JPH0447125A - 過給機付エンジンの異常防止制御装置 - Google Patents

過給機付エンジンの異常防止制御装置

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JPH0447125A
JPH0447125A JP2154497A JP15449790A JPH0447125A JP H0447125 A JPH0447125 A JP H0447125A JP 2154497 A JP2154497 A JP 2154497A JP 15449790 A JP15449790 A JP 15449790A JP H0447125 A JPH0447125 A JP H0447125A
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JP
Japan
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pressure
valve
switching valve
exhaust
exhaust switching
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Pending
Application number
JP2154497A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Maehara
利之 前原
Hiromichi Yanagihara
弘道 柳原
Shinobu Ishiyama
忍 石山
Taiichi Mori
泰一 森
Hisashi Oki
久 大木
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPH0447125A publication Critical patent/JPH0447125A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用できる分野〕 本発明は、複数個のターボチャージャを備えた過給機付
エンジンの制御装置に関し、さらに詳しくは、ターボチ
ャージャの作動個数を変更するために設けられた排気切
替弁のバルブスティックを防止する制御装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の複数個のターボチャージャを備えた過給機付エン
ジンの制御装置としては、特開昭59−8252(3号
公報に示すようなものがある。この公報では、小容量の
高圧段ターボチャージャと大容量の低圧段ターボチャー
ジャとが直列に配置されており、さらに高圧段ターボチ
ャージャのタービンならびにコンプレッサをそれぞれバ
イパスするバイパス通路が設けられている。このバイパ
ス通路内には、エンジンの作動状態によって切り替わる
排気切替弁と吸気切替弁とがそれぞれ備えられる。
このようにして構成された過給機付エンジンの制御装置
においては、エンジンが低中速領域にあるときは排気切
替弁および吸気切替弁が全閉状態となり、排気ガスによ
って双方のタービンが駆動され、外部から取り込まれる
空気は低圧段コンプレッサと高圧段コンプレッサによっ
て2段に過給される。
また、高速領域にあるときは、排気ガスによって直接低
圧段タービンを駆動させるべく、排気り替弁と吸気切替
弁とを開く。この動作により、仕圧段コンプレッサのみ
によって加圧された過給η気が直接エンジンに供給され
る。
ところで、このような過給機付エンジンを車げに搭載す
る場合には、前述した排気切替弁とし了バタフライバル
ブがしばしば使用される。これにバルブを駆動するアク
チュエータを小型にてきZという利点があるからである
〔発明か解決しようとする課題〕
しかしながら、排気切替弁としてバタフライノ・ルブを
用いた場合、エンジンの作動状態あるいに1作動条件に
よっては、バタフライバルブの外周部と、バルブハウジ
ングの内周部との間でバルブスティック(バルブがハウ
ジングに食いこむ状態)が発生する。この結果、排気切
替弁が開弁排気切替弁(バタフライバルブ)開がなくな
る”。という問題があった。
一例として、バルブスティックが発生し易いエンジンの
作動状態、作動条件を第6図を参照して次に述べる。
第6図は冷間時に急加速した時の経過時間と各部の温度
を測定した結果である。実線は排気切替弁(バタフライ
バルブ)の中心部の温度を示し、破線はハウジングの温
度を示す。この図に示されるように、バタフライバルブ
