブ(好ましくは繊維が交差点で
融着するウエブ)が積層されているものが用いら
れる。
トツプシート3には、不織布、好ましくは、透
液性を良好にすることなどのため、流体繊維交絡
法による開孔不織布が用いられる。この開孔は、
各面積が7〜50mm2、配列ピツチが6〜20mm、総表
面積に対する総合開孔率が15〜70%であることが
好ましい。
バツクシート4には、プラスチツクフイルム、
好ましくは、通気防水性プラスチツクフイルムま
たはこれと不織布とのラミネートシートが用いら
れる。
サイドフラツプ6には、疎水性繊維からなる不
織布、または親水性繊維からなる不織布であつ
て、撥水処理されたもの、前者としてはスパンボ
ンド不織布が好ましい。そして、それらは、少な
くとも耐水圧値が200mm(JIS規定に測定法によ
る)を有するものが、防漏のうえで、好ましい。
背側区域における耳部8には、横方向伸縮性を
有する材料が用いられる。この伸縮性材料として
は、肌当接面に不織布が配され、これと伸縮性プ
ラスチツクフイルムとのラミネートシートが好ま
しく、具体的には、目付10〜100g/m2の流体繊
維交絡法による不織布に、200μ以下の伸縮性プ
ラスチツクフイルムを熱溶着でラミネートしてえ
られるものである。こうした不織布、すなわち、
液体でニードリングされた不織布は、たとえば、
縦または横の一方向へ500%程度までの伸長性を
有するものである。こうした伸長性という点で
は、その繊維としては、ポリオレフイン系、とく
にポリプロピレン繊維が好ましい。伸縮性プラス
チツクフイルムとしては、種々の公知のものが用
いられるが、比較的低温度で不織布との接着性を
示すもの、たとえば、ポリブタジエンとポリスチ
レンとの共重合体をベースポリマーとした熱収縮
性フイルムなどが用いられる。前記ラミネート形
態としては、フイルムと不織布とが片面接合する
もののほか、フイルムの両面に不織布が接合する
もの、これらにおいてフイルムが不織布に間欠的
に配置接合するもの、最初に述べたのものにおい
て不織布にタツクが設けられたものなど種々の形
態がある。要は所望のヒステリシス曲線(伸長率
−引張応力)がえらる特性を有するものであれば
よい。
前側区域における耳部7を形成する補強シート
11には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
エステル、ナイロンなどのプラスチツクフイル
ム、もしくは、それら素材繊維からなる密な組織
の不織布、または、それらフイルムと不織布との
ラミネートシートが用いられる。
なお、図示例では、トツプシート3の横対向側
縁3aは、コア2の下面に位置するように該コア
の側縁を覆つているが、外側へ延出してあつても
よい。
(3) 効果 以上のような構成を有する本考案のオムツによ
れば、前側区域から股下区域にかけてのサイドフ
ラツプの弾性部材によるギヤザー部は、内側に閉
じた状態で、腿の付け根に密接し、かつ、前側区
域から股下両区域へかけてのサイドフラツプによ
つて形成されたポケツトが位置するとともに、股
下区域から背側区域へかけてのサイドフラツプの
弾性部材によるギヤザー部は、外側へ広がりなが
ら、尻部を広く包み込むことができる。
したがつて、本考案のオムツによれば、身体に
対するフイツト性および防漏性が著しく改善され
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案オムツの実施例を示すもので、第
1図は展開平面図、第2図は第1図の−線断
面図、第3図は第1図の−断面図、第4図は
第1図の−断面図、第5図はサイドフラツプ
の縦方向後端部に切欠部またはタツクが設けれた
例の部分平面図である。 1……オムツ、2……コア、3……トツプシー
ト、4……バツクシート、5……弾性部材、6…
…サイドフラツプ、7……補強シート、8,9…
…耳部、10……ポケツト、11……補強シー
ト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 吸収性コアと、該コアの少なくとも上面を覆
    う透液性トツプシートと、該コアの少なくとも
    下面を覆う不透液性バツクシートと、該コアの
    横対向側縁から外側へ延出するサイドフラツプ
    と、該サイドフラツプ中に伸縮ギヤザーをつく
    る弾性部材と、オムツの背側区域の横対向側に
    固定されたテープフアスナーとを含む使い捨て
    オムツであつて、 前記各サイドフラツプの縦方向前端部は、少
    なくともその一部が内側へ折り曲げられた状態
    で、オムツの前側区域に固定され、その折り曲
