JPH044356Y2 - - Google Patents

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JPH044356Y2
JPH044356Y2 JP19853685U JP19853685U JPH044356Y2 JP H044356 Y2 JPH044356 Y2 JP H044356Y2 JP 19853685 U JP19853685 U JP 19853685U JP 19853685 U JP19853685 U JP 19853685U JP H044356 Y2 JPH044356 Y2 JP H044356Y2
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arc tube
cross
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、断面形状が偏平に成形された発光管
を用いた冷陰極けい光ランプに関する。
〔従来の技術〕
冷陰極けい光ランプは通常のけい光ランプ(熱
陰極形)に比べて、電極予熱電力が不要であり、
小電力で点灯できるから、通常のけい光ランプ程
に大きな明るさは得られないものの小形に形成さ
れるため、それ程明るさを必要とせず、取付場所
の狭い機器の光源、例えば液晶表示装置のバツク
ライトなどに使用されている。
この種の冷陰極けい光ランプは、予熱を必要と
しないから、フイラメントコイルよりなる電極を
使用する必要がなく、従来より筒形金属電極を用
いている。筒形の電極は、筒体の内面から放電す
るので、電子衝撃やイオン衝撃による電極構成物
質の飛散が少なく、電極の消耗および発光管の管
壁黒化が軽減され、フイラメントコイルからなる
電極を使用するものに比べて長寿命となる利点を
もつ。
しかして、最近においてこの種の冷陰極けい光
ランプに、小形化、高照度化が求められるように
なつてきたが、発光管の断面形状が真円であるた
め、小形化、高照度化が困難となつていた。
これに対し、近時本考案者等によつて、発光管
の断面形状を偏平にする研究が進められており、
発光管の断面形状を偏平にすると、放電路長さお
よび放電路の断面積が真円の場合と同じであつて
も、電位傾度を高めてランプ入力を増大させるこ
とができるから、単位長さ当りの発光量を増加さ
せることが可能であり、よつて、一層の小形化、
高照度化が可能になる。
また、発光管の断面形状を偏平にすると、放電
路の断面積が真円の場合と同じであつても、表面
積が大きくなるので、その分放熱しやすく、水銀
蒸気圧のコントロールが容易になる等の利点があ
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記のように、発光管の断面形
状を偏平にした冷陰極けい光ランプの場合、筒形
電極として断面形状が真円のものを使用すことを
検討したが、このようにすると、電極近傍の発光
管管壁温度が周方向に極端に不均一になることが
本考案者により見出された。
すなわち、第5図に示すように、内面にけい光
体被膜34を形成した発光管30が断面偏平形状
とされたものに対し、断面が真円の筒形電極33
を使用すると、偏平断面の長軸方向X−Xに沿う
管壁31は筒形電極33から遠ざかるが、偏平断
面の短軸方向Y−Yに沿う管壁32は筒形電極3
3に接近し、したがつて筒形電極33に近い管壁
32は筒形電極33によつて強く加熱されるか
ら、温度分布特性はaのようになる。このような
温度分布は発光管の管壁に著しく温度差を発生さ
せ、熱歪みによるクラツクが発生しやすくなるこ
とが分かつた。
特に、発光管1が断面偏平をなすものは、その
偏平形状の成形時に歪みが残り易く、上記筒形電
極2による部分加熱が生じるとクラツクの発生率
はさらに高くなることが見出された。
また、温度が極端に高くなる部分のけい光体被
膜34が熱劣化し易くなるなどの不具合もある。
本考案は、筒形電極による加熱があつても、発
光管の電極近傍での周方向の温度分布が均等とな
り、クラツクの発生が防止される冷陰極けい光ラ
ンプを提供しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、筒形電極の断面形状を、発光管の偏
平断面形状に相似した偏平形に形成したことを特
徴とする。
〔作用〕 このような構成によれば、発光管の管壁と筒形
電極の距離は、周方向に亙つて略均等になるの
で、筒形電極により加熱される発光管の管壁温度
は、周方向に亙つて略均等になる。
〔考案の実施例〕 以下本考案について、第1図および第2図に示
す第1の実施例にもとづき説明する。
図において1は発光管であり、直管形ガラスバ
ルブにより形成されている。この発光管1は、第
2図に示すように、断面が偏平形状をなしてお
り、その内面全面に亙りけい光体被膜2が被着さ
れている。
発光管1の両端部には電極3,3が封装されて
いる。電極3,3は帯状導電板を筒形に成形した
もので、リード線4,4により支持されている。
上記筒形電極3,3の断面形状は、第2図に示す
ように、上記発光管1の断面形状に略相似して偏
