JPH0446576Y2 - - Google Patents

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JPH0446576Y2
JPH0446576Y2 JP3717188U JP3717188U JPH0446576Y2 JP H0446576 Y2 JPH0446576 Y2 JP H0446576Y2 JP 3717188 U JP3717188 U JP 3717188U JP 3717188 U JP3717188 U JP 3717188U JP H0446576 Y2 JPH0446576 Y2 JP H0446576Y2
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wire
brush
gripping rod
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thickness
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、扱い易くて且つブラシ部のワイヤが
折れにくい歯間ブラシに関するものである。
〔従来の技術〕
近年口腔衛生思想が向上し、通常の歯ブラシで
は歯間の清掃が不充分であるとして、歯間ブラシ
が使用されるようになつてきた。
歯間ブラシは一般に撚られたワイヤによりナイ
ロン製などの毛が植毛されたブラシ部のワイヤの
基部が硬質プラスチツク製の把持棒の先端部分に
埋め込まれて固定されて成るものであり、ワイヤ
としては錆びにくいステンレス鋼線などの比較的
硬い材質のものが使用されている。そして清掃対
象の歯間の位置によつてはブラシ部のワイヤを把
持棒への埋込み基端で曲げたり元に戻したりする
必要があるため、しばしばワイヤが折れていた。
そこで最近第3図に示す如く、適当な弾性と硬
さとを有する特殊なプラスチツク製の把持棒2′
をその先端部分で撚られたワイヤ3aの基部に沿
つて細くしてこの部分からブラシ部3のワイヤ3
aの基部が埋め込まれている構造の歯間ブラシ1
が一部に使用されている(特開昭61−240907号及
び実開昭61−180014号参照)。この従来の歯間ブ
ラシ1は、使用に際してプラスチツク製の把持棒
2′に埋め込まれたワイヤ3aの基部に沿つた細
い部分を所望の方向に指で挟んで曲げて使用する
のであるが、曲げられるワイヤ3aの埋込み部分
はそれを囲むプラスチツクによつて急な曲がりを
避けることが出来るので、この曲がりと復元とを
何回繰り返しても折れにくいというものである。
しかしながらこの従来の歯間ブラシ1において
は、ワイヤ3aの基部が埋め込まれているブラシ
部側のプラスチツクの部分は細いとは言え、ワイ
ヤ3aの急な曲がりを防止する作用を有するのに
充分な太さを有していなければならないことか
ら、これを所望の方向に曲げるには或る程度大き
い力を必要とし、従つて所望方向への曲がりやそ
の復元は逐一指先で挟んで行わねばならず、曲げ
を必要とする歯列の奥側の歯間の清掃時には扱い
にくいものであつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は、上記従来技術の欠点を解消し、扱い
易くて且つブラシ部のワイヤが折れにくいように
歯間ブラシを構成することを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案者は種々検討した結果、ブラシ部の基部
の撚られたワイヤの太さの2倍以上の直径を有す
るほぼ円筒状の凹部を把持棒の先端に設けこの凹
部内にブラシ部のワイヤの基部と当接している部
分の厚さが所定厚さ以上となるように軟質のゴム
状物質を埋め込むことによつて、上記課題を解決
出来ることを究明して本考案を成した。
以下、図面によつて本考案に係る歯間ブラシを
詳細に説明する。
第1図は本考案に係る歯間ブラシの1実施例の
全体側面図、第2図は第1図中のA部拡大断面図
である。
4は本考案に係る歯間ブラシであつて、第1図
に示す如く硬質プラスチツク製の把持棒2の先端
部分に撚られたワイヤ3aにより毛3bが植毛さ
れて成るブラシ部3の撚られたワイヤ3aの基部
が埋め込まれて固定されているものである点は従
来技術と変わりはない。
