JPH0447372Y2 - - Google Patents

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JPH0447372Y2
JPH0447372Y2 JP20193286U JP20193286U JPH0447372Y2 JP H0447372 Y2 JPH0447372 Y2 JP H0447372Y2 JP 20193286 U JP20193286 U JP 20193286U JP 20193286 U JP20193286 U JP 20193286U JP H0447372 Y2 JPH0447372 Y2 JP H0447372Y2
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oil
main bearing
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crankshaft
lary
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Description

【考案の詳細な説明】
【産業上の利用分野】 本考案は、エンジンにおけるクランク軸軸受部
の潤滑装置に関する。
【従来の技術】
従来、この種のエンジンにおけるクランク軸軸
受部の潤滑装置には種々の提案がなされており、
例えば実公昭60−6577号公報に示すように、遠心
フイルタを設けてなるクランク軸の強制潤滑装置
において、遠心クラツチを構成するフイルタ板に
その内外を連通して軸受に対向する給油ジエツト
を開口してなるものや、あるいは実公昭60−
42161号公報に示すように、クランク軸のウエブ
とは別に形成したクランクピンの内部に、一端に
大径の開口部を有し、他端に片側軸受に向けて開
口する給油ジエツトを有する大径孔の油溜室を形
成し、上記大径の開口部側に他側軸受に向けて開
口する給油ジエツトを有する栓体を閉塞してなる
構造のものなどがある。
【考案が解決しようとする問題点】
しかしながら、上述した従来例では、いずれの
場合もクランク軸およびクランクピンの組付け構
造が複雑であり、加工工数が増大してコスト高に
なる等の問題がある。 本考案は、上述した事情に鑑みてなされたもの
であり、クランクケースとシリンダとが一体に成
形されたクランクケース本体と、潤滑系のオイル
通路を有するメインベアリングカバーとにより支
持されたクランク軸軸受部の潤滑構造を簡略化し
てなるクランク軸軸受部の潤滑装置を提供するこ
とを目的としてなるものである。
【問題点を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案によれば、
クランクケースとシリンダとが一体に成形された
クランクケース本体と、潤滑系のオイル通路を有
するメインベアリングカバーとによりクランク軸
を支持し、上記クランク軸のメインベアリングカ
バー側に位置したジヤーナル部内に、オイルポン
プから圧送されたオイルを導く第1オイルギヤラ
リを穿設するとともに、上記エンジンの第1、第
2クランクピン中心および両端部のウエブを貫通
し、メインベアリングに対向して開口する第2オ
イルギヤラリを穿設し、上記両オイルギヤラリを
第1クランクピンに給油するオイル連絡孔により
連通し、上記第2オイルギヤラリのクランクケー
ス本体側のウエブの開口部にクランクケース本体
側メインベアリングに対向する給油ジエツトを形
成し、上記メインベアリングカバー側ウエブの端
面に固設されたバランサドライブギヤとの間に、
第2オイルギヤラリに連通するチエツクボール弁
を設けるとともに、上記チエツクボール弁を介し
てメインベアリングカバー側メインベアリングに
対向する給油ジエツトを形成するように構成され
ている。
【作用】
上記構成に基づいて、本考案によれば、クラン
ク軸の第1、第2クランクピン中心部を通り、ク
ランクケース本体側ウエブに貫通した第2オイル
ギヤラリの開口部に給油ジエツトを形成してメイ
ンベアリングに対向させると共に、上記第2オイ
ルギヤラリの反対側は、バランサドライブギヤと
の間に設けたチエツクボール弁を介して給油ジエ
ツトをメインベアリングに対向させてなるもので
あり、オイルポンプによつて圧送されたオイル
は、第1オイルギヤラリからオイル連絡孔を介し
て第2オイルギヤラリに導かれ、両端部に形成さ
れた給油ジエツトからメインベアリングに給油さ
れるようになつているので、構造の簡略化を図る
ことができるとともに、ベアリングの冷却効果も
向上し、ベアリングの寿命の延長を図ることが可
能である。
【実施例】 以下、本考案による実施例を添付した図面に基
づいて詳細に説明する。 第1図は本考案による空冷式直列2気筒エンジ
ンの一実施例を示す断面図、第2図は第1図の
−断面図、第3図は第1図の−断面図であ
る。 これらの図において、符号1はクランクケース
1aとシリンダ1bとが一体に成形されたクラン
クケース本体、2は潤滑系のオイル通路(後述)
を有するメインベアリングカバー、3はクランク
ケース本体1とメインベアリングカバー2とによ
つて支持されたクランク軸、4はバランサ軸をそ
れぞれ示している。 上記クランク軸3の一端は動力を取出す軸であ
り、他端にエンジン冷却風を生成する冷却フアン
5が点火信号用ロータ6を介して取付けられてい
る。 また上記バランサ軸4のクランクケース本体1
側端部には、シリンダヘツド7に装着 されたカ
ム軸8を駆動するカム軸駆動用ドライブプーリ9
が固設され、上記カム軸8の図示しないドリブン
プーリとの間にカム軸駆動用のタイミングベルト
