JPH0447323B2 - - Google Patents

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JPH0447323B2
JPH0447323B2 JP9644182A JP9644182A JPH0447323B2 JP H0447323 B2 JPH0447323 B2 JP H0447323B2 JP 9644182 A JP9644182 A JP 9644182A JP 9644182 A JP9644182 A JP 9644182A JP H0447323 B2 JPH0447323 B2 JP H0447323B2
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JP
Japan
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temperature
circuit
timer
heater wire
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JP9644182A
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JPS58213313A (ja
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Yasukyo Ueda
Kazutoshi Nagai
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D23/00Control of temperature
    • G05D23/19Control of temperature characterised by the use of electric means
    • G05D23/20Control of temperature characterised by the use of electric means with sensing elements having variation of electric or magnetic properties with change of temperature
    • G05D23/2033Control of temperature characterised by the use of electric means with sensing elements having variation of electric or magnetic properties with change of temperature details of the sensing element
    • G05D23/2036Control of temperature characterised by the use of electric means with sensing elements having variation of electric or magnetic properties with change of temperature details of the sensing element the sensing element being a dielectric of a capacitor

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Central Heating Systems (AREA)
  • Control Of Temperature (AREA)
  • Control Of Resistance Heating (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、車の座席やベツド等を採暖する直流
電源用採暖装置に関するものである。
従来のこの種の直流電源用採暖装置は第1図に
示すように構成されていた。この例では車の座席
を採暖するカーシートヒータを示している。すな
わち、この第1図において、1は座部シート、2
は背部シート、3は前記座部および背部シート
1,2を加熱するヒータ線、4は前記座部および
背部シート1,2間に埋め込まれ、かつ前記ヒー
タ線3の温度制御を行うサーモスタツト、5はリ
ード線、6は車のバツテリーに接続するコネクタ
ーである。しかしながら、上記従来の構成では、
前記サーモスタツト4が一点の温度を検出して作
動するものであるため、他の部分の局部過熱を検
出することができず、例えば座布団が前記サーモ
スタツト4から外れて前記座部シート1を覆つて
いた場合などには、前記座布団と座部シート1間
のみが過熱することになり、その結果、前記サー
モスタツト4が作動せずに正確な温度制御が行え
ないばかりでなく、火災に至るという危険性があ
つた。
本発明は上記従来の欠点を解消するもので、ヒ
