JPH0445860Y2 - - Google Patents

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JPH0445860Y2
JPH0445860Y2 JP6714987U JP6714987U JPH0445860Y2 JP H0445860 Y2 JPH0445860 Y2 JP H0445860Y2 JP 6714987 U JP6714987 U JP 6714987U JP 6714987 U JP6714987 U JP 6714987U JP H0445860 Y2 JPH0445860 Y2 JP H0445860Y2
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JP
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suction
molded product
plate
die
suction tool
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、合成樹脂材料の射出成形機における
成形品のエジエクタ装置に関する。
(従来の技術) 従来、プラスチツク射出成形機における成形品
エジエクタ装置として、第4図に示すものが知ら
れている。すなわち、この装置は、固定ダイ21
と移動ダイ22との間に、ダイ22の移動方向と
直交する方向に出退自在とされると共に、移動ダ
イ22の移動方向にも移動可能とせられたエジエ
クタアーム23と、このアーム23の先端に取付
けられたカツプ状のゴム製吸着パツト24と、こ
のパツト24に連通状に備えられた吸気配管25
とにより構成されている。
そして、このエジエクタ装置は、成形品26が
冷却固化され、移動ダイ22が後退し型が開いた
状態になると、両ダイ21,22の間に吸着パツ
ト24が進入し、この吸着パツト24が成形品2
6の方向に移動して当接せられ、吸気操作により
成形品26が吸着パツト24に吸着されると同時
に移動ダイ22の中心に設けた空気噴出路27か
ら圧縮空気が噴出され、続いて移動ダイ22が後
退し、成形品26が移動ダイ22から離型され
る。このようにして、成形品26の端部から移動
ダイ22の先端が完全に離れると、吸着パツト2
4が成形品26を吸着した状態のまゝ、両ダイ2
1,22間から後退し成形品26が取出されるよ
うになつている。
したがつて、移動ダイ22の最小移動距離は、
成形品の長さLと吸着パツト24部の幅Bに、吸
着パツト24の出退のために必要な間隙を加えた
長さ分が必要となる。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、合成樹脂製容器等の成形品26の底
面26Aには、品質表示法による表示が浮出し文
字で行われているため、ゴム製の吸着パツト24
と底面26Aとの間に隙間が生じ、相当強い吸着
力がないと、成形品26に吸着させこれを離型す
ることが困難であり、底面26Aが薄い成形品2
6にあつては破損の恐れがあり、強力な吸気ポン
プを備えなければならない。また、吸着パツト2
4はその構成上、幅Bが大きいために、型締機の
ストロークすなわち移動ダイ22のストローク
が、1クラス上の能力を備えた機械を使用しなけ
ればならないという問題がある。更に製品が離型
する際、大きな衝撃力でパツトに衝突し、従来の
パツトでは、すぐに破損するという問題があつ
た。
本考案は、上記のような実情に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、吸着具の幅を
狭くして機械の能力に適合した成形品の成形を可
能にすると共に、品質表示の浮出し文字等があつ
ても吸着板を密着させうる吸着具を備えた成形品
のエジエクタ装置を提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記目的を達成するために、次の技
術的手段を講じた。すなわち、本考案は、射出成
形機の固定ダイ3と移動ダイ5との間に、ダイ5
の移動方向と直交する方向に出退自在とされると
共に、成形品7に当接・離間自在とされ、成形品
7を吸着し離型した後取出すようにした吸着具9
を備えたエジエクタ装置8において、前記吸着具
9は、板状の吸着具本体11と、その周縁部に固
着された独立気泡形の発泡合成樹脂材からなる吸
着板12とを具備し、吸着具本体11の吸着板1
2で囲まれた部分に吸気口14が備えられ、この
吸気口14に吸気手段が接続しうるように構成さ
れたことを特徴としている。
(作用) 本考案によれば、吸着具9が吸着具本体11
と、その底面に固着された独立気泡形の発泡合成
樹脂材からなる吸着板12で構成されているの
で、吸着具9の幅Bが狭く型締ストロークを有効
に活用でき、吸着板12は柔軟性が大であるが通
気性はないから成形品7に完全に密着し、適度の
吸着力でダイ5から成形品7が離型する。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
第1〜3図において、1は射出成形機の固定ダ
イプレート、2は移動ダイプレート、3は固定ダ
イプレート1に固定金具4により取付けられた固
定ダイ、5は移動ダイプレート2に固定金具6に
より取付けられた移動ダイ、7は成形品、8は成
形品エジエクタ装置である。
このエジエクタ装置8は、成形品7の吸着具9
と、この吸着具9を保持したエジエクタアーム1
0とから成つている。そして、吸着具9は、ジユ
ラルミン製の板状吸着具本体11と、この吸着具
本体11の板面周縁部に固着された平板枠状の吸
着板12とからなり、吸着板12は、独立気泡形
の発泡合成樹脂材たとえば発泡ウレタンにより成
形されている。また、吸着具本体11の吸着板1
2で囲まれた中央部には、成形品7が吸着力によ
つて破損しないように当接させる保護板13が一
