JPH0444120B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0444120B2 JPH0444120B2 JP57116785A JP11678582A JPH0444120B2 JP H0444120 B2 JPH0444120 B2 JP H0444120B2 JP 57116785 A JP57116785 A JP 57116785A JP 11678582 A JP11678582 A JP 11678582A JP H0444120 B2 JPH0444120 B2 JP H0444120B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- roller
- bearing
- check valve
- suction passage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 claims description 23
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 claims 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 8
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 5
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 1
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 1
- 238000005057 refrigeration Methods 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C29/00—Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
- F04C29/12—Arrangements for admission or discharge of the working fluid, e.g. constructional features of the inlet or outlet
- F04C29/124—Arrangements for admission or discharge of the working fluid, e.g. constructional features of the inlet or outlet with inlet and outlet valves specially adapted for rotary or oscillating piston pumps
- F04C29/126—Arrangements for admission or discharge of the working fluid, e.g. constructional features of the inlet or outlet with inlet and outlet valves specially adapted for rotary or oscillating piston pumps of the non-return type
- F04C29/128—Arrangements for admission or discharge of the working fluid, e.g. constructional features of the inlet or outlet with inlet and outlet valves specially adapted for rotary or oscillating piston pumps of the non-return type of the elastic type, e.g. reed valves
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C27/00—Sealing arrangements in rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C27/005—Axial sealings for working fluid
