JPH0446738Y2 - - Google Patents

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JPH0446738Y2
JPH0446738Y2 JP1986164744U JP16474486U JPH0446738Y2 JP H0446738 Y2 JPH0446738 Y2 JP H0446738Y2 JP 1986164744 U JP1986164744 U JP 1986164744U JP 16474486 U JP16474486 U JP 16474486U JP H0446738 Y2 JPH0446738 Y2 JP H0446738Y2
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JP
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packaging material
sanitary napkin
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napkin
adhesive layer
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JP1986164744U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は月経時の経血の吸収処理に使用される
生理用ナプキンの個別包装体に関するものであ
る。
[従来の技術] 生理用ナプキンの使用時におけるずれを防止す
るために、前記生理用ナプキンを下着に固定した
状態で使用し得るように裏面に粘着剤層を具備す
る生理用ナプキンが多用されている。
然して、前記裏面に粘着剤層を具備する生理用
ナプキンには、(1)ナプキンの裏面に剥離フイルム
付きの両面粘着テープが貼着されているもの、(2)
ナプキンの裏面にホツトメルトタイプの粘着剤が
塗布された後にこの粘着剤表面に剥離フイルムが
粘着されているもの、(3)ホツトメルトタイプの粘
着剤が塗布されている剥離フイルムがナプキンの
裏面に熱圧着法等の手段で貼着されているものな
どが市販されている。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、前記従来の裏面に粘着剤層を具備す
る生理用ナプキンは、その使用に際して粘着剤層
表面を被覆している剥離フイルムを引き剥がすこ
とと、その後この不要となつた剥離フイルムを捨
て去ることとの手間が必要であり、ナプキンの使
用当初におけるわずらわしさが存するばかりでな
く、ナプキンの製造の際にはナプキンの裏面にお
ける粘着剤層に対して剥離フイルムを接当する工
程が必要となるため、その製造工程が繁雑である
という欠点を有している。
このため、粘着剤層に対する接着能の低いポリ
オレフイン系樹脂フイルムによる包装材で前記裏
面に粘着剤層を具備する生理用ナプキンを包装し
た個別包装体や、片面に剥離処理剤が塗布されて
いる包装材で前記ナプキンを前記包装材における
剥離処理剤面とナプキンの粘着剤層とが接当する
ようにして包装した個別包装体が考えられてい
る。しかしながら、前記ポリオレフイン系樹脂フ
イルムによる包装材を利用した個別包装体におい
ては、粘着剤層との間の接着能の低いポリオレフ
イン系樹脂フイルムが使用されているとはいつて
も、ナプキン包装体の流通段階では該包装体に圧
力が掛かる機会が多く、しかも一般に生理用ナプ
キンを包装するための包装材には柔軟な風合を有
し、包装材の破壊時に音が出ないような薄手のも
のが利用されるために、ナプキンを包装材と分離
する際には包装材が破れ易く、ナプキンと包装材
との分離が円滑に行ない得なくなる虞れがある。
また、剥離処理剤が塗布されている包装材を利用
したものは、この包装材を得る工程で剥離処理剤
の塗布、乾燥が必要であり、このための手間が煩
雑であるだけでなく、生理用ナプキンの使用に際
して包装材とナプキンとを分離させる際に包装材
の音が発しないようにするためには、包装材とし
てある程度の腰のあるものを使用しなければなら
なく、柔らかな包装材を利用し得ないという制限
がある。
これに対して本考案は、ナプキンの使用に際し
ては剥離フイルムの引き剥しが不要であり、か
つ、包装材を得る工程にも何ら特別な繁雑性が存
しない等の特別な作用が奏せられる生理用ナプキ
ンの個別包装体を提供し得たものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案の生理用ナプキンの個別包装体は、裏面
に粘着剤層を具備する生理用ナプキンと、該生理
用ナプキンを包装している包装材とで形成されて
いる。
この生理用ナプキンの個別包装体における包装
材は、直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン・酢
酸ビニル共重合体または低密度ポリエチレンによ
る基材フイルムと、該基材フイルムに対して積層
されている剥離処理剤含有樹脂層からなる離型性
層とで形成されている。
さらに、基材フイルムに対して積層されている
剥離処理剤含有樹脂層からなる離型性層は、直鎖
状低密度ポリエチレン100重量部と剥離処理剤1
〜20重量部とにより、裏面に粘着剤層を具備する
生理用ナプキンの粘着剤層と接当する部分のみ
に、押出し成形による押出し樹脂層として形成さ
れている。
かかる構成による本考案の生理用ナプキンの個
別包装体において、生理用ナプキンの裏面に形成
されている粘着剤層は、従来のこの種のナプキン
に利用されている粘着剤層と同種のものであり、
例えば、天然ゴム、スチレン・ブタジエン共重合
