JPH0443902B2 - - Google Patents

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JPH0443902B2
JPH0443902B2 JP60210205A JP21020585A JPH0443902B2 JP H0443902 B2 JPH0443902 B2 JP H0443902B2 JP 60210205 A JP60210205 A JP 60210205A JP 21020585 A JP21020585 A JP 21020585A JP H0443902 B2 JPH0443902 B2 JP H0443902B2
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JP
Japan
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reaction
meth
substituted
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acrylamides
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JP60210205A
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JPS6270352A (ja
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Tatsuto Matsuda
Yasumasa Tanaka
Shigehiro Nishimura
Tadao Kondo
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Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明はN−置換アクリルアミドまたはメタク
リルアミド類〔以下、N−置換(メタ)アクリル
アミド類とする。〕の製法に関する。 本発明によつて提供されるN−置換(メタ)ア
クリルアミド類はそれ自体で重合させるか、また
は他の重合性ビニルモノマーと共重合させること
によつて種々の機能性高分子材料となり広い応用
分野が期待されている。たとえば、置換アミノ基
をもつ(メタ)アクリルアミド類は四級化するこ
とによつてカチオン性モノマーとなり、その重合
物は高分子凝集剤、接着剤、製紙用薬剤、イオン
交換樹脂等として利用でき、一方、分子内に二個
以上の(メタ)アクリルアミド基をもつモノマー
は架橋剤、硬化剤等として利用可能である。 <従来の技術> N−置換(メタ)アクリルアミド類の合成法と
して、従来から知られているものは、たとえば
(メタ)アクリル酸アルキルとアミン類との反応
によつて合成する方法(米国特許第3878247号、
同第4251461号、同第4267372号、同第4287363号、
特開昭54−138513号、同56−100749号、同56−
131555号、同57−42661号、同58−949号)、アク
リル酸クロライドとジメチルアミノプロピルアミ
ンとの反応において反応助剤として水酸化ナトリ
ウム水溶液を用いることによつてN−(3−ジメ
チルアミノプロピル)アクリルアミドを合成する
方法(米国特許第2595907号)等がある。しかし
ながら(メタ)アクリル酸アルキルとアミン類と
の反応による上記文献記載の方法ではマイケル付
加物の副生や重合による収率低下が避けられない
という欠点がある。 (メタ)アクリル酸クロライドとジアルキルア
ミノアルキルアミンとの反応による方法ではマイ
ケル付加物の副生は避けることができるが、反応
助剤として水酸化ナトリウムの水溶液を用いる上
記文献記載の方法では反応生成物N−置換(メ
タ)アクリルアミド類が水溶性であるため、反応
生成物から水を除去することは容易ではなく、通
常、蒸留によつて除去しなければならないが、そ
の際に生成物の重合が特に起こりやすくなり、収
率の低下が避けられないという欠点がある。 <本発明が解決しようとする問題点> 本発明は上記のようなマイケル付加物や反応お
よび精製時の重合による収率低下を避け、高収率
でN−置換(メタ)アクリルアミド類を得る工業
的に有利な製造方法を提供することを目的とする
ものである。 <問題点を解決するための手段および作用> 本発明者等は上記の問題点を解決すべくN−置
換(メタ)アクリルアミド類の製造方法について
鋭意検討した結果、一般式()で示されるアミ
ン化合物と一般式()で示されるアクリル酸ハ
ライドまたはメタクリル酸ハライドとを有機溶媒
中アルカリ金属炭酸塩の存在下で反応させること
によつて容易に高収率でN−置換アクリルアミド
またはメタクリルアミド類が製造できることを見
出し、本発明を完成した。 (式中、R1,R2はそれぞれ水素原子またはC1
C4から成る直鎖もしくは分岐アルキル基を表わ
し、mは2または3の整数、nは1〜3の整数を
表わす。) (式中、R3は水素原子またはメチル基を表わし、
Xは塩素原子または臭素原子を表わす。) 本発明で使用される一般式()で示されるア
ミン化合物としては、エチレンジアミン、トリメ
チレンジアミンのようなアルキレンジアミン類;
2−ジメチルアミノエチルアミン、2−ジエチル
アミノエチルアミン、3−ジメチルアミノ−n−
プロプルアミン、3−ジエチルアミノ−n−プロ
ピルアミンのようなジアルキルアミノアルキルア
ミン類;2−〔(2−ジメチルアミノエチル)アミ
ノ〕エチルアミン、3−〔(3−ジメチルアミノ−
n−プロピル)アミノ〕−n−プロピルアミンの
ようなトリアミン類あるいはそれらの同族体であ
るテトラアミノ類等が挙げられる。本発明で使用
される上記一般式()で示されるアミン化合物
は単独あるいは2種類以上の混合の状態でも使用
し得る。 本発明で使用される一般式()で示される
(メタ)アクリル酸ハライドとしてはアクリル酸
クロライド、アクリル酸ブロマイド、メタクリル
酸クロライド、メタクリル酸ブロマイド等が挙げ
られる。上記(メタ)アクリル酸ハライドの使用
量についてはアミン化合物中の−NH2基と>NH
基の数の和に対し0.25〜2.0当量、好ましくは0.5
〜1.5当量の範囲である。0.25当量より少ない量
