JPH0444649A - 光磁気記録媒体 - Google Patents

光磁気記録媒体

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Publication number
JPH0444649A
JPH0444649A JP15355990A JP15355990A JPH0444649A JP H0444649 A JPH0444649 A JP H0444649A JP 15355990 A JP15355990 A JP 15355990A JP 15355990 A JP15355990 A JP 15355990A JP H0444649 A JPH0444649 A JP H0444649A
Authority
JP
Japan
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thin film
magneto
recording medium
magnetic recording
optical recording
Prior art date
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Pending
Application number
JP15355990A
Other languages
English (en)
Inventor
Kouji Tsuzukiyama
続山 浩二
Kiyotaka Shindo
清孝 進藤
Kunihiko Mizumoto
邦彦 水本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 i豆立及薫±1 本発明は、多層磁気記録層を備えた光磁気記録媒体に関
し さらに詳しく屯 優れた耐酸化性を有獣 保磁力、
残留磁化などの磁化特性に便法しかも短波長の再生光を
照射しても大きなが、回転角を示し 垂直磁気記録が可
能な多層磁気記録層を備えた光磁気記録媒体に関する。
日  の   ′ 鉄、コバルトなどの遷移金属と、テルビウム(Tb)、
カドリニウム(Gd)などの希土類元素との合金からな
る非晶質合金薄膜は、膜面と垂直な方向に磁化容易軸を
有し 一方向に全面磁化された裏面にこの全面磁化方向
とは逆向きの小さな反転磁区を形成することができるこ
とが知られている。この反転磁区の有無を「1」、 「
0」に対応させることによって、上記のような非晶質合
金薄膜にデジタル信号を記録させることが可能となる。
このような光磁気記録媒体に使用される記録材料として
L  Gd、Tb、  Dy等の希土類元素とFe、C
o等の遷移金属元素とを組み合わせた非晶質合金が従来
の代表例である。しかし これらの非晶質合金薄膜を構
成している希土類元素やFeは非常に酸化されやすく、
空気中の酸素とも容易に結合して酸化物を形成する性質
がある。このような酸化が進行して腐食や孔食に至ると
信号の脱落を誘起し また特に希土類元素が酸化される
と、保磁力と残留磁気が、回転角の減少にともなってC
/N比が低下する。このような問題は、光磁気記録媒体
の磁気記録層の材料に希土類元素が使用されている限り
避けられないものである。
このような遷移金属と希土類元素とを含む非晶質合金薄
膜からなる光磁気記録媒体の酸化r化のメカニズムは、
たとえば日本応用磁気学会誌第9巻 NO12、第93
〜96頁で検討されており、以下のような3つのタイプ
があることが報告されている。
イ)孔食 孔食とは非晶質合金薄膜にピンホールが発生することを
意味する力(この腐食用 主として高温雰囲気下で進行
し たとえばTb−Fe  系、Tb−Co 系などで
著しく進行する。
口)表面酸化 非晶質合金薄膜に表面酸化層が形成さ汰 が、回転角θ
kが経時的に変化し ついにはが、回転角θkが減少し
てしまう。
ハ)希土類金属の選択酸化 非晶質合金薄膜中の希土類金属が選択的に酸化さ蜆 保