体、アクリル酸エステル共重合体等によつて形成
されている。
基材フイルムに対して部分的に形成されている
剥離処理剤含有樹脂層に利用される剥離処理剤
は、例えば、シリコン樹脂、弗素系樹脂、オレフ
イン酸アマイド、ワツクス、界面活性剤、炭酸カ
ルシウム等である。
さらに、本考案の生理用ナプキンの個別包装体
に使用される包装材は、直鎖状低密度ポリエチレ
ン、エチレン・酢酸ビニル共重合体または低密度
ポリエチレンによる基材フイルム用の原料と、直
鎖状低密度ポリエチレン100重量部に対して剥離
処理剤1〜20重量部を含有する混合物による原料
とを、例えば、多層共押出し成形する等により容
易に得られる。
[実施例] 以下本考案の生理用ナプキンの個別包装体の具
体的な構成を図面実施例に基いて説明する。
図に示される生理用ナプキンの個別包装体1
は、裏面に粘着剤層2を具備している生理用ナプ
キン3と該ナプキン3を包装している包装材4と
で構成されているものである。前記包装材4は、
厚さ15μの直鎖状低密度ポリエチレン樹脂フイル
ムからなる基材フイルム4Aと、該基材フイルム
4A上に帯状に形成されている厚さ10μの離型性
層4Bとで構成されている多層樹脂フイルムであ
り、基材フイルム4Aの成形用原料たる直鎖状低
密度ポリエチレン樹脂と、離型性層4Bの成形用
原料たる直鎖状低密度ポリエチレン樹脂100重量
部とオレフイン酸アミド5重量部との混合物との
多層共押出し成形で成形されたものであり、前記
生理用ナプキンの個別包装体1は、前記包装材4
における前述の離型性層4Bと生理用ナプキン3
の裏面に形成されている粘着剤層2とが接当する
ようにして、前記ナプキン3が包装材4により包
装されているものである。
尚、前記図面実施例における生理用ナプキンの
個別包装体1においては、符号m,mで表示され
る部分は熱溶着接着部である。
[考案の作用及び効果] 本考案の生理用ナプキンの個別包装体は、裏面
に粘着剤層を具備する生理用ナプキンが、基材フ
イルムと、該基材フイルムに対して積層されてい
る剥離処理剤含有樹脂層からなる離型性層とで形
成されている包装材によつて包装されており、該
包装材における該離型性層が、生理用ナプキンの
粘着剤層と接当する部分のみに形成されている。
前記構成による本考案の生理用ナプキンの個別
包装体においては、基材フイルムが、直鎖状低密
度ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体
または低密度ポリエチレンによつて形成されてお
り、また、離型性層が直鎖状低密度ポリエチレン
100重量部と剥離処理剤1〜20重量部との混合物
の押出し成形による押出し樹脂層として形成され
ているので、包装材全体の風合が柔軟であり、生
理用ナプキンの個別包装体の使用の際には、包装
材が破り易く、しかも、包装材における該離型性
層が、生理用ナプキンの粘着剤層と接当する部分
のみに形成されていることから、離型性層が存在
する部分の包装材の厚さが他の部分と比較して必
然的に厚くなつているため、包装材と生理用ナプ
キンとの剥離が容易であり、包装体内からの生理
用ナプキンの取り出しを容易に行なえる。
さらに、本考案の生理用ナプキンの個別包装体
は、該個別包装体における包装材として、基材フ
イルムと離型性層とによる包装材が利用されてお
り、しかも、該包装材における離型性層が、直鎖
状低密度ポリエチレン100重量部と剥離処理剤1
〜20重量部との組成物の押出し成形によつて形成
されているため、離型性層の形成の際に、例え
ば、コーテイング剤の塗工、乾燥等の煩雑な手間
が必要でなく、包装材の製造を容易に行なえる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の生理用ナプキンの個別包装体の1
例を示す断面模型図である。 1……生理用ナプキンの個別包装体、2……生
理用ナプキンの裏面に形成されている粘着剤層、
3……生理用ナプキン層、4……包装材、4A…
…包装材4における基材フイルム、4B……包装
材4における剥離処理剤含有樹脂層からなる離型
性層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 裏面に粘着剤層を具備する生理用ナプキンが包
    装材によつて包装されている生理用ナプキンの個
    別包装体において、前記包装材が、直鎖状低密度
    ポリエチレン、エチレン、酢酸ビニル共重合体ま
    たは低密度ポリエチレンによる基材フイルムと、
    該基材フイルムに対して積層されている剥離処理
    剤含有樹脂層からなる離型性層とで形成されてお
    り、しかも、該離型性層が、直鎖状低密度ポリエ
    チレン100重量部と剥離処理剤1〜20重量部とに
    より、裏面に粘着剤層を具備する生理用ナプキン
    の粘着剤層と接当する部分のみに、押出し樹脂層
    として形成されていることを特徴とする生理用ナ
    プキンの個別包装体。
JP1986164744U 1986-10-27 1986-10-27 Expired JPH0446738Y2 (ja)

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JPS6371025U JPS6371025U (ja) 1988-05-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61122861A (ja) * 1984-11-20 1986-06-10 十條キンバリ−株式会社 生理用ナプキンの個別包装体

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