JPH0446296Y2 - - Google Patents

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JPH0446296Y2
JPH0446296Y2 JP12907287U JP12907287U JPH0446296Y2 JP H0446296 Y2 JPH0446296 Y2 JP H0446296Y2 JP 12907287 U JP12907287 U JP 12907287U JP 12907287 U JP12907287 U JP 12907287U JP H0446296 Y2 JPH0446296 Y2 JP H0446296Y2
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wall
hemispheres
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は一対の半球体を互いに接続することに
より形成される地球儀等の中空球体に関する。
[従来の技術とその問題点] 一対の半球体を互いに接続して地球儀等の中空
球体を形成するとき、半球体をプレス成型などに
より形成する製作場所と球体に組み立てる接続場
所が遠く離れて異なる場合があり、かかる場合製
作した半球体を効率良く大量に接続場所に輸送す
るのが望ましい。ここで、従来からある半球接続
型の地球儀としては例えば実開昭53−19467号公
報に開示されるものがあり、北半球部と南半球部
との周縁の鍔部を南北両半球部が赤道において互
いに密着し得るように斜めに切除し、両半球部の
切除斜面を接着する。
しかし、該構成によるときは一般に各半球体を
多数重合して接続場所に輸送するが、倉庫などの
保管又は輸送中の時間の経過により前記半球部の
周縁鍔部が温度の変化を受けて歪み、変形する。
このため両切除斜面をスムーズに接着できないう
え、位置合せ等も難しく手間がかかるものであつ
た。
一方、各半球体の環状端部間に接続部材を介在
させて接続させ地球儀を形成するものもある(実
開昭59−79879号)。しかし、該接続部材は製作し
た半球体を接続場所に輸送した後、接続を容易と
し、補強部材として使用し、所謂組立時に使用さ
れるものであり、輸送中に半球体の環状端縁が温
度変化のため歪んで変形を生じ、接続を困難にす
るという問題点は未だ解決されなかつた。また、
該接続部材を半球体の製作時に用いて中空体を形
成してから輸送する場合には積荷が嵩張り大量に
輸送できないという欠点もある。
[問題点を解決するための手段] 本考案はかかる従来の問題点を解決して輸送中
の半球体の環状端部が変形せず且つその大量輸送
も可能な地球儀等の中空球体の提供を目的とする
ものであり、水平壁の前後両端側縁からそれぞれ
立壁を立設し該各立壁間に環状凹溝を設けて環状
の第1接続部材を形成し、該第1接続部材と対称
形状をなしかつ水平壁上面の後端縁に沿つて立壁
と反対方向に迫り上がるガイド壁を設けて環状の
第2接続部材を形成し、プレス成型により形成し
た一対の半球体の一方の環状端部に第1接続部材
を嵌着すると共に地方の環状端部に第2接続部材
を嵌着し、第1接続部材の後方の立壁を第2接続
部材のガイド壁に摺接しつつ互いの水平壁を当接
し接着することにより中空球体を形成した構成よ
りなる。
[作用] プレス成型による半球体の製作後にその環状端
部に第1、第2接続部材を嵌着するため、時間の
経過による温度変化を受けても環状端部が補強部
材の役目を果し、歪みや変形を生ずることは殆ん
どない。
また、両半球体の組立接続時には第1接続部材
の後方の立壁を第2接続部材のガイド壁に摺接し
つつ互いの水平壁を当接し接着しているため、強
固且つ容易な接続により中空球体を形成できる。
[実施例] 次に本考案の一実施例を図面と共に説明する
と、1,2はプレス成形機により成形した一対の
半球体であり、上側の半球体1が北半球部、下側
の半球体2が南半球部であつて、互いに組み合わ
せて中空状の地球儀を構成する。プレス成型時に
は第1図に示すように南北両半球体1,2の端部
に鍔1b,2bが形成されるが、これらは組立上
は余分な部分であつて切除される。3,4は各半
球体1,2の周縁の環状端部1a,2aに嵌挿し
たと透明な合成樹脂製の環状を成す第1、第2接
続部材である。
第3図は各半球体1,2の環状端部1a,2a
に下方或いは上方から嵌挿した第1、第2接続部
材3,4の拡大図であり、該接続部材3,4は水
平壁5の前後両端側縁に長短立壁6,7を立設