平形状に形成されている。
すなわち、筒形電極3,3は上記発光管1と略
同心をなすように設置されているとともに、上記
発光管1の偏平断面形状の長軸方向X−Xに対
し、上記筒形電極3,3の偏平断面形状の長軸方
向が一致されており、したがつて発光管1の内面
は筒形電極3,3の外面に対し、周方向に亙つて
略均一な間隔を存するようになつている。
このような構成によれば、点灯中に筒形電極
3,3の発熱にもとづきこの筒形電極3,3の対
向する発光管1の管壁が加熱されても、発光管1
の管壁は周方向のどの位置であつても筒形電極
3,3と略等距離となるから、周方向に亙つてほ
ぼ均等に加熱される。
したがつて発光管1の周方向の温度分布は第2
図のbで示す特性となり、部分的に極端な高温部
分が発生しないから熱歪みの発生が低減され、ク
ラツクの発生が防止される。
本考案に係る第2図に示された冷陰極けい光ラ
ンプは、10本のものについて50分点灯、10分消灯
の繰返し点灯試験を500時間行なつても、クラツ
クの発生は皆無であつてが、第5図に示す本考案
の前提となる冷陰極けい光ランプは、10本中4本
にクラツクが発生した。
また、上記のように筒形電極3,3を偏平形状
にした場合、第5図に示す本考案の前提となる真
円形状のものに比べて電極の表面積が増し、電極
の放熱面積が大きくなつて電極自身の平均温度が
低くなる。このため、筒形電極3,3の外周面全
体が発光管1内面に接近するにも拘らず、発光管
1の管壁温度は従来の最高温度まで達せず、この
こともクラツクの発生防止に効果がある。
なお、本考案は上記の実施例に制約されるもの
ではなく、種々の変形態様が可能である。
すなわち、第3図は本考案の第2の実施例を示
すものであり、このものは発光管10が略U字形
に曲成されたもので、平面的な発光密度が高くな
り、液晶表示装置のバツクライトなどのような面
光源に好適する。
また、冷陰極けい光ランプの片面だけを発光面
として使用する場合には、第4図に断面して示す
ように、断面が偏平に形成された発光管の一方の
広い面に反射膜20を形成すれば、この反射膜2
0により反射された光が、他方の広い面を透過し
て矢印方向の光出力を増すので明るさが一層向上
する。
さらに上記各実施例では、一対の電極3,3の
両者とも筒形電極とした場合について説明した
が、交流電源にて点灯される冷陰極けい光ランプ
では両電極3,3とも筒形電極であることが望ま
しい。但し直流電源にて点灯される冷陰極けい光
ランプでは、陽極側のみ筒形電極とし、陰極側は
フイラメントコイルを用いてもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によると、筒形電極
の断面形状を、発光管の偏平断面形状に相似した
偏平形に形成したので、発光管の管壁と筒形電極
に距離が周方向に亙つて略均等になり、筒形電極
により加熱される発光管の管壁温度が周方向に亙
つて略均等化する。したがつて局部的な熱歪みの
発生がなくなり、クラツクの発生が防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の第1の実施例を
示し、第1図は一部切欠した全体の斜視図、第2
図は電極部位の断面および温度分布を示す説明
図、第3図は本考案の第2の実施例を示す一部切
欠した全体の斜視図、第4図は本考案の第3の実
施例を示す断面図、第5図は本考案の前提となる
冷陰極けい光ランプの電極部位の断面および温度
分布を示す説明図である。 1,10……発光管、2……けい光体被膜、
3,3……筒形電極、4……リード線、20……
反射膜。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 内面にけい光体を被着した発光管の断面形状
    を偏平に形成するとともに、この発光管の両端
    部にそれぞれ電極を設け、少なくとも一方の電
    極を筒形電極により形成した冷陰極けい光ラン
    プであつて、上記筒形電極の断面形状を上記発
    光管の断面形状に相似した偏平形に形成したこ
    とを特徴とする冷陰極けい光ランプ。 (2) 上記発光管はU字形放電路を有する屈曲形に
    形成されていることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の冷陰極けい光ランプ。 (3) 上記発光管は断面偏平形状をなしている一方
    の広い面に反射膜を形成してあることを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項または第2
    項記載の冷陰極けい光ランプ。
JP19853685U 1985-12-24 1985-12-24 Expired JPH044356Y2 (ja)

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JPS62106465U JPS62106465U (ja) 1987-07-07
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