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C2270/00—Control; Monitoring or safety arrangements
- F04C2270/70—Safety, emergency conditions or requirements
- F04C2270/72—Safety, emergency conditions or requirements preventing reverse rotation
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、密閉形ロータリ圧縮機の構造に関す
るものであり、その目的は、圧縮機の性能を向上
すると同時に圧縮機を小形で安価ものにせんがた
めになされたものである。
るものであり、その目的は、圧縮機の性能を向上
すると同時に圧縮機を小形で安価ものにせんがた
めになされたものである。
従来の密閉形ロータリ圧縮機の構造を第１図及
び第２図により説明する。１はケースであり、圧
縮機を収納している。２はステータ、３はロータ
であり、電動機を形成している。４はクランク軸
であり、上方にロータ３が圧入固定されている。
５は上軸受であり、ケース１に固定してある。
び第２図により説明する。１はケースであり、圧
縮機を収納している。２はステータ、３はロータ
であり、電動機を形成している。４はクランク軸
であり、上方にロータ３が圧入固定されている。
５は上軸受であり、ケース１に固定してある。
６はシリンダ、７は下軸受であり、上軸受５に
ボルトで固定してある。８はローラであり、クラ
ンク軸４に嵌合し、シリンダ６内で偏心回転をす
る。９はベーンであり、ローラ８に押し付けられ
てある。１０は圧縮室、１１は吸込室であり、シ
リンダ６とローラ８とで形成された室をベーン９
で区切つて形成している。１２はローラ内側室で
あり、ローラ８の内側に形成された室である。１
３−１，１３−２は吸込通路であり、シリンダ６
及び上軸受５に設けてある。１４は吸込管、１５
は逆止弁であり、吸込通路１３−２に接続してあ
る。
ボルトで固定してある。８はローラであり、クラ
ンク軸４に嵌合し、シリンダ６内で偏心回転をす
る。９はベーンであり、ローラ８に押し付けられ
てある。１０は圧縮室、１１は吸込室であり、シ
リンダ６とローラ８とで形成された室をベーン９
で区切つて形成している。１２はローラ内側室で
あり、ローラ８の内側に形成された室である。１
３−１，１３−２は吸込通路であり、シリンダ６
及び上軸受５に設けてある。１４は吸込管、１５
は逆止弁であり、吸込通路１３−２に接続してあ
る。
このような従来の構造の密閉形ロータリ圧縮機
は、ケース１内に充満する高圧の冷媒ガスがクラ
ンク軸４と上軸受５との摺動面を通つてローラ内
側室１２に流入し充満していた。上記高圧の冷媒
ガスとともに摺動面の潤滑油も一緒に流入して充
満している。したがつて、ローラ内側室１２内部
はケース１内と同じく高圧の状態である。そのた
め、ローラ内側室１２の高圧冷媒ガスが吸込工程
中の吸込室１１と圧縮工程中の吐出室１０へロー
ラ８の上下端面から洩れてゆく。吸込室１１への
洩れは、吸込通路１３−１，１３−２から吸込室
１１への吸込量を減少させるので圧縮機の容積効
率を低下させ、圧縮工程途中の圧縮機１０への洩
れは、圧縮室１０内の圧力を上昇させるため圧縮
動力の増加となる欠点を有するものであつた。ま
た、従来の構造のものは圧縮機が停止されたとき
にケース１の空間に充満する冷媒ガスが冷凍サイ
クルの吸込側に逆流するのを防止するため逆止弁
１５を吸込管１４中に設けてある。そのため、圧
縮機の設置空間を大きくとる必要があると同時に
逆止弁１５の原価、逆止弁１５の取付け等に多大
な費用を要するという欠点を有するものであつ
た。
は、ケース１内に充満する高圧の冷媒ガスがクラ
ンク軸４と上軸受５との摺動面を通つてローラ内
側室１２に流入し充満していた。上記高圧の冷媒
ガスとともに摺動面の潤滑油も一緒に流入して充
満している。したがつて、ローラ内側室１２内部
はケース１内と同じく高圧の状態である。そのた
め、ローラ内側室１２の高圧冷媒ガスが吸込工程
