JPH0447317Y2 - - Google Patents

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JPH0447317Y2
JPH0447317Y2 JP1986068177U JP6817786U JPH0447317Y2 JP H0447317 Y2 JPH0447317 Y2 JP H0447317Y2 JP 1986068177 U JP1986068177 U JP 1986068177U JP 6817786 U JP6817786 U JP 6817786U JP H0447317 Y2 JPH0447317 Y2 JP H0447317Y2
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tube
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chimney
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は陶管、型枠ブロツク等を組み積みして
なる寒冷地用の煙突に関する。
〔従来の技術〕
従来寒冷地用の煙突としては、陶管、型枠ブロ
ツク等を組み積みしてその中央部分に煙道を形成
しているものが知られている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来の煙突においては、煙道を形成してい
る陶管、型枠ブロツクが直接外気にさらされてい
るので寒気によつて冷却され、そのため煙道の内
面に結露水が発生し易く、この結露水が凍結する
ことによつて陶管、型枠ブロツク等が破損すると
か、その結露水が煙道の下端部に滞留して凍結し
たときには管、コンクリート基礎等が破損すると
かの凍害が多発する欠点があつた。
本考案の主たる目的は、寒冷地おいて結露水が
煙道内に発生すること自体を防止するとともに、
たとえそれが発生したとしても凍結させないよう
にし、上記凍害をなくすことにある。
〔問題点を解決するための手段〕
そのために採用した本考案寒冷地用の煙突の構
成は次のとおりである。
煙道を形成する内管24の下側に排水管8を連
続設置し、その排水管8の下端を、当該地盤2の
凍結深度より深いところに開口させている。
上記内管24は内管体13の内側に設けられ、
上記排水管8はチユーブ管7の内側に設けられ、
かつ、内管体13の下端縁をチユーブ管7の上端
縁上に載置し、これによつて、これら内管24と
内管体13との間および排水管8とチユーブ管7
との間に一連の中空部40,40′を形成してい
る。
さらに、上記中空部40の上端部分を形成する
内管24と内管体13の上端部分を、対向面を開
口してなる天蓋体36内に突出させ、該天蓋体3
6内において、内管24と内管体13との上端面
に蓋板39を乗載固定することにより上記中空部
40の上端開口を閉じている。
〔作用〕
煙道を形成する内管の周囲を中空部及び内管体
が囲繞するとともに、その中空部の上端を閉蓋し
ているので、内管の外面を直接寒気に曝して冷却
することがなく、したがつてまた、内管の内外面
に温度差を生じるようなこともなく、内管の内面
に結露水を発生させない。
仮に、内管の内面に結露水が発生した場合であ
つても、その結露水は、当該地盤の凍結しない深
度のところに位置する排水管の下端開口を通じて
地盤中に滲透排出され凍結するようなことがない
ので、管やコンクリート基礎等を破損するような
凍害を起こすおそれがないものである。
〔実施例〕
以下には図示の実施例について説明する。
1は建物の外壁に沿つて地盤2に設立した集合
煙突構築用のコンクリート基礎で、それは、地盤
2の予想される凍結深度3(60cm)よりも深い位
置4(90〜100cm)のところまで掘削し、中央部分
に小形の割栗石を敷き詰め、その周りのところに
大形の割栗石6を敷き詰めるとともに、割栗石5
の上に断面円形のチユーブ管7とそれよりも少し
小径の排水管8を同心円状に嵌め合わせ、かつ2
段に積み重ねて設立し、また割栗石5のところに
捨コンクリート9を打設し、チユーブ管7,7を
中央に位置させた角柱形の鉄筋コンクリート層
(鉄筋は図示していない)10を設立してなるも
のである。
上記コンクリート基礎1は上側部分(高さ30
cm)が突出した状態に埋め戻されているととも
に、鉄筋コンクリート層10内に固結埋設された
チユーブ管7,7の内側にその内周面との間に隙
間を開けて設立された排水管8,8のうち、下側
の排水管8の下端は割栗石5に載置されて開口
し、また上側の排水管8とチユーブ管7の上端部
分(長さ5cm)は鉄筋コンクリート層10の上面
よりも上方に突出している。
上記チユーブ管7と排水管8は、素焼土管、釉
薬陶管あるいはコンクリート管のうち適宜のもの
を使用している。
11は集合煙突の外郭積層体を構成する角形陶
管で、外管体12、内管体13及び仕切壁14を
一体に成形しているものである。
外管体12は断面正方形、内管体13は断面円
形であつて、それぞれ同じ長さを有しているとと
もに、外管体12の中央に内管体13を同軸状
