JP6986403B2 - パンツタイプ使い捨ておむつ及びその製造方法 - Google Patents
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<第1の態様>
前身頃から後身頃にわたる一体的な外装体、又は前身頃及び後身頃に別々に設けられた外装体と、
この外装体の幅方向中間部に取り付けられた、股間部の前後両側にわたる内装体と、
前身頃における外装体の両側部と後身頃における外装体の両側部とがそれぞれ接合されたサイドシール部と、
ウエスト開口及び左右一対の脚開口と、
前記内装体の両側部から起き上がる起き上がりギャザーとを備えており、
前記起き上がりギャザーは、前記内装体に固定された付根部分と、この付根部分より延び出る本体部分と、本体部分の前端部が倒伏状態に固定されて形成された前倒伏部分及び本体部分の後端部が倒伏状態に固定されて形成された後倒伏部分と、本体部分における前倒伏部分及び後倒伏部分の間に位置する非固定の起き上がり部分と、起き上がり部分の少なくとも先端部に前後方向に沿って取り付けられたギャザー弾性部材とを有している、
パンツタイプ使い捨ておむつにおいて、
前記前倒伏部分は、前記内装体の側縁から幅方向内側に延びる第1部分と、この第1部分の先端で幅方向外側に折り返された第2部分とを有するとともに、第1部分及び第2部分が倒伏状態で前記内装体の表面に対して固定されており、
前記後倒伏部分は、付根部分との境界から幅方向外側に展開された展開部分となっており、この展開部分が前記内装体よりも幅方向外側に延びるとともに、前記外装体に対して固定されている、
ことを特徴とするパンツタイプ使い捨ておむつ。
本態様の起き上がりギャザーでは、前倒伏部分は第1部分及び第2部分を有する屈曲形態となっており、後倒伏部分は展開状態となっているため、起き上がり部分では、第1部分の後側に続く部分が、側方に倒れた状態で後倒伏部分に向かうにつれて幅方向外側に移動し、これに伴い第2部分の後側に続く部分は次第に起き上がり、幅方向外側に倒れていく。したがって、本態様の起き上がりギャザーは、後側に向かうにつれて側方に広がりながら起き上がり高さが低くなる、後方拡幅タイプとなる。そして、本態様の起き上がりギャザーは、起き上がりギャザーの前後方向の全体で第1部分の上面全体が身体表面に接触することとなるため、フィット性及び装着感に優れ、従来のような起き上がりギャザーの先端のねじれによる装着感の悪化のおそれがないものとなる。
前記後倒伏部分の幅をXdとし、前記後倒伏部分の前記外装体に対する固定部分の幅をXbとしたとき、
Xb > 2Xd/3の関係を満たし、かつ
前記後倒伏部分における幅方向外側の端部は非接着部分を有しないか、又は5mm以下の非接着部分を有する、
第1の態様のパンツタイプ使い捨ておむつ。
このように、後倒伏部分の外装体に対する固定部分の幅を十分に確保し、かつ後倒伏部分における幅方向外側の端部に非接着部分を有しないか、又は非接着部分を有するとしても十分に狭くすることにより、第1部分のほとんどが幅方向内側に折れかえることがなく、臀部の被覆幅を確実に確保できるようになる。
前記第1部分の幅が、前記第2部分の幅よりも長い、第1又は2の態様のパンツタイプ使い捨ておむつ。
第1部分の幅が第2部分の幅よりも長いことにより、起き上がり部分において、第1部分の幅方向外側の縁が第2部分の幅方向外側の縁より幅方向外側に張り出し始める位置が、より後側に位置するようになるため、鼠径部から脚周りにかけてのフィット性が良好となる。
前記外装体は、前身頃及び後身頃に別々に設けられるとともに、前身頃の外装体と後身頃の外装体とが前後方向に離間しており、
前記後倒伏部分の前記外装体に対する固定部分は、前記後倒伏部分と前記後身頃の外装体とが重なる領域内の前端部から後端部まで設けられており、
前記前倒伏部分における前記第1部分と前記内装体の表面との固定部分の前後方向寸法は、前記前倒伏部分における前記第1部分と前記第2部分との固定部分の前後方向寸法よりも長い、
第3の態様のパンツタイプ使い捨ておむつ。
