JPH0443283Y2 - - Google Patents

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JPH0443283Y2
JPH0443283Y2 JP19861985U JP19861985U JPH0443283Y2 JP H0443283 Y2 JPH0443283 Y2 JP H0443283Y2 JP 19861985 U JP19861985 U JP 19861985U JP 19861985 U JP19861985 U JP 19861985U JP H0443283 Y2 JPH0443283 Y2 JP H0443283Y2
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JP
Japan
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opening
closing door
intake
heating furnace
exhaust
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JP19861985U
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JPS62105490U (ja
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  • Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は合板工場や製材工場に提供される各種
の原木を、その切削等の加工操作に先立だつて材
質を調質する、この場合原木の含水分布や内部応
力を加熱処理によつて平均化および軽減するよう
に材質を調質する、原木の加熱調質炉における吸
排気装置の改良に係るものである。
【従来技術】
合板工場や製材工場に提供される各種の原木の
材質を加熱処理によつて調質するため、産業廃棄
物等からなる可燃性焼却物、例えば木屑、樹皮、
建築廃材等の可燃性焼却物を地下に構築した焼却
炉、例えば青野式地下焼却炉等に投入して焼却処
分にする際に発生する高温廃熱ガスを利用して、
該高温廃熱ガスを250℃前後に調節したものの中
に原木を長時間、例えば30時間程度燻製風にさら
して加熱処理をすることによつて、その材質を調
質する、この場合原木の含水分布のアンバラン
ス、例えば貯木の際に水中に没入していた高含水
部は80%以上にも達しており、また水上に浮いて
いた低含水部は30%以下にも満たないアンバラン
スが材質中にあるものを、その中間の40〜50%程
度に平均化したり、或いはその蓄積された内部応
力によつて切削加工の際に破断したり切り曲りを
発生する事態を排除するため柔軟化するように、
該原木の内部温度を50〜60℃程度に燻製風に加熱
処理をすることによつて、その材質を調質出来る
ことが、氏家式原木加熱調質炉等として当業界に
知られておるところであり、一部実用にも供され
ているものである。
【考案が解決しようとする課題】
然しながら前記当業界で知られ、一部実用に供
されていた氏家式原木加熱調質炉は、地下に構築
した青野式地下焼却炉等の焼却炉から発生する高
温廃熱ガスを、地上に構築された加熱炉体内に収
納した原木の積み山に燻製風に流通させた後に原
木搬入側の扉に穿設した吸排気孔乃至は前記扉を
少し開けて地上付近に形成される閉口部から直接
炉内と炉外に向けて同時に吸排気させることによ
つて前記廃熱ガスの温度を250℃前後に制限して
いたものであるから、該加熱炉体の周辺は前記可
燃性焼却物の燃焼による焼臭や廃熱ガス低空域に
たちこめて公害問題を惹起するおそれが多分にあ
つたものである。
【課題を解決するための手段】
本考案は前記従来装置の低空域における焼臭や
廃熱ガスの直接的な放出による公害問題を排気手
段と吸気手段を各別に装備することによつて払拭
すると共に、廃熱ガスの温度制限のための吸排気
量の同時調節操作も円滑に実施出来るように構成
したものであつて、即ち本考案は a 地上に構築した加熱炉体内の原木搬入側に第
1の開閉扉を架設したことと。 b 該第1の開閉扉の下方に吸排気調節用の電動
開閉扉を付設したことと。 c 前記加熱炉体外の原木搬入側に吸気孔を有す
る第2の開閉扉を架設したことと。 d 該第2の開閉扉と前記第1の開閉扉の中間部
直上の加熱炉体外に排気筒を立設したことと。 を構成要件とする原木の加熱調質炉における吸排
気装置である。
【実施例】
本考案はその実施の一例を第1〜3図に示すよ
うに、地下に焼却炉1を構築して可燃性焼却物2
を搬入口3から、例えば20トン程度投入して着火
し、該焼却炉1から発生する高温廃熱ガスHG
