JPH0444882A - インクシート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分封 本発明はビデオプリンタなどの熱転写記録装置に用いら
れるインクシートに関するものである。

従来の技術 テレビ等の画像を熱転写記録装置によりカラー画像のハ
ードコピーにする製品の代表的な例としてビデオプリン
タがある。一般にビデオプリンタでは、イエロー、マゼ
ンタ、シアンの３色のインクを用い、前記３色を順に重
ねて記録紙に記録することでカラー画像を得ている。前
記３色のインクはインクシートと呼ばれる薄い帯状のシ
ー　トに前述の順に塗布されている。記録を行うとき、
例えばイエローの記録を行うときはイエローのインクが
記録部にくるようにインクシートの記録開始位置を設定
することが必要となる。同様にマゼンタの記録を行うと
きはマゼンタのインクが、シアンの記録を行うときはシ
アンのインクがそれぞれ記録部に来ていることが必要で
ある。以上のように、記録を行おうとする色のインクの
記録開始位置を設定することを頭出しと呼ぶ。

従来、頭出しの方法として、インクシートに黒色のマー
クを設けて行う方法が多く用いられている。第５図は従
来のインクシートとこれを用いた熱転写記録装置の平面
図である。Ｉｏｔａ、１０１ｂ及びｆｏｌｃはそれぞれ
インクシートにインクを塗布していない透明領域、１０
２は転写のためのイエローのインクを塗布したイエロー
領域、１０３は転写のためのマゼンタのインクを塗布し
タマセンタｆｊｆ域、１０４は転写のためのシアンのイ
ンクを塗布したシアン領域、１０５はイエロー領域の頭
出しに使用するため黒色にマークされたイエロー頭出し
マーク、１０６はマゼンタ領域の頭出しに使用するため
黒色にマークされたマゼンタ頭出しマーク、１０７はシ
アン領域の頭出しに使用するため黒色にマークされたシ
アン頭出しマーク、１０８はインクシート、１０９ａ及
び１０８ｂはフォトカブラー　１１０はサーマルヘッド
である。また第６図は第５図の従来のインクシートと熱
転写記録装置のフォトカプラ一部の側面図で、紙面に対
し奥の方向にインクシートは搬送される。１１１は反射
板である。

以上のような構成のインクシートの頭出しの方法につい
て以下説明をする。

熱転写記録装置に設けられたマーク検出手段であるフォ
トカブラ１０９ａ及び１０９ｂ内の発光素子（図示せず
）から照射された光はインクシート１０８によって遮断
されなければ反射板１１１まで届き反射されフォトカプ
ラー０９ａ及び１０９ｂ内の受光素子（図示せず）にそ
れぞれ到達する。またインクシート１０８により遮断さ
れた場合は前記受光素子に光が到達しない。前記受光素
子は検知した光量に応じ出力電圧が変化するので、前記
出力電圧を調べることで光がインクシートによって遮断
されたか否かがわかる。ここでインクシート１０８上の
黒色のインクは前記発光素子からの光を大幅に遮断する
ので、黒色以外のインクや透明部に比べ前記出力電圧が
大きく異なる。このことを利用し頭出しを行っている。

フォトカブラ１０８ａ及び１０９ｂがイエロー頭出しマ
ーク１０５を検出するまでインクシート１０８を早送り
で搬送する。イエロー頭出しマーク１０５がフォトカブ
ラ１０θａ及び１０９ｂの場所まで搬送されるとフォト
カブラ１０９ａ及び１０９ｂは共に黒色のイエロー頭出
しマーク１０５により光が遮断されるので前記出力電圧
はｏｆｆとなる。このとき、熱転写記録装置はインクシ
ート１０８の早送りの搬送を止め、サーマルヘッド１１
０をインクシート１０８と記録紙（図示せず）とを介し
てプラテンローラ（図示せず）に押圧させイエローの記
録を行う。イエロー記録後は、サーマルへラド１１０の
抑圧を解除する。以下同様にフォトカブラ１０８ａ及び
１０９ｂがマゼンタ頭出しマーク１０６を検出するまで
インクシートを早送りで搬送する。マゼンタ頭出しマー
ク１０６はフォトカブラ１０９ｂの光を遮断するが、フ
ォトカブ５１０９ａの光は遮断しないのでフォトカブラ
１０９ａの出力電圧はｏｎｌ　１０９ｂの出力はＯｆｆ
となる。これによりマゼンタ頭出しマーク１゜６を検出
する。マゼンタの記録後はシアン頭出しマーク１０７を
検出するまで早送りを行う。シアン頭出しマーク１０７
はフォトカブラ１０９ａの光を遮断するが、フォトカブ
ラ１０９ｂの光は遮断しないのでフォトカブラ１０９ａ
の出力電圧はｏｆｆ、１０９ｂの出力はＯｎとなる。こ
れによりシアン頭出しマーク１０７を検出する。

