JPH0445271A - 光学式膜厚モニタのモニタガラス交換装置 - Google Patents

光学式膜厚モニタのモニタガラス交換装置

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JPH0445271A
JPH0445271A JP15363690A JP15363690A JPH0445271A JP H0445271 A JPH0445271 A JP H0445271A JP 15363690 A JP15363690 A JP 15363690A JP 15363690 A JP15363690 A JP 15363690A JP H0445271 A JPH0445271 A JP H0445271A
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JP
Japan
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glass
monitor
dome
rotation
substrate
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JP15363690A
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Inventor
Shinichi Yamabe
真一 山辺
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Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shin Meiva Industry Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、真空成膜装置により成膜される基板の膜厚を
モニタガラスによりリアルタイムでモニタするための光
学式膜厚モニタにおいて、そのモニタガラスを交換する
交換装置に関する。
(従来の技術) 従来より、この種の光学式膜厚モニタとして、投光器、
ミラーボックス、モニタガラス、受光器、計測器本体等
からなり、モニタガラスを基板治具ドームの回転中心近
くで真空槽内の基板と同等の成膜条件が得られる位置に
配置しておき、そのモニタガラスに投光器からの検知光
を照射して反射させ、その反射光量の変化を受光器で検
知して膜厚を計測するようにしたものが公知である。
この膜厚モニタでは、モニタガラスからの反射光のうち
、フィルタを介して特定波長の単色光のみを受光器に導
入し、これを光電変換して膜厚の計測を行う。このとき
、単色光の反射率は、膜厚の増加に伴ってサインカーブ
状に連続して増減する。つまり、膜厚が単色光の半波長
の整数倍(0倍を含む)のときに反射率(反射光量)が
最大となり、膜厚が単色光の1/4波長の整数倍のとき
に最小の反射率となる。
ところで、上記基板に多数の成膜を層状に形成して多層
化する場合、例えば真空槽の土壁にそれを貫通して回転
可能に支持された円筒状ドーム回転輪の下端に基板治具
ドームを設けてなる吊下げ式ドーム回転機構に対し、そ
のドーム回転軸内に回転軸を回転可能に挿通支持し、こ
の回転軸の下端にガラスホルダを設け、該ガラスホルダ
の外周部に複数のモニタガラスを配設し、ガラスホルダ
を回転させてモニタガラスを逐次交換することにより、
各成膜の膜厚をモニタするようにしたモニタガラス交換
装置が知られている。
(発明が解決しようとする課題) しかし、近年、成膜の数は多層化する傾向にあり、それ
に伴いモニタガラスの必要枚数が増加する。ところが、
上記従来のモニタガラス交換装置では、回転軸の位置が
ドーム回転中心からオフセットした位置にあり、ガラス
の使用枚数が増えるほど、その回転軸がドーム回転中心
から離れて両者間の距離が長くならざるを得ない。その
結果、ドーム回転軸の外径が増大し、それを回転させる
回転機構が大きくなる。
この問題の解決策の1つとして、吊下げ式のドーム回転
機構に代えて、基板治具ドームを真空槽の底壁に支持し
たドーム回転軸で受けることが考えられる。しかしなが
ら、こうしてドームを下側の回転軸で支持するようにす