を、地上に構築した加熱炉体4内に導いて、該加
熱炉体4内に配設された仕切板5の上中部流通孔
6aから架台7a,7b上の原木8の積み山に前
記高温廃熱ガスHGを燻製風に流通させるように
装置され、また前記原木8の架台7a,7bの下
から前記仕切板5の下部流通孔6bから新たな燃
焼空気FAが焼却炉1上に流入するように装置さ
れて、所望の平均化、柔軟化の加熱処理が約30時
間に渉つて実施出来るように操作されるものであ
る。 而してこの場合本考案は前記地上に構築した加
熱炉体4内の原木搬入側の下方に吸排気調節用の
電動開閉扉9a,9b付の第1の開閉扉10a,
10bを架設して、モーター11により前記電動
開閉扉9a,9bの開度を制御しながら前記廃熱
ガスHGと燃焼空気FAの吸排気量を同時に調節
して、焼却物2の燃焼状態と廃熱ガスHGの温度
を安全な250℃前後に保持し得るように操作され、
また該第1の開閉扉10a,10bの下方から流
出した前記廃熱ガスHGは、それより更に原木搬
入側となる加熱炉体4外に架設した第2の開閉扉
12a,12bとの中間部直上の加熱炉体4外に
立設した排気筒13に導かれて高空域の大気中に
放出され、更にまた前記第1の開閉扉10a,1
0bの下方から流入する前記燃焼空気FAは、前
記第2の開閉扉12a,12bの下方に穿設され
た吸気孔14a,14bから流入して補給される
ものである。 尚、図中15a,15bと16a,16bは前
記電動開閉扉9a,9b付の第1の開閉扉10
a,10bと第2の開閉扉12a,12bを横引
きする際の架台である。
【考案の効果】
本考案は加熱炉体内から放出される廃熱ガス
と、該加熱炉体内に同時に流入する燃焼空気の
夫々の流入路を最終段階で排気筒と吸気孔に区分
して装備し、且つその吸排気量を共通の調節機構
によつて、即ち第1の開閉扉に付設した電動開閉
扉による吸排気量の同時調節操作によつて廃熱ガ
スの温度を安全な250℃前後に制限することが出
来るように構成したものであるから、従来装置に
あつた低空域における焼臭や廃熱ガスの直接的な
放出による公害問題を払拭し得たばかりでなく、
廃熱ガスと燃焼空気の一元的な同時調節操作によ
る原木の火災や炭化を防止する機能をいささかも
失することなく両立させることが出来た、実施効
果に優れた考案である。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施の一例を示すものであつて、
第1図は要部を切り欠いた縦断側面図、第2図は
第1図A−A線上における縦断正面図、第3図は
第1図B−B線上における縦断背面図である。 4……加熱炉体、9a,9b……電動開閉扉、
10a,10b……第1の開閉扉、12a,12
b……第2の開閉扉、13……排気筒、14a,
14b……吸気孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 地上に構築した加熱炉体内の原木搬入側に架設
    した第1の開閉扉と、該第1の開閉扉の下方に付
    設した吸排気調節用の電動開閉扉と、前記加熱炉
    体外の原木搬入側に架設した吸気孔を有する第2
    の開閉扉と、該第2の開閉扉と前記第1の開閉扉
    の中間部直上の加熱炉体外に立設した排気筒とか
    らなることを特徴とする原木の加熱調質炉におけ
    る吸排気装置。
JP19861985U 1985-12-24 1985-12-24 Expired JPH0443283Y2 (ja)

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JP19861985U JPH0443283Y2 (ja) 1985-12-24 1985-12-24

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JP19861985U JPH0443283Y2 (ja) 1985-12-24 1985-12-24

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JPS62105490U JPS62105490U (ja) 1987-07-06
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JP2516467B2 (ja) * 1990-10-12 1996-07-24 石井 拓司 木材乾燥装置

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JPS62105490U (ja) 1987-07-06

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