JPH0442795Y2 - - Google Patents

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JPH0442795Y2
JPH0442795Y2 JP81387U JP81387U JPH0442795Y2 JP H0442795 Y2 JPH0442795 Y2 JP H0442795Y2 JP 81387 U JP81387 U JP 81387U JP 81387 U JP81387 U JP 81387U JP H0442795 Y2 JPH0442795 Y2 JP H0442795Y2
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circuit
signal
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は天井や柱等に吊り下げることができる
アラーム付時計にして、アラーム報知音の発音時
に降下し、使用者の耳元に降りてくるアラーム付
時計である。
[従来の技術] 今日、アラーム付時計については、目覚めを確
実とする為種々の改良が行なわれており、例えば
時計体を吊り下げ、該アラーム付時計のアラーム
が鳴り始めると時計体は吊り紐を巻き上げて上昇
し、利用者から遠ざかるものがある(例えば実開
昭61−1191号、実開昭61−96390号)。
この様に吊り紐を巻き上げて上昇するアラーム
付時計は、アラームが鳴り始めると時計体が遠ざ
かる故、アラーム報知音を止める為には利用者が
起き上らなければならず、目覚を確実とするもの
である。
[考案が解決しようとする問題点] 上述の如くアラーム報知音が鳴り始めると上昇
する吊り下げ式のアラーム付時計は、アラームが
鳴り始めると時計体が利用者から徐々に遠くなる
故、利用者にとつてはアラーム報知音が段々と小
さく聞える様に変化し、そのまま寝入つてしまう
場合が有る。
又、アラーム報知音が鳴り始めるまで耳元に時
計体を吊り下げておくことは邪魔になる欠点が有
つた。
[問題を解決するための手段] 本考案はモータにより昇降可能に吊り下げられ
る時計体において、該時計体を降下させる第1の
モータ駆動用回路と時計体を上昇させる第2のモ
ータ駆動用回路とを設け、又、アラーム報知音を
発する発音回路を動作させる為の制御信号である
一致信号を検出する回路を設け、この一致信号が
出力されたとき、前記第1のモータ駆動用回路を
動作させる第1タイマー回路と、前記制御信号が
出力されなくなつたときから前記第2のモータ駆
動用回路を動作させる第2タイマー回路とを設け
ることとする。
[作用] 本考案はモータを駆動する第1駆動用回路と第
2駆動用回路とを有しており、第1駆動用回路に
よりモータを駆動して吊り下げられた時計体を降
下させることができ、又、第2駆動用回路により
モータを駆動して時計体を上昇させることができ
る。
そして、第1タイマー回路により一定時間第1
駆動用回路を動作させ、第2タイマー回路により
一定時間第2駆動用回路を駆動させることがで
き、第1タイマー回路はアラーム報知音を鳴らす
為の制御信号である一致信号が出力された時から
第1駆動用回路を一定時間動作させ、第2タイマ
ー回路は制御信号である一致信号が出力されなく
なつたときから第2駆動用回路を一定時間動作さ
せるものである。
従つて、本考案においては、アラーム報知音が
鳴り始めると時計体を降下させ、アラーム報知音
を止めると時計体を上昇させることができる。
[実施例] 本考案に係る昇降式アラーム時計は、第2図に
示す様に先端にフツク又は吊り輪等の吊り具84
を有する吊り紐82により時計体86を吊り下げ
可能としたものであり、該時計体86の内部に
は、第3図に示す様に、駆動用モータ74のモー
タ軸に取り付けられたウオームギヤ76により回
転される歯車、及び該歯車から順次回転数を低く
する様に適宜に歯車が組み合された減速輪列機構
78、更に該減速輪列機構78を介して低速にて
回転させられるプーリー80を有し、該プーリー
80には前記吊り紐82を巻き付ける。
そして、該時計体86における電気回路は、第
1図に示す様に、水晶発振器等の基準信号発生回