ータ線の全ての部分の過熱を検出して適切な温度
制御を行うことにより、精度の高い温度制御と火
災防止とを行うことを目的とするものである。
上記目的を達成するために本発明は、ヒータ線
と電極線とを温度依存性誘電体を介して巻回し、
チユーブ状に構成したチユービングヒータと、前
記ヒータ線の非通電状態においてこのヒータ線と
電極線間の前記誘電体の静電容量値を判別する容
量値判別回路と、この容量値判別回路の出力によ
つて一定時間出力反転状態を持続する時限タイマ
と、この時限タイマの出力によつて付勢され、か
つ前記ヒータ線の通電の制御を行う開閉素子とを
設けたものである。
本発明は上記構成とすることにより、前記ヒー
タ線の温度が設定温度より低い場合には、前記誘
電体の静電容量値が小さく、従つて前記ヒータ線
の非通電状態において前記ヒータ線と前記電極線
間で検出される静電容量値が設定値よりも小さい
と前記容量値判別回路が判別すると、前記時限タ
イマを反転し、一定時間前記開閉素子を付勢して
前記ヒータ線の通電を行い、設定温度まで引き上
げ、そして前記時限タイマのタイマ時間経過後に
は前記ヒータ線を非通電状態に戻すが、その時点
でもまだ設定温度に達していない時には、前記容
量値判別回路によつて前記時限タイマが再度反転
され、継続して設定温度になるまで前記ヒータ線
の時限ONを繰り返すという作用を行い、また前
記ヒータ線の温度が設定温度を越えた場合もしく
は前記ヒータ線の一部が過熱した場合には、前記
容量値判別回路が前記ヒータ線と前記電極線間の
静電容量値が設定値より大きくなつたと判断し、
前記時限タイマを再度反転することを止めるの
で、前記ヒータ線の再通電が停止され、前記ヒー
タ線の温度を設定温度に引き下げる作用を行うも
ので、前記誘電体が有する静電容量は、前記ヒー
タ線と電極線間に並列に無数に接続される等価回
路を有するため、局部過熱によつて一部の容量が
大きくなつた場合でも、これに伴つて前記ヒータ
線と電極線間で検出される容量値も大きくなり、
その結果、局部変化も敏感に検出することができ
る。
すなわち、上記作用によつてヒータ線が配設さ
れている採暖部の全面を総合的に監視して温度制
御できるため、精度の高い温度制御が可能になる
とともに、局部過熱に対しても敏感に反応し、温
度を下降させることができるので、火災防止の面
での安全性も飛躍的に向上し、さらにヒータ線温
度をヒータのOFF時に検出するので、誘電体の
容量値をヒータ線の電位勾配の影響を受けずに検
出でき、従つて精度の高い温度検出ができる等の
種々のすぐれた特長を有するものである。
以下、本発明の一実施例を第2図〜第7図を用
いて説明する。
第2図は本発明に用いられるチユービングヒー
タの構造図を示したもので、7は芯糸、8は前記
芯糸7上に巻回された電極線、9は前記電極線8
の全面を覆う誘電体で、この誘電体9はナイロン
などのように温度によつてその誘電率が変化する
温度依存性誘電体を用いる。10は前記誘電体9
上に巻回されたヒータ線であり、11は前記ヒー
タ線10の全面を覆う絶縁被覆である。なお、チ
ユービングヒータの構造によつては、前記電極線
8と前記ヒータ線10とが入れ替わつているも
の、または内側の線が巻回されずにまつすぐにな
つて芯糸を兼ねているものなどがあり、第2図に
示した例に限定されるものではない。
第3図は前記電極線8と前記ヒータ線10間で
検出される前記誘電体9の静電容量値の温度特性
図であり、横軸に温度T、縦軸に静電容量値Cを
示す。この例では温度の上昇とともに静電容量値
Cが増加する特性を示している。
第4図は本発明の電気回路図、第5図は前記電
気回路図における要部電位の波形図を示したもの
で、12は直流電源であり、この場合は車のバツ
テリーである。13は採暖スイツチ、14は容量
値判別回路で、この容量値判別回路14は、発振
回路15と、この発振回路15の発振出力を直流
の電圧に変換するD/A変換回路16と、この
D/A変換回路16の出力電圧を基準値と比較し
て判別する比較回路17とで構成されている。前
期発振回路15は、抵抗18〜23とダイオード
24およびオペアンプ25で構成され、前記直流
電源12の印加と同様に前記ヒータ線10と前記
電極線8間の静電容量値に応じた周波数で自動的
に発振を継続する。前記誘電体9の温度が低い場
合には、誘電体9の静電容量値は小さいので、前
記オペアンプ25の出力がLow時に前記抵抗1
8を介して行われる前記誘電体9の充電速度、お
よび前記オペアンプ25の出力がHi時に前記抵
抗22、ダイオード24を介して行われる前記誘
電体9の放電速度が共に速くなり、従つて前記オ
ペアンプ25の出力VFの発振周期は速く、逆に
前記誘電体9温度が高い場合には、前記静電容量
値が大きいので、前記オペアンプ25の出力VF
の発振周期は遅くなる。また前記D/A変換回路
16は、前記オペアンプ25の出力VFがHiのと
き、一定の電荷を通過させるコンデンサ26と、
前記オペアンプ25の出力VFがLowのときに前
記コンデンサ26に蓄積した電荷を放電する通路