に、かつ内管体13の全長の約1/4に相当する長
さ(5cm)の上端部分が外管体12の上端より上
方に突出し、同じく全長の約1/4に相当する長さ
の下端部分が外管体12の下端より内方に位置す
る状態に配置して仕切壁14により互いに連結し
ている。
各仕切壁14は外管体12と同じ長さの細長な
板状をなし、それぞれ内管体13の外周面を円周
方向に8等分した8ケ所に軸線方向に沿つて放射
状に配置され、かつ内方の長辺縁が内管体13の
外面に接続され、外方の長辺縁が外管体内面に接
続され、上下端縁が外管体12の上下端縁と面一
になつた状態に成形されているとともに、上端縁
には半円形の切欠凹処14′を形成している。そ
して、外管体12と内管体13との間には仕切壁
14で仕切られた中空部15〜22が形成されて
いる。
また、上記内管体13は前記チユーブ管7と同
径で、内周面を円周方向に8等分したところで、
かつ各仕切壁14の内方の長辺縁を接続した位置
に対応する内側の8ケ所に軸線方向に沿つて上端
から下端まで凹溝23を形成している。
24は煙道を形成する内管で、素焼土管あるい
は釉薬陶管を使用している。
内管24は前記内管体13よりも少し小径でか
つ排水管8と同径の断面円形をなし、内管体13
の長さの約3倍の長さを有しているとともに、外
周面を円周方向に8等分した8ケ所に軸線方向に
沿つて上端から下端まで、断面台形の突条25を
一体に成形してあり、この内管24を内管体13
内に同軸状に嵌合させて、各突条25が対応する
凹溝23に対向した状態にすることができるよう
になつている。
前記角形陶管11,内管24を組み積みするに
は、コンクリート基礎1の上端四隅部分に設立し
た4本の鉄筋26にそれぞれ対応する中空部1
5,17,19,21を嵌挿させて、角形陶管1
1aを、その一方の側面を建物の外壁27に向
け、かつ目地モルタル28を施してコンクリート
基礎1上に載置し、内管体13の下端縁をチユー
ブ管7の上端縁上に載置する(第2図)。
次に、上記角形陶管11aの内管体13の上端
縁に石綿製で環状のパツキン(図示していない)
をのせ、各切欠凹処14′のところに正方形に折
曲した横筋29を載置して要所を縦筋26に針金
で緊締し、外管体12の上端縁に目地モルタル2
8を施すとともに、角形陶管11bを各中空部1
5,17,19,21を縦筋26に嵌挿させ、か
つ内管体13の下端縁を上記パツキンにのせると
ともに、外管体12の下端縁を目地モルタル28
にのせて角形陶管11aに載置する(第2図)。
同じ要領で角形陶管11cを積み重ねて、これ
ら角形陶管11a〜11cの連通している内管体
13の内方に内管24を同軸状に嵌合して下端縁
を、前記排水管8の上端縁に載置した石綿製の環
状のパツキン(図示していない)の上にのせて設
立し、かつ各突条25が対応する各凹溝23に対
応した状態にしておく。
上記のように角形陶管11の3個に対し、内管
24が1個の割合で、所要個数同じ要領で積み重
ねて1階の屋内煙突30を接続する高さに組み積
みし、その各角形陶管11の連通している各中空
部15〜22にコンクリートを充填する。
この場合、各角形陶管11の外管体12が一体
の管状をなし、かつ内管体13の上端部と上段の
角形陶管11の下端部分とが嵌合している。
従つて、従来の支保工を施さなくても、各角形
陶管11がずれたり、はらみ出したりせず、コン
クリートを十分に突き固めることができる。
上記において、金属製の屋内煙突30を接続す
るために外壁27に設けた貫通孔31に対向する
角形陶管11dとその内管体13内に嵌合してい
る内管24には、回転カツタ(図示していない)
により貫通孔31に連通する貫通孔32,33を
予め形成しておく。
この場合、すなわち、回転カツタで内管24に
貫通孔33を切削する際には、内管24が回転カ
ツタで押されて僅かにずれると所要の突条25′,
25′が凹溝23′,23′に嵌合して、それ以上
ずれてこの内管24と上下の内管24の間に隙間
があくことがなく、かつこの内管24が回転カツ
タの付勢により回転して切削不能になることもな
く、所期の貫通孔33を確実に形成できる。
上記各貫通孔31,32,33にはスレート管
34を挿入して所要のシールを施してあり、この
スレート管34に屋内煙突30を挿入している。
35はスレート管34の屋内側の開口に嵌着し
た金属製の蓋である。
次に、上記角形陶管11dと内管24の上に、
それらと同じ要領で、他の角形陶管11と内管2
4を所要個数組み積みし、2階の屋内煙突(図示
していない)を、前記1階の屋内煙突30の場合
と同じ要領で接続できるようにするとともに、最
上段の角形陶管11eの上に陶製の天蓋体36を
設置している。
天蓋体36は、角形陶管11の上面と同じ正方
形の上、下板36a,36bと、左、右側板36
c、36dを側面ロ形に配置して削後対向面が開
口する枠型に一体に成形し、かつ下板36bの中
央に前記内管体13を嵌合させる円形の貫通孔3
7を形成している。
そして、上記貫通孔37に、角形陶管11eの
内管体13及び内管24の上端部分を嵌挿させ、
かつ目地モルタル38を施して、上記天蓋体36