ると、ドーム回転軸のベアリングや荷重受はローラが真
空槽内に配置されることとなり、その磨耗物の発生を考
えると、ドームを高速で回転するのに限度がある。そし
て、ドームの回転が低速であるときには、各成膜での膜
厚分布のばらつきが大きくなる。
本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたもので、その目的
は、モニタガラス交換装置に改良を加えることで、吊下
げ式ドーム回転機構を採用しつつ、限られたスペースで
あっても多数枚のモニタガラスを収容できるようにし、
よって多層膜であっても各成膜の膜厚分布精度を向上で
きるようにすることにある。
(課題を解決するための手段) このため、請求項(1)に係る発明の解決手段は、各々
複数のモニタガラスを支持する複数のガラスホルダを遊
星機構によりドーム回転中心からオフセットした公転軸
回りに公転させるとともに、ガラスホルダの各々を自転
軸回りに自転させる構成とし、このガラスホルダの自転
及び公転によりモニタガラスを順に交換するようにして
いる。
具体的には、この発明では、真空槽内で、基板を取り付
けた基板治具ドームを回転させて上記基板に成膜すると
ともに、上記基板治具ドーム上の基板と同等の成膜条件
となる位置に配設されたモニタガラスへ検知光を照射し
、その入射光と反射光との対比に基づいて上記基板への
膜厚をモニタするようにした真空成膜装置が前提である
そして、上記基板治具ドームを、真空槽の壁部に該壁部
を貫通して回転可能に支持せしめた円筒状ドーム回転軸
の内端に回転一体に設ける。また、上記ドーム回転軸内
でその回転中心とオフセットした位置に、モニタガラス
に対する入射光及び反射光の光路を形成する。
さらに、上記ドーム回転軸の回転中心とオフセットしか
つ上記光路とは異なる位置に回転可能に挿通された円筒
状の公転軸と、該公転軸の下端に回転一体に設けられた
キャリアと、該キャリアの外周部に上下方向の軸線を有
する自転軸を介して回転可能に支持され、複数のモニタ
ガラスを周方向に間隔をあけて支持する複数のガラスホ
ルダと、上記公転軸に回転可能に挿通され、回転により
上記各ガラスホルダを回転させる駆動軸とを備える。
そして、各ガラスホルダの自転軸回りの自転とキャリア
公転軸回りの公転とを繰り返して、モニタガラスを順に
光路に対応する位置に位置付けるように構成する。
(作用) 上記の構成により、請求項(1)に係る発明では、まず
、1つのガラスホルダにおけるモニタガラスを光路に対
応する位置に位置付けておき、その状態でドームを回転
させながら基板に最初の成膜処理を行う。モニタガラス
を交換して次の成膜処理をする場合、駆動軸の回転によ
り各ガラスホルダを自転軸回りに回転させ、次のモニタ
ガラスを光路の位置に移動させた後、成膜処理を行う。
以後、同様に成膜処理が変わる都度、ガラスホルダの各
モニタガラスを順に交換し、該ガラスホルダにおける全
てのモニタガラスが使用されると、今度は公転軸を回転
させ、ガラスホルダを公転させて他のものに交換し、以
下、その交換したガラスホルダを自転させながらその各
モニタガラスを上記と同様に順次交換する。このように
モニタガラスを遊星機構を利用して真空槽内に配置した
ことで、狭いスペースであっても、多数枚のモニタガラ
スを収容してそれらを順次交換でき、光学多層膜に良好
に対処できる。
また、ドーム回転軸内に公転軸及び駆動軸が挿通されて
いるので、吊下げ式のドーム回転機構を採用できる。こ
のため、ドームの回転速度を高速化でき、各成膜の分布
精度を向上させることができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図〜第4図は本発明を成膜装置たる蒸着装置に適用
した実施例を示す。第1図において、1は真空槽で、図
示しないが、その内底壁には電子銃及びるつぼからなる
成膜材料供給源としての蒸着源が配置されている。
真空槽1の上壁1aには上記蒸着源の真上位置に軸挿通
孔2が開口され、この軸挿通孔2にはドーム回転軸5が
挿通されている。このドーム回転軸5は中空円筒状の軸
部材で、その上部にて真空槽1の上壁1a上面に取り付
けた有底筒状の軸受部材3に上下1対のベアリング6.