本体は排気ガスに直接晒されておりかつ熱容量も小さい
ため、時間の経過とともに急激に温度上昇する。一方、
ハウジンク′は大きな熱容量をもっており、かつ外気で
冷却されるため温度上昇は比較的なだらかである。
この温度上昇率の違いにより、バタフライバルブはハウ
ジングよりも先に熱膨張し、バルブの外周部がハウジン
グの内周部に食い込む現象、所謂バルブスティックか発
生する。
本発明はこのような問題点に鑑み、予め、バルブスティ
ックが発生するであろうと思われる状態を予測し、その
ような状態が予測された場合に排気切替弁を一旦開くこ
とにより、バルブスティックを未然に防止することを解
決する課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記問題を解決するために本発明の異常防止制御装置は
、複数個のターボチャージャを備え、高速領域にバタフ
ライバルブにより構成された排気切替弁を開くことによ
りターボチャージャの作動個数を変更する過給機付エン
ジンにおいて、前記排気切替弁のバルブスティック状態
を予測する予測手段と、該予測手段によりバルブスティ
ック状態が予測された時に前記排気切替弁を強制的に所
定時間開く排気切替弁開弁手段とが備えられる。
〔作用〕
高速領域になると、少なくとも1個のターボチャージャ
をバイパスする吸、排気通路に設けられた吸、排気切替
弁が開かれターボチャージャの作動個数が変更される。
そして、排気切替弁の開弁に先立ちバルブスティック状
態予測手段により、バルブスティックが発生するような
エンジンやシステムの状態量、もしくは作動条件を検知
し、予めバルブスティック状態を予測する。バルブステ
ィックか予測された場合には、排気切替弁開弁手段によ
り排気切替弁(バタフライバルブ)が強制的に所定時間
開かれるよう制御される。このように排気切替弁が一旦
開かれると次に排気切替弁が閉じた場合、排気切替弁の
バルブ外周部とハウジング内周部との接触位置が元の位
置からずれることになりバルブスティックが防止される
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基ずき詳細に説明する。
第1図は本発明に関わる過給機付エンジンの全体概略構
成図であり、2基のターボチャージャを直列に配置し2
段にわたって過給を行わせるようにした過給機付エンジ
ンである。
エンジンjの排気通路2には直列に低圧段の大容量ター
ビン(以下低圧段タービン)3と高圧段の小容量タービ
ン(以下高圧段タービン)4か設けられ、これらのター
ビン3,4により各々駆動される低圧段の大容量コンプ
レッサ(以下低圧段コンプレッサ)5と高圧段の小容量
コンプレッサ(以下高圧段コンプレッサ)6が吸気通路
7に介装される。8は昇温した過給気を冷却するための
インタークーラである。また低圧段及び高圧段のタービ
ン3,4を各々迂回する排気バイパス通路13.14が
設けられ、排気バイパス通路13にはダイヤフラムによ
り区画された第1圧ツノ作動室33aが大気に開放され
第2圧力作動室33bが低圧段コンプレッサ5の出口通
路に連通されたアクチュエータ33により駆動される所
謂ウェイストゲートバルブ23が配設される。排気バイ
パス通路I4には本発明の要部を成す排気切替弁駆動装
置34により駆動される排気切替弁24が配設される。
この排気切替弁24はバタフライバルブから構成される
。なおこの駆動装置34及び排気切替弁21についての
詳細は後述するが、排気切替弁駆動装置34は低圧段タ
ーボチャージャが全過給能ノJを発揮するまでは排気切
替弁24を閉鎖し、低圧段ターボチャージャがその全過
給能力を発揮するに至ると急速に開放せしめる特性を持
っている。
一方、コンプレッサ側には高圧段コンプレッサ6を迂回
する吸気バイパス通路16が設けられ、このバイパス通
路16には吸気バイパス弁26が配設される。吸気バイ
パス弁26は切頭円錐状のプラグ26aと、斜面と係合
する孔26bか形成された仕切部26cとを有し、この
プラグ26aはアクチュエータ36によりバイパス流れ
方向に往復移動自在である。アクチュエータ36はダイ
ヤフラムにより区画された第1及び第2圧力作動室を有
する。
アクチュエータ36の第1圧力作動室36aと低圧段コ
ンプレッサ5の出口側とを連通ずる第1の通路9には電
磁式の三方弁17が介装される。
三方弁17は励磁されていないときには白抜きのポート
位置をとるように設定され、第1圧力作動室3Gaは大
気に開放されるかあるいは負圧源に連通される。他方励
