JPH0445166Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は、CD（コンパクト・デイスク）など
のチエンジヤに対して着脱可能に構成したデイス
ク収納用マガジンに関する。

〔考案の技術的背景〕

従来、CDチエンジヤとしては、CD収納用マガ
ジンに収納されたCDの情報を電気的に自動表示
する機能をもたず、別途に設けられた表示用パネ
ルに各デイスク、各曲のタイトルを別に羅列する
ものしかなかつた。

〔背景技術の問題点〕

従来のCDチエンジヤはCD内容を手書きで表示
する方法しかないため、マガジンを交換すると、
表示をすべて入れ換えなければならず、また、タ
イトルなど、最小限の情報しか表示できないなど
の欠点があつた。

〔考案の目的〕

この考案は、上記従来の欠点を除去するために
なされたもので、チエンジヤに挿入されるマガジ
ンが交換されても必要に応じて交換されたマガジ
ンの収納デイスクの情報を読み出し、表示するこ
とができるデイスク収納用マガジンを提供するこ
とを目的とする。

〔考案の概要〕

この考案のデイスク収納用マガジンは、複数の
デイスクを収納するマガジンを装填又は取り出し
可能に構成されたチエンジヤと、マガジンまたは
チエンジヤに設けられた表示部を有し、マガジン
及びチエンジヤに設けられ、マガジンがチエンジ
ヤに挿入された後読取られるマガジン内の各デイ
スクの情報をチエンジヤからマガジンに送るため
の接続部を介して記憶素子に記憶された情報を必
要に応じて読み出すようにしたものである。

〔考案の実施例〕

以下、この考案のデイスク収納用マガジンの実
施例について図面に基づいて説明する。第１図は
その一実施例の構成を示す斜視図であり、図中の
１はデイスクチエンジヤであり、このデイスクチ
エンジヤ１の前面に挿入口１ａが設けられてお
り、この挿入口１ａからマガジン２が矢印Ａ１方
向に装填あるいは取り出すようになつている。

マガジン２の所定個所、たとえば、背面あるい
は側面などに、第２図ａに示すように、電気的接
触子３が設けられており、この電気的接触子３に
対応して、デイスクチエンジヤ１内にも電気的接
触子４が設けられている。

電気的接触子３はマガジン２をデイスクチエン
ジヤ１内に挿入したときに、電気的接触子４と接
触して、マガジン２とデイスクチエンジヤ１とが
電気的に接続されるようになつている。

このマガジン２とデイスクチエンジヤ１との接
続手段としては、第２図ａに示す電気的接触子
３，４を設ける場合のほかに、第２図ｂに示すよ
うに、フオトインタラプタを使用するようにして
もよい。

すなわち、マガジン２側に受光素子５を設け、
デイスクチエンジヤ１側に発光素子６を設け、マ
ガジン２をデイスクチエンジヤ１内に挿入したと
き、発光素子６と受光素子５が対向して、光結合
を行うようにしてもよい。

第３図はデイスクチエンジヤ１内にマガジン２
を装填した状態の斜視図であり、デイスクチエン
ジヤ１の前面には、操作部としての操作ボタン１
３が複数個配列されている。この操作ボタン１３
はマガジン２内の各デイスクに対応して記憶され
た情報を選択的に読み出すときに操作するための
ものであり、その操作ボタン１３の操作に応じ
て、表示部１４にデイスクの情報が表示されるよ
うになつている。

表示部１４は流晶などが使用され、マガジン２
の前面側に設けられている。この表示部１４の表
示用の電源１２が操作ボタン１３の下方に設けら
れている。

なお、矢印Ａ２はマガジン２内のトレイ（図示
せず）に収納されたデイスクを変更するために引
き出す方向を示している。

また、第４図はデイスクチエンジヤ１とマガジ
ン２の内部構造を示したものである。上述のよう
に、マガジン２をデイスクチエンジヤ１内に装填
したとき、発光素子６と受光素子５とによるフオ
トインタラプタ１９により結合されるようになつ
ている。

また、マガジン２内にはバツテリ１５が設けら
れており、このバツテリ１５の電力はマイクロコ
ンピユータなどの制御素子１７、発振素子１６、
表示素子１８、受光素子６などに供給するように
なつている。