6を介して回転可能にかつ落下不能に支持されている。
このドーム回転軸5の上端近傍の外周面にはギヤ7が形
成され、該ギヤ7は中間ギヤ8を介して図外のモータに
駆動連結されている。一方、ドーム回転軸5の真空槽1
内部に臨む下端には回転軸5の回転中心ODから半径方
向外側に向かって水平方向に延びるドーム回転アーム9
が回転一体に取り付けられている。このアーム9の先端
は下方に延び、その下端には回転軸5の回転中心OD側
に向かって内側に折れ曲がるフック部9aが形成されて
いる。そして、このアーム9のフック9aには上記蒸着
源を中心とする断面円弧状の基板治具ドーム10がその
外周縁にて係止されている。このドーム10は、蒸着に
より成膜しようとする多数のガラス基板W、 W、・・
・を装着するもので、その中心部には開口10aが形成
されている。そして、モータの作動によりドーム回転軸
5及びアーム9を介してドーム10を回転させ、その状
態でるつぼから蒸発した蒸発材料を上方に飛翔させてド
ーム10の各ガラス基板Wに光学薄膜を形成するように
している。
また、上記ガラス基板Wに形成される光学薄膜の膜厚を
リアルタイムで測定するための光学膜厚モニタ50が具
備されている。この膜厚モニタ50は、第4図に示すよ
うに、蒸発物質の飛翔領域に配置されるモニタガラスG
Mをガラス基板Wと同等の試料とし、これに照射した検
知光の反射度合を計測して膜厚を判定する反射光式のモ
ニタであり、検知光を照射する投光器51と、検知光及
びモニタガラスGMからの反射光(計測光)を変向案内
するミラーボックス56と、反射光を受ける受光器61
と、計測器(図示せず)とを備え、投光器51と受光器
61とはミラーボックス56を挾んで対向配置されてい
る。上記投光器51はケース52内に光源53、ピンホ
ール板54、図外のチョッパ及び集光用のレンズ55を
順に配置したものであり、ミラーボックス56内には、
ピンホール板54で適当径に絞られた検知光をモニタガ
ラスGMに向かって反射する第1反射ミラー57と、モ
ニタガラスGMからの反射光を受光器61に向けて反射
する第2反射ミラー58とが隣接して配置されている。
このミラーボックス56の下方にはモニタガラスGMへ
の入射光及びその反射光の光路を形成する光路筒59が
配設され、該光路筒59の下側にはモニタガラスGMが
配置されている。
上記受光器61は、上記第2反射ミラー58に対向して
ミラーボックス56に装着される光路筒62と、該光路
筒62にフィルタ63を介して接合された光電変換ユニ
ット65とを有する。上記フィルタ63は、光路筒62
に装着したフィルタ保持枠64に対し着脱可能に装填さ
れており、その光干渉作用によりモニタガラスGMから
の反射光の中から特定波長の単色光のみを通過させる。
光電変換ユニット65は、図示しないが光電管やフォト
ダイオード等の光電変換素子とその出力を増幅するアン
プとを内蔵しており、上記単色光による信号電流を計測
器に出力するようになっている。
そして、第1図に示す如く、上記軸受部材3の土壁には
、ドーム回転軸5の回転中心oDとオフセットしかつ基
板治具ドーム10の開口10aと上下に対応した位置を
上下に貫通する開口4が形成されており、上記ミラーボ
ックス56は、軸受部材3の上面に上記開口4の内部を
モニタガラスGMへの入射光及び反射光が通過するよう
に位置付けられて装着されている。66は開口4の上端
開口部を閉塞するガラスである。また、光路筒59は、
上記ドーム回転軸5にその回転中心00とオフセットし
た位置にて挿通配置され、その上端は軸受部材3の開口
4と合致した状態で軸受部材3の土壁下面に締結固定さ
れている。従って、上記軸受部材3の開口4及び光路筒
59により、モニタガラスGMへの入射光及びその反射
光の光路60が形成されている。
上記ドーム回転軸5にはその回転中心ODとオフセット
しかつ上記光路筒59(光路60)とは異なる位置に中
空円筒状の公転軸11がベアリング12.12を介して
回転可能にかつ挿通されている。この公転軸11の上端
は軸受部材3を貫通してその上方に延び、その上端には
ギヤ13が形成されている。このギヤ13は中間ギヤ1
4に噛み合い、この中間ギヤ14は公転モータ15の出
