JPH044730Y2 - - Google Patents

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JPH044730Y2
JPH044730Y2 JP14225588U JP14225588U JPH044730Y2 JP H044730 Y2 JPH044730 Y2 JP H044730Y2 JP 14225588 U JP14225588 U JP 14225588U JP 14225588 U JP14225588 U JP 14225588U JP H044730 Y2 JPH044730 Y2 JP H044730Y2
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catheter
distal end
tube
tip
catheter body
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案はカテーテル、さらに詳しくはカテー
テル本体の先端部を血管等の内面を傷つけないよ
うに柔軟に形成したカテーテルに関するものであ
る。
従来の技術 血管造影用カテーテルや、血管の狭窄部を拡張
するバルーン付きカテーテルなどの各種カテーテ
ル類においては、カテーテル誘導時に血管等の内
面を傷つけ易いので、カテーテル本体の先端部が
柔らかいことが重要なポイントとなる。
このような観点から従来のカテーテルは、例え
ば第7図に示すようにカテーテル本体01の先端
面に、先端面に丸みがつけられた柔軟性を有する
リング状の先端部材02を接着により取付けてい
る。
考案が解決しようとする課題 ところで、前記従来のカテーテルの場合、先端
部材02の材質は接着する都合上、カテーテル本
体01と同材質のもの、例えばポリウレタン、ポ
リ塩化ビニルなどでカテーテル本体01よりも柔
らかい樹脂が使われているケースが多い。
しかしながら、柔らかいとはいえ、あくまで樹
脂であつてゴムのような弾性力のある柔らかさは
得られず、血管等の内面の損傷を完全に解消する
には至らないという問題点があつた。
そこで、この考案は前記従来のカテーテルのも
つ問題点を解消し、カテーテル本体の先端部にゴ
ムのような弾性力のある柔らかさが得られて、血
管等の内面の損傷を完全に解消することができる
カテーテルを提供することを目的とする。
課題を解決するための主段 前記目的を達成するため、この考案は、第1図
に示すようにカテーテル本体1の先端外周面に環
状段部2を切欠形成し、この環状段部2にゴムな
ど軟質弾性体からなる両端開口の先端筒3を、先
端面をカテーテル本体1の先端面より所定長さX
突出させるとともに、該先端面に丸みをみつけ、
かつ外周面をカテーテル本体1の外周面と面一に
して嵌合接着している。
先端筒3の前記突出した長さXはカテーテル本
体1の肉厚Yとほぼ等しくするのが好ましい。
また、第4図に示すように先端筒3の突出した
部分の内周面に該先端筒と同じ材質からなり、先
端筒3を変化しないように保持するリング状の保
持筒5を、先端面を先端筒3の先端面と一致させ
るとともに、後端面をカテーテル本体1の先端面
に接着して嵌合接着している。この場合におい
て、保持筒5の内周面を、第5図に示すように後
端から先端に向けて例えばテーパ6等により拡開
状に形成してもよい。
さらに、第6図A,Bに示すようにカテーテル
本体1の先端外周面に環状段部2を切欠形成し、
この環状段部2にゴムなど軟質弾性体からなる両
端開口の先端筒3を、先端面をカテーテル本体1
の先端面と一致させるとともに、外周面をカテー
テル本体1の外周面と面一にして嵌合接着し、こ
の先端筒3とカテーテル本体1の両先端面に先端
筒3と同じ材質からなるリング状の先端部材7,
7′を接着し、この先端部材7,7′の先端面に丸
みをつけている。
作 用 カテーテル誘導時には、あらかじめ血管等の任
意の目的部位に図示しないガイドワイヤーを挿入
しておき、このガイドワイヤーに沿つてカテーテ
ル本体1をその先端側から内腔12を介して同軸
に挿入してゆく。この際、カテーテル本体1の先
端部がゴムに弾性体からなる先端筒3、あるいは
先端筒3と保持筒5、あるいは先端筒3と先端部
材7,7′によつて覆われており、かつ先端面に
丸みがつけられているため、該先端部が血管等の
内面に接触しても、内面を傷つける恐れはない。
実施例 次に示す各実施例において、前記した構成と同
様の構成については説明の重複を避けるためにそ
の説明を省略し、それ以上の構成についての説明
を以下に行なう。
第1図はこの考案の第1実施例を示すカテーテ
ル本体1の先端部の拡大断面図で、全体の構成は
カテーテル本体1の後端部に図示しないシリンジ
が接続されるコネクター部11が設けられて第2
図のようになつている。
カテーテル本体1は例えばポリウレタン、ポリ
塩化ビニルなど可撓性を有する樹脂からなつてお
り、先端筒3はこれよりも充分に柔らかい(JIS
K6301の硬さで5〜80、好ましくは15〜50の硬
さ)、例えばシリコーンゴムや熱可塑性エラスト
マーなど軟質弾性体からなつている。
カテーテル本体1の環状段部2への先端筒3の
嵌合接着に際しては、例えば該段部2の表面にプ
ライマーを塗布し、充分に乾燥させた後、接着剤
を用いて行なう。
先端筒3の突出した長さXは、あまり長いとガ
イドワイヤーによるカテーテル誘導時に、抵抗に
なり使い難い。また、目的部位へ到達してもあま
り長いと変形してカテーテル本体1の内腔12を
塞いでしまい、例えば造影剤が流れにくくなると
いう危険性がある。そのため、Xの長さとしては
0〜5mm、好ましくはカテーテル本体1の肉厚Y
と同じぐらいが好ましい。また、段部2の基端か
ら先端筒3の先端までの長さZは長さXを勘案し