磁力Hcが経時的に大きく変化してしまつ◇ 上述のような酸化や孔食は、上記非晶質合金薄膜にTi
X CrS A1等の不動態被膜を形成し得る元素や、
Pt、Pd等の不活性元素を添加することにより防止す
ることができ、比較的膜厚の厚い場合においてその効果
は確認されている。しかしながら、上述のような添加元
素の使用はしばしば磁気が、回転角の低下につながり、
しかも500Å以下の膜厚では所望の効果が得られない
ので、酸化防止保護膜等を併用する必要があった とこ
ろがこの酸化防止保護膜は高価であるとともに形成する
のに手間がかかり、またこの保護膜を形成しても必ずし
も非晶質合金薄膜の酸化劣化を充分には防止できないと
いう問題点があった ところで、光磁気記録媒体においては磁性変化を生じさ
せるためには記録層が局部的にキュリー温度以上に加熱
されることが必要である。したがって、記録層のキュリ
ー点が低いほど、情報転送速度が向上することになる。
キュリー点を下げる手段としては、記録層に第3の元素
を添加することが従来より考えられている。しかしなが
ら、このような手段は元素の種類によっては記録層の熱
安定性を低下させるため、金属イオンの拡散あるいは記
録層の結晶化が起こり、保磁力や角型比が劣化するとい
う結果を招くことがあツt−。
上述のような問題点を解決するために、たとえば特開平
]−98144号公厭 特開平1−1598477号公
報には、金属COにある種の他の金属(以下、Mと略記
する)を所定の範囲で添加したCoM合金層とPd層と
を交互に積層した超格子金属薄膜あるいは変調構造金属
薄膜を記録層とする光磁気記録媒体が開示されている。
また特開平1−162257号公報に13coM合金層
とPt層とを交互に積層した金属薄膜を磁気記録層とす
る光磁気記録媒体が開示されている。
しかしながら、上記のような公報に記載された磁気記録
層においても、磁化特性、C/N特性などの点で必ずし
も満足のいくものではなく、このような点でさらなる改
良要求があった 旦j目と1匝 本発明1戴 優れた耐酸化性を有し 保磁力、残留磁化
などの磁化特性に便法 しかも短波長の再生光を照射し
ても大きなが、回転角を示し 垂直磁気記録が可能な多
層磁気記録層を備えた光磁気記録媒体を提供することを
目的としている。
i里丘見1 本発明に係る光磁気記録媒体iL  その磁気記録層7
5ζ 互いに組成の異なる第1薄膜と第2薄膜とが交互
に積層された周期構造を有する積層体であり、 第1薄膜および第2薄膜が、下記の群(i)の元素と、
下記の群ai)の元素と、下記の群(iii)の元素と
を合本  かつ第1薄膜と第2薄膜とが互いに組成の異
なることを特徴としている。
(i)Fe、Coから選ばれる少なくとも1種の元乳 但)PtS Pd、Auから選ばれる少なくとも1種の
九九 1ii)下記の群(a)〜(h)から選ばれる少なくと
も1種の九九 (a):  Fe、Co以外?7)3d遷移元素(b)
:Pd以外の4d遷移元素 (c):  Pt、Au以外の5d遷移元素(d): 
 希土類元素 (e)sIIIBIIIB族 元素):IVB族元素 (g):VB族元素 (h):v+B族元素 本発明に係る光磁気記録媒体は、その磁気記録層が、 
互いに組成の異なる第1薄膜と第2薄膜とが交互に積層
された周期構造を有する積層体であるので、 優れた耐酸化性を有し 保磁力、残留磁化などの磁化特
性に優汰 しかも短波長の再生光を照射しても大きなが
、回転角を示し 垂直磁気記録が可能な多層磁気記録層
を備えた光磁気記録媒体が得られる。
i田!すU(昨販l 以下本発明に係る光磁気記録媒体について具体的に説明
する。
本発明に係る光磁気記録媒体の磁気記録層1戴組成が異
なる2種の薄膜の積層体として構成されている。
本発明に係る光磁気記録媒体の多層磁気記録層を構成す
る2種の薄膜1戯(i)Fe、  Coから選ばれる少