体的(または別途に板体を固着してもよい)に形
成され、その長手方向両側の吸着板12で囲まれ
た部分に吸気口14が2つ設けられている。
さらに吸着具本体11は、エジエクタアーム1
0にボルト等15により固着され、この本体11
に設けられた吸気口14が、エジエクタアーム1
0の吸気路16に連通されており、この吸気路1
6には吸気ポンプ(図示省略)に接続された吸気
配管17に連通状に接続されている。
なお、エジエクタアーム10は、吸気具9を固
定ダイ3及び移動ダイ5の間に、移動ダイ5の移
動方向と直交する方向に出退自在とせしめると共
に、移動ダイ5の移動方向にも移動自在とせられ
ている。このエジエクタアーム10の駆動制御
は、射出成形機の合成樹脂射出サイクルに対応し
て、別途の駆動制御装置により、精度よく行われ
る。
18は移動ダイ5の中央に設けられた成形品離
型用の圧縮空気噴出路である。
前記保護板13は、特別に設けなくても、吸着
板12の成形品当接面と、吸着具本体11の内面
との間隔を適当に選択し、かつ吸気機能が確保さ
れる手段を講じればよい。
本考案の実施例によれば、溶融樹脂材が両ダイ
3,5のキヤビテイ内に射出され、冷却固化され
るまでの間、吸着具9はダイ移動経路外に待機し
ており、移動ダイ5が後退されて途中で停止する
と、エジエクタアーム10の作動により、吸着具
9が両ダイ3,5の間に進入せしめられ、第3図
に示す状態となる。次いで、吸着具9が同図中矢
印イで示す方向に移動して、吸着板12が成形品
7の底面7Aに当接し同時に吸気が行われて成形
品7が吸着具9に吸着され、続いて圧縮空気噴出
路18からの圧縮空気の噴出と同時に移動ダイ5
がさらに後退し、成形品7が移動ダイ5から完全
に抜け出したところで移動ダイ5が停止し、エジ
エクタアーム10が後退して元位置に戻り、吸着
が解除されて成形品7が取出しシユート(図示省
略)に投入される。
なお、吸着具9に成形品7が吸着される際、成
形品7の底面7A中央部分が、吸着具本体11の
保護板13に当接するため、成形品7がエジエク
タ装置の吸着力により破損することはない。
また、成形品7の底面7Aに、品質表示の浮出
し文字等があつても、吸着板12が発泡ウレタン
等で成形されているので、密着性がよく、吸気力
で有効に作用し、円滑な吸着離型が行われる。
本考案の上記実施例では、吸着具9が長方形と
されているが、正方形、円形、楕円、その他多角
形等成形品7の形状に対応して適宜形状選択を行
えばよく、また、吸気路16、吸気配管17等に
ついても設計変更してたとえば、エジエクタアー
ム10内に吸気路及び吸気配管を形成あるいは埋
設することができる。
(考案の効果) 本考案にかかる成形品エジエクタ装置は、上述
のように、吸着具9が板状の吸着具本体11とそ
の板面に固着された独立気泡形の発泡合成樹脂材
からなる吸着板12で構成されているので、吸着
具9の幅Bが狭く、型締ストロークを有効に活用
でき、したがつて従来のように、1クラス上の能
力を有する機械を使用する必要がなく、極めて経
済的となり、吸着板12は通気性のない柔軟性に
富む材料であるから、成形品7への密着性が良好
で、必要以上に吸気能力を高める必要がないので
吸気ポンプ能力が小さくても十分離型することが
でき、成形品7の破損を防止し、設備の適正化を
図りコスト低下を図ることが可能である。
更に、板状の吸着具本体に吸着板を取付ける構
造であるから、従来のパツト式のものに比べ強度
が強く離型時の衝突の衝撃に耐え得るものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本考案の実施例を示すもので、第
1図は要部の正面図、第2図は第1図のA−A線
断面図、第3図は全体概略構成を示す部分破断平
面図、第4図は従来例を示す断面図である。 3……固定ダイ、5……移動ダイ、7……成形
品、8……エジエクタ装置、9……吸着具、11
……吸着具本体、12……吸着板、14……吸気
口、17……吸気配管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 射出成形機の固定ダイ3と移動ダイ5との間
    に、ダイ5の移動方向と直交する方向に出退自在
    とされると共に、成形品7に当接・離間自在とさ
    れ、成形品7を吸着し離型した後取出すようにし
    た吸着具9を備えたエジエクタ装置8において、
    前記吸着具9は、板状の吸着具本体11と、その
    周縁部に固着された独立気泡形の発泡合成樹脂材
    からなる吸着板12とを具備し、吸着具本体11
    の吸着板12で囲まれた部分に吸気口14が備え
    られ、この吸気口14に吸気手段が接続しうるよ
    うに構成されたことを特徴とする成形品エジエク
    タ装置。
JP6714987U 1987-05-02 1987-05-02 Expired JPH0445860Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6714987U JPH0445860Y2 (ja) 1987-05-02 1987-05-02

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JP6714987U JPH0445860Y2 (ja) 1987-05-02 1987-05-02

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JPS63176613U JPS63176613U (ja) 1988-11-16
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JP6714987U Expired JPH0445860Y2 (ja) 1987-05-02 1987-05-02

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