て1〜50mmが好ましい。先端筒3の先端面に丸み
がつけられているのは、その材質的な柔らかさと
ともに、血管等の内面に傷をつけないようにする
ためである。
第3図は前記のような先端筒3をバルーン付き
カテーテルに設けた例を示し、前記環状段部の軸
方向の長さを長めに形成し、この長めの段部2′
にバルーン14の取付筒部15および先端筒3
が、先端筒3が前記寸法関係をとれるように先端
側に順次、嵌合接着したものである。同図におい
て16はバルーン14を膨らませるための小孔
で、カテーテル本体1の肉厚部に穿設されてい
る。なお、この例では先端筒3とバルーン14を
別体としているが、両者を一体として製作し、嵌
合接着してもよい。
第4図に示した第2実施例において、保持筒5
の内径はカテーテル本体1の内径、すなわち内腔
12と等しくなつている、保持筒5の嵌合接着に
際しては、カテーテル本体1の先端面に前記のよ
うにプライマーを塗布し、充分に乾燥させた後、
接着剤を用いて行なう。この保持筒5によつて先
端筒3の突出した先端部分の変形が防止される。
保持筒5の内周面が第5図に示すようにテーパ
6になつていると、保持筒5の内周面による抵抗
がないぶんカテーテル本体1の内腔12がガイド
ワイヤーを通り易くなる。
第6図A,Bに示した第3実施例において、先
端部材7,7′の内径はカテーテル本体1の内腔
12と等しくなつている。先端部材7,7′の内
周面はカテーテル本体1の内腔12がガイドワイ
ヤーを通り易いように後端から先端に向けて拡開
状に湾曲した湾曲面18に形成されている。
考案の効果 この考案は前記のようであつて、先端筒によつ
てカテーテル本体の先端部にゴムのような弾性力
のある柔らかさが得られるので、血管等の内面を
傷つけるといつた従来の問題点を完全に解消する
ことができる。また、全体的な構造も簡素であ
り、安価に製作でき、実用的価値が高い。請求項
3の場合には先端筒の突出した部分の変形を防止
でき、内腔の閉塞を未然になくすことが可能とな
る。請求項4の場合にはさらにカテーテル本体の
内腔がガイドワイヤーを通り易いものとなる。請
求項5の場合は先端筒と先端部材によつて前記先
端筒の突出した構造のものと同様の効果を期待で
きる等の優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1実施例を示すカテーテ
ル本体の先端部の拡大断面図、第2図は同上の一
部省略した全体の平面図、第3図は第1実施例を
バルーン付きカテーテルに適用した例を示すカテ
ーテル本体の先端部の拡大断面図、第4図は第2
実施例を示すカテーテル本体の先端部の拡大断面
図、第5図は第2実施例の変形例を示すカテーテ
ル本体の先端部の拡大断面図、第6図A,Bは第
3実施例を示すそれぞれカテーテル本体の先端部
の拡大断面図、第7図は従来例を示すカテーテル
本体の先端部の拡大断面図である。 1……カテーテル、2,2′……環状段部、3
……先端筒、5……保持筒、6……テーパ、7,
7′……先端部材、11……コネクター部、12
……内腔、14……バルーン、15……取付筒
部、16……小孔、18……湾曲面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 カテーテル本体が樹脂など可撓性を有する材
    質で形成されているカテーテルにおいて、前記
    カテーテル本体の先端外周面に環状段部が切欠
    形成され、この環状段部にゴムなど軟質弾性体
    からなる両端開口の先端筒が、先端面をカテー
    テル本体の先端面より所定長さ突出させるとと
    もに、該先端面に丸みをつけ、かつ外周面をカ
    テーテル本体の外周面と面一にして嵌合接着さ
    れていることを特徴とするカテーテル。 2 請求項1記載のカテーテルにおいて、先端筒
    の突出した長さがカテーテル本体の肉厚とほぼ
    等しくなつているカテーテル。 3 請求項1記載のカテーテルにおいて、先端筒
    の突出した部分の内周面に該先端筒と同じ材質
    からなり、先端筒を変形しないように保持する
    リング状の保持筒が、先端面を先端筒の先端面
    と一致させるとともに、後端面をカテーテル本
    体の先端面に接着して嵌合接着されているカテ
    ーテル。 4 請求項3記載のカテーテルにおいて、保持筒
    の内周面が後端から先端に向けて拡開状に形成
    されているカテーテル。 5 カテーテル本体が樹脂など可撓性を有する材
    質で形成されているカテーテルにおいて、前記
    カテーテル本体の先端外周面に環状段部が切欠
    形成され、この環状段部にゴムなど軟質弾性体
    からなる両端開口の先端筒が、先端面をカテー
    テル本体の先端面と一致させるとともに、外周
    面をカテーテル本体の外周面と面一にして嵌合
    接着され、この先端筒とカテーテル本体の両先
    端面に先端筒と同じ材質からなるリング状の先
    端部材が接着され、この先端部材の先端面に丸
    みがつけられてることを特徴とするカテーテ
    ル。
JP14225588U 1988-10-31 1988-10-31 Expired JPH044730Y2 (ja)

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JP2531583Y2 (ja) * 1991-02-28 1997-04-02 三菱電線工業株式会社 先端部にソフトチップを設けたカテーテル
JP6891714B2 (ja) * 2017-03-03 2021-06-18 ニプロ株式会社 フィルタ装置

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