JPH0442792Y2 - - Google Patents

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JPH0442792Y2
JPH0442792Y2 JP12008387U JP12008387U JPH0442792Y2 JP H0442792 Y2 JPH0442792 Y2 JP H0442792Y2 JP 12008387 U JP12008387 U JP 12008387U JP 12008387 U JP12008387 U JP 12008387U JP H0442792 Y2 JPH0442792 Y2 JP H0442792Y2
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motor
upper plate
bell
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stator
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は指針式ベル目覚時計に関するものであ
る。考案の目的は構造の簡単化と小型化にある。
主たる構成要素はベルを打つ打玉のモーターが
IC等時計用電気素子と一体に回路基板に搭載し
ていることと、モーターとベルが同一の上板で保
持されていること、ベルの下側に時計用のコイル
を配置し小型化をねらつたこと等にある。図面を
用いて本考案にもとづく実施例について説明す
る。
第1図は本考案による断面図、第2図は第1図
の部分平面図である。1は指針軸であつて目安
針、時針、分針、秒針が装着される。2は下板、
3は上板でムーブメントを構成するものである。
指針軸1は下板2の下方に突出している。上板3
は下板の上方に組みたてられる。4は回路基板で
あつて下板2と上板3の間に位置ぎめされ支持さ
れている。回路基板4は指針式ベル目覚時計の電
気機能を分担する。よつて少なくとも水晶発振器
5、IC6、コイル7を搭載している。図示して
いないがコイル端末は回路基板4に半田等で接続
されている。
IC6から出力される時計信号は電流になつて
コイル7へ流れる。8はコイル7が巻かれるボビ
ンでプラスチツクで成形されたものである。ボビ
ン8の側板部からは一体にフツク9が延出してい
る。フツク9は回路基板4の穴10にかかり弾性
的にたわみ穴10を通り抜け弾性的にもとにもど
る。コイル巻されたボビン8は回路基板4に支持
される。先に述べたようにコイルの端末は例えば
半田等で回路基板4に接続される。11はステー
ターであつてボビン8の中心穴に挿入されてい
る。上記コイル電流はステーター11は磁化す
る。12は円形の磁石でローターカナ13に圧入
されている。ステーター1の磁化動作によつてロ
ーターカナ13は水晶発振器を源振としてこれを
分周した所定の速さで回転する。指針軸1に備わ
つた時針、分針、秒針はローターカナ13からの
減速輪列によつて駆動される。これ等は説明を省
略しているが14は分針から時針へ減速する日ノ
裏車である。ローターカナ13、日ノ裏車14を
含んで車類は下板2と上板3によつて支軸されて
いる。15はモーターで前述した回路基板4にコ
イル7等の電気素子と一緒に搭載されている。1
6,17はモーター端子で回路基板4の穴18,
19に挿入されてその下面で半田固定されてい
る。図示していないが時計と目安針の一致で目安
接点がONしてモーター15は回転するものであ
る。モーターの軸18は連結して打玉19を備え
ている。20は打玉19によつて打たれる発音体
であるところのベルである。打撃の関係からモー
ター15とベル20が隣接して併立しかつ精度の
よい間隔が必要になる。21は上板3から円筒状
に立上つた筒部である。モーター15はこの筒部
21の中に入つて保持される。モーター15の例
えば径部22は筒部21の上面の穴にはまり位置
決めされる。よつてモーターの軸18の上板3に
対する位置精度は高いものになる。位置決めされ
る径部はモーター軸18に近い側にあればよい。
モーターの軸18は上板3を上方に貫通して打玉
19を連結してほじする。筒部21の裾部の上板
3にはボス24が立つている。ベル20の下面の
穴25はボス24に圧入される。モーター15と
ベル20は同一の部材である上板3に支持されて
いてその間の精度は高いものである。よつてべル
20を打玉19が打つて発生するアラーム音は均
等なものになる。ベル20はアラーム音を指針軸
1の裏の外側へ放出させるものなので上板3の上
方に取り付ける。一方モーター15は他の車類と
同じように上板3と下板2の間で保持されること
が好ましく、モーター15は上板3と回路基板4
に挟まれている。よつて上板3は上方にベル20
を下方に隣接してモーター15を保持しているこ
とになる。またベル20の丈はモーター15の軸
18までを含めた全丈のほぼ3分の2に相当せし
めている。ベル20は筒部21の裾の上板3の上
面に取り付けられている。その取り付け部の上板
3と下板2の間には余裕空間を設けており、この
余裕空間にコイル7を収容するものである。モー
ター15とベル20を隣接して配置している。モ
ーター15とコイル7が隣接することはこの双方
を搭載する回路基板4の面積を小さくすることが
でき、経済的である。よつて回路基板4に搭載さ
れるコイル7は上板3と下板2との間にあつて、
ベル20の下方に重なつて配置された構造とな
り、全体として小型化することを可能にした。な
お、図示していないがベル20の下側の回路基板
4にはコイル7のみでなくIC4を含む電気素子
も配置されるものであつてより基板の面積を効率
