JPH0446298Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本案は、立体シールに関するものである。

［従来の技術］ 従来、この種のものにあつては、下記のような
ものになつている。

平面的なシートの表面に表示を所望する事項を
印刷して構成されている。

［考案が解決しようとする課題］ 従来の技術で述べたものにあつては、下記のよ
うな問題点を有していた。

Ａ 従来のシールは平面的な構成になつているか
ら、デザイン面だけから立体感を出すことが困
難であつた。

Ｂ 従来のシールは平面的な構成になつているか
ら、看者の視線の中に入りずらい。

Ｃ 従来のシールは例えば応募券として使用する
場合、商品に貼付してあるシールを奇麗に剥が
し、これをハガキに貼付して返送する事になる
が、商品からシールを剥がすことが極めて困難
であつた。

本願は、従来の技術の有するこのような問題点
に鑑みなされたものであり、その目的とするとこ
ろは、次のような事のできるものを提供しようと
するものである。

Ａ 容易に立体感を出すことができる。

Ｂ 看者の視線の中に自然に入るので、非常に見
易く結果的には注目され易い。

Ｃ 例えば応募券として使用する場合、商品に貼
付してあるシールから、折りたて部４をミシン
穴４Ａ１から切り離し、折りたて部用剥離紙２
Ｃを剥がすことにより、これをハガキ等に貼付
して返送する事ができる。

［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するために、本考案のものは下
記のようになるものである。

すなわち本願のものは、 剥離紙２に添着されたシール本体３に、表面に
は折りたて部４と、その他の表示部５を形成し、
上記折りたて部４は、折り曲げ線、又は切り取り
線となる直線部４Ａと、この直線部４Ａの両端に
連設された切り込み線となる外郭部４Ｂとから構
成され、さらに、上記直線部４Ａは折り曲げ易
く、又は切り取り易くミシン穴４Ａ１が刻設さ
れ、上記外郭部４Ｂは切り込み４Ｂ１が刻設さ
れ、そして、これら直線部４Ａと外郭部４Ｂとで
囲まれた部分４Ｃには、所望する表示事項４Ｃ１
が表示され、又、上記その他の表示部５には所望
する表示事項５Ａが表示され、一方、上記剥離紙
２には、上記シール本体におけるミシン穴４Ａ１
に対応する個所をもつて切り込み２Ａが、また上
記シール本体における切り込み４Ｂ２に対応する
個所をもつて切り込み２Ｂが、それぞれ刻設され
ている立体シールである。

［作用］ 本考案のものは下記のように作用する。

Ａ 第４図、第６図の如く、折りたて部用剥離紙
２Ｃを添着したまま当該シールを、所望する個
所に取付け、上記折りたて部４をミシン穴４Ａ
１より所定角度に折りたてる。

このため、シール全体が立体的な状態で取付
けられることになる。

このほか、折りたて部４を切り取ることもで
きる。

Ｂ 第５図、第７図の如く、折りたて部用剥離紙
２Ｃを剥がして、そのまま当該シールを所望す
る個所に取付ける。

このため、シール全体が平面的な状態で取付
けられることになる。

［考案の実施例］ 実施例について図面を参照して説明する。

１は例えば横長に構成された立体シールであ
る。

２は剥離紙である。

３は上記剥離紙２に添着されたシール本体で、
表面には折りたて部４と、その他の表示部５が形
成され、下面には接着剤６が塗布されている。

上記折りたて部４は、折り曲げ線、又は切り取
り線となる直線部４Ａと、この直線部４Ａの両端
に連設された切り込み線となる外郭部４Ｂとから
構成されている。

この場合、上記直線部４Ａは図示の如く水平で
あつても、図示は省略するが垂直であつても、所
定傾斜であつてもよい。

また、上記外郭部４Ｂは角形、円形、星型など
所望する形状に構成されている。

さらに、上記直線部４Ａは折り曲げ易く、又は
切り取り易くミシン穴４Ａ１が刻設され、上記外
郭部４Ｂはカツターで切り込み４Ｂ１が刻設され
ている。

そして、これら直線部４Ａと外郭部４Ｂとで囲
まれた部分４Ｃには、「新発売」などの如き所望
する表示事項４Ｃ１が表示されている。

この場合、この直線部４Ａと外郭部４Ｂとで囲
まれた部分４Ｃは上述の如く応募券等として使用
できる。

又、上記その他の表示部５には文字、数字など
所望する表示事項５Ａが表示されている。

一方、上記剥離紙２には、上記シール本体にお
けるミシン穴４Ａ１に対応する個所をもつて切り
込み２Ａが、又、上記シール本体における切り込
み４Ｂ１に対応する個所をもつて切り込み２Ｂ
が、それぞれ刻設されている。