本考案の特徴は、毛3bの存在しない部分の太
さdが0.2〜0.8mmに撚られたブラシ部3のワイヤ
3aの太さdと関連した把持棒2の先端部分に設
けた凹部2aの形状及びその凹部2aにおいてブ
ラシ部3のワイヤ3aの基部を軟質のゴム状物質
5で所定長さ以上保持したことにある。
すなわち第2図に示す如く、把持棒2の先端部
分には直径Dが0.4〜3.0mm、好ましくは0.7〜2.0
mmで深さLが1〜30mm、好ましくは2〜15mmのほ
ぼ円筒状の凹部2aが設けられている。この凹部
2aは完全な円筒状であつても、深さ方向に対し
て毛3bから離れるに従つて先細りになついて
も、逆に末広がりになつていても良い。
この把持棒2を構成する硬質プラスチツクの硬
さは例えばASTMD785で規定される試験方法で
のロツクウエル硬度M80程度の硬質のものが好ま
しい。このようなプラスチツクとしてはポリアセ
タール、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリ塩
化ビニル、メチルメタクリレート、セルロースア
セテート、フエノール樹脂等が使用される。把持
棒2の形状、大きさは適宜に定められるが、例え
ば第1図に示す如き形状であつて全長33mm、最大
外径7mm、先端部分の最小外径3mm、最大外径部
から先端部分の最小外径に至るテーパ部分の軸方
向長さ16mm、凹部2aの先端部分の直径Dが1.8
mm、凹部2aの深さLが3mmのものが示される。
ブラシ部3としては毛3bの存在しない部分の太
さdが0.2〜0.8mmに撚られたワイヤ3aにより毛
3bが植毛されているものであつて且つ把持棒2
の凹部2aの直径Dとブラシ部3のワイヤ3aの
毛3bの存在しない部分の太さdとの比D/dが
少なくとも2以上となるものが用いられる。
そして第2図に示す如く把持棒2の凹部2aに
そのほぼ中央部でブラシ部3のワイヤ3aの基部
と当接している部分の厚さlが1.5mm以上となる
ように、すなわち把持棒2の凹部2aとほぼ同一
面となるか把持棒2の凹部2aの先端より僅かに
突出している状態に軟質のゴム状物質5が埋め込
まれていて、このようなブラシ部3のワイヤ3a
の基部は軟質のゴム状物質5を貫通した状態で把
持棒2の軸方向に沿つて容易に抜けることが無い
ように埋め込まれて固定されているのである。ゴ
ム状物質5としてはシリコンゴム、ポリサルフア
イドゴム、ウレタンゴム、天然ゴム、アクリルゴ
ム、クロロプレンゴム(CR)、イソブチレン−イ
ソプレンゴム(IIR)、スチレン−ブタジエンゴ
ム(SBR)、ニトリル−ブダジエンゴム
(NBR)、フツ素ゴム等が用いられ、その硬さは
JISK6301によるスプリング硬さA10〜60である
ものが好ましい。
以上の如く本考案に係る歯間ブラシ4は構成さ
れている。
〔作用〕 このような本考案に係る歯間ブラシ4は、ブラ
シ部3が歯間に挿入出来るように毛3bの存在し
ない部分の太さdが0.2〜0.8mmに撚られたワイヤ
3aにより毛3bが植毛されている構成より成
り、このブラシ部3のワイヤ3aの基部が使用時
に指で把持し易いように硬質プラスチツク製の把
持棒2に埋め込まれて固定されており、把持棒2
の先端部分に設けられている凹部2aが直径Dが
0.4〜3.0mmで深さLが1〜30mmのほぼ円筒状を成
していてこの凹部2aの直径Dとブラシ部3の撚
られたワイヤ3aの太さdとの比D/dが少なく
とも2以上であつて凹部2aのほぼ中央部のブラ
シ部3のワイヤ3aの基部と当接している部分の
厚さlが1.5mm以上となるように軟質のゴム状物
質5が埋め込まれているので、本考案に係る歯間
ブラシ4のブラシ部3に把持棒2の先端から突出
している基部に横方向から力を加えれば、把持棒
2の先端部分に設けられている凹部2aがほぼ円
筒状を成しているのでブラシ部3が把持棒2に対
してどの方向に曲げられても良く、ブラシ部3の
曲げ基端となる把持棒2の先端部分に位置するワ
イヤ3aの基部はその周囲を撚られたワイヤ3a
の太さdと同等以上の充分に厚い軟質のゴム状物
質5で保持されているためにワイヤ3aの曲げ基
端となる部分が凹部2aの先端外周に当接せずし
かもワイヤ3aの曲げ基端となる部分には軟質の
ゴム状物質5の緩衝作用により大きな力が作用し
ないため折れにくく、ブラシ部3のワイヤ3aの