し、該各立壁6,7間に環状凹溝8を形成してい
る。尚、該水平壁5の短立壁7側角部には切欠9
が形成される。また環状端部1a,2aには互い
に第1、第2接続部材3,4が若干きつく嵌入す
ることにより各半球体1,2の上下端縁は各第
1、第2接続部材3,4の環状凹溝8内部に密着
して挿し込まれ、各環状端部1a,2aの強度性
が増大し、時間の経過による温度変化を受けても
該部が歪み、或いは変形が生ずることはない。
また、一方のすなわち南半球部である半球体2
の環状端部2aに嵌挿する第2接続部材4には、
水平壁5上面の後端縁に沿つて長立壁6と反対方
向に迫り上がるガイド壁10を設け形成する。
そして、両半球体1,2を接続するには予め第
1、第2接続部材3,4を上下に対向するよう位
置決めした後、第4図に示す如く第1接続部材3
の後方の長立壁6を第2接続部材4のガイド壁1
0に摺接しつつ互いの水平壁5,5を当接し接着
するよう嵌合する。このとき第2接続部材4の後
側に立ち上がるガイド壁10が第1接続部材3の
長立壁6の内周面に圧着して滑らかに嵌合し、両
半球体1,2が隙間なく密着して接続するように
する。
これにより中空球体たる地球儀の形状が一応完
成するが、同時に第1、第2接続部材3,4の中
央部外表面には夫々切欠9,9によつて断面V形
の環状溝V11が形成され、該溝11に接着剤1
2を流し込み接着することにより、両半球体1,
2は第1、第2接続部材3,4を介して強固に固
着される。
尚、前記ガイド壁10は全体に赤色に着色して
なり、外観上第1、第2接続部材3,4を介し
て、赤色の環状帯を呈し、あたかも赤道の如くラ
インを表現する。
このように形成した地球儀は半球体1,2の製
作場所で夫々の第1、第2接続部材3,4を各半
球体1,2の環状端部1a,2aに嵌挿し、該環
状端部1a、2aを強固にした上で接続場所に輪
送する。このため輸送中に温度変化を受けても各
環状端部1a,2aが歪み、変形することはほと
んどなく、組立接続場所では両半球体1,2を該
各接続部材3,4によつてきわめてスムーズに接
続でき、さらには該接続構造により中空球体の構
造自体も強固に補強される。
[考案の効果] 以上実施例により述べた如く、各半球体の環状
端部に第1、第2接続部材を嵌着して保形性を良
好になしたものであるから、地球儀等の半球体の
製作場所と組立接続場所が遠く離れて異なる場合
であつても輸送時等に該半球体の環状端縁が熱に
よつて変形を生ずることはほとんどなく組立時の
接続が容易であり、さらには半球体のままで多数
重合して接続場所まで効率良く大量輸送できると
いう利点がある。
【図面の簡単な説明】
図は本考案に係わるもので、第1図は一対の半
球体のプレス成形直後の斜視図、第2図は各半球
体に接続部材を嵌挿した後の斜視図、第3図は各
半球体の接着前の要部を拡大して示す断面図、第
4図は同半球体の接着後の要部を拡大して示す断
面図である。 1……半球体、2……半球体、3……第1接続
部材、1a……環状端部、2a……環状端部、4
……第2接続部材、5……水平壁、6,7……立
壁、8……環状凹溝、10……ガイド壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水平壁の前後両端側縁からそれぞれ立壁を立設
    し該各立壁間に環状凹溝を設けて環状の第1接続
    部材を形成し、該第1接続部材と対称形状をなし
    かつ水平壁上面の後端縁に沿つて立壁と反対方向
    に迫り上がるガイド壁を設けて環状の第2接続部
    材を形成し、プレス成型により形成した一対の半
    球体の一方の環状端部に第1接続部材を嵌着する
    と共に他方の環状端部に第2接続部材を嵌着し、
    第1接続部材の後方の立壁を第2接続部材のガイ
    ド壁に摺接しつつ互いの水平壁を当接し接着する
    ことにより中空球体を形成したことを特徴とする
    地球儀等の中空球体。
JP12907287U 1987-08-25 1987-08-25 Expired JPH0446296Y2 (ja)

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JPS6434671U JPS6434671U (ja) 1989-03-02
JPH0446296Y2 true JPH0446296Y2 (ja) 1992-10-30

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