力軸15aに取り付けたギヤ16に噛合している。
一方、公転軸11の真空槽1内に臨む下端は上記ドーム
回転アーム9よりも下方に延び、該下端にはキャリア1
7が回転一体にかつ上下方向に相対移動可能にスプライ
ン結合されている。第2図にも示すように、このキャリ
ア17は、公転軸11の下端から等角度間隔をあけて半
径方向外側に向かって延びる3本のアーム18. 18
.・・・で構成され、各アーム18の先端部には、外周
にギヤ20aを有する円板からなるガラスホルダ20が
上下方向の軸線を有する自転軸21を介して回転可能に
支持されており、公転モータ15の作動によりガラスホ
ルダ20. 20.・・・を公転軸11回りに回転させ
るようにしている。
各ガラスホルダ20の外周部にはガラスホルダ20を貫
通する複数のガラス保持孔22. 22゜・・・が形成
され、該ガラス保持孔22. 22.・・・は自転軸2
1を中心とする環状位置に等角度間隔をあけて環状に配
置されている。この各ガラス保持孔22にはガラス保持
筒23がガラスホルダ20に対し上昇方向に相対移動可
能に挿通保持されている。このガラス保持筒23は、第
3図に拡大詳示するように、ガラス保持孔22を若干の
間隙をあけて通過可能の外径を有する大径部23aと、
該大径部23aの上端から半径方向外側に延びる係止フ
ランジ部23bと、大径部23aの下端に段部23cを
介して連続する小径部23dと、該小径部23dの下端
から半径方向内側に延びるガラス係止フランジ部23e
とからなる。ガラス保持筒23の内周は下方に向かって
小径となるテーバ状とされており、保持筒23内部に投
入された円形のモニタガラスGMをガラス係止フランジ
部23eで係止保持するとともに、保持筒23全体を上
端の係止フランジ部23bでガラスホルダ20に対し上
昇方向に相対移動可能に係止保持するようにしている。
また、上記ドーム回転アーム9とその下側のキャリア1
7との間には、上記公転軸11を中心としてそこから半
径方向外側に延びる固定アーム24が配設されている。
この固定アーム24の内端はドーム回転軸5を貫通する
支持部材(図示せず)を介して上記軸受部材3に吊下げ
支持されている。
一方、固定アーム24の外端下面には、上記基板治具ド
ーム10と各ガラスホルダ20との間に配置した固定円
板25の外周縁が固定保持されている。上記固定円板2
5は、上記蒸着源から飛翔した蒸発物質が各モニタガラ
スGMに不必要に付着するのを防ぐ遮蔽部材をなすもの
で、その中心部近傍でかつ上記膜厚モニタ50の光路筒
59の真下位置には、上記各ガラス保持筒23の小径部
23dのみを落し込み状態で挿通せしめる円形孔26が
開口されている。従って、第3図左半部に示すように、
キャリア17及びそれと一体のガラスホルダ20を上昇
位置にして、ガラス保持筒23の1つを固定円板25の
円形孔26の真上位置に位置付け、キャリア17及びガ
ラスホルダ20を下降させることにより、同図で仮想線
にて示す如く、円形孔26に対応する1つのガラス保持
筒23のみを該円形孔26に落ち込ませて、そのモニタ
ガラスGMをドーム10下側に露出させ、他のガラス保
持筒23.23.・・・については、第3図右手部に示
す如く固定円板25の上に乗り上げさせてガラスホルダ
20に対し上方に相対移動させ、その固定円板25でモ
ニタガラスGMを遮蔽するようにしている。
さらに、上記公転軸11には中実のガラスホルダ駆動軸
27が挿通されている。この駆動軸27の上端は公転軸
11の上方に延び、上端部にはスプライン部27aが形
成されている。また、公転軸11の上端には駆動軸27
のスプライン部27aに噛合するスプライン孔28aを
有するスリーブ28がベアリング29.29を介して回
転可能に支持されており、この支持構造により駆動軸2
7は公転軸11に対し相対回転可能にかつ摺動可能とさ
れている。また、上記スリーブ28にはギヤ30が取り
付けられ、このギヤ30は上記中間ギヤ14と同軸の中
間ギヤ31に噛み合い、この中間ギヤ31は自転モータ
32の出力軸32aに取り付けたギヤ33に噛合してい
る。
一方、駆動軸27の下端部は、上記キャリア17にベア
リング34.34を介して回転可能にかつ一体的に昇降