磁されているときには黒塗りのポート位置をとり第1圧
力作動室36aは低圧段コンプレッサ5の出口通路に連
通される。
また、アクチュエータ36の第2圧力作動室36bは第
2の通路を介して高圧段コンプレッサ6の出口側に連通
され、この通路lOには電磁式の三方弁18が介装され
る。三方弁18は励磁されていないときには白抜きのポ
ート位置をとるように設定され、第2圧力作動室36b
は大気に開放される。他方励磁されているときには黒塗
りのポート位置をとり第1圧力作動室36bは高圧段コ
ンプレッサ6の出口通路に連通される。
さらに低圧段コンプレッサ5の出口側の過給圧P6及び
高圧段コンプレッサ6の出口側の過給圧P8を検出する
ために、それぞれ圧ノJセンサ41゜42が設けられ、
過給圧Ps+Piの圧力信号51m1 r  S Is
2が制御コンピュータ51に入力される。またエンジン
側にはエンジンの冷却水温を検出する温度センサ43、
エンジンの回転数NEを検出する回転数センサ44、エ
ンジンの吸入空気量を検出するエアフロメータ45が設
けられ、それぞれS 1m3 +  S l++4 +
  S 1msの制御信号が制御コンピュータ51に入
力される。
次に、先に触れた本発明の排気切替弁24並びに排気切
替弁24を駆動する排気切替弁駆動装置34について説
明する。
第2図は排気切替弁駆動装置34及びこの排気切替弁駆
動装置34の駆動により開閉動作される排気切替弁24
の拡大縦断面図であり、ハウジンク゛60には排気バイ
パス通路I4が形成されている。排気バイパス通路14
には排気切替弁24が配置され、排気切替弁24の開度
に応じて低圧段タービン3を通る排気ガス量を制御でき
るようになっている。そしてハウジング60の内周部と
バタフライバルブから構成されたと排気切替弁24の外
周部との間には排気切替弁24の全閉位置において若干
の隙間が設けられている。この隙間は排気切替弁24の
熱膨張を加味して設けられているものであるが、隙間が
大きすぎると排気ガスの洩れ量が多くなり十分な過給制
御ができず、それ故この隙間は排気切替弁24の熱膨張
と排気ガスの洩れ量の両方を考慮してなるべく小さく設
定される。排気切替弁24はシャフト66に固定され、
シャフト66の端部にはレバー68が取りつけられてい
る。レバー68には圧ツノ式アクチュエータ70の作動
ロッド72が連結され、作動ロッド72の往復作動によ
って排気切替弁24が開閉できるようになっている。
圧力式アクチュエータ70は同軸線上に重ねて配置され
た第1のケース74と第2のケース76とを含む。第1
のケース74には第1のダイヤフラム78が配置される
。第1のダイヤフラム78の一方側には第1の圧力作動
室80が形成され、他方側には第1の大気圧室82が形
成される。第1の圧力作動室80の作動圧力導入口84
は三方式の電磁弁19.20を介して、低圧段コンプレ
ッサ5の下流の吸気通路、高圧段コンプレッサ6下流の
吸気通路、大気のうちいずれか1つに選択可能に連通さ
れている。電磁式三方弁19.20はともに励磁されて
いないときには白抜きのポート位置をとるように設定さ
れ第1の圧力作動室80には大気が導入される。一方、
電磁式三方弁19が励磁したときは黒塗りのポート位置
をとるように設定され、第1の圧力作動室80は低圧段
コンプレッサ5の出口通路に連通され低圧段コンプレッ
サ出口過給圧P5がかかる。また、電磁式三方弁19は
励磁されず、電磁式三方弁20のみ励磁されたときは、
第1の圧力作動室80は高圧段コンプレッサ6の出口通
路に連通され高圧段コンプレッサ出口過給圧P6がかか
る。
第1の大気圧室82には第1のダイヤフラム78を第1
の作動圧力室80側に向かつて付勢する第1のスプリン
グ86が配置される。前述した作動ロッド72は第1の
ダイヤフラム78に連結され、第1の大気圧室82を通
ってレバー68に向かって延びる。
第2のケース76内には第2のダイフラム88が配置さ
れる。第2のダイフラム88の一方側、すなわち、第1
のダイヤフラム78とは反対側に第2の作動圧ノJ室9
0−が形成され、他方側には第2の大気圧室92が形成
される。第2の作動圧力室90の作動圧力導入口94は
高圧段コンプレッサ6の出口通路に連結される。第2の
大気圧室92には第2のダイヤフラム88を第2の作動
圧力室90側に向かつて付勢する第2のスプリング9G
が配置される。
さらに、補助作動ロッド98が第2のダイヤフラム88
の第2の大気圧室92側に連結される。