を構成するダイオード27と、前記コンデンサ2
6の一定通過電荷を積分するコンデンサ28、抵
抗29と、前記通過電荷を前記コンデンサ28に
通し、かつ前記コンデンサ26の放電時には前記
コンデンサ28の放電を防止するダイオード30
とで構成されている。前記オペアンプ25の出力
VFの発振周期が速いとき、つまり温度が低いと
きには、前記コンデンサ26を介して通過する一
定電荷の通過数が多くなるので、前記コンデンサ
28の積分電位VDは上昇し、また前記オペアン
プ25の出力VFの発振周期が遅いとき、つまり
温度が高いときには逆に前記積分電位VDは下降
する。また前記比較回路17は、基準電位VS
得るための抵抗31,32および前記基準電位
VSを変化させるための可変抵抗33と、前記積
分電位VDと前記基準電位VSとを比較し、その出
力を反転するオペアンプ34とで構成されてい
る。前記積分電位VDと基準電位VSがVD>VSのと
き、つまり設定温度よりも検出温度が低い場合に
は、前記オペアンプ34の出力はHiであり、ま
た前記積分電位VDと基準電位VSがVD<VS、つま
り設定温度よりも検出温度が高い場合には、前記
オペアンプ34の出力はLowである。従つて前
記可変抵抗33の値を小さくすると、前記基準電
位VSが上がり、設定温度を下げることができる。
35は時限タイマで、この時限タイマ35は、タ
イマ時間を決定するコンデンサ36と充電抵抗3
7、基準電位Voを得る抵抗38,39、放電用
の抵抗40とダイオード41、前記コンデンサ3
6の電位Voと前記基準電位Voとを比較して反転
するオペアンプ42、入力固定手段としてのダイ
オード43、出力抵抗44および、後に説明する
が、前記コンデンサ36の放電を確実に行わせる
ためのダイオード45とで構成されている。設定
温度よりも検出温度が高い場合、つまり前記オペ
アンプ34の出力がLowのときには、前記コン
デンサ36の電荷は前記抵抗40とダイオード4
1を介して瞬時に放電され零になつているので、
コンデンサ36の電位VCと基準電位VoはVC
Voの状態にあり、前記オペアンプ42の出力VA
はLowになつている。また設定温度よりも検出
温度が低くなると、つまり前記オペアンプ34の
出力がHiになると、前記抵抗40〓抵抗37に
選定することにより、前記オペアンプ42の
(+)側入力電位VCもHiになつてVC>Voになる
ので、前記オペアンプ42の出力VAもHiになり、
前記ダイオード43を介して前記コンデンサ36
の(+)側をHiに固定する。つまり前記オペア
ンプ42の出力VAが一旦Hiになると、その後、
前記オペアンプ34の出力が前記ダイオード45
の作用によりLowになるが、前記コンデンサ3
6の(+)側電位はHiを維持し、前記抵抗37
を介して前記コンデンサ36の充電を継続する。
この充電とともに前記オペアンプ42の(+)側
入力電位VCは下降して行くが、オペアンプ42
の(+)側入力電位VCと基準電位VoがVC<Vo
となつた時点で前記オペアンプ42の出力VA
Lowに戻り、前記コンデンサ36の蓄積電荷は
前記抵抗40、ダイオード41を介して急速放電
して次に前記オペアンプ34の出力がHiになる
のを待機する。もし、前記オペアンプ42の出力
VAがLowに戻つた時に、まだ設定温度よりも検
出温度が低く、前記オペアンプ34の出力が瞬間
のLow期間(この間に前記コンデンサ36の放
電が完了する)を経てHiに戻つた場合には、即
座に前記動作を繰り返し、前記オペアンプ42の
出力VAはHiに戻り、再びそのHiを一定時間持続
する。46は開閉素子で、この開閉素子46は1
個のトランジスタ47で構成されており、前記オ
ペアンプ42の出力電位VAがHiのとき、つまり
前記時限タイマ35の作動時にONし、前記ヒー
タ線10の通電を行う。説明は少し戻るが、前記
トランジスタ47がONの時には前記ダイオード
45を介して前記コンデンサ28の電荷を零にし
ておく。従つて前記時限タイマ35のタイマ時間
が完了し、前記トランジスタ47がOFFになつ
た時点から、再度前記コンデンサ26を介して前
記コンデンサ28の充電が行われるため、前記コ
ンデンサ26からの投入電荷量が多い場合(検出
温度が低い場合)でも前記比較回路17のオペア
ンプ34の出力がLowからHiに反転するのに瞬
間的とは言え、一定の時間がかかる。その一定時
間よりも前記コンデンサ36の放電時間を短く設
定しておくことにより、前記コンデンサ36の放
電が確実に行われ、前記時限タイマ35が繰り返
し作動されたとしても、常に一定の反転状態の持
続を得ることができるものである。
上記第4図の回路構成において、前記採暖スイ
ツチ13をONすると、前記発振回路15が前記
誘電体9の値に応じた周波数で発振を行い、その
発振出力VFは前記D/A変換回路16で直流電
位VDに変換される。前記ヒータ線10の温度、
つまり前記誘電体9の温度が設定温度より高い場
合には、前記比較回路17の基準電位VSよりも
前記直流電位VDが低く、前記時限タイマ35は