可能に支持されており、駆動軸27によりキャリア17
、ガラスホルダ20等を吊下げ支持し、駆動軸27が昇
降したときにキャリア17、ガラスホルダ20等が一体
的に昇降する。
この駆動軸27の下端には上記各ガラスホルダ20外周
のギヤ20aに噛合するギヤ35が回転−体に取り付け
られている。つまり、駆動軸27と各ガラスホルダ20
とは駆動軸27下端のギヤ35及び各ガラスホルダ20
外周のギヤ20aからなるギヤ機構を介して駆動連結さ
れており、自転モータ32の作動により駆動軸27を回
転させて、各ガラスホルダ20を自転軸21回りに回転
(自転)させるようにしている。
また、駆動軸27の上方には回転不能でかつ昇降可能な
筒部材36が配設され、この筒部材36に対し駆動軸2
7はボールジヨイント37を介して連結されている。す
なわち、駆動軸27の上端には滑り部としてのボール3
8が一体に形成されている一方、筒部材36の下端には
上記ボール38を回転可能に抱持する抱持部39が形成
されており、この抱持部39とボール38との結合によ
り駆動軸27が筒部材36に相対回転可能にかつ一体的
に昇降可能に連結されている。筒部材36の上部にはナ
ツト部40が取り付けられ、このナツト部40には駆動
軸27と同心のボールねじ41が螺合されている。この
ボールねじ41は、その上端にてベアリング42.42
を介して回転可能にかつ昇降不能に固定体43に支持さ
れ、中間部にはギヤ44が取り付けられている。このギ
肯44は昇降モータ45の出力軸45aに取り付iiだ
ギヤ46に噛合しており、昇降モータ45を0動させて
ボールねじ41を回転させ、このボー/1ねじ41とナ
ツト40との螺合により筒部材36を昇降させることに
より、駆動軸27.従ってキャリア17及び各ガラスホ
ルダ20を昇降させるようにしている。
そして、蒸着装置の作動時、ガラス基板Wに刻する光学
膜が変えられる都度、それに対応して各ガラスホルダ2
0のモニタガラスGM、GM、・・・を交換する。この
モニタガラスGM、GM、・・・の交換の際は、各ガラ
スホルダ20を自転軸21回りに回転させて、モニタガ
ラスGMを順に光路筒59に対応する位置に位置付ける
とともに、該ガラスホルダ20の全てのモニタガラスG
M、GM・・・がモニタのために使用されると、ガラス
ホルダ20を公転軸11回りに公転させて他のガラスホ
ルダ20と交換し、その交換された新しいガラスホルダ
20のモニタガラスGM+ GM、・・・を順次光路筒
59に対応する位置に位置付けることにより、多数枚の
モニタガラスGM、GM、・・・の交換を行うようにし
ている。
尚、第1図中、47は蒸発物質を加熱するために真空槽
1の上壁1a下面とドーム回転アーム9との間に配設さ
れたヒータ、48は真空シール材である。
次に、上記実施例の作用について説明する。
予め、3つのガラスホルダ20.20.・・・をその1
つ(1番目のもの)が光路筒59(光路60)に対応す
る位置に保持されるように位置付け、昇降モータ45の
例えば正転により駆動軸27、キャリア17及び各ガラ
スホルダ20を上昇させておく。その状態で自転モータ
32により駆動軸27を回転させると、その回転はギヤ
35.20aを介して各ガラスホルダ20に伝達され、
該各ガラスホルダ20は自転軸21回りに回転する。尚
、このとき、ガラスホルダ20,20.・・・は、ギヤ
35.20aによって互いに駆動連結されているので、
その自転軸21回りの回転に伴って公転軸11回りに公
転する虞れがあり、公転軸11は停止保持しておく必要
がある。
そして、第3図左半部に示すように、1番目のガラスホ
ルダ20における1つのガラス保持筒23が光路筒59
の真下位置に位置付けられると、自転モータ32を停止
させ、その後、上記昇降モータ45の逆転により駆動軸
27、キャリア17及びガラスホルダ20.20.・・
・を下降させる。
このとき、上記光路筒59の真下位置に位置するガラス
保持筒23は固定円板25の円形孔26に対応している
ため、ガラスホルダ20の下降移動に伴い、第3図で仮
想線にて示す如く上記ガラス保持筒23は円形孔26に
落ち込み、そのモニタガラスGMがドーム10下側にお
