JPH0443312Y2 - - Google Patents
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- JPH0443312Y2 JPH0443312Y2 JP11695587U JP11695587U JPH0443312Y2 JP H0443312 Y2 JPH0443312 Y2 JP H0443312Y2 JP 11695587 U JP11695587 U JP 11695587U JP 11695587 U JP11695587 U JP 11695587U JP H0443312 Y2 JPH0443312 Y2 JP H0443312Y2
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- Japan
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- dust removal
- base plate
- adhesive
- mat
- removal mat
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- Expired
Links
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Description
産業上の利用分野
本考案は、クリーンルーム等の入口手前に置か
れ、靴底等に付着したゴミを除去する機能を持つ
マツト(以下「ゴミ取りマツト」と称す)を載置
するためのベース板に関するものである。 従来の技術 ゴミ取りマツトは、粘着力の比較的弱い粘着材
を上面に塗られたポリプロピレンフイルムが多層
に重ねられた構造になつており、多層に重ねられ
た一番下のフイルムの裏面には、上面よりも粘着
力の強い粘着剤が塗られている。これにより、床
面に設置したとき、これを載置したベース板との
固着が行なわれている。 つまり、ゴミ取りマツトは、ベース板を介して
床面へ設置され、その上を人や台車等が通過する
際、靴底や車輪に付いていたゴミ等を、最上層の
フイルム上面に塗られた粘着剤に付着させること
により、それ以降へのゴミの持ち込みを防止して
いる。最上層のフイルムのゴミ付着量が多くゴミ
取り機能が弱くなつた場合は、その最上層のフイ
ルムを剥がし取り、次層のフイルムを最上層とし
てゴミ取り機能を行なわせるという使い方がされ
ている。 従来のベース板は、床面と滑りにくく、ゴミ取
り効果を良くするため、人や台車等が乗つたとき
ある程度めり込む柔軟性を持つよう、熱可塑性エ
ラストマまたは加硫ゴムを材料とした単層シート
が使われていた。 考案が解決しようとする問題点 しかし、ゴミ取りマツト最下面の粘着剤は、ベ
ースレジンとして熱可塑性エラストマや加硫ゴム
が使われているため、上記従来のベース板の材質
では、時間の経過と共に、圧力を受けてベース板
とゴミ取りマツトの粘着力或は接着力が増加する
性質があつた。 そのため、最終のゴミ取りフイルムのゴミ取り
機能が弱くなり、新しいゴミ取りマツトとの交換
作業の際、ベース板と最終のゴミ取りフイルムと
の接着力が強過ぎるため、剥がし取る作業が困難
な場合があるという問題があつた。 本考案は、長期間使用後もゴミ取りマツト下面
とベース板との粘着力が増加しないベース板を提
供することを目的とする。 問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために、本考案は、ゴミ取
りマツトを載置するベース板として、下面を熱可
塑性樹脂エラストマ、上面をポリオレフインで構
成したものである。 作 用 本考案は、下面を熱可塑性エラストマとしたこ
とにより、これを設置した床面に対し滑りにくい
という機能と共に従来のベース板と同様の柔軟性
を保持している。そして、上面をポリオレフイン
としたことにより、ゴミ取りマツトの下面との粘
着力が増加することなく安定し、最後にはゴミト
リフイルムを容易に剥がすことができる。 実施例 本考案のベース板は、共押出法、一方のシート
押出時に他方のシートのラミネート法、プレスに
よる熱溶着、接着剤による貼合せで製造できる。
ポリオレフインとしては、低密度ポリエチレン、
高密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重
合体、ポリプロピレン等が使用できる。 次に、考案の一実施例を説明する。 第1図に、共押出法により成形された熱可塑性
エラストマ層3とポリオレフイン層2からなるベ