バツテリ１５は表示回路用電源となるだのであ
り、また、制御素子１７は記憶素子、表示駆動素
子となるワンチツプマイコンなどによるものであ
る。

さらに、この制御素子１７には、記憶素子のク
ロツクとなる発振素子１６が接続されているとと
もに、操作部２０が接続されている。この操作部
２０は表示内容を目的によつて切り換えるもので
ある。

次に、この考案の動作について説明する。複数
のデイスクが収納されたマガジン２をデイスクチ
エンジヤ１内に挿入後、TOC読み取り動作を行
わせると、各トレイNo.に対応した形でデイスク情
報がフオトインタラプタ１９を介してデイスクチ
エンジヤ本体１よりマガジン２に送られ、制御素
子１７内の記憶素子に記憶される。

この書き換えは、TOC読み取り動作が行われ
る都度実施される。このようにして記憶された情
報は操作ボタン１３の操作により必要な情報だけ
を取り出して表示部１４に表示される。この表示
部１４に表示する場合の表示例を挙げると、次の
ごとくである。

(1) デイスクのタイトル、歌手名、トータル時
間、全デイスク一覧 (2) 一枚のデイスクのタイトル、歌手名、曲目、
曲目別の時間 (3) 表示、オフ また、演奏中はこれらの情報は送られないた
め、操作ボタン１３で選別することにより、いわ
ゆるサブコードと呼ばれる内容、たとえば、歌
詞、楽譜なども演奏曲に同期して、表示部１４に
表示することができる。

なお、上記実施例は単純な一構成のみを示した
が、 (1) 操作ボタン１３を操作後一定時間のみ表示
し、その後は表示しない。

(2) デイスクチエンジヤ１にマガジン２が装填さ
れているときは、デイスクチエンジヤ１より電
源を供給され、マガジン２が装填されていない
ときは専用の保管部を設け、外部より電源を供
給されるように構成し、バツテリは単純なバツ
クアツプとして使用する。

(3) デイスクチエンジヤ１の表示部を削除し、マ
ガジン２上にすべての表示を表示する。などの
ことも可能である。

〔考案の効果〕

以上のように、この考案のデイスク収納用マガ
ジンによれば、個々のマガジンに電気的記憶素子
および表示部を設け、マガジン内の各デイスクご
との情報を記憶し、マガジンをデイスクチエンジ
ヤに装填した状態で各デイスクの情報をデイスク
チエンジヤで操作して読み出して表示部に表示す
るようにしたので、単なる演奏用の道具だけでは
なく、デイスクのフル情報を記憶、表示ができる
デイスクライブラリとして使用でき、かつ演奏時
は他情報の表示板として使用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案のデイスク収納用マガジンの
一実施例の斜視図、第２図ａは同上マガジンとデ
イスクチエンジヤとの電気的接続手段としての電
気的接触子を示す斜視図、第２図ｂは同上マガジ
ンとデイスクチエンジヤとの接続手段として、フ
オトインタラプタを使用した状態の斜視図、第３
図は同上マガジンをデイスクチエンジヤに装填し
た状態の斜視図、第４図は同上マガジンの内部構
成を示すブロツク図である。 １……デイスクチエンジヤ、２……マガジン、
３，４……電気的接触子、５……受光素子、６…
…発光素子、１５……バツテリ、１６……発振素
子、１７……制御素子、１８……表示素子、１９
……フオトインタラプタ、２０……操作部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 複数のデイスクを収納するマガジンと、前記マ
   ガジンに設けられた記憶素子と、前記マガジンを
   装填又は取り出し可能に構成されたチエンジヤ
   と、前記マガジン及び前記チエンジヤに設けら
   れ、前記マガジンが前記チエンジヤに挿入された
   後読取られるマガジン内の各デイスクの情報を前
   記チエンジヤから前記マガジンに送るための接続
   部と、前記マガジンまたは前記チエンジヤに設け
   られ前記情報を表示する表示部と、前記接続部を
   介して前記記憶素子に記憶された前記情報を必要
   に応じて読み出すチエンジヤに設けられた操作ボ
   タンとを有することを特徴とするデイスク収納用
   マガジンのチエンジヤ。