作動せず、従つて前記開閉素子46はOFFし、
前記ヒータ線10の通電を行わないので、温度は
下降する。従つて前記発振回路15の周波数は上
昇し、前記D/A変換回路16の直流電位VD
上昇して行く。前記温度が設定温度より下がる
と、直流電位VDと基準電位VSはVD>VSとなり、
前記比較回路17の出力が反転し、前記時限タイ
マ35を作動して前記開閉素子46をONし、前
記ヒータ線10へ一定時間の通電を行う。前記時
限タイマ35による一定時間のヒータ線10への
通電後でも、まだ設定温度に達しない場合には、
前記一定時間のヒータ線10への通電を繰り返
し、この場合、前記ヒータ線10は連続通電状態
になるが、前記ヒータ線10の温度を設定温度に
引き上げる。このようにして前記ヒータ線10の
温度を設定温度に制御する。しかるに、前記ヒー
タ線10が通電されている時には、前記ヒータ線
10に電位勾配が生じるので、前記ヒータ線10
に通電した状態で温度検出、つまり前記誘電体9
の容量値判別を行おうとすると、前記直流電源1
2のアース側に近い部分、すなわち、前記開閉素
子46との接続側の容量値判別が不可能になり、
均等な温度検出ができないが、本発明の構成で
は、ヒータ線温度が設定温度より低い場合であつ
ても、時限タイマの復帰時に前記ヒータ線10の
非通電時間を強制的に設け、その時間に温度検出
を行うものであるため、精度の高い温度検出およ
び制御が行える。前記のタイマ時間は、応答の速
い機器においてはそれに応じて短く設定すること
により、制御温度の変動をほとんどなくすること
ができる。また、検出温度が設定温度よりはるか
に低い場合に、前記時限タイマ35の繰り返し作
動による前記ヒータ線10の通電を効率良く行
い、立上がりを速くさせるためには、前記時限タ
イマ35の作動時間に比べて強制的に設けられる
前記ヒータ線10の非通電時間、つまり前記コン
デンサ28の電荷が前記ダイオード45およびト
ランジスタ47のONによつて零になつている状
態から前記時限タイマ35が復帰して前記コンデ
ンサ28の電位が前記基準電位VSまで上昇し、
前記コンパレータ34の出力がHiに反転するま
での時間を非常に短く設定すれば良く、これによ
つて連続通電とほとんど変わらない立上がりを得
ることができる。
第6図は本発明の他の実施例における電気回路
図を示したもので、この実施例は、第4図におけ
る時限タイマのほとんどの構成部品をD/A変換
回路および比較回路と共用化して合理化を図つた
ものである。なお、第4図と同一番号のものは同
一物を示すものであり、説明は省略する。
第7図は第6図の電気回路図における要部電位
の波形図である。
第6図において、48は基準電位VSSと前記コ
ンデンサ28の電位VDDとを比較するオペアンプ
である。49はダイオード、50抵抗で、この抵
抗50と前記ダイオード49は前記オペアンプ4
8の出力VAAがLowになつたときに前記基準電位
VSSを下げて後述するタイマ時間を得るためのも
のである。51は前記オペアンプ48の出力抵
抗、52は前記開閉素子46がONのときに前記
D/A変換回路16の入力電位をアースに落とし
て前記ダイオード30を逆バイアスし、前記コン
デンサ28への電荷の流入を防止するためのダイ
オードである。53,54は互いに反転してON
−OFFするトランジスタ、55は電流制御用抵
抗である。また前記時限タイマ35は、前記D/
A変換回路16の一部と前記比較回路17の構成
部品を共用して構成されている。
上記第6図の構成において、前記採暖スイツチ
13をONすると、第4図の実施例の場合と同様
に前記発振回路15が発振し、その出力VFは前
記D/A変換回路16で直流電位VDDに変換され
るが、検出温度が設定温度よりも高い場合には、
コンデンサ28の電位VDDと基準電位VSSはVDD
VSSであり、従つて前記オペアンプ48の出力
VAAはHi、かつ前記トランジスタ54はOFFと
なつて前記ヒータ線10への通電は行われず、温
度は下降する。また前記検出温度が設定温度より
も下がると、VDD>VSSとなり、その結果、前記
オペアンプ48の出力VAAがLowに反転し、前記
ヒータ線10への通電を開始すると同時に、前記
抵抗31と並列に前記ダイオード49と抵抗50
が接続されて前記基準電位VSSを下げる。その時、
前記ダイオード52によつて前記ダイオード30
が逆バイアスになるので、前記コンデンサ28へ
の充電は行われず、従つて前記抵抗29を介して
放電を行うので、前記コンデンサ28の電位VDD
は徐々に下降する。そして一定時間後には、コン
デンサ28の電位VDDと基準電位VSSはVDD<VSS
(下がつた値)となり、前記オペアンプ48の出
力出力VAAがHiに戻り、前記ヒータ線の通電を停
止するとともに、前記基準電位VSSを引き上げて
元の値に戻し、また前記ダイオード30の逆バイ
アスを解いて前記電位VDDを復帰させ、最初の状
態に戻る。
従つて、第4図の電気回路図と比較すると、構
成部品は共用化により大幅に減少しているが、動