的に使用するものである。26,27は下板2に
もうけた穴である。組立の手順ではモーターの端
子16,17と回路基板4との半田づけはモータ
ー15、回路基板4を上板3と下板2に組み込ん
でから穴26,27を通して半田づけ作業をす
る。このようにすればモーター15はすでに上板
3で位置ぎめされた状態での半田づけなのでモー
ター15、回路基板4を含む全体の寸法誤差を吸
収することになりムーブメント内部の無理な緊張
を解き、例えばあとから半田がはがれるようなこ
とはない。28は円筒電池の端面で負極部を示し
ている。29はかたつむり状に加工した針金で負
極に弾圧し電気をとりだしている。30は針金2
9の端末である。端末29とモーター端子17と
回路基板4とは穴27を通して同時に半田づけさ
れるものである。図示していない目安接点がON
しモーター端子16に正電圧が印加されればモー
ター15は回転し打玉19はベル20を打つもの
である。31,32は下板3から一体に立上げた
基板支持ボスであつて回路基板4の位置と高さが
定められる。
第2図は上記した筒部21の平面図である。筒
部21の上端面の穴23は前述したようにモータ
ーの径部22を支持して位置ぎめする。33は筒
部21の上端面にほぼ平行して一体に成形した弾
力アームである。上板3が組み立てられると弾力
アーム33の端部34はモーター5の面部36に
かかりこれを弾圧する。(第1図参照)この弾圧
力でモーター15と回路基板4はムーブメント内
に正しく保持される。仮に矢印37の方向の衝撃
が加わつてもモーター15は筒部21の端面の下
面38に当たつて制されるので弾力アーム33が
破損することはない。矢印37方向の衝撃でモー
ター15は同方向に移動するが、弾力アーム33
の力によつて減速する。よつて下面38への衝突
力は緩和するので下板2と上板3との弾性的結合
部64の結合を外して仕舞う様なことはない。又
モーター15の最大径と筒部21の内径のクリヤ
ンスを少なくして摺れながら移動するようにし
て、更に衝突力を緩和することが出来る。そのう
え弾圧支持はモーターの面部36と筒部の下面3
8との間の隙間39がある。隙間39はモーター
15の高さを含むすべての誤差を吸収するために
設けられている。もしもこの隙間39が全くなけ
れば制作誤差により上板3が浮いて組まれる場合
がある。こうなるとローターカナ13、日ノ裏車
14等の輪列部材の高さ方向の遊びに狂いが生じ
噛合外れ等の支障が生ずるものである。隙間39
があればこの様なことはない。一方単純に隙間を
もうけるだけではモーター15ががたついてしま
う。前記した弾性アーム33はこのがたつきを制
止するために設けたものでもある。なお、弾性ア
ーム33は第1図紙面に垂直の方向に設けていて
モーター15とベル20の方向は弾性アーム33
のない穴23で径部22を支持して、モーター1
5とベル20の間隔の精度を高めている。
前述したコイルが巻かれたボビン8にステータ
ー11が挿入されるが、挿入する時点はボビン8
が回路基板4に組まれる前であつても後であつて
も可能なことである。当実施例では先に組まれる
ものとして説明する。
第3図はステーターまわりの平面図である。ス
テーター11はコの字形状をなしている。コイル
7が巻かれたボビン8はステーター11のコの字
の一片40に挿入される。41は挿入するための
ボビンの中心穴である。挿入し易い様に一片40
に面取り42を設けてある。43は一片40の辺
に設けた凹部である。一方ボビンの中心穴41の
一部には凸部44があつて部分的に穴がせまくな
つている。ボビン8の矢印45へ組み立てて行く
と中心穴41は一片40にスムースに入つて行く
が行きついた所で凸部44が凹部43にかちつと
嵌まる。その点で組み立てが完了するが凸部44
は凹部43に抱かれていて軽い固定力が発生す
る。通常の取り扱いで分解することはないが意識
して離す力を加えれば分解も容易である。ボビン
8は樹脂成形したものである。中心穴41は金型
のコア或いはスライドコアにより成形されるもの
である。凸部44はコアの端部に若干の面取りを
行うだけで簡単に作れるものである。46はステ
ーターの極であつて前述した磁石12を囲みこれ
に作用するものである。47は上述の一片40以
外のステーター個所に設けた位置ぎめ穴であつて
これは下板3に一体に設けたボス48にはまつた
ステーターを位置ぎめするものである。(第1図
参照)ステーター11を持つたボビン8は前述し
たごとくフツク9の作用を使つて回路基板4に組
み立てられている。次にステーター11の高さの
位置ぎめについて述べる。ステーター11と回路
基板4は矢印49の方向の動作で下板3に組み立
てられている。下板3は一体に弾性アーム50と
その端部にはフツク51を有している。フツク5
1は内側に斜面52がある。ステーター11の矢
印49の動作はステーター11の周辺が斜面52
にかかり弾性アーム50を外側に拡げる。ステー
ター11が行きついた所で弾性アーム50はパチ
ンと復元して組立は完了しステーター11を含む
回路基板4は下板3に組まれる。53はステータ
ー11の高さをきめるボスである。弾性アーム5
0とボス53は下板3から回路基板4の側方又は
内側を通り抜けステーター11を回路基板4の上
方に正しく位置ぎめするものである。磁石12を
持つたローターカナ13は突出した軸受け54の
上に磁石12の厚味中心付近のみをサポートされ
て組まれる。磁石12の厚味中心高さとステータ
ー11の厚味中心高さとはほぼ等しいのでステー
ター11と磁石12の吸引偶力はローターカナ1
3をステーター11に対して直立させる。下板3
単独に回路基板4、ステーター11、ローターカ
ナ13は組まれ、電源をいれればローターカナ1