なくとも1種の元素と、(ii)P t、  P d。
Auから選ばれる少なくとも1種の元素と、(iii)
後記(a)〜(h)から選ばれる少なくとも1種の元素
とを含んでなり、かつ互いにその組成が異なっている。
以下これら2種の薄膜を第1薄膜および第2薄膜と呼人
 この第1薄膜および第2薄膜を積層してなる多層磁気
記録層代 膜面に垂直な磁化容易軸を有する合金薄膜で
あって、かつ隣接する第1薄膜および第2薄膜はその組
成が互いに異なっている。
(a)FeS Co以外の3d遷移元素具体的に14 
 Sc、  Ti、  V、  Cr、  Mn、  
Ni、Cu1 Znが用いられる。
これらのうち、Ti、NL、Cu、Znなどが好ましく
用いられる。
(b)Pd以外の4d遷移元素 具体的に14  Y、  Zr5Nb、  Mo、Tc
Ru、Rh、AgS Cdが用いられる。
このうちZrまたはNbが好ましく用いられる。
(c)Pt、Au以外の5d遷移元素 具体的に+1  Hf、  Ta5WSRe、  Os
IrS Au、Hgが用いられる。
このうちTaが好ましく用いられる。
(d)希土類元素 具体的には、Gd、  Tb、  Dy、  Ho、E
r。
Yb、Lu、LaS Ce1 Pr、Nd、Pm。
S亀 Euが用いられる。
コノうちGd、Tb、Dy1 Ho、Nd、Sm。
Prが好ましく用いられる。
(e)IIIB族元素 具体的に+jB、AI、Ga、  In、TIが用いら
れる。
このうちB、AI、Gaが好ましく用いられる。
(f)IVB族元素 具体的にL  C,Si、GeS Sn、Pbが用いら
れる。
このうち、Si、Sn、Pb、Geが好ましく用いられ
る。
(g)VB族元素 具体的にC戯 NX P、As、Sb、Biが用いられ
る。
このうちsbが好ましく用いられる。
(h)VIB族元素 具体的に告 Sl Se、Te、Poが用いられる。
このうちTeが好ましく用いられる。
以下に本発明に係る光磁気記録媒体の磁気記録層を構成
する第1薄膜および第2薄膜について詳細に説明する。
第1薄膜L  (i)FeまたはCOあるいはこの両者
を含有して構成されて、好ましくはCOを含有して構成
されていることが望ましい。(i)FeまたはCOある
いはこの両者番戴 50〜99.8原子%、好ましくは
60〜99.0原子%の量で第1薄膜中に存在している
。また該第1薄膜は(ii)Pt。
Pd、Auから選ばれる少なくとも1種の元素を含有し
て構成されて、好ましくはptを含有して構成されてい
ることが好ましい。(ii)P t、  P d。
Auから選ばれる少なくとも1種の元素は、 0.1〜
50Jli(予電 好ましくは0.5〜40原子%の量
で第1薄膜中に存在している。さらに該第1薄膜は0i
i)上記(a)〜(h、)から選ばれる少なくとも1種
の元素を含有して構成されており、好ましくは(d)希
土類元素を含有して構成されてし)ることか好ましい。
(iii)上記(a)〜(h)から選ばれる少なくとも
1種の元素は、0.1〜40原子%、好ましくは0.5
〜30w、千%の量で第1薄膜中に存在している。
第2薄膜If、  (i)FeまたはCoあるいはこの
両者を含有して構成されて、好ましくはCOを含有して
構成されていることが望ましい。(i)FeまたはCO
あるいはこの両者1転 0.1〜50原子%、好ましく
は0.5〜40原子%の量で第2薄膜中に存在している
。また該第2薄膜は(ii)P t、  P d、Au
から選ばれる少なくとも1種の元素を含有して構成され
ており、好ましくはptを含有して構成されていること
が好ましい。(ii)P tSP d。
Auから選ばれる少なくとも1種の元素は、50〜99
.8原子%、好ましくは60〜99.0i子%の量で第
2薄膜中に存在している。さらに該第2薄膜は、 (i
ii)上記(a)〜(h)から選ばれる少なくとも1種
の元素を含有して構成されており、好ましくは(d)希