ける蒸発物質の飛翔領域に露出する。また、残りのガラ
ス保持筒23.2B、・・・は、第3図有半部に示すよ
うに、他の2つのガラスホルダ20.20のガラス保持
筒23. 2B、・・・と共に固定円板25に押し上げ
られてガラスホルダ20に対し上方に相対移動し、その
モニタガラスGMが固定円板25で隠蔽される。
このようにして、先ず、1つのガラスホルダ20におけ
る1番目のモニタガラスGMを光路筒59に対応する位
置に位置付けておき、その状態でドーム10を回転させ
ながら各ガラス基板Wに最初の光学膜の蒸着処理を行う
。また、これと同時に、膜厚モニタ50により、上記ド
ーム10下方に臨んだモニタガラスGMへの蒸着物質の
付着量を監視し、その膜厚が適正になると蒸着処理を終
了する。
この蒸着処理の際、固定円板25の円形孔26からドー
ム10下方に落ち込んでいる保持筒23外周の段部23
cが円形孔26を塞いでおり、しかも他のガラス保持筒
23,23.・・・のモニタガラスGM、c、、、、・
・・はいずれも固定円板25により閉鎖されるため、モ
ニタに供されていないモニタガラスGM、cyM、・・
・に蒸発物質が不必要に付着することはない。
最初の蒸着処理が終了すると、−旦、昇降モータ45を
正転させてガラスホルダ20. 20.・・・を上昇さ
せ、全てのガラス保持筒23.2B、・・・をガラスホ
ルダ20により吊り上げる。この後、自転モータ32を
作動させて各ガラスホルダ20を所定角度だけ回転させ
、上記最初にモニタに供されたモニタガラスGMに隣接
する2番目のモニタガラスGMの保持筒23を光路筒5
9下方に位置付けた後、ガラスホルダ20を下降させる
。このことにより、モニタガラスGMが交換される。
そして、上記と同様にして、モニタガラスGMで膜厚を
モニタしながら2回目の蒸着処理を行い、その終了の後
、同様にしてモニタガラスGMを交換する。
こうして各ガラス基板Wに対する多層膜の蒸着処理が進
行し、それに伴って1番目のガラスホルダ20における
全てのモニタガラスGM、GM+・・・がモニタに使用
され尽くすと、昇降モータ45の正転によりキャリア1
7及びガラスホルダ20゜20、・・・を上昇させた状
態で、今度は公転モータ15の作動により公転軸11を
120”だけ回転させてガラスホルダ20を2番目のも
のに交換する。尚、この公転に伴ってガラスホルダ20
は自転する虞れがあり、これを避けるために公転時は駆
動軸27が公転軸11と同じ回転をするように自転モー
タ32を補正回転させることが望ましい。
その後、この交換されたガラスホルダ20についてその
モニタガラスGM、GM、・・・を上述の如く昇降上−
夕45及び自転モータ32の交互の作動により順に交換
しながら、ガラス基板Wに光学膜を蒸着させる。この2
番目のガラスホルダ20におけるモニタガラスGM、G
M、・・・による膜厚のモニタが全て終了すると、ガラ
スホルダ20を最後の3番目のものに交換し、以下、同
様にそのモニタガラスGM、GM、・・・を交換しなが
ら蒸着処理を行う。
したがって、このように多数枚のモニタガラスGM、G
M、・・・を順次交換できるので、各ガラス基板Wに蒸
着させる光学膜が多層化しても、それに十分に対処する
ことができる。しかも、この多数枚のモニタガラスcM
、GM、・・・は遊星機構を利用して真空槽1内に配置
されているので、その配置スペースが小さくて済み、真
空槽1内の狭いスペースであっても、多数枚のモニタガ
ラスGM。
GM、・・・を収容してそれらを順次交換できる。
また、ドーム回転軸5内に公転軸11及び駆動軸27を
挿通する構造であるので、膜厚モニタ50をドーム回転
機構と同じ真空槽1の上壁1aに配置することができ、
このため、吊下げ式のドーム回転機構を採用できる。こ
の吊下げ式では、基板治具ドームを真空槽の底壁側から
支持する場合と違ってドーム回転軸5の軸受機構を真空
槽1の外部に配置でき、基板治具ドーム10の回転速度
を高速化でき、よって各成膜の分布精度を向上させるこ
とができる。
尚、上記実施例では、ガラスホルダ20の数を3つとし
たが、4つ以上又は2つに増減してもよい。
また、上記実施例は本発明を蒸着装置に適用した実施例
であるが、本発明は蒸着装置以外の他の真空成膜装置に