２Ｃは上記切り込み２Ａと上記切り込み２Ｂで
囲まれた折りたて部用剥離紙である。

［考案の効果］ 本考案は、上述の通り構成されているので次に
記載する効果を奏する。

Ａ 従来のシールは平面的な構成になつているか
ら、デザイン面だけから立体感を出すことが困
難であつたが、この点本願では用意に立体感を
出すことができる。

Ｂ 上記折りたて部４が起立するから、看者の視
線の中に自然に入るので、非常に見易く結果的
には注目され易い。

Ｃ 上記折りたて部４を起立させる場合、折り曲
げ線となる直線部４Ａから折り曲げることにな
るが、この部分の折りまげ方で、当該折りたて
部４を所望する角度に折り曲げることができ
る。

Ｄ 応募券として使用する場合、商品に貼付して
あるシールから、折りたて部４をミシン穴４Ａ
から切り離し、折りたて部用剥離紙２Ｃを剥が
すことにより、これをハガキ等に貼付して返送
する事ができる。

Ｅ また、折りたて部４をミシン穴４Ａ１から切
り離すことで、当該折りたて部４をシール単体
としても使用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は正面図、第２図は背面図、第３図はＡ
−Ａ線拡大断面図、第４図、第５図は使用状態の
斜視図、第６図はＢ−Ｂ線拡大断面図、第７図は
Ｃ−Ｃ線拡大断面図、第８図は他の実施例の正面
図、第９図は同上の背面図である。 １……立体シール、２……剥離紙、３……シー
ル本体、４……折りたて部、５……その他の表示
部。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 剥離紙２に添着されたシール本体３に、表面
   には折りたて部４と、その他の表示部５を形成
   し、上記折りたて部４は、折り曲げ線、又は切
   り取り線となる直線部４Ａと、この直線部４Ａ
   の両端に連設された切り込み線となる外郭部４
   Ｂとから構成され、さらに、上記直線部４Ａは
   折り曲げ易く、又は切り取ることもできるよう
   にミシン穴４Ａ１が刻設され、上記外郭部４Ｂ
   は切り込み４Ｂ１が刻設され、そして、これら
   直線部４Ａと外郭部４Ｂとで囲まれた部分４Ｃ
   には、所望する表示事項４Ｃ１が表示され、
   又、上記その他の表示部５には所望する表示事
   項５Ａが表示され、一方、上記剥離紙２には、
   上記シール本体におけるミシン穴４Ａ１に対応
   する個所をもつて切り込み２Ａが、また上記シ
   ール本体における切り込み４Ｂ１に対応する個
   所をもつて切り込み２Ｂが、それぞれ刻設され
   ていることを特徴とする立体シール。 ２ 上記直線部４Ａは折り曲げ易く、又はミシン
   穴４Ａ１が刻設され、上記外郭部４Ｂは切り込
   み４Ｂ１が刻設されている請求項１記載の立体
   シール。 ３ 上記直線部４Ａは水平状態、垂直状態、所定
   傾斜状態のいずれかである請求項１あるいは請
   求項２記載の立体シール。 ４ 上記外郭部４Ｂは角形、円形、星型など所望
   する形状に構成されている請求項１ないし請求
   項３のいずれかに記載の立体シール。 ５ 上記折りたて部４をミシン穴４Ａ１から切り
   離し、折りたて部用剥離紙２Ｃを剥がすことに
   より、これをハガキ等に貼付する応募券として
   使用するなどシール単体して使用する事の出来
   るようにした請求項１ないし請求項４のいずれ
   かに記載の立体シール。