土類元素を含有して構成されていることが好ましい。(
iii)上記(a)〜(h)から選ばれる少なくとも1
種の元素i40.1〜4ON、千%、好ましくは0.5
〜30W、子%の量で第2薄膜中に存在している。
上記のような組成を有する第1薄膜および第2薄膜の具
体的な例として代 Fe−Pt−Ti、Fe−Pt−N15Fe−Pt−C
u1Fe−Pt−Zn。
Fe−Pt−Nb、 Fe−Pt−Ta、 Fe−Pt
−B5Fe−Pt−In。
Fe−Pt−8i、Fe−Pt−3n、 Fe−Pt−
Pb、 Fe−Pt−3b。
Fe−Pt−8m5Fe−Pt−Nd、 Fe−Pt−
Tb、 Fe−Pt−Te。
Fe−Pt−Ti−Tb1Fe−Pt−Ni−Tb、 
Fe−Pt−Cu−Tb。
Fe −Pt−Zn−Tb、  Fe−Pt−Nb−T
b、  Fe−Pt−Ta−To、Fe−Pt−B−T
b、Fe−Pt−In−Tb5 Fe−Pt−8i−T
b、Fe−Pt−8n−Tb、 Fe−Pt−Pb−T
b、  Fe−Pt−8b−Tb。
Fe−Pt−8m−Tb、Fe−Pt−Nd−Tb、F
e−Pt−Tb−Te。
Fe−Pt−Te−Tb Co−Pt−Ti5Co−Pt−Ni、  Co−Pt
−Cu、  Co−Pt−Zn。
Co−Pt−Nb、Go−Pt−Ta、Co−Pt−B
、Co−Pt−In。
Co−Pt−3i、 、Go−Pt−Sn、  Co−
Pt−Pb、  Co−Pt−8b。
Co−Pt−8m5 Co−Pt−Nd、Co−Pt−
Tb5 Co−Pt−Te。
Co−Pt−Ti−Tb、Co−Pt−Ni−Tb、C
o−Pt−Cu−Tb。
Co−Pt−Zn−Tb、Co−Pt−Nb−Tb、C
o−Pt−Ta−Tb。
Co−Pt−B−Tb、Co−Pt−In−Tb5 C
o−Pt−8i−Tb。
Co−Pt−8n−TbX Co−Pt−Pb−Tb5
 Co−Pt−3b−Tb。
Co−Pt−3m−Tb、Co−Pt−Nd−Tb、C
o−Pt−Tb−Te。
Go−Pt−Te−Tb、Fe−Co−Pt−Ti、F
e−Co−Pt−Ni。
Fe−Co−Pt−Cu、Fe−Co−Pt−Zn、F
e−Co−Pt−Nb。
Fe−Co−Pt−Ta、、Fe−Co−Pt−B5 
Fe−Co−Pt−In。
Fe−Co−Pt−8iS Fe−Co−Pt−3nS
 Fe−Co−Pt−Pb1Fe−Co−Pt−3b、
 Fe−Co−Pt−8m、  Fe−Co−Pt−N
d。
Fe−Co−Pt−Tb、Fe−Co−Pt−Te。
Fe−Co−Pt−Ti−Tb、  Fe−Co−Pt
−Ni−Tb。
Fe−Co−Pt−Cu−Tb、Fe−Co−Pt−Z
n−Tb。
Fe−Co−Pt−Nb−Tb、Fe−Co−Pt−T
a−Tb1Fe−Co−Pt−B−Tb、Fe−Co−
Pt−In−Tb1Fe−Co−Pt−8i−Tb、F
e−Go−Pt−8n−Tb。
Fe−Co−Pt−Pb−Tb、Fe−Go−Pt−3
b−Tb。
Fe−Go−Pt−8m−TbS Fe−Co−Pt−
Nd−Tb。
Fe−Co−Pt−Tb−Te、  Fe−Co−Pt
−Te−Tbなどを例示することができる。
上記のような合金薄膜の中、第1薄膜として↓戴その組
成比L  (i)の群から選ばれる元素をA1(ii)
の群から選ばれる元素をBs  (ill)の群から選
ばれる元素をCとおいた場合、 式:  A、B、C+as−x−uにおいて、Xは50
〜99.8y1.千%、好ましくは60〜99゜O原子
%であり、Yは0.1〜50原千%、好ましくは0.5
〜40原子%の範囲にあることが望ましい。
また第2薄膜として代 上記のような合金薄膜の中、 
(f)の群から選ばれる元素をA、  (ii)の群か
ら選ばれる元素をB、  (iii)の群から選ばれる
元素をCとおいた場合、 式:  A、B、(+5s−x−vにおいて、Xは0.
1〜50原子%、好ましくは0.5〜40原子%であり
、Yは50〜99.8原子%、好ましくは60〜99.