中の吸込室１１と圧縮工程中の吐出室１０へロー
ラ８の上下端面から洩れてゆく。吸込室１１への
洩れは、吸込通路１３−１，１３−２から吸込室
１１への吸込量を減少させるので圧縮機の容積効
率を低下させ、圧縮工程途中の圧縮機１０への洩
れは、圧縮室１０内の圧力を上昇させるため圧縮
動力の増加となる欠点を有するものであつた。ま
た、従来の構造のものは圧縮機が停止されたとき
にケース１の空間に充満する冷媒ガスが冷凍サイ
クルの吸込側に逆流するのを防止するため逆止弁
１５を吸込管１４中に設けてある。そのため、圧
縮機の設置空間を大きくとる必要があると同時に
逆止弁１５の原価、逆止弁１５の取付け等に多大
な費用を要するという欠点を有するものであつ
た。
本発明の目的は、上述のごときローラ内側室か
ら吸込室及び吐出室へのガス漏洩を減少して性能
を向上すると共に逆支弁の取付けを容易にするこ
とにある。
ら吸込室及び吐出室へのガス漏洩を減少して性能
を向上すると共に逆支弁の取付けを容易にするこ
とにある。
上記目的は電動機により駆動されるクランク軸
と、このクランク軸を支持する軸受と、上記クラ
ンク軸の偏心部が内在してその内側に端面が開口
するローラ内側室を形成されたローラと、上記軸
受をその両側に設けられて上記ローラを収納する
とともに冷媒ガスを吸い込む吸込通路および吸い
込んだ冷媒ガスを圧縮する空間をその内部に形成
するシリンダと、上記シリンダおよびローラと上
記シリンダ両側の軸受の一方との間に設けられる
とともに上記シリンダと上記一方の軸受との間に
固定された薄板よりなるローラ押え板と、上記各
部材を収納するとともに上記シリンダからの冷媒
が吐出されるケースとを備え、 上記ローラ押え板と接する側の軸受は、ローラ
押え板が接する面に上記シリンダの径方向に設け
られた溝と、上記溝と上記ケース内の空間とを連
通させるように貫通した連通孔と、吸込管からの
冷媒が流入する吸込通路とを形成され、 上記シリンダは、上記軸受の吸込通路と上記シ
リンダの吸込通路とを連通させるとともに圧縮機
が停止した時に上記軸受の吸込通路を閉じる逆止
弁を収納する逆止弁室を形成され、 上記ローラ押え板は、上記逆止弁が一体に形成
され、 上記逆止弁は、長さ寸法よりも幅寸法を小さく
された舌片状とされて可攘性を与えられるととも
に、冷媒ガス圧力の加わらない状態において上記
シリンダの吸込通路側に傾斜されてなる密閉形ロ
ータリ圧縮機とすることにより達成される。すな
わち、上記軸受とシリンダとの間に、逆支弁を一
体に形成されら薄板よりなるローラ押え板を固定
し、このローラ押え板の上記軸受側の面に吐出ガ
ス圧力が加わるようにしてローラ押え板をローラ
端面に押し付ける構造にしたものである。
と、このクランク軸を支持する軸受と、上記クラ
ンク軸の偏心部が内在してその内側に端面が開口
するローラ内側室を形成されたローラと、上記軸
受をその両側に設けられて上記ローラを収納する
とともに冷媒ガスを吸い込む吸込通路および吸い
込んだ冷媒ガスを圧縮する空間をその内部に形成
するシリンダと、上記シリンダおよびローラと上
記シリンダ両側の軸受の一方との間に設けられる
とともに上記シリンダと上記一方の軸受との間に
固定された薄板よりなるローラ押え板と、上記各
部材を収納するとともに上記シリンダからの冷媒
が吐出されるケースとを備え、 上記ローラ押え板と接する側の軸受は、ローラ
押え板が接する面に上記シリンダの径方向に設け
られた溝と、上記溝と上記ケース内の空間とを連
通させるように貫通した連通孔と、吸込管からの
冷媒が流入する吸込通路とを形成され、 上記シリンダは、上記軸受の吸込通路と上記シ
リンダの吸込通路とを連通させるとともに圧縮機
が停止した時に上記軸受の吸込通路を閉じる逆止
弁を収納する逆止弁室を形成され、 上記ローラ押え板は、上記逆止弁が一体に形成
され、 上記逆止弁は、長さ寸法よりも幅寸法を小さく
された舌片状とされて可攘性を与えられるととも
に、冷媒ガス圧力の加わらない状態において上記
シリンダの吸込通路側に傾斜されてなる密閉形ロ
ータリ圧縮機とすることにより達成される。すな
わち、上記軸受とシリンダとの間に、逆支弁を一
体に形成されら薄板よりなるローラ押え板を固定
し、このローラ押え板の上記軸受側の面に吐出ガ
ス圧力が加わるようにしてローラ押え板をローラ