補助作動ロッド98は作動ロッド72と同軸線上に配置
され、第1のケース74と第2のケース76の上下壁を
貫通して第1の作動圧力室80に突入し補助作動ロッド
98の自由端部が第1のダイヤフラム78に当接可能に
なっている。
次に以上のように構成された過給機付エンジンの制御装
置の作動について第1図、第2図及び第7図を参照して
説明する。第7図は図示しないアクセルの開度を一定に
固定した場合におけるエンジン回転数NEと過給圧(タ
ーボチャージャの出口圧力)との関係を示したものであ
り、高圧段コンプレッサ5の出口圧力Psの立ち上がり
が低圧段コンプレッサ6の出口圧力P6の立ち上がりよ
りも高(なっている。
まず、エンジン1の低速領域においては排気ガス量は相
対的に少なく、従ってこの少ない量の排気ガスのエネル
ギーを有効に利用するためには容量の小さい高圧段ター
ビン4を回転させこれと一体に回転する高圧段コンプレ
ッサ6により過給を行うのが最も効果的である。このた
め制御コンピュータ51から電磁式三方弁19.20を
励磁する信号が出力され排気切替弁駆動装置34の第1
圧力作動室80は大気が導入される。このため低速領域
おいては排気切替弁24は高圧段コンプレッサ6の出口
側過給圧P6に応動することになるが、この圧力は低い
が故に排気切替弁駆動装置34内の第1及び第2スプリ
ングの初期荷重に打ち勝つことができず全開位置にある
。従って全量の排気ガスは高圧段タービン4に供給され
る。
このような排気切替弁24がハウジング60と協働して
排気通路14を閉じた状態にあってはエンジンの作動状
態や作動条件等により排気切替弁24の熱膨張によって
排気切替弁24の外周部がハウジング60の内周部に食
い込む現象が現れる。
このようなときは制御コンピュータ51内に組み込まれ
た排気切替弁異常防止制御装置により異常が解消される
ように制御される。なおこの排気切替弁異常防止制御装
置についての詳細な説明は後述する。
次いで、エンジンの低速領域から中・高速領域にかけて
は排気ガスが増加し大容量の低圧段タービン3及びコン
プレッサ5が過給を徐々に行い始めるとともに高圧段コ
ンプレッサ6の出口圧力P6も上昇する。高圧段コンプ
レッサ6の出口圧力P6が設定圧力P5に達すると、第
2図に示される排気切替弁24の補助作動ロッド98が
第1の作動ロッド72に当接し、第1のダイヤフラム7
8とともに作動ロッド72を押し、よって排気切替弁2
4を開弁方向に駆動する。従って排気切替弁24はスプ
リング86.96に抗して徐開され、エンジン1から排
出された排気ガスの一部は高圧段タービンを迂回して排
気バイパス通路を流れる。
その後エンジンが高速領域に入ると低圧段コンプレッサ
5が本来の過給を行い始める。低圧段コンプレッサ5が
設定圧力Pに達すると高圧段ターボチャージャを非作動
とするため、排気切替弁24を全開とすべく制御コンピ
ュータ51から電磁式三方弁19に切り替え信号が発つ
せらる。この切り替え信号により排気切替弁駆動装置3
4の第1の圧力作動室80に低圧段コンプレッサ5の出
口過′給圧P5が導入される。このとき第1のダイヤフ
ラム78は第1のスプリング86のみに抗して変形する
ので、作動ロッド72の作動特性は速くなり一気に排気
切替弁24は全開する。このとき略同時に吸気バイパス
通路16内の吸気バイパス弁2Gを全開にする。
なお、吸気バイパス弁26の開閉制御は次のように行な
われる。すなわち、低速領域においては、吸気バイパス
弁26を開閉駆動するアクチュエータ36の第1の圧力
作動室36aは電磁式三方弁17を介して大気に開放さ
れ、第2の圧力作動室3Gbは電磁式三方弁18を介し
て高圧段コンプレッサ6の出口通路に連結されて内部に
過給圧P、が作用する。この動作により吸気バイパス弁
26は閉弁される。このとき第1の圧力作動室36aに
負圧源を連通すればさらに高い締切圧が得られ、洩れの
ない全閉状態とされる。
そして、高速領域において吸気バイパス弁26を全開す
るときには前述の電磁式三方弁17,18を略同時に切
り替える。アクチュエータ36の第1圧力作動室36a
は低圧段コンプレッサ5の出口通路に連通されて内部に
過給圧P5が作用し、第2圧力作動室36bは大気に開
放される。このため、アクチュエータ36の第1圧力作
動室36aの圧力が第2の圧力作動室36b内部のスプ
リング36eによる付勢力に勝るように過給圧P5とス
プリング36eの力の関係を予め設定しておくことで、
吸気バイパス弁26の開閉の切り替えを極めて迅速かつ
円滑に行うことができる。