また、特開平１−１１３２７８号公報に記載されている
よう番こ黒のインクを用いずにイエローマゼンタ、シア
ンの３種類のインクを塗布したインクシートで頭出しを
行う方法が提案されている。

第７図及び第８図は前記提案のインクシートと熱転写記
録装置の平面図である。１１２はカラーセンサ、１１３
はインクシート、破線で示した内側の領域１１４は実際
に転写が行われる記録領域である。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、第５図及び第６図の従来の技術は、イエ
ロー、マゼンタ、シアンの３色の他に黒色のインクの合
計４色のインクをシート上に塗布しなければならず、製
造に手間を生じコストアップを招くという課題を有して
いた。さらにインクの色の判別を行うため、フォトカブ
ラーを２ケ所に取り付け、少なくともイエローと他の色
の頭出しの黒色のマークの形状を変え、２個のフォトカ
ブラーの出力の組合せで行っていた。このため、当然な
がらフォトカブラの設置場所が２ケ所必要となり装置の
小型化が困難という課題を存する。

また第７図及び第８図の従来の技術の場合は、インクを
塗布する領域が記録領域に比べ大きくなるためインクの
塗布量が多くなりコストアップを招いていた。さらに熱
転写記録装置にカラーセンサの出力のエツジを検出する
手段が必要となるため回路が複雑となり、熱転写記録装
置のコストアップ、装置の大型化を招くという課題を有
する。

さらにカラーセンサの設置場所はサーマルヘッド発熱体
よりインクシートの進行方向側である必要があり、また
発熱体より離れた位置に設置すると記録領域以外に塗布
するインクの量が多くなりコストアップを招くためでき
るだけ発熱体の近くに設置する必要があるなどの制約が
あり装置の簡略化を阻害するという課題を有する。

本発明は上記の課題を解決するものであり、記録に用い
るイエロー、マゼンタ、シアンの３色のインクをインク
シートに用いるだけで済み、またインクシートに塗布す
るインクの量も少なくて済む安価なインクシートと、マ
ーク検出手段の設置場所をより自由に設定できる熱転写
記録装置を提供することを目的としている。

課題を解決するための手段 以上の目的を達成するために、本発明のインクシートは
各色のインク塗布部の記録開始位置に対応する場所にマ
ークを有するインクシートであって、前記各々のマーク
は記録しようとする各々のインクと同色で、記録に使用
するインク部の外側の領域に設けてなるものである。

作用 赤、緑、青の３色の光をそれぞれ発光する発光素子と受
光素子を一個ずつ組み合わせてたカラーセンサを用い、
インクシートに赤、緑、青の３色の光をそれぞれ照射す
ると、イエローのインクではその補色の青の光が吸収さ
れ赤と緑の光が透過または反射して受光素子に検知され
る。同様に、マゼンタのインクではその補色の緑の光が
吸収され赤と青の光が透過または反射して受光素子に検
知され、シアンのインクではその補色の赤の光が吸収さ
れ緑と青の光が透過または反射して受光素子に検知され
る。以上のように各受光素子の出力を調べることでその
インクの色が検知でき、また受光素子が頭出しのマーク
を検知したときにその色の記録開始位置が記録部にくる
ような位置関係にしておくことで、頭出しのマークを検
知したときその色の頭出しができる。

実施例 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。

第１図はインクシートの平面図である。１はインクシー
トのインクを塗布していない透明領域、２は転写のため
のイエローのインクを塗布したイエロー領域、３は転写
のためのマゼンタのインクを塗布したマゼンタ領域、４
は転写のためのシアンのインクを塗布したシアン領域、
５はイエロー領域の頭出しに使用するためイエローのイ
ンクでマークされたイエロー頭出しマーク、６はマゼン
タ領域の頭出しに使用するためマゼンタのインクでマー
クされたマゼンタ頭出しマーク、７はシアン領域の頭出
しに使用するためシアンのインクでマークされたシアン
頭出しマークである。