ース板1とした。ポリオレフイン層2にゴミ取り
マツト4が載置され粘着剤により固定されてい
る。その周囲は、枠体5によつて囲まれている。 ここで、枠体5は、本考案の目的を達成するこ
とに関し、何ら関係はないが、上面が傾斜してい
ることにより、車輪等のゴミ取りマツト4上への
乗り降りをスムーズに行なわせる機能がある。 実施例におけるベース板及び枠体5が同材質で
一体に形成された従来ベース板に、15枚のゴミ取
りフイルムからなるゴミ取りマツトを粘着剤によ
り載置固定し、この上に人及び重量100Kgf前後
の台車を通行させる比較テストを行なつた。 ゴミ取りマツトの1枚のゴミ取りフイルムの使
用期間を2日間とし、30日後に量終ゴミ取りフイ
ルムとベース板の180°剥離テストにより接着強度
の比較を行なつた。その結果を第1表に示す。
れ、靴底等に付着したゴミを除去する機能を持つ
マツト(以下「ゴミ取りマツト」と称す)を載置
するためのベース板に関するものである。 従来の技術 ゴミ取りマツトは、粘着力の比較的弱い粘着材
を上面に塗られたポリプロピレンフイルムが多層
に重ねられた構造になつており、多層に重ねられ
た一番下のフイルムの裏面には、上面よりも粘着
力の強い粘着剤が塗られている。これにより、床
面に設置したとき、これを載置したベース板との
固着が行なわれている。 つまり、ゴミ取りマツトは、ベース板を介して
床面へ設置され、その上を人や台車等が通過する
際、靴底や車輪に付いていたゴミ等を、最上層の
フイルム上面に塗られた粘着剤に付着させること
により、それ以降へのゴミの持ち込みを防止して
いる。最上層のフイルムのゴミ付着量が多くゴミ
取り機能が弱くなつた場合は、その最上層のフイ
ルムを剥がし取り、次層のフイルムを最上層とし
てゴミ取り機能を行なわせるという使い方がされ
ている。 従来のベース板は、床面と滑りにくく、ゴミ取
り効果を良くするため、人や台車等が乗つたとき
ある程度めり込む柔軟性を持つよう、熱可塑性エ
ラストマまたは加硫ゴムを材料とした単層シート
が使われていた。 考案が解決しようとする問題点 しかし、ゴミ取りマツト最下面の粘着剤は、ベ
ースレジンとして熱可塑性エラストマや加硫ゴム
が使われているため、上記従来のベース板の材質
では、時間の経過と共に、圧力を受けてベース板
とゴミ取りマツトの粘着力或は接着力が増加する
性質があつた。 そのため、最終のゴミ取りフイルムのゴミ取り
機能が弱くなり、新しいゴミ取りマツトとの交換
作業の際、ベース板と最終のゴミ取りフイルムと
の接着力が強過ぎるため、剥がし取る作業が困難
な場合があるという問題があつた。 本考案は、長期間使用後もゴミ取りマツト下面
とベース板との粘着力が増加しないベース板を提
供することを目的とする。 問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために、本考案は、ゴミ取
りマツトを載置するベース板として、下面を熱可
塑性樹脂エラストマ、上面をポリオレフインで構
成したものである。 作 用 本考案は、下面を熱可塑性エラストマとしたこ
とにより、これを設置した床面に対し滑りにくい
という機能と共に従来のベース板と同様の柔軟性
を保持している。そして、上面をポリオレフイン
としたことにより、ゴミ取りマツトの下面との粘
着力が増加することなく安定し、最後にはゴミト
リフイルムを容易に剥がすことができる。 実施例 本考案のベース板は、共押出法、一方のシート
押出時に他方のシートのラミネート法、プレスに
よる熱溶着、接着剤による貼合せで製造できる。
ポリオレフインとしては、低密度ポリエチレン、
高密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重
合体、ポリプロピレン等が使用できる。 次に、考案の一実施例を説明する。 第1図に、共押出法により成形された熱可塑性
エラストマ層3とポリオレフイン層2からなるベ
ース板1とした。ポリオレフイン層2にゴミ取り
マツト4が載置され粘着剤により固定されてい
る。その周囲は、枠体5によつて囲まれている。 ここで、枠体5は、本考案の目的を達成するこ
とに関し、何ら関係はないが、上面が傾斜してい
ることにより、車輪等のゴミ取りマツト4上への
乗り降りをスムーズに行なわせる機能がある。 実施例におけるベース板及び枠体5が同材質で
一体に形成された従来ベース板に、15枚のゴミ取
りフイルムからなるゴミ取りマツトを粘着剤によ
り載置固定し、この上に人及び重量100Kgf前後
の台車を通行させる比較テストを行なつた。 ゴミ取りマツトの1枚のゴミ取りフイルムの使