10が張設されており、上記バランサ軸4のメイ
ンベアリングカバー2側端部には、エンジン各部
に潤滑オイルを圧送するオイルポンプ11のロー
タ12が固設されている。 一方、上記クランク軸3は、クランクケース本
体1側のメインベアリング13およびサブベアリ
ング14に回転自在に支承されるジヤーナル15
と、メインベアリングカバー2側のメインベアリ
ング16に回転自在に支承されるジヤーナル17
と、上記ジヤーナル15および17側にそれぞれ
設けられたウエブ18,19と、上記ウエブ1
8,19間で第1ピストン20および第2ピスト
ン21に連結されたコネクテイングロツド22,
23の大端部がニードルベアリング等を介して回
転自在に嵌合支持される第1クランクピン24お
よび第2クランクピン25と、上記第1クランク
ピン24および第2クランクピン25間に設けら
れたウエブ26とが一体に成形されてなるもので
ある。 上記クランク軸3のメインベアリングカバー2
側に位置したジヤーナル17内には、端面よりウ
エブ19の近傍まで第1オイルギヤラリ27が穿
設されているとともに、上記第1クランクピン2
4および第2クランクピン25の中心部とウエブ
26を通り、左右のウエブ18,19を貫通して
メインベアリング13,16に対向して開口する
第2オイルギヤラリ28が穿設され、上記第1、
第2オイルギヤラリ27と28は、第1クランク
ピン24の中央部所定位置に開口し、ウエブ19
を通つて傾斜状に穿設されたオイル連絡孔29を
介して連通されている。 また第2クランクピン25の中央部、には、第
2オイルギヤラリ28に連通する潤滑油孔30が
開口し、上記ジヤーナル17内の第1オイルギヤ
ラリ27には、クランクケース本体1の底部に開
口部1cを有するオイル通路1dとメインベアリ
ングカバー2に形成されたオイル通路41を介し
て吸入されるオイルポンプ11からの潤滑油がメ
インベアリングカバー2側に形成されたオイル供
給路31を通つて圧送されるように、クランク軸
3のオイル受渡し部17aに直角に穿設されたオ
イル取入孔32が連通されている。 さらに上記第2オイルギヤラリ28のクランク
ケース本体1側に位置したウエブ18の開口部に
は、第2オイルギヤラリ28の径よりも小径に形
成された給油ジエツト33が設けられており、メ
インベアリング13に向けてオイルを噴射するよ
うになつている。 また第5図に示すように、上記クランク軸3の
メインベアリングカバー2側に位置したウエブ1
9の端面には、前記バランサ軸4を駆動するバラ
ンサドライブギヤ34が密着して固設されてい
る。上記バランサドライブギヤ34には、第2オ
イルギヤラリ28に連通する大径のオイル供給孔
35と、メインベアリング16に対向して開口す
る給油ジエツト36が形成されており、上記第2
オイルギヤラリ28のウエブ19側は、端面に形
成された大径のオイル供給孔37内に設置されて
なるチエツクボール弁38とスプリング39とに
より閉塞され、オイル圧が所定圧以上になつた時
にチエツクボール弁38がスプリング39に抗し
て移動し、給油ジエツト36によりメインベアリ
ング16に向けてオイルを噴射するようになつて
いる。またチエツクボール弁38はオイルポンプ
11のリリーフ弁をも兼ねている。 なお、上記クランク軸3のジヤーナル17側に
穿設された第1オイルギヤラリ27の開口端部
は、栓体40により密封されている。 従つて、上述したように構成されたクランク軸
軸受部の潤滑装置によれば、エンジンが運転され
てクランク軸3が回転され、バランサドライブギ
ヤ34を介してバランサ軸4が駆動されると、こ
れに連動するオイルポンプ11が駆動され、クラ
ンクケース本体1内のオイルは、クランクケース
本体1の底部に形成されたオイル通路1c内のオ
イルフイルタ1eを通つた後、オイル通路1d、
オイル通路41を介してオイルポンプ11に吸入
され、オイル供給路31からクランク軸3のオイ
ル取入孔32を介してジヤーナル17側に穿設さ
れた第1オイルギヤラリ27に圧送されるととも
に、一部は第1クランクピン24に開口したオイ
ル連絡孔29よりコネクテイングロツド22のニ
ードルベアリングなどの軸受部を潤滑し、他は第
2オイルギヤラリ28に導かれる。また、オイル
供給路31内のオイルの一部は、オイル通路41
を経てシリンダヘツド7に導かれ、カム軸8を潤
滑する。 上記第2オイルギヤラリ28に圧送されたオイ
ルは、第2クランクピン25に開口した潤滑油孔
30からコネクテイングロツド23の軸受部を潤
滑するとともに、一端部の給油ジエツト33から
メインベアリング13に向けて噴射されるととも
に、第2オイルギヤラリ28内が所定油圧以上に
上昇すると、チエツクボール弁38を介して他端
部の給油ジエツト36からメインベアリング16
に向けてオイルが噴射されるようになつている。
なお、図中符号42はフアンカバー、43はカム
軸駆動用タイミングベルト10のベルトカバーで
ある。
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、本考案のクランク
軸軸受部の潤滑装置は、クランクケースとシリン
ダとが一体に成形されたクランクケース本体と、
潤滑系のオイル通路を有するメインベアリングカ
バーとにより支持されるクランク軸のメインベア
リングカバー側に位置したジヤーナル部内に、オ
イルポンプから圧送されたオイルを導く第1オイ
ルギヤラリを穿設するとともに、上記エンジンの
第1、第2クランクピン中心および両端部のウエ
ブを貫通し、メインベアリングに対向して開口す
る第2オイルギヤラリを穿設し、上記両オイルギ