路12からの基準信号を分周回路14にて分周
し、以て適宜周期の基準周波数信号として時刻表
示機構16に送ること従来の電子時計と同様であ
る。
この時刻表示機構16は、時刻カウンタ18、
デコーダドライバ20及び時刻表示部22で構成
され、時刻カウンタ18からの計時信号はデコー
ダドライバ20に送られる外、アラーム回路32
における一致検出回路24にも送られている。
このアラーム回路32はアラームメモリ26、
一致検出回路24、フリツプフロツプ28及びタ
イマー30で構成され、表示時刻がアラームセツ
ト時刻と一致したときから一定時間だけ一致信号
を後述のアンド回路34に送るものである。
即ち、アラーム回路32における一致検出回路
24には、前述の様に時刻カウンタ18のカウン
ト値である計時信号が送られている外、アラーム
メモリ26からのセツト値も送られており、該一
致検出回路24はカウント値とセツト値とが一致
したとき一致信号を出力する。そして、フリツプ
フロツプ28はD入力端子が電源に接続されてい
る故、一致検出回路24からの一致信号がφ入力
端子に入力されると、Q出力信号及び出力信号
を反転させることになる。このフリツプフロツプ
28の出力信号はタイマー30のリセツト入力
信号とされている故、一致検出回路24から一致
信号が出力され、フリツプフロツプ28の出力
信号がHレベルからLレベルに反転するとタイマ
ー30はリセツトが解除され、分周回路14から
のφ1信号をカウントし、所要時間後に桁上りの
キヤリー信号を出力する。このキヤリー信号は前
記フリツプフロツプ28のリセツト信号とされて
いる故、一致検出回路24から一致信号が出力さ
れ、フリツプフロツプ28のQ出力信号及び出
力信号が反転した後所要時間が経過すると、前記
キヤリー信号によりフリツプフロツプ28はQ出
力及び出力を初期状態に戻すことになる。従つ
て、フリツプフロツプ28のQ出力信号をアラー
ム回路32からの一致信号とすれば、一定の時間
長さを有する一致信号をアラーム回路32から出
力させることができることになる。
このアラーム回路32におけるフリツプフロツ
プ28のQ出力端子をアンド回路34の入力端子
に接続し、該アンド回路34の他の入力端子をア
ラームセツト非セツトスイツチ36を介して+電
源に接続し、該アンド回路34の出力端子を発音
回路38に接続することにより、セツト非セツト
スイツチ36がオン状態の場合にアンド回路34
はアラーム回路32からの一致信号を通過させ、
以て発音回路38からアラーム報知音を発音さ
せ、アラーム回路32からの一致信号が途絶えた
とき、又はセツト非セツトスイツチ36がオフ状
態とされたときにアラーム報知音を停止させるこ
とになる。
本考案に係るアラーム付時計の回路は上述の如
きアラーム機能を有する時計回路40に、第1タ
イマー回路48及び第2タイマー回路64、更に
第1駆動用回路56及び第2駆動用回路72等を
付加するものである。
即ち、前記発音回路38と接続されるアンド回
路34の出力端子を、信号発生検出回路42を構
成する第1パルス発生器を介して第1タイマー回
路48に接続すると共に、該アンド回路34の出
力端子をインバータ44と第2パルス発生器とで
構成される信号消失検出回路46を介して第2タ
イマー回路64に接続する。
この第1パルス発生器及び第2パルス発生器は
入力信号が立ち上つたときに単発のHパルスを出
力するものであり、第1パルス発生器による信号
発生検出回路42はアンド回路34から一致信号
が出力されたときに単発のHパルスを検出信号と
して出力し、信号消失検出回路46における第2
パルス発生器はインバータ44を介している故、
該信号消失検出回路46はアンド回路34からの
一致信号出力が停止したときにHパルスを検出信
号として出力するものである。
又、第1タイマー回路48は1個のフリツプフ
ロツプとアンド回路とタイマーとにより構成さ
れ、フリツプフロツプ50のセツト入力端子は前
記信号発生検出回路42である第1パルス発生器
に接続され、フリツプフロツプ50のQ出力端子
はアンド回路52を介してタイマー54のφ入力
端子に、該タイマー54のキヤリー信号出力端子
は該タイマー54のリセツト入力端子と前記フリ
