JPH0446679Y2 - - Google Patents

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JPH0446679Y2
JPH0446679Y2 JP20097387U JP20097387U JPH0446679Y2 JP H0446679 Y2 JPH0446679 Y2 JP H0446679Y2 JP 20097387 U JP20097387 U JP 20097387U JP 20097387 U JP20097387 U JP 20097387U JP H0446679 Y2 JPH0446679 Y2 JP H0446679Y2
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container
viscous liquid
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applicator
lid
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、主にマスカラ、アイライナ等の粘性
液化粧料について使用される粘性液用塗布具付き
容器に関する。
従来の技術と問題点 従来よりマスカラ等について、容器本体に冠着
する蓋に、その内底から容器本体内へ伸びる軸に
塗布具を設け、この塗布具を用いて内容液を塗布
するようになつた容器が用いられている。
マスカラ等の粘性液は、容器本体の内壁に付着
しそのまま落下せず留まるので、内容液は十分に
あるにもかかわらず塗布具に液を付けることがで
きなくなり、使用不能となることがある。
このため容器本体内壁に沿つて剥取部材を設
け、これを回動操作して内壁に付着した粘性液を
剥ぎ取るようにすることが案出されている(特願
昭58−25120号)。
この剥取部材は単に粘性液を内壁から剥ぎ取る
だけであるので、剥ぎ取られた粘性液は塊状にな
つて軸や再び内壁に付着し、必ずしも良好に塗布
具に付着させることはできない。
そこで本考案は、単に内壁に付着した粘性液を
剥ぎ取るだけでなく、さらにこの粘性液を塗布具
に良好に付着させるようにすることを目的として
案出されたものである。
問題点を解決するための手段 すなわち本考案は、略円筒形の容器本体と、こ
の容器本体に冠着する蓋と、この蓋の内底から容
器本体内へ伸びる軸の先端に設けられる塗布具と
を有する容器において、容器本体の内壁に沿つて
上下方向に伸び、回動操作によりこの内壁に付着
した粘性液を剥ぎ取る剥取部材と、この剥取部材
から内方へ突出して設けられ、前記回動操作によ
り容器本体の上下方向の1箇所に送る傾斜面とを
有することを特徴とする粘性液用塗布具付き容器
である。
作 用 この容器では、剥取部材で内壁に付着した粘性
液を剥ぎ取り、この後傾斜面でこの粘性液を容器
本体の上下方向の一箇所に送り、集中させること
ができる。したがつてこの粘性液が集中する箇所
に塗布具が位置するように、あるいは塗布具が軸
抜出時にこの箇所を通過するように軸の長さを設
定すれば、塗布具に粘性液を良好に付着させるこ
とが可能となる。
実施例 以下本考案を図示する実施例について具体的に
説明する。
第1図はマスカラ用容器10を示す。
この容器10において、容器本体11は略円筒
形であつて、上端の口部12の外周に右ネジより
なる雄ネジ13、内周にゴム製パツキン体14を
有している。蓋15は、内周に雌ネジ16を有
し、この雌ネジ16を雄ネジ13に螺合させて容
器本体11の口部12に冠着する。またこの蓋1
5の内底から軸17が突出し、この軸17先端に
はブラシよりなる塗布具18が設けられ、蓋冠着
時にはこの軸17は容器本体11内に伸び、塗布
具18は容器本体11内最下部に位置する。
容器本体11内には、回転体19が設けられて
いる。この回転体19は、第2図に示すように、
上端に円環部20を有し、この円環部20から2
本の板状の剥取部材21,21が容器本体11内
壁に沿つて下方へ伸びている。また円環部20か
ら内方へ4本の係合棒体22,……が突出し、蓋
15を容器本体11に冠着したとき軸17外周に
突設された係合突片23,23と係合し、蓋15
を取外すため回動させたとき、回転体19全体は
回動させられる。剥取部材21,21には、左ネ
ジ螺旋面の一部となる板体により形成される傾斜
面24,……が内方へ向つて突設されている。
この容器10は、以上の構成であつて、容器本
体11内にマスカラ液(図示しない)を収納して
使用すると、次の作用を生じる。すなわち蓋15
を左回転させて容器本体11から取外すと、この
蓋15の回動により回転体19が回動し、剥取部
材21が容器本体11内壁に付着したマスカラ液
を剥ぎ取り、傾斜面24,……がこの剥ぎ取つた
マスカラ液を上方へ送り集中させる。この後蓋1
5を取外し、軸17を抜出すると、この集中した
マスカラ液内を塗布具18が通過し、塗布具18
に良好にマスカラ液が付着させられる。
この容器10において、回転体19に代え、第
3図に示す回転体30を使用することも可能であ
る。この回転体30は、上端に円環部31を有
し、ここから前記と同様でやや幅広の剥取部材3
2,32が下方へ伸び、また内方へ前記と同様の
係合棒体33,……が突設されている。この剥取
部材32,32には、四面体のV字状下面により
形成される傾斜面34,……が内方へ向つて突設
されている。
この回転体30を用いると、蓋15を回して回
動させたとき、剥取部材32が容器本体11内壁
に付着したマスカラ液を剥ぎ取り、傾斜面34,
……がこのマスカラ液を下方へ送り、塗布具18
に良好に付着させる。この傾斜面34,……はV
字状になつているため、上記マスカラ液の送りは
回動方向によらず一定であり、蓋15を着脱いず
れの操作のときにもマスカラ液を下方へ送ること
になり、より良好にマスカラ液を集中させること
ができる。
第4図はアイライナ用容器40を示す。
この容器40において、容器本体41は略円筒
形であつて、上端の口部42の外周に右ネジより
なる雄ネジ43、内周にゴム製パツキン体44を
有している。蓋45は、内周に雌ネジ46を有