本態様のように構成されていると、臀部の被覆範囲が最大限確保されるとともに、前側において起き上がりギャザーが内装体の幅方向外側に突出しにくく、鼠蹊部のフィット性が良好になるため好ましい。
前記外装体は、展開状態で、前後方向中央を通る幅方向仮想線について線対称をなすものであり、
前記内装体は、展開状態で、前後方向中央よりも前側の部分の前後方向寸法と、前後方向中央よりも後側の部分の前後方向寸法とが同じである、
第1の態様のパンツタイプ使い捨ておむつの製造方法であって、
前記外装体となる部分がMD方向に繰り返し連続する外装連続帯を製造し、この外装連続帯をMD方向に移送しつつ、個々のおむつとなる部分に別途製造した前記内装体を、その前後方向が前記外装体製造工程のCD方向となるように回転した後に前記外装連続帯に組み付け、その後、前記内装体を取り付けた外装連続帯をCD方向に二つ折りした後、個々のおむつの両側部となる部分において前記前身頃の外装体となる部分と前記後身頃となる部分とを接合して前記サイドシール部を形成するとともに、個々のおむつの境界となる部分で切断し、個々のおむつを得る、主製造工程と、
前記主製造工程とは別に、前記内装体となる部分がMD方向に繰り返し連続する内装連続帯を製造した後、MD方向に間隔を空けて個々の内装体に切断し、個々の内装体を得る内装体製造工程とを有し、
前記内装連続帯は、前後の向きが逆の個々のおむつとなる部分が交互にMD方向に繰り返し連続し、前記起き上がりギャザーとなる部分もMD方向に繰り返し連続するものであり、
前記内装体を前記外装連続帯に組み付ける際、前記内装体における前記後倒伏部分となる部分を展開した状態で、前記内装体を前記外装体に取り付ける、
ことを特徴とする、パンツタイプ使い捨ておむつの製造方法。
内装連続帯を、前後の向きが逆の個々のおむつとなる部分が交互にMD方向に繰り返すものとすることにより、前後非対称の形状を有する第1の態様の内装体を連続的に製造することができる。しかし、それだけでは、内装連続帯を切断して得られる内装体の向きが交互に逆向きとなるため、内装体の向きを交互に逆向きに回転させて取り付けることが必要になる。これに対して、上述のように、外装体に前後の区別がなくなるように前後対称の設計とし、かつ内装体の取付け位置も前後の区別がなくなるように前後対称の設計としておけば、内装体の向きを交互に逆向きに回転させて取り付けなくても、製造ラインにおけるおむつの向きが前後交互に製造されることを除けば、従来の一般的な製造工程と変わるところなく、第1の態様のパンツタイプ使い捨ておむつを連続的に製造することができる。
外装体12F,12Bは、前身頃Fから後身頃Bにかけて股間を通り連続する一体的なものとすることもできるが、図示例では、前身頃Fの少なくとも胴周り部を構成する外装体である前側外装体12Fと、後身頃Bの少なくとも胴周り部を構成する外装体である後側外装体12Bとを有している。前側外装体12F及び後側外装体12Bは股間側で連続しておらず、前後方向LDに離間されている。この離間距離12dは例えば150〜250mm程度とすることができる。
外装体12F,12Bには、装着者の胴周りに対するフィット性を高めるために、外側シート層12S及び内側シート層12H間に弾性部材15〜19が設けられ、弾性部材の伸縮を伴って幅方向WDに弾性伸縮する伸縮領域A2が形成されている。この伸縮領域A2では、自然長の状態では外側シート層12S及び内側シート層12Hが弾性部材の収縮に伴って収縮し、皺又は襞が形成されており、弾性部材の長手方向に伸長すると、外側シート層12S及び内側シート層12Hが皺なく伸び切る所定の伸長率まで伸長が可能である。弾性部材15〜19としては、糸ゴム等の細長状の弾性部材(図示例)のほか、帯状、網状、フィルム状等、公知の弾性部材を特に限定なく用いることができる。弾性部材15〜19としては合成ゴムを用いても、天然ゴムを用いても良い。
外装二分割タイプのパンツタイプ使い捨ておむつでは、前側外装体12F及び後側外装体12Bとの間に内装体200が露出するため、内装体200の裏面に液不透過性シート11が露出しないように、前側外装体12Fと内装体200との間から、後側外装体12Bと内装体200との間にかけて、内装体200の裏面を覆うカバー不織布13を備えていることが好ましい。