第２図は熱転写記録装置の斜視図、第３図はマーク検出
手段の側面図である。８はインクシート、８はサーマル
ヘッド、１０は記録紙、１１はインクシート８と記録紙
１０を介しサーマルヘッド８に押圧されるプラテンロー
ラ、１２は赤、緑、青の３色の光をインクシート８に照
射する発光素子で赤色発光素子１２Ｒと緑色発光素子１
２Ｇと青色発光素子１２Ｂとを内部に有している。１３
はインクシート８を介し発光素子１２と対向し発光素子
１２の各色に対応して備え付けられた３個の受光素子で
内部に赤色発光素子１２Ｒと対向している赤色受光素子
１３Ｒ１及び緑色発光素子１２Ｇと対向している緑色受
光素子１３Ｇ１　及び青色発光素子１２Ｂと対向してい
る青色受光素子１３Ｂとを有している。発光素子１２と
受光素子１３とでマーク検出手段を構成する。１４は受
光素子１３の出力よりインクシートの色を判別する色判
別手段、１５は色判別手段１４の情報を受はインクシー
トの搬送を制御する制御手段、１６は未使用のインクシ
ートを巻回した供給リール、１７は使用済みのインクシ
ートを巻取る巻取りリールである。

以上のように構成されたインクシートと熱転写記録装置
の動作について以下に説明する。

まずインクシート８のマークの色と受光素子１３の出力
との関係について説明をする。

透明領域１が発光素子１２及び受光素子１３の場所に来
たとき、赤、緑、青のいずれの光もインクシート８を透
過し受光素子１３に達する。このとき赤色受光素子１３
Ｒ及び緑色受光素子１３Ｇ及び青色受光素子１３Ｂの出
方がいずれもＯＮとなる。

イエロー頭出しマーク５が発光素子１２及び受光素子１
３の場所にきたとき、イエローの補色の青の光は吸収さ
れ赤と緑の光がインクシート８を透過し受光素子１３に
達する。このとき赤色受光素子１３Ｒと緑色受光素子１
３Ｇの出力がＯＮとなり、青色受光素子１３Ｂの出方が
ＯＦＦとなる。

マゼンタ頭出しマーク６が発光素子１２及び受光素子１
３の場所にきたとき、マゼンタの補色の緑の光は吸収さ
れ赤と青の光がインクシート８を透過し受光素子１３に
達する。このとき赤色受光素子１３Ｒと青色受光素子１
３Ｂの出力がＯＮとなり、緑色受光素子１３Ｇの出力が
ＯＦＦとなる。

シアン頭出しマーク７が発光素子１２及び受光素子１３
の場所にきたとき、シアンの補色の赤の光は吸収され緑
と青の光がインクシート８を透過し受光素子１３に達す
る。このとき緑色受光素子１３Ｇと青色受光素子１３Ｂ
の出力がＯＮとなり、赤色受光素子１３Ｒの出力がＯＦ
Ｆとなる。

以上の結果をまとめたのが次の第１表である。

第　　１　　表 次に記録の際のインクシートの頭出しについて説明する
。

記録はイエロー、マゼンタ、シアンの順で行われるので
、まずイエローの頭出しを行う。発光素子１２は赤、緑
、青の３色の光をインクシート８に照射する。このとき
、赤色受光素子１３Ｒと緑色受光素子１３Ｇの出力がＯ
Ｎで青色受光素子１３Ｂの出力がＯＦＦのときは、サー
マルヘッド９の発熱体（図示せず）の場所にインクシー
ト８のイエロー領域２の先頭がきているので、インクシ
ート８を搬送する必要はなくイエローの記録を行うため
の記録動作を開始する。

赤色受光素子１３Ｒ及び緑色受光素子１３Ｇの出力がＯ
Ｎで青色受光素子１３Ｂの出力がＯＦＦ以外の出カバタ
ーンのときは、制御手段１５は動力源（図示せず）を動
作させ巻取りリール１７を回転させインクシート８を早
送りで搬送させる。

そして赤色受光素子１３Ｒと緑色受光素子１３Ｇの出力
がＯＮで青色受光素子１３Ｂの出力がＯＦＦとなるまで
インクシート８を早送りで搬送させる。赤色受光素子１
３Ｒと緑色受光素子１３Ｇの出力がＯＮで青色受光素子
１３Ｂの出力がＯＦＦとなったら制御手段１５はｔＩＰ
動由淵を俸１ト六ぜインクシート８の搬送を止める。そ
れからイエローの記録を行うための動作へ移る。