0原子%の範囲にあることが望ましい。
本発明に係る光磁気記録媒体の磁気記録層は上記のよう
な組成を有した第1薄膜および第2薄膜が交互に積層さ
れてなる薄膜積層体として構成されている。
このような磁気記録層において、第1薄膜1層あたりの
膜厚は3〜15人、好ましくは3〜10八であることが
望ましい。また第2薄膜1層あたりの膜厚は5〜25人
、好ましくは10〜20人であることが望ましい。そし
て、このような膜厚の第1薄膜および第2薄膜が交互に
積層されてなる磁気記録層(戴 その全厚が50〜10
00人、好ましくG4100〜500人であることが望
ましし)。
上記のような組成および膜厚を有する第1薄膜および第
2薄膜が交互に積層された周期構造を有する磁気記録層
は、膜面に垂直な磁化容易軸を有し が、・ヒステリシ
スが良好な角形ループを示す垂直磁気記録可能なことが
確かめられたなお本明細書において、が、・ヒステリシ
スが良好な角形ループを示すとは、最大外部磁場におけ
るが、回転角である飽和が、回転角(θに+)と外部磁
場ゼロにおけるが、回転角である残留力回転角(θに2
)との比 θに、/θに1 が0.8以上であることを
意味している。
一般に光磁気記録媒体におけるC/Nは、信号での雑音
が光検出器のショット雑音限界の場合、C/N81M・
θk (Rは反射取−θにはが、回転角を示す。)の関係を有
する。したがってC/Nを向上させるにはRまたはθに
の少なくともいずれが一方の値を向上させればよい。
したがって、本発明の磁気記録層のRが大きいというこ
とは、光磁気記録におけるC/Nを向上せしめる利点を
有する。
本発明において代 その他に種々の元素を第1あるいは
第2薄膜に添加して、キュリー温度や補償温度あるいは
Heやθにの改善あるいは低コスト化を計ってもよい。
これらの元素は、各薄膜に含まれる元素の総量に対して
たとえば10原子%未満の割合で置換可能である。
併用できる他の元素の例としては、 Gd、  Tb、  Dy、  Ho、Er、  Tm
、  Yb。
Luといったいわゆる重希土類元素がある。
本発明において磁気記録層を構成する各薄膜の界面IL
  異種金属原子が互いに入り乱れずに平坦に形成さ汰
 いわゆる超格子構造とされていることが理想的である
が、界面にやや乱れを生じながらも全体としては一定の
周期を保って組成が変動する、いわゆる変調構造(組成
変調構造)を有するものであっても良い。
次へ 本発明に係る光磁気記録媒体の磁気記録層の製造
方法について説明する。
基板温度を室温程度に保ち、本発明に係る光磁気記録媒
体の磁気記録層を構成する第1薄膜及び第2薄膜を構成
する各元素からなるチップを所定割合で配置した複合タ
ーゲットまたは所定割合の組成からなる合金ターゲット
を所定の位置に配置して、スパッタリング法、電子ビー
ム蒸着法あるいは真空同時蒸着法などの従来公知の成膜
条件を採用して自公転している基板(基板は固定してい
てもよいが、 この場合は各ターゲット上のシャッタを
交互に開閉する)上に所定組成の薄膜を順次被着させる
ことにより、本発明に係る光磁気記録媒体の磁気記録層
を形成することができる。
このような本発明に係る光磁気記録媒体重 常温での記
録層成膜が可能であり、膜面に垂直な磁化容易軸を持た
せるために成膜後にアニール処理などの熱処理をする必
要がない。
なお必要に応じてj4  基板温度を50〜600℃に
加熱しながらまたは一50℃まで冷却しながら、基板上
に磁気記録層を成膜することもできる。
またスパッタリング時&−基板を負電位になるようにバ
イアスすることもできる。このようにすると、電界で加
速されたアルゴンなどの不活性ガスイオンはターゲット
物質ばかりでなく成膜されつつある磁気記録層をもたた
くことになり、優れた特性を有する光磁気記録媒体が得
られることがある。
上記のように本発明の光磁気記録媒体の磁気記録層は、
耐食性が良好であり、膜面に垂直な磁化容易軸を有獣 
しかも、短波長の再生光でも良好なが、回転角を示す。
この結果 本発明に係る光磁気記録媒体によって、従来
よりもが、・ヒステリシス・ループの角形比が高く、耐
食性が向上し、しかも短波長の再生光であっても良好な
が、回転角を示すといった特性を有する光磁気記録媒体
を提供することが可能になる。
このような光磁気記録媒体の構造としては、(A)基板
/磁気記録層 (B)基板/エンハンス膜/磁気記録層(C)基板/磁
気記録層/熱拡散及びまたは反射層(D)基板/エンハ