ここで、先に触れた本発明の要部を成す排気切替弁の異
常防止制御装置について説明する。なおこの排気切替弁
異常防止制御装置は制御コンピュータ51内に組み込ま
れている。第3図は排気切替弁24のバルブスティック
を防止する第1の実施例のフローチャート図であり、所
定時間毎に繰り返し実行される。
先ず、ステップ310で圧力センサ41,42から低圧
段コンプレッサ5の出口圧力P、並びに高圧段コンプレ
ッサ6の出口圧力P6が読みこまれる。
次に、ステップ320で低圧段コンプレッサ5の出口圧
力Pg<高圧段コンプレッサ6の出口圧力P6が成立す
るか否かが判別される。この条件が成立する領域では排
気切替弁24は全閉されている。
ステップ320でYesと判断されたならば次のステッ
プ340に進み、Noと判断されたならばステップ31
0に戻る。ステップ340では高圧段コンブレッサレッ
サ出口圧力P、と低圧段コンプレッサ出口圧力P6の圧
ツノ比K(K=Ps/P6)が計算される。ステップ3
50では予め制御コンピュータ51内に記憶された、排
気切替弁24が正常に作動しているときの基準圧力比K
を読み込み、次のステップ360ではステップ310で
検出された実測値から計算された圧力比にとが比較され
る。ここで、実測された圧力比l(が排気切替弁正常時
の基準圧力比Koよりもかなり大きな値が計算されたな
らば、排気切替弁全閉時にバルブの熱膨張の原因により
、排気切替弁24と排気バイパス通路14を形成するハ
ウジング60との間の間隙が小さくなったためにバルブ
スティックが起こったものた推測できる。また逆に、実
測された圧力比I(が排気切替弁正常時の基準圧力比に
0よりもかなり小さな値が計算されたならば、排気切替
弁24が全閉の位置をとらず回転途中の位置でバルブス
ティックに近い状態で静止しているものと推測できる。
このようにこのステップ360では排気切替弁正常時の
基準圧力比K。
に対して成る許容範囲ΔKを設定し、K−KO>Δにの
とき排気切替弁24がバルブスティックに近い状態と判
断する。なお、Δにはシステムが正常に運転されるとき
のP6とP、のばらつきの範囲を考慮して決定される。
そして K−Ko>Δにの状態、すなわち排気切替弁2
4がバルブスティックに近い状態が検出されるとステッ
プ370に進み、そうでなければステップ310に戻る
ステップ370では、第1図に示される電磁式三方弁1
9に非励磁信号、電磁式三方弁2oに励磁信号が所定時
間(例えば1秒)与えられる。これらの信号が制御コン
ピュータ51から発っせられることにより、排気切替弁
駆動装置の第1圧力作動室80には大気圧から高圧段コ
ンプレッサ出口圧力P6に切り替えられる。従って上述
した信号が与えられた時間だけ排気切替弁24は開かれ
る。なお、排気切替弁駆動装置34の第1スプリング8
Gのばね定数は十分に小さく設定されているから、この
ときの制御中の過給圧Pgにより容易に開くことができ
る。所定時間経過後は電磁式三方弁19.20への励磁
または非励磁信号を切り替え、排気切替弁駆動装置34
の第1圧力室80に大気を導入し、排気切替弁24を閉
じる。排気切替弁24が閉じられたときのハウジング6
0の内周部と排気切替弁24の外周部との接触位置は、
前回のハウジング60と排気切替弁24との接触位置か
ら排気切替弁24の熱膨張分だけずれることになる。こ
れにより排気切替弁のバルブスティックが進行する前に
バルブスティックを未然に防止することができる。
この実施例においては、排気切替弁駆動装置の第1圧力
作動室80に高圧段コンプレッサ6の出口圧力P6を導
入したが、この圧力P6を第1圧力作動室80に導入す
るとともに排気切替弁駆動装置34の第1大気圧室82
に図示しないバキュームポンプやインテークマニホール
ドの負圧源がらの負圧を導入しても良い。このようにす
れば排気切替弁24の開弁力を増大することができる。
次に本発明に係わる別の実施例について説明する。第4
図は排気切替弁24のバルブスティックを防止する第2
の実施例であり、所定時間毎に繰り返し実行される。な
お前述した第1の実施例と同じ部分についてはその説明
を省略する。
先ず、ステップ410で現時点の状態が2段過給の状態
、すなわち排気切替弁24が閉の状態であるかどうかが
判断される。排気切替弁24が閉の状態であることが検
出されたならば、次のステップ420に進む。ステップ
420では温度センサ43からの信号S IN3により
エンジンの冷却水温Tが読み込まれ、続くステップ43
0で今検出されたエンジン冷却水温Tが予め制御コンピ