イエローの記録が終了すると次はマゼンタの記録を行う
ためにマゼンタの頭出しを行う。制御手段１５は前記動
力源を動作させ巻取りリール１７でインクシート８を早
送りで搬送させる。

そして赤色受光素子１３Ｒと青色受光素子１３Ｂの出力
がＯＮで緑色受光素子１３Ｇの出力がＯＦＦとなるまで
インクシート８を早送りて搬送させる。赤色受光素子１
３Ｒと青色受光素子１３Ｂの出力がＯＮで緑色受光素子
１３Ｇの出力がＯＦＦとなったら制御手段１５は前記動
力源を停止させインクシート８の搬送を止ぬる。それか
らマゼンタの記録を行うための動作へ移る。

マゼンタの記録が終了すると次はシアンの記録を行うた
めにシアンの頭出しを行う。制御手段１５は前記動力源
を動作させ巻取りリール１７でインクシート８を早送り
で搬送させる。

そして緑色受光素子１３Ｇと青色受光素子１３Ｂの出す
がＯＮで赤色受光素子１３Ｒの出力がＯＦＦとなるまで
インクシート８を早送りで搬送させる。緑色受光素子１
３Ｇと青色受光素子１３Ｂの出力がＯＮで赤色受光素子
１３Ｒの出力がＯＦＦとなったら制御手段１５は前記動
力源を停止させインクシー１−８の搬送を止める。それ
からシアンの記録を行うための動作へ移る。

以上のようにして各色の頭出しが行われる。

次に、本発明の今一つの実施例について説明をする。

第４図は他の実施例のインクシートである。イエロー領
域２とイエロー頭出しマーク５はっながヮており、マゼ
ンタ領域３とマゼンタ頭出しマーク６もつながっており
、シアン領域４とシアン頭出し領域７もつながっている
。このような構成のインクシートにおいても第１図のイ
ンクシートと同様に頭出しが行われる。

発明の効果 以上のように本発明によれば、頭出しを行おうとするイ
ンクと同色のインクを記録に使用するインク部の外側の
領域に設けたインクシートを用いることで、イエロー、
マゼンタ、シアンの３色のインクをインクシートに塗布
するだけで済み、また塗布するインクの量が記録の領域
とマークを部分だけで良いので従来に比べ少なくて済む
ので安価なインクシートを提供できる。またこのインク
シートを用いる熱転写記録装置はマークを検出する手段
の取り付は場所を自由に設定することができ、またマー
ク検出手段の出力のエツジを検出手段がいらないので装
置を簡単にまた小型にすることができるのでその実用的
効果は大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のインクシートの平面図、第
２図は同シートを用いる熱転写記録装置の斜視図、第３
図は同マーク検出手段の側面図、第４図は本発明の他の
実施例のインクシートの平面図、第５図は従来のインク
シートの平面図、第６図は従来のインクシートと熱転写
記録装置の側面図、第７図は第６図とは異なる従来のイ
ンクシートと熱転写記録装置の平面図、第８図は第７図
とは異なる従来のインクシートと熱転写記録装置の平面
図である。 １・・・透明領域、　　２・・・イエロー領域、　　３
・・・マゼンタ領域、　　４・・・シアン領域、　　５
・・・イエロー頭出しマーク、　　６・・・マゼンタ頭
出しマーク、７・・・シアン頭出しマーク、　　８・・
・インクシート、１２・・・発光素子、　　１３・・・
受光素子。 代理人の氏名　弁理士　粟野　重孝　はか１名透明領域 イ　　エ　　ロ　　−　　すり　１阪 マｅシタ１１厚 シアンｉ誠 イエロー頭出しマーク マ廿ン９１１！出しアーク シアンＮＩ出しマーク 第 図 １２−　　登尤素子 Ｉ３−　　受−１＊子 １４−ｍ−色　ＦＪ　別ＥＪ　　般 第 図 第 図 １υＩ０ ０ｑｂ Ｉ２−　　発尤素子 １３−骨＊、Ｓ子

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 薄い帯状のシートに複数色のインクを記録画面とほぼ同
   一の大きさにそれぞれ塗布し、各色のインク塗布部の記
   録開始位置に対応する場所にマークを有するインクシー
   トであって、前記各々のマークは記録しようとする各々
   のインクと同色で、記録に使用するインク部の外側の領
   域に設けてなるインクシート。