ヤラリを第1クランクピンに給油するオイル連絡
孔により連通し、上記第2オイルギヤラリのクラ
ンクケース本体側ウエブの開口部にクランクケー
ス本体側メインベアリングに対向する給油ジエツ
トを形成し、上記メインベアリングカバー側ウエ
ブの端面に固設されたバランサドライブギヤとの
間に、第2オイルギヤラリに連通するチエツクボ
ール弁を設けるとともに、上記チエツクボール弁
を介してメインベアリングに対向する給油ジエツ
トを形成してなる構成であり、従来例に比して構
造が簡単であり、しかも加工工数を大幅に削減す
ることができる。 さらに上記チエツクボール弁は、オイルポンプ
のリリーフ弁を兼ねると共に、ベアリングの給油
をも行なうことができる。 また、クランク軸を支承するメインベアリング
などの軸受部に給油ジエツトを介してオイルを噴
射するので、冷却効果も向上し、ベアリング寿命
の延長を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による空冷式直列2気筒エンジ
ンの一実施例を示す断面図、第2図は第1図の
−断面図、第3図は第1図の−断面図、第
4図が第1図の−断面図、第5図は本考案に
よるクランク軸の要部を示す拡大断面図である。 1……クランクケース本体、2……メインベア
リングカバー、3……クランク軸、4……バラン
サ軸、11……オイルポンプ、13……メインベ
アリング、15……ジヤーナル、16……メイン
ベアリング、17……ジヤーナル、18,19…
…ウエブ、24……第1クランクピン、25……
第2クランクピン、26……ウエブ、27……第
1オイルギヤラリ、28……第2オイルギヤラ
リ、29……オイル連絡孔、30……潤滑油孔、
31……オイル供給路、32……オイル取入孔、
33……給油ジエルト、34……バランサドライ
ブギヤ、35……オイル供給孔、36……給油ジ
エツト、37……オイル供給孔、38……チエツ
クボール弁、39……スプリング、40……栓
体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 クランクケースとシリンダとが一体に成形され
    たクランクケース本体と、潤滑系のオイル通路を
    有するメインベアリングカバーとによりクランク
    軸を支持し、 上記クランク軸のメインベアリングカバー側に
    位置したジヤーナル部内に、オイルポンプから圧
    送されたオイルを導く第1オイルギヤラリを穿設
    するとともに、上記エンジンの第1、第2クラン
    クピン中心および両端部のウエブを貫通し、メイ
    ンベアリングに対向して開口する第2オイルギヤ
    ラリを穿設し、 上記両オイルギヤラリを第1クランクピンに給
    油するオイル連絡孔により連通し、 上記第2オイルギヤラリのクランクケース本体
    側ウエブの開口部にクランクケース本体側とメイ
    ンベアリングに対向する給油ジエツトを形成し、 上記メインベアリングカバー側ウエブの端面に
    固設されたバランサドライブギヤとの間に、第2
    オイルギヤラリに連通するチエツクボール弁を設
    けると共に、上記チエツクボール弁を介してメイ
    ンベアリングカバー側メインベアリングに対向す
    る給油ジエツトを形成してなることを特徴とする
    クランク軸軸受部の潤滑装置。
JP20193286U 1986-12-25 1986-12-25 Expired JPH0447372Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20193286U JPH0447372Y2 (ja) 1986-12-25 1986-12-25
US07/135,590 US4793301A (en) 1986-12-25 1987-12-21 Lubricating system for an internal combustion engine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20193286U JPH0447372Y2 (ja) 1986-12-25 1986-12-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63104610U JPS63104610U (ja) 1988-07-06
JPH0447372Y2 true JPH0447372Y2 (ja) 1992-11-09

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ID=31165850

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JP20193286U Expired JPH0447372Y2 (ja) 1986-12-25 1986-12-25

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4302800B2 (ja) * 1998-09-12 2009-07-29 本田技研工業株式会社 4サイクルエンジンの潤滑構造
JP6436289B2 (ja) * 2014-09-09 2018-12-12 三菱自動車工業株式会社 クランクシャフトの支持部構造

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JPS63104610U (ja) 1988-07-06

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