では転化率が低下し、多量の未反応のアミン化合
物が反応系に残存する。2.0当量より多い量では
経済的に不利になるだけでなく、反応後の処理が
煩雑になる。 本発明で使用されるアルカリ金属炭酸塩として
は、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等が挙げられ
る。上記アルカリ金属炭酸塩の使用量としては、
アミン化合物の−NH2基と>NH基の数の和に対
し0.25〜3.0当量の範囲から選ぶことができ、好
ましくは0.55〜1.6当量である。0.25当量より少な
い量では生成物の収率が低下し、3.0当量より多
い量では経済的に不利になるだけである。 上記に例示したようなアルカリ金属炭酸塩は、
たとえばアルカリ金属水酸化物に比べ該反応生成
物や溶媒に対する溶解度がきわめて小さく、従つ
てアルカリ金属炭酸塩をアミン化合物に対して過
剰量用いても、反応後過によつて容易に除去で
きるという利点を有する。この点は反応生成物を
蒸留によつて精製しないか、あるいはできない場
合に特に有利に作用する。 本発明において使用される有機溶媒としては、
上記アミン化合物や生成物のN−置換(メタ)ア
クリルアミド類を実質的に溶解させるものが好ま
しい。具体的には、たとえばメタノール、エタノ
ール、2−メトキシエタノール、2−エトキシメ
タノール、1−プロパノール、2−プロパノー
ル、2−メチル−1−プロパノール、1−ブタノ
ール、2−ブタノール等のアルコール類;アセト
ン、メチルエチルケトン等のケトン類;酢酸エチ
ル、酢酸エチル等のエステル類;ジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテ
ル類;アセトニトリル、プロピオニトリル等のニ
トリル類;N,N−ジメチルホルムアルデヒド、
N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド類;ジ
メチルスルホキサイド、スルホラン等のイオウ化
合物;ベンゼン、トルエン、ヘキサン等の炭化水
素類;ジクロロメタン、クロロホルム等のハロゲ
ン化合物等が挙げられる。上記有機溶媒は単独あ
るいは2種以上の混合の状態でも使用し得る。 本発明は反応系において実質的に水不存在で反
応を行う点に特徴を持つのであるが、不可避的に
混合してくる水分として原料中からのものは、反
応系中に約10重量%までの範囲であれば容認し得
る。 反応温度は−10〜60℃、好ましくは0〜40℃が
望ましい。−10℃より低い温度では反応が遅く、
60℃より高い温度ではマイケル付加反応や重合反
応等の副反応が起こりやすくなり、好ましくな
い。また反応系中に重合禁止剤を存在させること
は必ずしも不可欠ではないが、一般に重合禁止剤
として知られているp−メトキシフエノール、ハ
イドロキノン、フエノチアジン、塩化第一銅、ク
ロラニール、p−ニトロ安臭息酸、2,5−ジク
ロロ−p−ベンゾキノン等を反応系に添加して使
用するとよい。 本発明で得られたN−置換(メタ)アクリルア
ミド類の分離・精製の実施態様を以化に説明する
が、これらの態様は本発明を制限するものではな
い。すなわち、反応後、反応混合物を過するこ
とによつて無機塩を除去し、さらに有機溶媒を蒸
留によつて除き、必要に応じて再度過すること
によつて、あるいはさらに蒸留することによつて
N−置換(メタ)アクリルアミド類を分離・精製
することができる。 <発明の効果> 本発明の方法によると、反応時に水を使用せ
ず、有機溶媒中で安価なアルカリ金属炭酸塩を用
いることによつてすみやかに反応が進行、完結
し、反応後目的生成物と水の分離工程を実質的に
必要とせず、従つて、その際の収率低下を避ける
ことができ、高収率でN−置換(メタ)アクリル
アミド類が得られる。 以下、実施例にて本発明をさらに具体的に説明
するが、本発明はこれら実施例に限定されるもの
ではない。 実施例 1 撹拌機、滴下漏斗、還流冷却器、温度計を備え
た容量300mlのフラスコに2−ジメチルアミノエ
チルアミン17.6g(0.200モル)、無水炭酸カリウ
ム15.2g(0.110モル)、p−メトキシフエノール
7.8mgおよびメタノール100mlを仕込み、撹拌しな
がら内温を10℃に冷却した。撹拌しながら、これ
にメタクリル酸クロライド23.0g(0.220モル)
を120分間で滴下した。反応中内温は20℃以下に
保つた。反応終了後、反応混合物中の固体を過
し、メタノール50mlで固体を洗浄した。液と洗
浄液をいつしよにした液中のメタノールの大部分
を留去し、濃縮液を得た。この濃縮液の含水率は
2.0%であつた。この際に生成した固体を再度同
様に過、洗浄した後、メタノールを留去し、N
−(2−ジメチルアミノエチル)メタクリルアミ
ド29.3g(収率93.8%)を得た。 実施例 2〜6 実施例1と同様の反応装置にアミン化合物、ア
ルカリ金属炭酸塩、重合禁止剤、溶媒を表1に示
した所定量仕込み、撹拌しながら内温を10℃に冷
却した。撹拌しながら、これに(メタ)アクリル
酸ハライドの所定量を120分間で滴下した。反応
中内温は25℃以下に保つた。反応終了後、反応混
合物を実施例1と同様に処理し、N−置換(メ
タ)アクリルアミド化合物を得た。結果を表1に
示した。 【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式()で示されるアミン化合物と一般
    式()で示されるアクリル酸ハライドまたはメ
    タクリル酸ハライドとを有機溶媒中、アルカリ金
    属炭酸塩の存在下で反応させることを特徴とする
    N−置換アクリルアミドまたはメタクリルアミド
    類の製法。 (式中、R1、R2はそれぞれ水素原子またはC1
    C4から成る直鎖もしくは分岐アルキル基を表わ
    し、mは2または3の整数、nは1〜3の整数の
    値をとる。) (式中、R3は水素原子またはメチル基を表わし、
    Xは塩素原子または臭素原子を表わす。)
JP60210205A 1985-09-25 1985-09-25 N−置換アクリルアミドまたはメタクリルアミド類の製法 Granted JPS6270352A (ja)

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