対しても適用できるのは勿論である。
(発明の効果) 以上説明したように、請求項(1)に係る発明の光学式
膜厚モニタのモニタガラス交換装置によると、各々複数
のモニタガラスを支持する複数のガラスホルダを遊星機
構によりドーム回転中心からオフセットした公転軸回り
に公転させるとともに、各ガラスホルダを自転させる構
成とし、このガラスホルダの自転及び公転によりモニタ
ガラスを交換するようにしたことにより、ドーム回転機
構を大きくすることなく、真空槽内の狭いスペースであ
っても多数枚のモニタガラスを収容でき、真空成膜装置
で光学多層膜等を成膜するのに良好に対処することがで
きる。また、吊下げ式のドーム回転機構を採用して、ド
ームの回転速度を高速化でき、各成膜の膜厚分布精度を
上げることができ、成膜品質の向上を図ることができる
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は真空蒸着装置の
要部断面図、第2図はガラスホルダの配置構造を模式的
に示す概略平面図、第3図はモニタガラスをセツティン
グする機構の拡大断面図、第4図は膜厚モニタの概略構
造図である。 1・・・真空槽 4・・・開口 5・・・ドーム回転軸 OD・・・回転中心 9・・・ドーム回転アーム 10・・・基板治具ドーム 11・・・公転軸 15・・・公転モータ 17・・・キャリア 20・・・ガラスホルダ 21・・・自転軸 27・・・ガラスホルダ駆動軸 32・・・自転モータ 45・・・昇降モータ 50・・・膜厚モニタ 51・・・投光器 56・・・ミラーボックス GM・・・モニタガラス 59・・・光路筒 60・・・光路 61・・・受光器 W・・・ガラス基板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)真空槽内で、基板を取り付けた基板治具ドームを
    回転させて上記基板に成膜するとともに、上記基板治具
    ドーム上の基板と同等の成膜条件となる位置に配設され
    たモニタガラスへ検知光を照射し、その入射光と反射光
    との対比に基づいて上記基板への膜厚をモニタするよう
    にした真空成膜装置において、 上記基板治具ドームは、真空槽の壁部に該壁部を貫通し
    て回転可能に支持せしめた円筒状ドーム回転軸の内端に
    回転−体に設けられており、上記ドーム回転軸内でその
    回転中心とオフセットした位置に、モニタガラスに対す
    る入射光及び反射光の光路が形成され、 上記ドーム回転軸の回転中心とオフセットしかつ上記光
    路とは異なる位置に回転可能に挿通された円筒状の公転
    軸と、 上記公転軸の下端に回転一体に設けられたキャリアと、 上記キャリアの外周部に上下方向の軸線を有する自転軸
    を介して回転可能に支持され、複数のモニタガラスを周
    方向に間隔をあけて支持する複数の円板状ガラスホルダ
    と、 上記公転軸に回転可能に挿通され、上記各ガラスホルダ
    を回転させる駆動軸とを備え、 各ガラスホルダの自転軸回りの自転と公転軸回りの公転
    とを繰り返して、モニタガラスを順に光路に対応する位
    置に位置付けるように構成したことを特徴とする光学式
    膜厚モニタのモニタガラス交換装置。
JP15363690A 1990-06-12 1990-06-12 光学式膜厚モニタのモニタガラス交換装置 Pending JPH0445271A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006199298A (ja) * 2005-01-18 2006-08-03 Iwata Label Co Ltd 薬剤容器の透明包装体
JP2013142164A (ja) * 2012-01-10 2013-07-22 Sumitomo Heavy Ind Ltd 成膜装置
JP2015185757A (ja) * 2014-03-25 2015-10-22 株式会社日立国際電気 基板処理装置及び半導体装置の製造方法

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