し、この雌ネジ46を雄ネジ43に螺合させて容
器本体41の口部42に冠着する。またこの蓋4
5の内底から軸47が突出し、この軸47の先端
には毛筆よりなる塗布具48が設けられ、蓋冠着
時にはこの軸47は容器本体41内に伸び、塗布
具48は容器本体41内の高さ方の中央部に位置
する。
容器本体41内には、回転体49が設けられて
いる。この回転体49は、第5図に示すように、
上端に2個の円環部50,51を重ねて有し、下
の円環部51から2本の板状の剥取部材52,5
2が容器本体41内壁に沿つて下方へ伸び、下端
で円環板53に結合している。上の円環部51に
は内方へ係合棒体54,……が突設され、軸47
に突設された係合突片55と係合し蓋45を回す
ことにより回動させられる。両円環部50,51
にはラチエツト歯車56,57が形成され、これ
らは円環板53を押上げるバネ58により互に噛
合させられ、上の円環部50を左回転させたとき
のみ下の円環部51が回動させられるようになつ
ている。剥取部材52,52の上半部には、右ネ
ジ螺旋面の一部となる板体よりなる傾斜面59,
……が、下半部には左ネジ螺旋面の一部となる板
体よりなる傾斜面60,……がそれぞれ内方へ向
つて突設されている。さらに剥取部材52,52
の高さ方向の中央部に略三角柱状の突出部61,
61が突設されている。
この容器40は、以上の構成であつて、容器本
体41内にアイライナ液(図示しない)を収納し
て使用すると、次の作用を生じる。すなわち蓋4
5を左回転させて容器本体41から取外すと、こ
の蓋45の回動により、ラチエツト歯車56,5
7を介して剥取部材52,52は回動して容器本
体41内壁に付着したアイライナ液を剥ぎ取り、
このアイライナ液を、上半の傾斜面59,……は
下方へ、下半の傾斜面60,……は上方へ送り中
央高さ位置へ集め、さらに突出部61,61はこ
れを壁面から離して中心部へ送り、塗布具48に
良好に付着させる。
上記例は、いずれも剥取部材、傾斜面を回動さ
せるのに、蓋の回動を利用しているが、専用のダ
イヤルを設ける構造等の他の構成を用いることも
可能である。
考案の効果 本考案の容器は、上述のように、剥取部材を設
けるだけでなく、これに傾斜面を設け、粘性液を
上下方向の一箇所に送り集中させるようにしてい
るので、塗布具に粘性液を良好に付着させること
ができる。特にこの粘性液を集中させ塗布具に付
着させる位置は、容器本体内の下端に限らず、中
央部や上端とすることができるので、アイライナ
用のものでは軸の長さを短くし、より塗布しやす
くすることも可能である。
また剥取部材、傾斜面を軸と係合させ蓋を回し
たときに回動させられるようにすると、ネジ式の
蓋の着脱操作をするだけで粘性液を付着させるこ
とができ、甚だ便利である。さらに傾斜面をV字
形としたり、ラチエツト機構を設けておくと、蓋
の回動方向によらず常に一定方向に粘性液を送る
ことになり、より良好に付着させることができ
る。
加えて、剥取部材に突出部を設ければ、粘性液
を上下方向に集中させるだけでなく、壁面から中
心部へ集中させることもでき、より一層良好に塗
布具に付着させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の正断面図、第2図
は同例に用いる回転体の斜視図、第3図は同例に
用いる他の回転体の斜視図、第4図は他の実施例
の正断面図、第5図は同例に用いる回転体の斜視
図である。 10,40……容器、11,41……容器本
体、15,45……蓋、17,47……軸、1
8,48……塗布具、19,30,49……回転
体、21,32,52……剥取部材、22,3
3,54……係合棒体、24,34,59,60
……傾斜面、23,55……係合突片、56,5
7……ラチエツト歯車。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 略円筒形の容器本体と、この容器本体に冠着
    する蓋と、この蓋の内底から容器本体内へ伸び
    る軸の先端に設けられる塗布具とを有する容器
    において、 容器本体の内壁に沿つて上下方向に伸び、回
    動操作によりこの内壁に付着した粘性液を剥ぎ
    取る剥取部材と、この剥取部材から内方へ突出
    して設けられ、前記回動操作により容器本体内
    の上下方向の1箇所に送る傾斜面とを有するこ
    とを特徴とする粘性液用塗布具付き容器。 2 実用新案登録請求の範囲第1項記載の容器に
    おいて、軸と剥取部材とが係合し、蓋を手で回
    して剥取部材を回動操作しうるようになつた粘
    性液用塗布具付き容器。 3 実用新案登録請求の範囲第2項の容器におい
    て、略V字形となる傾斜面を有し、回動方向に
    よらず、一定方向に粘性液を送るようになつた
    粘性液用塗布具付き容器。 4 実用新案登録請求の範囲第2項の容器におい
    て、軸と剥取部材がラチエツト機構を介して結
    合し、剥取部材が一方向のみに回動操作をされ
    るようになつた粘性液用塗布具付き容器。 5 実用新案登録請求の範囲第1項〜第4項の1
    に記載の容器において、剥取部材に突出部を設
    け、粘性液を容器本体の壁面から中心部へ送る
    ようになつた粘性液用塗布具付き容器。
JP20097387U 1987-12-28 1987-12-28 Expired JPH0446679Y2 (ja)

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FR2734997A1 (fr) * 1995-06-06 1996-12-13 Oreal Ensemble applicateur de vernis a ongles, a levre
JP6301598B2 (ja) * 2013-06-25 2018-03-28 三菱鉛筆株式会社 液体容器

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JPH01101419U (ja) 1989-07-07

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