ツプフロツプ50のリセツト入力端子に接続さ
れ、前記アンド回路52の他の入力端子は分周回
路14のφ1信号出力端子に接続されるものであ
り、又、フリツプフロツプ50の出力端子は第
1駆動用回路56に接続される。
この第1タイマー回路48の動作は、信号発生
検出回路42からHパルスの検出信号がフリツプ
フロツプ50に入力されると、該フリツプフロツ
プ50はQ出力信号をHレベルとし、アンド回路
52を開いて分周回路14からのφ1信号をタイ
マー54に送り、該タイマー54は一定時間後に
桁上りのキヤリー信号を出力し、該キヤリー信号
によりフリツプフロツプ50を初期状態に戻して
アンド回路52を閉じ、且つ、タイマー54も初
期状態に戻すものである。
従つて、フリツプフロツプ50のQ出力信号と
逆相の出力信号は、通常はHレベルであるも、
信号発生検出回路42である第1パルス発生器か
らHパルス信号が出力されたときから一定時間だ
けLレベルとなる。
そして、第2タイマー回路64も第1タイマー
回路48と同様に1個のフリツプフロツプ、アン
ド回路及びタイマーで構成され、該フリツプフロ
ツプ66のセツト入力端子は信号消失検出回路4
6における第2パルス発生器に接続され、フリツ
プフロツプの出力端子が第2駆動用回路72に
接続されている。尚、第2タイマー回路64にお
けるアンド回路68の入力端子が分周回路14の
φ1信号出力端子に接続されていることも第1タ
イマー回路48と同様である。
従つて、第2タイマー回路64の出力信号であ
るフリツプフロツプ66の出力は、信号消失検
出回路46である第2パルス発生器からHパルス
信号が出力されたときから一定時間だけLレベル
となる。
そして、第1駆動用回路56は、2個のスイツ
チングトランジスタと1個の反転トランジスタと
で構成され、スイツチングトランジスタはPNP
形トランジスタ58のエミツタを+電源に、又、
NPN形トランジスタ60のエミツタを−電源に
接続し、両トランジスタのコレクタ間に直流モー
タ74を接続する様にする。
尚、PNP形トランジスタ58のベースは抵抗
を介して前記第1タイマー回路48におけるフリ
ツプフロツプ50の出力端子へ接続するも、
NPN形トランジスタ60は反転トランジスタ6
2を介する様にしてフリツプフロツプ50の出
力端子へ接続する。即ち、NPN形のスイツチン
グトランジスタ60のベースは抵抗を介して
PNP形である反転トランジスタ62のコレクタ
に接続し、該PNP形トランジスタ62のベース
を抵抗を介してフリツプフロツプ50の出力端
子に接続するものである。これは第1タイマー回
路48からの出力信号が、通常Hレベル信号と
して出力されており、該状態でスイツチングトラ
ンジスタをオフ状態とする為である故、反転トラ
ンジスタ62を省略し、NPN形であるスイツチ
ングトランジスタ60のベースを、抵抗を介して
第1タイマー回路48におけるフリツプフロツプ
50のQ出力端子に接続することも可能である。
又、第2駆動用回路72も第1駆動用回路56
と同様に、2個のスイツチングトランジスタと反
転トランジスタで構成され、両スイツチングトラ
ンジスタのコレクタを引き出して前記直流モータ
74に接続するものであり、このとき、+電源と
−電源とが第1駆動用回路56とは逆に直流モー
タ74に接続される様にするものである。
本考案は、上述の如くアラーム機能を有する時
計回路40に、信号発生検出回路42及び信号消
失検出回路46、又、第1タイマー回路48及び
第2タイマー回路64、更に第1駆動用回路56
及び第2駆動用回路72を設け、信号発生検出回
路42と第1タイマー回路48とにより第1駆動
用回路56をアラーム報知音発生から一定時間だ
け動作させ、以て、直流モータ74を回転させる
ことができ、又、信号消失検出回路46と第2タ
イマー回路64とによりアラーム報知音停止から
一定時間だけ第2駆動用回路72を動作させ直流
モータ74を逆転させることができる様にしたも
のである。
[考案の効果] 本考案に係る昇降式アラーム時計は、信号消失
検出回路、第1タイマー回路及び第1駆動用回路
によりアラーム報知音発生から一定時間モータを
正転させ、信号消失検出回路、第2タイマー回路
及び第2駆動用回路によりアラーム報知音停止か