ンス膜/磁気記録層/熱拡散及びまたは反射層 (E)基板/エンハンス膜/磁気記録層/エンハンスM
/熱拡散及びまたは反射層 あるいはこれらの磁気記録層側の最外層に耐傷性のみを
付与するための保護コートや保護ラベルを形成したよう
な構造のものが可能となる。
そして、ここでエンハンス膜としてはその屈折率が基板
の屈折率よりも大きいものであればよく、有機あるいは
無機のいずれの材料であってもよい。
エンハンス膜の具体例としてIt、  TiO2、Si
n。
Ti01 Z n OlZ r O2、T a20.、
Nb2O5、CeO2、S n O2、TeO2等の酸
化物、Si、N、、AIN、BN等の窒化&ZnS。
CdS等の硫化#DS Zn5e、SiC,Siなどが
ある。また、コバルトフェライトに代表されるフェライ
ト1LBi置換ガーネツトに代表されるガーネット類等
のファラデー効果を有する透明材料をエンハンス膜とし
て使用してもよい。
基板もガラスやアルミニウム等の無機材料の他く アク
リル樹脂、ポリが、ボネート、ポリが、ボネートとポリ
スチレンのポリマーアロイ、米国特許第4614778
号明細書に示されるような非晶質エチレン−環状オレフ
ィン共重合体たとえばエチレンと1.4.5.8−ジメ
タノ−1,2,3,4,4a、 5.8.8a−オクタ
ヒドロナフタレン(テトラシクロドデセン)との共重合
&  エチレンと2−メチル−1,4,5,8−ジメタ
ノ−1,2,3,4,4a、 5.8.8a−オクタヒ
ドロナフタレン(メチルテトラシクロドデセン)との共
重合体 エチレンと2−エチル−1,4,5,8−ジメ
タノ−1,2,3,4,4a 5゜8.8a−オクタヒ
ドロナフタレンとの共重合体など、ポリ4−メチル−1
−ペンテン、エポキシ樹脂、ポリエーテルサルフォン、
ポリサルフォン、ポリエーテルイミド等の有機材料等を
使用できる。基板の厚さ+L  特に限定されない八 
好ましくは0. 5、〜5Il+、、特に好ましくはI
M〜2−である。
さらE、  光磁気記録媒体の構成は、前述の(A)〜
(E)の構成にのみ限定されるものではなく、必要に応
じて下地層あるいは高透磁率軟磁性膜の積層などを行っ
てもよく、単板のほが貼合せて使用することも可能であ
る。
上述のような光磁気記録媒体の記録層への書き込み方法
1表 光ビームのほか、釘型磁気ヘッド、熱ペン、電子
ビームなど、磁化反転を生じさせるのに必要なエネルギ
ーを供給できるものであればいかなるものであっても良
いことは言うまでもない。
なお本発明の光磁気記録媒体を構成する磁気記録層は、
膜面に垂直な磁化容易軸を有しているので、光磁気記録
媒体としての用途の他にも、垂直磁気記録層 磁気バブ
ルメモリーといった磁気記録材料分野、磁気光学効果を
利用した光変調器といった各種の分野に応用できる。
たとえば垂直磁気記録分野でit  垂直フレキシブル
ディスクの記録層 リジット磁気ディスク用の記録膜へ
の利用が期待できるし また、外部磁場のコントロール
によりが、回転角やファラデー回転角を制御し 反射光
や透過光の光量変化によって光電池を作動させる光変調
器への利用も期待できる。
i貝二匁秀 本発明に係る光磁気記録媒体iL  その磁気記録層が
、特定の組成を有する第1薄膜と第2薄膜とが交互に積
層された周期構造を有する積層体であるので、全体とし
て、保磁力、残留磁化などの磁化特性に優へ しかも短
波長の再生光を照射しても大きなが、回転角を示し 垂
直磁気記録が可能な多層磁気記録層を備えた光磁気記録
媒体が得られる。
本願発明と同じ組成の合金薄膜を単一層として形成した
場合、飽和磁化が残留磁化よりも大きく、垂直磁化膜に
はならない。本願の様に多層にした時にはじめて達成さ
れるものである。
[実施例] 以下本発明を実施例により説明するが、本発明はこれら
実施例に限定されるものではない。
寒11」 ガラス基板上に、ターゲットとして COe、P t3Tb2合金およびCo、Pt、、Tb
2合金を用い、同時スパッタリング法により、C0es
P t、Tb2層5人、C05P tBTbg層10人
全10人積層しtら 得られたCoesP t3T’b2/Co、P t9S
Tb。
多層膜の全厚は約150八であった 得られた光磁気記
録媒体の特性を測定したところ、得られた光記録媒体に
波長400nmの光を基板側から入射しが、回転角(θ
k (400) deg)を測定したところ0.40d
egであった その際の反射率は40%であった この
光磁気記録媒体を温度80℃、相対湿度80%の環境下