端面に押し付ける構造にしたものである。
以下、本発明の一実施例を第３図及び第４図、
第５図により説明する（従来と同符号のものは同
一物を示す。）１６はローラ押え板で、薄板より
なると共におおむねシリンダ６の外形形状と同一
形状にされている。１７は軸穴であり、クランク
軸４を貫通させるためローラ押え板１６に設けて
ある。１８は逆止弁であり、ローラ押え板１６に
一体に形成されているとともに、長さ寸法よりも
幅寸法を小さくされた舌片状とされて可動性を与
えられている。しかも、上記逆止弁１８は可動性
を与えられていることから、予め下方に（すなわ
ち冷媒ガス圧力の変わらない状態においてシリン
ダ６の吸込通路１３−１側に）傾斜させている
が、冷媒ガスが逆流したときに容易に変形して逆
止弁の作用をする。１９はボルト穴であり、ロー
ラ押え板１６を上軸受５とシリンダ６の間に固定
するために設けてある。２０は逆止弁室であり、
シリンダ６の吸込通路１３−１に連通して設けて
ある。２１は加圧溝で、ローラ押え板１６に接す
る上軸受５面に上記シリンダ６の径方向に設けら
れている。２２は連通孔で、ローラ押え板１６と
接する側の上軸受５面と上記ケース１内の空間と
を連通させるように貫通している。これら連通孔
２２と加圧溝２１とによつて、ケース１内に吐出
された高圧の冷媒ガスの圧力がローラ押え板１６
の上面に加わるようになつている。
第５図により説明する（従来と同符号のものは同
一物を示す。）１６はローラ押え板で、薄板より
なると共におおむねシリンダ６の外形形状と同一
形状にされている。１７は軸穴であり、クランク
軸４を貫通させるためローラ押え板１６に設けて
ある。１８は逆止弁であり、ローラ押え板１６に
一体に形成されているとともに、長さ寸法よりも
幅寸法を小さくされた舌片状とされて可動性を与
えられている。しかも、上記逆止弁１８は可動性
を与えられていることから、予め下方に（すなわ
ち冷媒ガス圧力の変わらない状態においてシリン
ダ６の吸込通路１３−１側に）傾斜させている
が、冷媒ガスが逆流したときに容易に変形して逆
止弁の作用をする。１９はボルト穴であり、ロー
ラ押え板１６を上軸受５とシリンダ６の間に固定
するために設けてある。２０は逆止弁室であり、
シリンダ６の吸込通路１３−１に連通して設けて
ある。２１は加圧溝で、ローラ押え板１６に接す
る上軸受５面に上記シリンダ６の径方向に設けら
れている。２２は連通孔で、ローラ押え板１６と
接する側の上軸受５面と上記ケース１内の空間と
を連通させるように貫通している。これら連通孔
２２と加圧溝２１とによつて、ケース１内に吐出
された高圧の冷媒ガスの圧力がローラ押え板１６
の上面に加わるようになつている。
このように構成された本実施例の密閉形ロータ
リ圧縮機は、連通孔２２を通して加圧溝２１にケ
ース１内の高圧吐出ガスが導かれるので吸込室１
１に面するローラ押え板１６は、吐出圧力と吸込
圧力との差圧の大きさに応じてローラ８側に撓む
ので、ローラ内側室１２の高圧冷媒ガスが吸込室
１１および圧縮工程中の吐出室１０に洩れ易い状
態である差圧が大きいときにはローラ８への押し
付け力が大きくなり、洩れにくい状態である差圧
が小さいときにはローラ８への押し付け力が小さ
くなる。したがつて、差圧の大小にかかわらず常
時洩れを防止できると共に、不必要に大きな押し
付け力がローラ８へ加わらない。また、吐出室１
０に面するローラ押え板１６は、吐出室１０の圧
力が吐出圧力に達するまでの間、上記と同様に差
圧が生ずるので、上記と同様に差圧の大きさに応
じてローラ８に押し付けられる。この作用によつ
てローラ８の上下端面の間隙が縮少されるのでロ
ーラ内側室１２から吸込室１１及び吐出室１０へ
の洩れが防止でき性能を向上することができるも
のである。また、本実施例の構造のごとくローラ
押え板１６に一体に形成した逆止弁１８を予め下
方に傾斜させて設けるとともに長さ寸法よりも幅
寸法を小さくした舌片状として可動生を与え、こ
の逆止弁１８を上軸受５の吸込通路１３−２とシ
リンダ６の吸込通路１３−１の間に設置するよう
にしてあるので吸込工程において吸込管１４から
流入する冷媒ガスは滑らかに吸込室１１に導びか
れる。一方圧縮機が停止し、各摺動部に油圧がか
からなくなると油膜が切れて吸込室１１へ吐出ガ
スが流れ込む、このときにシリンダ６の吸込通路