内装体200の外装体12F,12Bに対する固定は、ヒートシール、超音波シールのような素材溶着による接合手段や、ホットメルト接着剤により行うことができる。図示例では、内装体200の裏面、つまりこの場合は液不透過性シート11の裏面及び起き上がりギャザー60の付根部分65に塗布されたホットメルト接着剤を介して外装体12F,12Bの内面に対して固定されている。この内装体200と外装体12F,12Bとを固定する内外接合部201,202は、図2に示すように、両者が重なる領域のほぼ全体に設けることができ、例えば内装体200の幅方向両端部を除いた部分に設けることもできる。
内装体200は任意の形状を採ることができるが、図示の形態では長方形である。内装体200は、図3〜図7に示されるように、吸収要素50と、吸収要素50の表側(身体側)を覆うトップシート30と、吸収要素50の裏側を覆う液不透過性シート11とを備えているものであり、吸収保持機能を担う部分である。符号40は、トップシート30を透過した液を速やかに吸収要素50へ移行させるために、トップシート30と吸収要素50との間に設けられた中間シート(セカンドシート)を示しており、符号60は、内装体200の両脇に排泄物が漏れるのを防止するために、内装体200の両側部から装着者の脚周りに接するように延び出た起き上がりギャザー60を示している。
吸収要素50は、吸収体56と、この吸収体56の全体を包む包装シート58とを有する。包装シート58は省略することもできる。
吸収体56は、繊維の集合体により形成することができる。この繊維集合体としては、綿状パルプや合成繊維等の短繊維を積繊したものの他、セルロースアセテート等の合成繊維のトウ(繊維束)を必要に応じて開繊して得られるフィラメント集合体も使用できる。繊維目付けとしては、綿状パルプや短繊維を積繊する場合は、例えば100〜300g/m2程度とすることができ、フィラメント集合体の場合は、例えば30〜120g/m2程度とすることができる。合成繊維の場合の繊度は、例えば、1〜16dtex、好ましくは1〜10dtex、さらに好ましくは1〜5dtexである。フィラメント集合体の場合、フィラメントは、非捲縮繊維であってもよいが、捲縮繊維であるのが好ましい。捲縮繊維の捲縮度は、例えば、2.54cm当たり5〜75個、好ましくは10〜50個、さらに好ましくは15〜50個程度とすることができる。また、均一に捲縮した捲縮繊維を用いることができる。吸収体56中には高吸収性ポリマー粒子を分散保持させるのが好ましい。
吸収体56には、その一部又は全部に高吸収性ポリマー粒子を含有させることができる。高吸収性ポリマー粒子とは、「粒子」以外に「粉体」も含む。高吸収性ポリマー粒子54としては、この種の使い捨ておむつに使用されるものをそのまま使用でき、例えば500μmの標準ふるい(JIS Z8801−1:2006)を用いたふるい分け(5分間の振とう)でふるい上に残る粒子の割合が30重量%以下のものが望ましく、また、180μmの標準ふるい(JIS Z8801−1:2006)を用いたふるい分け(5分間の振とう)でふるい上に残る粒子の割合が60重量%以上のものが望ましい。
包装シート58を用いる場合、その素材としては、ティッシュペーパ、特にクレープ紙、不織布、ポリラミ不織布、小孔が開いたシート等を用いることができる。ただし、高吸収性ポリマー粒子が抜け出ないシートであるのが望ましい。クレープ紙に換えて不織布を使用する場合、親水性のSMS不織布(SMS、SSMMS等)が特に好適であり、その材質はポリプロピレン、ポリエチレン/ポリプロピレン複合材などを使用できる。目付けは、5〜40g/m2、特に10〜30g/m2のものが望ましい。