ュータ51内に記憶された設定水温Toよりも高いか否
かが判断される。このステップ430でT<T。と判断
されると次のステップ440へ進み、第5図に示される
マツプが読み込まれる。このマツプはエンジンの冷却水
温によって決定される、三方電磁弁1!:l、20の励
磁または非励磁の切り替え回数を決定せしめるものであ
る。このマツプにおいては実測されるエンジンの冷却水
温Tが低いほど電磁式三方弁19.20の切り替え回数
が多くなっている。そしてステップ450で前のマツプ
から読み込まれた回数だけ電磁式三方弁19゜20の励
磁または非励磁が繰り返される。すなわち、エンジンの
冷却水温が低い場合においては排気切替弁も冷えた環境
条件下におかれているものであるから、この状態から急
激に暖機運転するとハウジング60と排気切替弁24の
熱膨張の時間的な差によりバルブスティックが発生しゃ
すく、この現象はエンジンが冷えた状態であればあるほ
ど顕著にあられれることからエンジンの冷却水温Tに応
じて電磁式三方弁19.20の励磁または非励磁の切り
替え回数が決定されるものである。
この動作により、排気切替弁はエンジン冷却水温Tに応
じた回数だけ繰り返し開閉されることになる。このよう
にエンジン冷却水温Tが低い場合、排気切替弁24を一
度ないし数置開閉させることで、前述した第1の実施例
と同様排気切替弁24の熱膨張分だけ全閉位置がずれる
ことになり、バルブスティック状態が進行る前にバルブ
スティックを未然に防止することができる。
以上説明した通り、この第2の実施例ではバルブスティ
ック状態を予測するためにバルブスティックが発生し易
い環境条件を検知したものであり、エンジン冷却水温T
を検出する代わりに排気切替弁24やハウジング60自
体の温度を直接検出してもよい。これに対し、前述した
第1の実施例ではバルブスティック状態の予測をバルブ
スティックに近い状態時の排気切替弁24並びにハウジ
ング60の状態量から求めたものである。
また、バルブスティックを防止する目的から排気切替弁
24を開くのは最小限の時間だけであるのため、2段過
給時における過給レスポンス、換言すると、加速性能の
低下を最小限に抑えることができる。
〔発明の効果〕
以上説明した通り、本発明においてはバルブスティック
発生を予測する手段電設けたのでバルブスティックが進
行する前にバルブスティックを防止でき、排気切替弁異
常時に排気切替弁を開弁するための駆動力が僅かな力で
済む。また、不必要時には排気切替弁を開くことがない
ので適正な過給圧制御ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の全体概略構成図、第2図は本発明の要
部をなす排気切替弁の拡大縦断面図、第3図は排気切替
弁のバルブスティックを防止する第1の実施例のフロー
チャート図、第4図は排気切替弁のバルブスティックを
防止する第2の実施例のフローチャート図、第5図はエ
ンジン冷却水温度と励磁信号切り替え回数との関係図、
第6図はエンジン暖機運転時の各部の温度の立ち上がり
を示した図、第7図はエンジン回転数に対するターボチ
ャージャの過給圧特性を示した関係図を示す。 3・・・低圧段タービン 4・・・高圧段タービン5・
・・低圧段コンプレッサ 6・・・高圧段コンプレッサ
17.18.19.20・・・電磁式三方弁24・・・
排気切替弁 34・・・排気切替弁駆動装置80・・・
第1の圧力作動室 90・・・第2の圧力作動室室 貞捩に一、 )ヨタ自動車株式会社 第 図 第2図 第3図 第7図 3譜四豹Sコ一々回仁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  複数個のターボチャージャを備え、高速領域にバタフ
    ライバルブにより構成された排気切替弁を開くことによ
    りターボチャージャの作動個数を変更する過給機付エン
    ジンにおいて、前記排気切替弁のバルブスティック状態
    を予測する予測手段と、該予測手段によりバルブスティ
    ック状態が予測された時に前記排気切替弁を強制的に所
    定時間開く排気切替弁開弁手段とを設けたことを特徴を
    する過給機付エンジンの異常防止制御装置。
JP2154497A 1990-06-13 1990-06-13 過給機付エンジンの異常防止制御装置 Pending JPH0447125A (ja)

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