１３−１及び逆止弁室２０にも吐出圧力がかかる
ため逆止弁１８は上方へ押し付けられて上軸受５
の吸込通路１３−２を閉じるので逆流が防止でき
る。このように本実施例の逆止弁１８はローラ押
え板１６と一体に成形してあるので簡単な構造で
圧縮機内に内蔵できる。従つて、圧縮機の製造が
安価となり据付け空間の小さい密閉形ロータリ圧
縮機にすることができるものである。
リ圧縮機は、連通孔２２を通して加圧溝２１にケ
ース１内の高圧吐出ガスが導かれるので吸込室１
１に面するローラ押え板１６は、吐出圧力と吸込
圧力との差圧の大きさに応じてローラ８側に撓む
ので、ローラ内側室１２の高圧冷媒ガスが吸込室
１１および圧縮工程中の吐出室１０に洩れ易い状
態である差圧が大きいときにはローラ８への押し
付け力が大きくなり、洩れにくい状態である差圧
が小さいときにはローラ８への押し付け力が小さ
くなる。したがつて、差圧の大小にかかわらず常
時洩れを防止できると共に、不必要に大きな押し
付け力がローラ８へ加わらない。また、吐出室１
０に面するローラ押え板１６は、吐出室１０の圧
力が吐出圧力に達するまでの間、上記と同様に差
圧が生ずるので、上記と同様に差圧の大きさに応
じてローラ８に押し付けられる。この作用によつ
てローラ８の上下端面の間隙が縮少されるのでロ
ーラ内側室１２から吸込室１１及び吐出室１０へ
の洩れが防止でき性能を向上することができるも
のである。また、本実施例の構造のごとくローラ
押え板１６に一体に形成した逆止弁１８を予め下
方に傾斜させて設けるとともに長さ寸法よりも幅
寸法を小さくした舌片状として可動生を与え、こ
の逆止弁１８を上軸受５の吸込通路１３−２とシ
リンダ６の吸込通路１３−１の間に設置するよう
にしてあるので吸込工程において吸込管１４から
流入する冷媒ガスは滑らかに吸込室１１に導びか
れる。一方圧縮機が停止し、各摺動部に油圧がか
からなくなると油膜が切れて吸込室１１へ吐出ガ
スが流れ込む、このときにシリンダ６の吸込通路
１３−１及び逆止弁室２０にも吐出圧力がかかる
ため逆止弁１８は上方へ押し付けられて上軸受５
の吸込通路１３−２を閉じるので逆流が防止でき
る。このように本実施例の逆止弁１８はローラ押
え板１６と一体に成形してあるので簡単な構造で
圧縮機内に内蔵できる。従つて、圧縮機の製造が
安価となり据付け空間の小さい密閉形ロータリ圧
縮機にすることができるものである。
なお、本発明は、ローラ押え板１６を上軸受５
とシリンダ６の間に設置するものに限るものでな
く下軸受７とシリンダ６の間に設置するものでも
同様な効果は得られるものである。
とシリンダ６の間に設置するものに限るものでな
く下軸受７とシリンダ６の間に設置するものでも
同様な効果は得られるものである。
以上の説明のごとく本発明によれは、ケース内
の高圧冷媒ガスが連通孔および溝を通して導かれ
て、シリンダ内との差圧の大小に応じた力でロー
ラ押え板をローラの端面に押しつける。これによ
つて、ローラの上下端面の間隙を縮小することが
できるので、ローラ内側室から吸込室及び吐出室
への冷媒ガスの洩れを防止できるとともに、一般
的に冷媒ガスは差圧の大小に比例して洩れようと
するが差圧の大小に比例してローラ押え板をロー
ラに押し付けるので、差圧の大小にかかわらず常
時洩れを防止できると共に、不必要に大きな押し
付け力がローラへ加わらず冷媒ガスの洩れ防止を
効率的にできる。したがつて、容積効率の向上並
びに圧縮動力の低減ができる。また、逆止弁を薄
板よりなるローラ押え板と一体に形成してあるの
で、逆止弁の構造が簡単で且つローラ押え板の取
付けと同時に取付けることができ、逆止弁の取付
け具および取付け作業が省略できるばかりか逆止
弁を強固且つ制度良く取付けできる。しかも、逆
止弁がシリンダの吸込通路即に傾斜しているの
で、吸込工程において吸込管から流入する冷媒ガ
スが、シリンダ内に滑らかに導かれる。
の高圧冷媒ガスが連通孔および溝を通して導かれ
て、シリンダ内との差圧の大小に応じた力でロー
ラ押え板をローラの端面に押しつける。これによ
つて、ローラの上下端面の間隙を縮小することが
できるので、ローラ内側室から吸込室及び吐出室
への冷媒ガスの洩れを防止できるとともに、一般
的に冷媒ガスは差圧の大小に比例して洩れようと
するが差圧の大小に比例してローラ押え板をロー
ラに押し付けるので、差圧の大小にかかわらず常