    げによつてオムツの前側区域から股下区域へか
    けてそれら区域の対向側にポケツトが形成さ
    れ、かつ、前記各サイドフラツプの縦方向後端
    部は、外側へ広げられた状態で、オムツの背側
    区域における前記コアの横対向側縁から外側へ
    延出する耳部上にに固定されている ことを特徴とする前記オムツ。 (2) 前記サイドフラツプは、その縦方向前端部が
    前記コア上に位置する前記トツプシート上へ折
    り曲げられているとともに、さらに外側へ折り
    返えされた状態で、固定されている実用新案登
    録請求の範囲第1項記載のオムツ。 (3) 前記サイドフラツプは、前記トツプシートお
    よび前記バツクシートとは別体に形成され、か
    つ、前記トツプシートおよび前記バツクシート
    の少なくとも一方の横側縁に接合されている実
    用新案登録請求の範囲第1項記載のオムツ。 (4) 前記サイドフラツプは、通気防液性シートか
    らなる実用新案登録請求の範囲第3項記載のオ
    ムツ。 (5) 前記サイドフラツプは、耐水圧値が少なくと
    も200mmである実用新案登録請求の範囲第3項
    記載のオムツ。 (6) 前記サイドフラツプは、その横内側縁が前記
    バツクシートと前記コアとの間に介在固定され
    ている実用新案登録請求の範囲第3項記載のオ
    ムツ。 (7) 前記耳部は、前記トツプシートおよび前記バ
    ツクシートとは別体に形成され、かつ、前記コ
    アの横側縁に位置する前記トツプシートおよび
    前記バツクシートの少なくとも何れかに接合さ
    れている実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    オムツ。 (8) 前記耳部は、弾性伸縮性を有する実用新案登
    録請求の範囲第7項記載のオムツ。 (9) 前記耳部は、少なくとも横方向伸長性を有す
    る不織布と伸縮性プラスチツクフイルムとのラ
    ミネートシートからなる実用新案登録請求の範
    囲第8項記載のオムツ。 (10) 前記耳部は、その横内側縁が前記バツクシー
    トと前記コアとの間に介在固定されている実用
    新案登録請求の範囲第7項記載のオムツ。 (11) 前側区域における前記バツクシート部分
    は、前記コアの下面全体を覆うシートと、その
    外面に一体に接合された補強シートとからなる
    実用新案登録請求の範囲第1項記載のオムツ。 (12) 前記補強シートは、前記コアの対向側縁か
    ら外側へ延出して耳部を形成している実用新案
    登録請求の範囲第11項記載のオムツ。
JP12008887U 1987-08-05 1987-08-05 Expired JPH044744Y2 (ja)

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JP12008887U JPH044744Y2 (ja) 1987-08-05 1987-08-05

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JP12008887U JPH044744Y2 (ja) 1987-08-05 1987-08-05

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JPS6426310U JPS6426310U (ja) 1989-02-14
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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0733780Y2 (ja) * 1989-08-10 1995-08-02 白十字株式会社 使い捨ておむつ
JP2587472Y2 (ja) * 1990-12-28 1998-12-16 花王株式会社 使い捨ておむつ
JP2001104372A (ja) * 1999-10-13 2001-04-17 Kao Corp 使い捨ておむつ
JP6986403B2 (ja) * 2017-09-27 2021-12-22 大王製紙株式会社 パンツタイプ使い捨ておむつ及びその製造方法

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JPS6426310U (ja) 1989-02-14

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