用期間を2日間とし、30日後に量終ゴミ取りフイ
ルムとベース板の180°剥離テストにより接着強度
の比較を行なつた。その結果を第1表に示す。
【表】
上記第1表に示す様に、従来ベース板(加硫ゴ
ム製)では、接着強度は、接着当初においても、
また30日後においてもバラツキが大きく、30日後
では接着強度が強すぎるため、剥がし取り作業に
時間がかかるものもあつた。これに対し、本考案
実施例のベース板では、全試料について30日後の
接着強度は剥がし作業が良好に行なえる接着強度
範囲(0.035〜0.75Kgf/25mm)内にあり、容易
に剥がり取り作業が行なえた。 考案の効果 上述したように、考案によれば、ゴミ取りマツ
ト載置用ベース板のゴミ取りマツトとの粘着面に
ポリオレフインを使用したため、ゴミ取りマツト
交換時の剥がし取り作業を容易にすると共に、ベ
ース板の設置面との安定性も熱可塑性エラストマ
を採用したことにより達成でき、その実用的価値
は極めて大である。
ム製)では、接着強度は、接着当初においても、
また30日後においてもバラツキが大きく、30日後
では接着強度が強すぎるため、剥がし取り作業に
時間がかかるものもあつた。これに対し、本考案
実施例のベース板では、全試料について30日後の
接着強度は剥がし作業が良好に行なえる接着強度
範囲(0.035〜0.75Kgf/25mm)内にあり、容易
に剥がり取り作業が行なえた。 考案の効果 上述したように、考案によれば、ゴミ取りマツ
ト載置用ベース板のゴミ取りマツトとの粘着面に
ポリオレフインを使用したため、ゴミ取りマツト
交換時の剥がし取り作業を容易にすると共に、ベ
ース板の設置面との安定性も熱可塑性エラストマ
を採用したことにより達成でき、その実用的価値
は極めて大である。
第1図は本考案の一実施例を示す要部断面図で
ある。 1はベース板、2はポリオレフイン層、3は熱
可塑性エラストマ、4はゴミ取りマツト。
ある。 1はベース板、2はポリオレフイン層、3は熱
可塑性エラストマ、4はゴミ取りマツト。
Claims (1)
- ゴミトリマツトを載置するベース板であつて、
下面が熱可塑性エラストマ、上面がポリオレフイ
ンで構成されたゴミ取りマツト載置用ベース板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11695587U JPH0443312Y2 (ja) | 1987-07-30 | 1987-07-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11695587U JPH0443312Y2 (ja) | 1987-07-30 | 1987-07-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6422428U JPS6422428U (ja) | 1989-02-06 |
JPH0443312Y2 true JPH0443312Y2 (ja) | 1992-10-13 |
Family
ID=31359955
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11695587U Expired JPH0443312Y2 (ja) | 1987-07-30 | 1987-07-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0443312Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7404995B2 (en) * | 2005-01-18 | 2008-07-29 | Illinois Tool Works Inc. | Contamination-control mat assembly with adhesive-coated sheets and composite polystyrene frame member and anti-slip backing member, and a process for fabricating the same |
-
1987
- 1987-07-30 JP JP11695587U patent/JPH0443312Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6422428U (ja) | 1989-02-06 |
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