時洩れを防止できると共に、不必要に大きな押し
付け力がローラへ加わらず冷媒ガスの洩れ防止を
効率的にできる。したがつて、容積効率の向上並
びに圧縮動力の低減ができる。また、逆止弁を薄
板よりなるローラ押え板と一体に形成してあるの
で、逆止弁の構造が簡単で且つローラ押え板の取
付けと同時に取付けることができ、逆止弁の取付
け具および取付け作業が省略できるばかりか逆止
弁を強固且つ制度良く取付けできる。しかも、逆
止弁がシリンダの吸込通路即に傾斜しているの
で、吸込工程において吸込管から流入する冷媒ガ
スが、シリンダ内に滑らかに導かれる。
第１図は従来の密閉形ロータリ圧縮機の縦断面
図、第２図は第１図のＡ−Ａ断面図であり、第３
図は、本発明の一実施例における一部縦断面図、
第４図は本発明のローラ押え板平面図、第５図は
第３図の部品組込シリンダ平面図である。 １……ケース、２……ステータ、３……ロー
タ、４……クランク軸、５……上軸受、６……シ
リンダ、７……下軸受、８……ローラ、９……ベ
ーン、１０……圧縮室、１１……吸込室、１２…
…ローラ内側室、１３−１，１３−２……吸込通
路、１４……吸込管、１５，１８……逆止弁、１
６……ローラ押え板、１７……軸穴、１９……ボ
ルト穴、２０……逆止弁室、２１……加圧溝、２
２……連通孔。
図、第２図は第１図のＡ−Ａ断面図であり、第３
図は、本発明の一実施例における一部縦断面図、
第４図は本発明のローラ押え板平面図、第５図は
第３図の部品組込シリンダ平面図である。 １……ケース、２……ステータ、３……ロー
タ、４……クランク軸、５……上軸受、６……シ
リンダ、７……下軸受、８……ローラ、９……ベ
ーン、１０……圧縮室、１１……吸込室、１２…
…ローラ内側室、１３−１，１３−２……吸込通
路、１４……吸込管、１５，１８……逆止弁、１
６……ローラ押え板、１７……軸穴、１９……ボ
ルト穴、２０……逆止弁室、２１……加圧溝、２
２……連通孔。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 電動機により駆動されるクランク軸と、この
クランク軸を支持する軸受と、上記クランク軸の
偏心部が内在してその内側に端面が開口するロー
ラ内側室を形成されたローラと、上記軸受をその
両側に設けられて上記ローラを収納するとともに
冷媒ガスを吸い込む吸込通路および吸い込んだ冷
媒ガスを圧縮する空間をその内部に形成するシリ
ンダと、上記シリンダおよびローラと上記シリン
ダ両側の軸受の一方との間に設けられるとともに
上記シリンダと上記一方の軸受との間に固定され
た薄板よりなるローラ押え板と、上記各部材を収
納するとともに上記シリンダからの冷媒が吐出さ
れるケースとを備え、 上記ローラ押え板と接する側の軸受は、ローラ
押え板が接する面に上記シリンダの径方向に設け
られた溝と、上記溝と上記ケース内の空間とを連
通させるように貫通した連通孔と、吸込管からの
冷媒が流入する吸込通路とを形成され、 上記シリンダは、上記軸受の吸込通路と上記シ
リンダの吸込通路とを連通させるとともに圧縮機
が停止した時に上記軸受の吸込通路を閉じる逆止
弁を収納する逆止弁室を形成され、 上記ローラ押え板は、上記逆止弁が一体に形成
され、 上記逆止弁は、長さ寸法よりも幅寸法を小さく
された舌片状とされて可撓性を与えられるととも
に、冷媒ガス圧力の加わらない状態において上記
シリンダの吸込通路側に傾斜されてなることを特
徴とする密閉形ロータリ圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11678582A JPS597792A (ja) | 1982-07-07 | 1982-07-07 | 密閉形ロ−タリ圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11678582A JPS597792A (ja) | 1982-07-07 | 1982-07-07 | 密閉形ロ−タリ圧縮機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS597792A JPS597792A (ja) | 1984-01-14 |
| JPH0444120B2 true JPH0444120B2 (ja) | 1992-07-20 |