トップシート30は、液を透過する性質を有するものであり、例えば、有孔又は無孔の不織布や、多孔性プラスチックシートなどを例示することができる。また、このうち不織布は、その原料繊維が何であるかは、特に限定されない。例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維などや、これらから二種以上が使用された混合繊維、複合繊維などを例示することができる。さらに、不織布は、どのような加工によって製造されたものであってもよい。加工方法としては、公知の方法、例えば、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法、エアスルー法、ポイントボンド法等を例示することができる。例えば、柔軟性、ドレープ性を求めるのであれば、スパンボンド法、スパンレース法が、嵩高性、ソフト性を求めるのであれば、エアスルー法、ポイントボンド法、サーマルボンド法が、好ましい加工方法となる。
トップシート30を透過した液を速やかに吸収体へ移行させるために、トップシート30より液の透過速度が速い、中間シート(「セカンドシート」とも呼ばれている)40を設けることができる。この中間シート40は、液を速やかに吸収体へ移行させて吸収体による吸収性能を高め、吸収した液の吸収体からの「逆戻り」現象を防止するためのものである。中間シート40は省略することもできる。
液不透過性シート11の素材は、特に限定されるものではないが、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂等からなるプラスチックフィルムや、不織布の表面にプラスチックフィルムを設けたラミネート不織布、プラスチックフィルムに不織布等を重ねて接合した積層シートなどを例示することができる。液不透過性シート11には、ムレ防止の観点から好まれて使用されている液不透過性かつ透湿性を有する素材を用いることが好ましい。透湿性を有するプラスチックフィルムとしては、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を混練して、シートを成形した後、一軸又は二軸方向に延伸して得られた微多孔性プラスチックフィルムが広く用いられている。この他にも、マイクロデニール繊維を用いた不織布、熱や圧力をかけることで繊維の空隙を小さくすることによる防漏性強化、高吸水性樹脂又は疎水性樹脂や撥水剤の塗工といった方法により、プラスチックフィルムを用いずに液不透過性としたシートも、液不透過性シート11として用いることができるが、後述するカバー不織布13とのホットメルト接着剤を介した接着時に十分な接着強度を得るため、樹脂フィルムを用いるのが望ましい。
起き上がりギャザー60は、内装体200の側部から起き上がる起き上がり部分68を有しており、この起き上がり部分68が、装着者の鼠径部から脚周りを経て臀部までの範囲に接して横漏れを防止するものである。
明細書中の以下の用語は、明細書中に特に記載が無い限り、以下の意味を有するものである。
Claims (4)
- 前身頃から後身頃にわたる一体的な外装体、又は前身頃及び後身頃に別々に設けられた外装体と、
この外装体の幅方向中間部に取り付けられた、股間部の前後両側にわたる内装体と、
前身頃における外装体の両側部と後身頃における外装体の両側部とがそれぞれ接合されたサイドシール部と、
ウエスト開口及び左右一対の脚開口と、
前記内装体の両側部から起き上がる起き上がりギャザーとを備えており、
前記起き上がりギャザーは、前記内装体に固定された付根部分と、この付根部分より延び出る本体部分と、本体部分の前端部が倒伏状態に固定されて形成された前倒伏部分及び本体部分の後端部が倒伏状態に固定されて形成された後倒伏部分と、本体部分における前倒伏部分及び後倒伏部分の間に位置する非固定の起き上がり部分と、起き上がり部分の少なくとも先端部に前後方向に沿って取り付けられたギャザー弾性部材とを有している、
パンツタイプ使い捨ておむつにおいて、
前記前倒伏部分は、前記内装体の側縁から幅方向内側に延びる第1部分と、この第1部分の先端で幅方向外側に折り返された第2部分とを有するとともに、第1部分及び第2部分が倒伏状態で前記内装体の表面に対して固定されており、
前記後倒伏部分は、付根部分との境界から幅方向外側に展開された展開部分となっており、この展開部分が前記内装体よりも幅方向外側に延びるとともに、前記外装体に対して固定されており、