作そのものは前と全く変わりがない。
以上のように本発明の直流電源用採暖装置は、
ヒータ線と電極線とを温度依存性誘電体を介して
巻回し、チユーブ状に構成したチユービングヒー
タと、前記ヒータ線の非通電状態においてこのヒ
ータ線と電極線間の静電容量値を判別する容量値
判別回路と、この容量値判別回路の出力によつて
一定時間出力反転状態を持続する時限タイマと、
この時限タイマの出力によつて付勢され、かつ前
記ヒータ線の通電の制御を行う開閉素子とを有
し、前記ヒータ線の非通電時に前記容量値判別回
路が前記誘電体の静電容量値の判別によつて前記
ヒータ線の温度が設定温度よりも低いと判断され
た場合には、前記時限タイマを作動し、前記開閉
素子を付勢して前記ヒータ線の通電を一定時間行
い、温度を引き上げるとともに、一定時間後には
前記時限タイマによる前記開閉素子の付勢を解除
し、前記ヒータ線への通電を一旦停止して再度前
記容量値判別回路による前記誘電体の静電容量値
の判別、つまり前記ヒータ線の温度検出を行い、
その時にまだ設定温度よりも低い場合には再度前
記時限タイマによる一定時間の通電を繰り返して
前記ヒータ線温度を設定温度に引き上げ、そして
設定温度より上昇した場合には前記時限タイマの
作動を停止し、前記ヒータ線の再通電を停止して
設定温度より下がるのを待機することによつて、
ヒータ線温度を設定温度に制御する構成としてい
るため、次のような種々のすぐれた特長を有する
ものである。
(1) ヒータ線が配設されている採暖部の全面を総
合的に監視して温度制御できるため、精度の高
い温度制御が可能になる。
(2) 誘電体が有する静電容量は、前記ヒータ線と
電極線間に並列に無数に接続される等価回路を
有するため、局部過熱によつて一部の容量が大
きくなつた場合でも前記ヒータ線と電極線間で
検出される容量値も大きくなり、その結果、局
部過熱も敏感に検出できるため、火災防止の面
での安全性が飛躍的に向上する。
(3) ヒータ線の非通電時、つまり前記ヒータ線に
電位勾配が発生していない時に前記ヒータ線と
電極線間に誘電体の静電容量値を判別し、温度
極出を行うので、容量判別を正確に行うことが
でき、従つて温度検出精度は高くなるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の直流電源用採暖装置の構成図、
第2図は本発明の直流電源用採暖装置に用いられ
るチユービングヒータの構造を示す斜視図、第3
図は同チユービングヒータの温度−静電容量値特
性図、第4図は同直流電源用採暖装置における電
気回路図、第5図は上記第4図の電気回路図にお
ける要部電位の波形図、第6図は本発明の他の実
施例における電気回路図、第7図は上記第6図の
電気回路図における要部電位の波形図である。 8……電極線、9……誘電体、10……ヒータ
線、12……直流電源、14……容量値判別回
路、15……発振回路、16……D/A変換回
路、17……比較回路、35……時限タイマ、4
3,45……ダイオード、46……開閉素子、5
2……ダイオード。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ヒータ線と電極線とを温度依存性誘電体を介
    して巻回し、チユーブ状に構成したチユービング
    ヒータと、前記ヒータ線の非通電状態においてこ
    のヒータ線と電極線間の前記誘電体の静電容量値
    を判別する容量値判別回路と、この容量値判別回
    路の出力によつて一定時間出力反転状態を持続す
    る時限タイマと、この時限タイマの出力によつて
    付勢され、かつ前記ヒータ線の通電の制御を開閉
    素子とを設けた直流電源用採暖装置。 2 前記容量値判別回路は前記誘電体の静電容量
    値に応じた発振を行う発振回路と、この発振回路
    の発振出力を直流の電圧に変換するD/A変換回
    路と、このD/A変換回路の出力電圧を基準値と
    比較して判別する比較回路とで構成するととも
    に、時限タイマは出力反転時に前記比較回路の出
    力状態に影響を受けない入力固定手段を内蔵した
    特許請求の範囲第1項記載の直流電源用採暖装
    置。
JP9644182A 1982-06-04 1982-06-04 直流電源用採暖装置 Granted JPS58213313A (ja)

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DE102009055426A1 (de) * 2009-12-30 2011-07-07 Takata-Petri Ag, 63743 Kapazitive Sensorbaugruppe
DE102009055424A1 (de) 2009-12-30 2011-07-07 Takata-Petri Ag, 63743 Kapazitive Sensorbaugruppe
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