基部が凹部2aのほぼ中央部で厚さlが1.5mm以
上の軟質のゴム状物質5に埋め込まれているので
軟質のゴム状物質5の緩衝作用を充分に発揮出来
るのであり、更にブラシ部3のワイヤ3aの露出
部分には従来の歯間ブラシの如くそれを囲むプラ
スチツクが共存している構造ではないのでブラシ
部3は比較的弱い力でその方向を大きく変えるこ
とが出来るのである。
〔考案の効果〕
以上詳述した如き本考案に係る歯間ブラシは、
ブラシ部の撚られたワイヤの太さが歯間に挿入出
来る適当な太さでこのワイヤ部の基部が埋め込ま
れて固定されている把持棒が把持し易いように硬
質プラスチツク製であり、この把持棒の先端部分
に設けられている凹部がほぼ円筒状を成している
のでこの凹部のほぼ中央部を貫通しているブラシ
部のワイヤの基部が把持棒に対してどの方向に曲
げられても良く、把持棒の先端部分に設けられて
いる凹部に埋め込まれておりブラシ部のワイヤの
基部を保持している軟質ゴム状物質がブラシ部の
撚られたワイヤの太さと所定の関係にあり且つ凹
部のほぼ中央部でブラシ部のワイヤの基部と当接
している部分の厚さが1.5mm以上あるためにブラ
シ部の把持棒の先端から突出している基部に横方
向から力を加えて曲げられてもワイヤの曲げ基端
となる部分が凹部の先端外周に当接せずしかも軟
質のゴム状物質の緩衝作用によりワイヤの曲げ基
端となる部分に大きな力が作用しないため折れに
くく、更にブラシ部のワイヤの露出部分には従来
の歯間ブラシの如くそれを囲むプラスチツクが存
在している構造ではないのでブラシ部は比較的弱
い力でその方向を大きく変えることが出来るので
例えば歯列の奥側に位置する歯間に対しても容易
に指先を添えるだけで曲げて歯間の清掃を行うこ
とが出来るのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る歯間ブラシの1実施例の
全体側面図、第2図は第1図中のA部拡大断面
図、第3図は従来の歯間ブラシ部の全体側面図で
ある。 1……従来の歯間ブラシ、2……本考案に係る
歯間ブラシの把持棒、2a……凹部、2′……従
来の歯間ブラシの把持棒、3……ブラシ部、3a
……ワイヤ、3b……毛、4……本考案に係る歯
間ブラシ、5……軟質のゴム状物質、d……毛の
存在しない部分のワイヤの太さ、D……凹部の直
径、L……凹部の深さ、l……軟質のゴム状物質
が凹部のほぼ中央部でブラシ部のワイヤの基部と
当接している部分の厚さ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 毛3bの存在しない部分の太さdが0.2〜0.8
    mmに撚られたワイヤ3aにより毛3bが植毛さ
    れているブラシ部3のワイヤ3aの基部が硬質
    プラスチツク製の把持棒2に埋め込まれて固定
    されて成る歯間ブラシにおいて、把持棒2の先
    端部分に直径Dが0.4〜3.0mmで深さLが1〜30
    mmのほぼ円筒状の凹部2aが設けられており、
    上記把持棒2の凹部2aの直径Dとブラシ部3
    の撚られたワイヤ3aの太さdとの比(D/
    d)が少なくとも2以上であつて上記凹部2a
    内のほぼ中央部でブラシ部3のワイヤ3aの基
    部と当接している部分の厚さlが1.5mm以上と
    なるように軟質のゴム状物質5が該凹部2aに
    埋め込まれていることを特徴とする歯間ブラシ
    4。 2 軟質のゴム状物質5の硬さが、JISK6301に
    よるスプリング硬さA10〜60である請求項1に
    記載の歯間ブラシ4。 3 軟質のゴム状物質5が、把持棒2の凹部2a
    の先端より僅かに突出している請求項1又は2
    に記載の歯間ブラシ4。
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JPH01143934U JPH01143934U (ja) 1989-10-03
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JPH01143934U (ja) 1989-10-03

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