前記後倒伏部分の幅をXdとし、前記後倒伏部分の前記外装体に対する固定部分の幅をXbとしたとき、
Xb > 2Xd/3の関係を満たし、かつ
前記後倒伏部分における幅方向外側の端部は非接着部分を有しないか、又は5mm以下の非接着部分を有する、
ことを特徴とするパンツタイプ使い捨ておむつ。 - 前記第1部分の幅が、前記第2部分の幅よりも長い、請求項1記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。
- 前身頃及び後身頃に別々に設けられた外装体と、
この外装体の幅方向中間部に取り付けられた、股間部の前後両側にわたる内装体と、
前身頃における外装体の両側部と後身頃における外装体の両側部とがそれぞれ接合されたサイドシール部と、
ウエスト開口及び左右一対の脚開口と、
前記内装体の両側部から起き上がる起き上がりギャザーとを備えており、
前記起き上がりギャザーは、前記内装体に固定された付根部分と、この付根部分より延び出る本体部分と、本体部分の前端部が倒伏状態に固定されて形成された前倒伏部分及び本体部分の後端部が倒伏状態に固定されて形成された後倒伏部分と、本体部分における前倒伏部分及び後倒伏部分の間に位置する非固定の起き上がり部分と、起き上がり部分の少なくとも先端部に前後方向に沿って取り付けられたギャザー弾性部材とを有している、
パンツタイプ使い捨ておむつにおいて、
前記前倒伏部分は、前記内装体の側縁から幅方向内側に延びる第1部分と、この第1部分の先端で幅方向外側に折り返された第2部分とを有するとともに、第1部分及び第2部分が倒伏状態で前記内装体の表面に対して固定されており、
前記後倒伏部分は、付根部分との境界から幅方向外側に展開された展開部分となっており、この展開部分が前記内装体よりも幅方向外側に延びるとともに、前記外装体に対して固定されており、
前記第1部分の幅が、前記第2部分の幅よりも長く、
前身頃の外装体と後身頃の外装体とが前後方向に離間しており、
前記後倒伏部分の前記外装体に対する固定部分は、前記後倒伏部分と前記後身頃の外装体とが重なる領域内の前端部から後端部まで設けられており、
前記前倒伏部分における前記第1部分と前記内装体の表面との固定部分の前後方向寸法は、前記前倒伏部分における前記第1部分と前記第2部分との固定部分の前後方向寸法よりも長い、
ことを特徴とする、パンツタイプ使い捨ておむつ。 - 前記外装体は、展開状態で、前後方向中央を通る幅方向仮想線について線対称をなすものであり、
前記内装体は、展開状態で、前後方向中央よりも前側の部分の前後方向寸法と、前後方向中央よりも後側の部分の前後方向寸法とが同じである、
請求項1記載のパンツタイプ使い捨ておむつの製造方法であって、
前記外装体となる部分がMD方向に繰り返し連続する外装連続帯を製造し、この外装連続帯をMD方向に移送しつつ、個々のおむつとなる部分に別途製造した前記内装体を、その前後方向が前記外装体製造工程のCD方向となるように回転した後に前記外装連続帯に組み付け、その後、前記内装体を取り付けた外装連続帯をCD方向に二つ折りした後、個々のおむつの両側部となる部分において前記前身頃の外装体となる部分と前記後身頃となる部分とを接合して前記サイドシール部を形成するとともに、個々のおむつの境界となる部分で切断し、個々のおむつを得る、主製造工程と、
前記主製造工程とは別に、前記内装体となる部分がMD方向に繰り返し連続する内装連続帯を製造した後、MD方向に間隔を空けて個々の内装体に切断し、個々の内装体を得る内装体製造工程とを有し、
前記内装連続帯は、前後の向きが逆の個々のおむつとなる部分が交互にMD方向に繰り返し連続し、前記起き上がりギャザーとなる部分もMD方向に繰り返し連続するものであり、
前記内装体を前記外装連続帯に組み付ける際、前記内装体における前記後倒伏部分となる部分を展開した状態で、前記内装体を前記外装体に取り付ける、
ことを特徴とする、パンツタイプ使い捨ておむつの製造方法。
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