ら一定時間モータを逆転させることができる故、
アラーム設定時刻が到来し、アラーム報知音が発
音されると時計体を降下させ、以て使用者にアラ
ーム報知音が次第に大きく聞える様にして目覚め
効果を確実とすることができ、又、使用者がアラ
ーム報知音を停止させると自動的に時計体は上昇
し、アラーム使用後に吊り紐を巻き取る必要がな
い。そして、本考案に係る時計体はアラーム報知
音を発音させない通常の場合は高い位置に吊り下
げられている故、使用者の邪魔にならず、アラー
ム報知音を発音する場合にのみ使用者の耳元に降
下し、大きな音により目覚めを確実とすることが
できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る昇降式アラーム付時計の
回路実施例を示すブロツク図、第2図は時計体の
外観図、第3図は時計体におけるモータ及び輪列
を示す図。 12……基準信号発生回路、14……分周回
路、16……時刻表示機構、18……時刻カウン
タ、20……デコーダドライバ、22……時刻表
示部、24……一致検出回路、26……アラーム
メモリ、28……フリツプフロツプ、30……タ
イマー、32……アラーム回路、34……アンド
回路、36……セツト非セツトスイツチ、38…
…発音回路、40……時計回路、42……信号発
生検出回路、44……インバータ、46……信号
消失検出回路、48……第1タイマー回路、50
……フリツプフロツプ、52……アンド回路、5
4……タイマー、56……第1駆動用回路、58
……スイツチングトランジスタ、60……スイツ
チングトランジスタ、62……反転トランジス
タ、64……第2タイマー回路、66……フリツ
プフロツプ、68……アンド回路、70……タイ
マー、72……第2駆動用回路、74……モー
タ、76……ウオームギヤ、78……減速輪列機
構、80……プーリー、82……吊り紐、84…
…吊り具、86……時計体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 基準信号発生回路と、 該基準信号発生回路からの基準信号を分周する
    分周回路と、 該分周回路からの出力信号により時刻を表示す
    る時刻表示機構と、 設定時刻が到来したときから一定時間だけ一致
    信号をアンド回路に送るアラーム回路と、 アラームセツト非セツトスイツチと、 該アラームセツト非セツトスイツチがセツト操
    作状態のときにのみアラーム回路から受けた前記
    一致信号を出力するアンド回路と、 該アンド回路からの一致信号が供給されている
    ときにのみ発音する発音回路と、 モータと、 該モータの回転軸に連結され、該回転軸の回転
    を減速する減速輪列機構と、 該減速輪列機構に連結されたプーリーと、 一端が該プーリーに巻き付けられ、他端には時
    計体を支えるためのフツク等が取り付けられた吊
    り紐と、 前記アンド回路からの一致信号の発生に応答し
    て前記モータを駆動させる駆動機構と、 から成るアラーム付時計において、 前記駆動機構が、 前記プーリーに巻きつけられた吊り紐を解く方
    向に前記モータを回転させる第1駆動用回路と、 前記プーリーに吊り紐を巻きつける方向に前記
    モータを回転させる第2駆動用回路と、 から成り、更に、 前記アンド回路から一致信号が出力されたこと
    を検出して検出信号を出力する信号発生検出回路
    と、 該信号発生検出回路からの検出信号が発生した
    ときから一定時間だけ前記第1駆動用回路を動作
    させる第1タイマー回路と、 前記アンド回路から出力されていた一致信号が
    消失したことを検出して検出信号を出力する信号
    消失検出回路と、 該信号消失検出回路からの検出信号が発生した
    ときから一定時間だけ前記第2駆動用回路を動作
    させる第2タイマー回路と、 を設けたことを特徴とする昇降式アラーム付時
    計。
JP81387U 1987-01-07 1987-01-07 Expired JPH0442795Y2 (ja)

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