Family
ID=14695641
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11678582A Granted JPS597792A (ja) | 1982-07-07 | 1982-07-07 | 密閉形ロ−タリ圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS597792A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| IT1293672B1 (it) * | 1997-08-01 | 1999-03-08 | Magneti Marelli Spa | Depressore rotativo a palette. |
| CN106949057A (zh) * | 2016-01-06 | 2017-07-14 | 珠海凌达压缩机有限公司 | 转子式压缩机的气缸及具有其的压缩机 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS626311Y2 (ja) * | 1978-10-26 | 1987-02-13 | ||
| JPS58124693U (ja) * | 1982-02-19 | 1983-08-24 | 三菱重工業株式会社 | ロ−タリ圧縮機 |
-
1982
- 1982-07-07 JP JP11678582A patent/JPS597792A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS597792A (ja) | 1984-01-14 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4629403A (en) | Rotary compressor with vane slot pressure groove | |
| KR101587171B1 (ko) | 스크롤 압축기 및 이를 적용한 냉동기기 | |
| US20100089093A1 (en) | Scroll compressor and refrigerating machine having the same | |
| JPH0826865B2 (ja) | ２シリンダロータリ圧縮機 | |
| US5616018A (en) | Oil supplying apparatus for a horizontal type rotary compressor | |
| US5577903A (en) | Rotary compressor | |
| JPH0444120B2 (ja) | ||
| US8485805B2 (en) | Rotary compressor | |
| JP3798823B2 (ja) | ロータリー圧縮機 | |
| JPH0435634B2 (ja) | ||
| JP3468553B2 (ja) | 横形ロータリ式圧縮機 | |
| JPH056033B2 (ja) | ||
| JPH078859Y2 (ja) | ロータリ圧縮機 | |
| JPH0674170A (ja) | ローリングピストン型ロータリー圧縮機 | |
| JP2960148B2 (ja) | 横形ロータリコンプレッサ | |
| JPH01190984A (ja) | 回転型圧縮機 | |
| JPH03217686A (ja) | ロータリ圧縮機 | |
| KR100301199B1 (ko) | 로타리압축기의레조네이터구조 | |
| KR100332781B1 (ko) | 밀폐형 회전식 압축기의 소음저감 및 효율개선 구조 | |
| JPS58152193A (ja) | 密閉形ロ−タリ圧縮機 | |
| JPS59229090A (ja) | 回転式圧縮機 | |
| KR100304556B1 (ko) | 밀폐형회전식압축기의소음저감구조 | |
| KR100983192B1 (ko) | 밀폐형 압축기의 회전축 | |
| JPH08338384A (ja) | 横型ロータリ圧縮機 | |
| KR20020023506A (ko) | 로터리 압축기의 부하 저감 구조 |