を角形陶管11e上に載置固定するとともに、貫
通孔37と内管体13との間の隙間はモルタル
(図示していない)でシールしている。
39は、内管体13と内管24の上端面に乗載
固定した円環状の蓋体で、適宜の耐火材により中
央に円孔39′を設けて形成されており、その円
孔39′を内管24の煙道上端に一致させている。
この蓋板39によつて、内管体13と内管24
間の中空部40の上端開口が閉じられている。
以上により、各角形陶管11が組み積みされて
なる外郭積層体41の各内管体13の内方に、そ
れとの間に所要の間隔をあけて設立されている内
管24が連通してなる煙道を形成し、かつその内
管24と内管体13との間に中空部40を有する
集合煙突が構築される。
煙道すなわち内管24の下側に連続して設けら
れた前記排水管8,8の下端が割栗石5のところ
に開口しているので、万一、内管24の内面に結
露水が発生した場合にはこの結露水が流下して排
水管8の下端開口より地盤中に滲み込んで排水さ
れる。
また、上記中空部40は各チユーブ管7と各排
水管8との間に形成された中空部40′と連通し
ている。
上記中空部40,40′には、必要に応じてグ
ラスウール、ロツクウール等の断熱材(図示して
いない)を充填してもよい。
なお、上記実施例では、角形陶管を組み積みし
て集合煙突用の外郭積層体を構成した場合につい
て説明したが、集合煙突に限らないとともに、通
常の直管形の陶管あるいはコ字形の型枠ブロツク
を組み積みして外郭積層体を構成するようにして
もよい。
〔考案の効果〕
以上述べたところから明らかなように本考案に
よれば次の効果を奏する。
煙道を形成する内管の周囲を中空部及び内管
体が囲繞し、その中空部の上端を閉蓋している
ので、内管の外面を直接寒気に曝して冷却する
ようなことがなく、したがつて、内管の内外面
に温度差を生じるようなこともなく、内管の内
面に結露水を発生させない。
仮に、内管の内面に結露水が発生した場合で
あつても、その結露水は、当該地盤の凍結しな
い深度のところに位置する排水管の下端開口を
通じて地盤中に滲透排出し、凍結するようなこ
とがないので、管やコンクリート基礎等を破損
するような凍害を起こすことがない。
また、中空部の上端を形成する内管と内管体
の上端部分を、対向面を開口してなる天蓋体内
に突出させているので、その天蓋体の取り付け
が容易でかつしつかりと行うことができるとと
もに、天蓋体は内管と内管体の上端部分と蓋板
を保護する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は角形陶
管の内管体に内管を嵌合設立して内管体と内管の
間に中空部を形成した状態を示した平面図、第2
図はコンクリート基礎、チユーブ管及び排水管を
切断して示した要部縦断面図、第3図は角形陶管
の室内煙突を接続する部分を示した側面図、第4
図は外郭積層体の上端に天蓋体を取り付けた状態
を示した斜視図、第5図は角形陶管の縦断面図で
ある。 7……チユーブ管、8……排水管、13……内
管体、24……内管、36……天蓋体、39……
蓋板、40,40′……中空部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 煙道を形成する内管の下側に排水管を連続設置
    し、その排水管の下端を当該地盤の凍結深度より
    深いところに開口させるとともに、上記内管を内
    管体の内側に、上記排水管をチユーブ管の内側に
    それぞれ設け、かつ、上記内管体の下端縁をチユ
    ーブ管の上端縁上に載置し、これら内管と内管体
    との間および排水管とチユーブ管との間に一連の
    中空部を形成し、この中空部の上端を形成する内
    管と内管体の上端部分を、対向面を開口させた天
    蓋体内に突出させ、該天蓋体内において、内管と
    内管体の上端面に蓋板を乗載固定することにより
    上記中空部の上端開口を閉じてなることを特徴と
    する寒冷地用の煙突。
JP1986068177U 1986-05-08 1986-05-08 Expired JPH0447317Y2 (ja)

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JPS62180150U JPS62180150U (ja) 1987-11-16
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5724835B2 (ja) * 1975-10-06 1982-05-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6344663Y2 (ja) * 1980-07-17 1988-11-21

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5724835B2 (ja) * 1975-10-06 1982-05-26

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