3は上板2を組まずとも回転動作をはじめる。こ
のことはムーブメントの中間組立段階でローター
動作までのチエツクがかのうになりムーブメント
完成で不良が検出されるのと比べると経済的であ
り、かつ組立中の移送にも具合がよい。ステータ
ー11は下板3単独に組立られるがコイル7はか
なり重たいものである。時計が完成してから落下
等の衝撃でステーター11とコイル7が下板3か
ら外れてしまうのを防止したい。61,62は上
板2から下つたボスである上板2が組み立てられ
るとボス61,62は弾性アーム50とステータ
ー11に対する裏位置に配される。衝撃でステー
ター11が抜けようとしても弾性アーム50がボ
ス61,62に当たり過度な変形を制止する。よ
つてステーター11が外れることはない。63は
ボス62の端部であつてその先端は回路基板4の
浮きを防いでいる。
第1図の55はモーターの軸18と打玉19を
連結する針金である。針金55の中心部56はコ
イル状に巻かれていて軸18にはめこまれる。針
金の端部57はコの字状に折り曲げられていて打
玉19の穴58を通り打玉19を動作自在に保持
している。モーター15が回ると打玉15は遠心
力で水平になりベル20に当たり音を発する。本
実施例は一個の打玉19を回して打音させるもの
である。針金55の打玉19を保持しない反対の
端部はかなり長く切られている。この部分は例え
ば第1図の59に示すごとく例えばコイル状に巻
かれている。コイル状59はベル20には当たら
ない様に打玉19の位置よりも軸18に近く設け
られる。そしてコイル状59とベル20の軸18
を中心とするモーメントはほぼ均等になるべく計
られている。モーメントが相対して均等に近けれ
ばそれぞれの遠心力が相殺することになる。カウ
ンターバランスになるコイル状59がなければ打
玉19のみによる遠心力が軸18に作用しムーブ
メントから時計全体に振動が伝わり聞きにくい雑
音を発してしまうものである。本実施例によれば
打玉19が一個ですみかつ連結部材が針金である
ので安く製造できる。
いじよう実施例を用いた説明のごとく、本考案
による指針式ベル目覚時計は構造が簡単で安く制
作できかつ小型化を実現したものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による断面図、第2図は第1図
の筒部21の平面図、第3図は第1図のステータ
ー11、コイル7、ボビン8の平面図である。 1……指針軸、2……下板、3……上板、4…
…回路基板、7……コイル、15……モーター、
19……打玉、20……ベル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 打玉でベル等発音体を打撃してアラームする指
    針式目覚時計に於いて、ムーブメントを構成する
    上板と下方に指針軸を突出すべき下板とがあり、
    該上板と下板の間にはローター等輪列部材、回路
    基板が保持されていることと、該回路基板は少な
    くとも水晶発振器、IC、コイルと上記打玉を回
    転させて上記ベル等を打つためのモーターとを一
    体に搭載してなることと、該モーターの径部は上
    記上板の穴にはまつて位置ぎめされかつ該モータ
    ーは上記上板と上記回路基板の間に保持されるこ
    とと、該モーターの軸は上記上板を上方に貫通し
    連結して上記ベル等を打つ打玉を備えていること
    と、該ベル等は上記モーターに隣接し上記上板に
    固定されて上板の上方に保持したことと、上記回
    路基板に搭載されたコイルは上板と下板の間にに
    あつて上記ベル等の下方に重なつて配置された構
    造を特徴とする指針式ベル目覚時計。
JP12008387U 1987-08-05 1987-08-05 Expired JPH0442792Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12008387U JPH0442792Y2 (ja) 1987-08-05 1987-08-05
GB8817937A GB2208447B (en) 1987-08-05 1988-07-27 Analog quartz alarm clock

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12008387U JPH0442792Y2 (ja) 1987-08-05 1987-08-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6425793U JPS6425793U (ja) 1989-02-13
JPH0442792Y2 true JPH0442792Y2 (ja) 1992-10-09

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JP12008387U Expired JPH0442792Y2 (ja) 1987-08-05 1987-08-05

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013245972A (ja) * 2012-05-24 2013-12-09 Rhythm Watch Co Ltd 時計用小型モータ

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JPS6425793U (ja) 1989-02-13

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