に100時間放置の後、再度が、回転角を測定したとこ
ろ0.40degであつ九結果を表1に示す。
災蓋貝」 ガラス基板上に、ターゲットとして Co9.P d、T b2合金およびCO3P d @
 5 T b 2合金を用い、同時スパッタリング法に
より、Co、5P d3T’b2層5^、Co、P d
、、T b2層10人を交互に積層した 得られたC oesP ci、’r b2/Co3P 
d*6T b2多層膜の全厚は約150人であった 得
られた光磁気記録媒体の特性を実施例1と同様に測定し
f。
結果を表1に示す。
叉11」 ガラス基板上に、ターゲットとして COss P d 3 T b 2合金およびCo、P
 t、5Tb2合金を用い、同時スパッタリング法によ
り、Co、、P d3Tb2層5人、C03P tes
T b2層10人を交互に積層した 得られたCo56PdaTb2/CoaP t、、’r
b2多層膜の全厚は約150人であつ島 得られた光磁
気記録媒体の特性を実施例1と同様に測定した結果を表
1に示す。
皮豊彰」 ガラス基板上に、スパッタリング法により、ターゲット
と17でT b2@F essを用い、厚さ1000^
のTb2゜Fe、、層を被着した 得られた光磁気記録
媒体の特性を実施例1と同様に測定した結果を表1に示
す。
坦豊1」 ガラス基板上に、スパッタリング法により、ターゲット
として71)2.F eesc o、、を用い、厚さ1
000人のT b+*F eesc O+s層を被着し
た得うれた光磁気記録媒体の特性を実施例1と同様に測
定した 結果を表1に示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)磁気記録層を備えた光磁気記録媒体において、該磁
    気記録層が、互いに組成の異なる第1薄膜と第2薄膜と
    が交互に積層された周期構造を有する積層体であり、 第1薄膜および第2薄膜が、下記の群(i)の元素と、
    下記の群(ii)の元素と、下記の群(iii)の元素
    とを含み、かつ第1薄膜と第2薄膜とが互いに組成の異
    なることを特徴とする光磁気記録媒体。 (i)Fe、Coから選ばれる少なくとも1種の元素。 (ii)Pt、Pd、Auから選ばれる少なくとも1種
    の元素。 (iii)下記の群(a)〜(h)から選ばれる少なく
    とも1種の元素。 (a):Fe、Co以外の3d遷移元素 (b):Pd以外の4d遷移元素 (c):Pt、Au以外の5d遷移元素 (d):希土類元素 (e):IIIB族元素 (f):IVB族元素 (g):VB族元素 (h):VIB族元素 2)前記第1薄膜の膜厚が3〜15Åであり、前記第2
    薄膜の膜厚が5〜25Åであり、前記磁気記録層の全厚
    が50〜1000Åであることを特徴とする請求項第1
    項に記載の光磁気記録媒体。
JP15355990A 1990-03-29 1990-06-12 光磁気記録媒体 Pending JPH0444649A (ja)

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JP15355990A JPH0444649A (ja) 1990-06-12 1990-06-12 光磁気記録媒体
EP91104879A EP0449252A1 (en) 1990-03-29 1991-03-27 Magneto-optical recording media
CA002039251A CA2039251A1 (en) 1990-03-29 1991-03-27 Magneto-optical recording media
KR1019910005017A KR910017383A (ko) 1990-03-29 1991-03-29 광자기기록매체

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8346118B2 (en) 2008-09-29 2013-01-01 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Method for attaching charging wire, method for manufacturing process cartridge, and process cartridge

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