JPH0442693Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0442693Y2 JPH0442693Y2 JP1985171077U JP17107785U JPH0442693Y2 JP H0442693 Y2 JPH0442693 Y2 JP H0442693Y2 JP 1985171077 U JP1985171077 U JP 1985171077U JP 17107785 U JP17107785 U JP 17107785U JP H0442693 Y2 JPH0442693 Y2 JP H0442693Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- capillary tube
- refrigerator
- refrigerator compartment
- cooler
- door
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
本考案は冷凍室用冷却器と冷蔵室用冷却器とを
設け、両冷却器に冷媒を分配して冷凍室と冷蔵室
を冷却する冷蔵庫の改良構成に関する。
設け、両冷却器に冷媒を分配して冷凍室と冷蔵室
を冷却する冷蔵庫の改良構成に関する。
(ロ) 従来の技術
従来此種冷蔵庫では例えば特公昭46−32031号
公報の如く、冷凍室と冷蔵室にそれぞれ冷却器を
設け、各冷却器に単一の圧縮機から冷媒を供給し
て両室を冷却する様にしている。冷凍室用冷却器
には常時冷媒が供給される様にして圧縮機の制御
は冷凍室の温度によつて行ない、冷蔵室用冷却器
には冷蔵室の温度によつて適宜冷媒を供給するこ
とにより、各室の温度制御は達成される。
公報の如く、冷凍室と冷蔵室にそれぞれ冷却器を
設け、各冷却器に単一の圧縮機から冷媒を供給し
て両室を冷却する様にしている。冷凍室用冷却器
には常時冷媒が供給される様にして圧縮機の制御
は冷凍室の温度によつて行ない、冷蔵室用冷却器
には冷蔵室の温度によつて適宜冷媒を供給するこ
とにより、各室の温度制御は達成される。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点
斯かる構成によると冷蔵室の温度制御は冷凍室
の温度制御に従属せざるを得ない。従つて冷蔵室
の冷却が必要な場合には優先的に冷蔵室へのキヤ
ピラリチユーブに液冷媒が流れる様にする必要が
ある。そのため前記公報では冷媒の分岐部に液冷
媒が貯溜するタンクを設け、このタンク内の下部
に冷蔵室へのキヤピラリチユーブを挿入開口せし
め、又、冷凍室へのキヤピラリチユーブはタンク
の上部に開口する様に挿入している。この冷凍室
へのキヤピラリチユーブの開口位置は冷蔵室用冷
却器へ冷媒を流している時には液冷媒の液位より
低く、冷媒を冷蔵室用冷却器に流している時には
液位と略同一の高さとなる様にしなければならな
いが、前述の公報の如く下方より挿入するもので
はその挿入寸法によつて開口の位置が上下してし
まうため、組立上のバラツキが生じ易く、量産性
に適さない問題があつた。
の温度制御に従属せざるを得ない。従つて冷蔵室
の冷却が必要な場合には優先的に冷蔵室へのキヤ
ピラリチユーブに液冷媒が流れる様にする必要が
ある。そのため前記公報では冷媒の分岐部に液冷
媒が貯溜するタンクを設け、このタンク内の下部
に冷蔵室へのキヤピラリチユーブを挿入開口せし
め、又、冷凍室へのキヤピラリチユーブはタンク
の上部に開口する様に挿入している。この冷凍室
へのキヤピラリチユーブの開口位置は冷蔵室用冷
却器へ冷媒を流している時には液冷媒の液位より
低く、冷媒を冷蔵室用冷却器に流している時には
液位と略同一の高さとなる様にしなければならな
いが、前述の公報の如く下方より挿入するもので
はその挿入寸法によつて開口の位置が上下してし
まうため、組立上のバラツキが生じ易く、量産性
に適さない問題があつた。
(ニ) 問題点を解決するための手段
本考案は斬かる問題点を解決するために凝縮器
65からの冷媒を流入せられる流路制御装置12
8を設け、これを液冷媒の貯溜部141と開閉弁
133とで構成し、冷蔵室用冷却器23へのキヤ
ピラリチユーブ130は貯溜部141下端に開口
せしめて開閉弁133によつて開閉し、冷凍室用
冷却器13へのキヤピラリチユーブ129は貯溜
部141上部にて側方より貯溜部141内に挿入
開口せしめたものである。
65からの冷媒を流入せられる流路制御装置12
8を設け、これを液冷媒の貯溜部141と開閉弁
133とで構成し、冷蔵室用冷却器23へのキヤ
ピラリチユーブ130は貯溜部141下端に開口
せしめて開閉弁133によつて開閉し、冷凍室用
冷却器13へのキヤピラリチユーブ129は貯溜
部141上部にて側方より貯溜部141内に挿入
開口せしめたものである。
(ホ) 作用
本考案によれば冷蔵室用冷却器に液冷媒を優先
して流す事ができる。又、冷凍室用冷却器へのキ
ヤピラリチユーブの開口の高さは挿入寸法に関係
しなくなり、一定とすることができる。
して流す事ができる。又、冷凍室用冷却器へのキ
ヤピラリチユーブの開口の高さは挿入寸法に関係
しなくなり、一定とすることができる。
(ヘ) 実施例
次に図面に於いて実施例を説明する。第1図は
本願を適用せる冷蔵庫1の斜視図、第2図は各扉
を除去した状態の冷蔵庫1の正面図、第3図は扉
を含む第2図のA−A線断面図、第4図は同B−
B線断面図をそれぞれ示している。冷蔵庫1は前
方に開口する下断熱箱体2と該下断熱箱体2の上
面に重合して取付けられ前方に開口する上断熱箱
体3とから構成されている。下断熱箱体2は鋼板
製の外箱4と該外箱4内に間隔を存して組み込ん
だ内箱5との間隔にポリウレタンフオーム等の断
熱材6を原場発泡方式にて充填して構成されてい
る。内箱5は合成樹脂板の真空成形にて構成さ
れ、内部を上下に区画する仕切壁部分5Aも一体
に形成されており、該仕切壁部分5A内にも同様
に断熱材6が充填される。仕切壁部分5Aの上方
には間隔を存して断熱性の仕切部材7が設けら
れ、この仕切部材7より上方を冷蔵室8、下方で
あつて仕切壁部分5Aより上の間隔を区画室9、
そして仕切壁部分5A下方の空間を冷凍室10と
している。
本願を適用せる冷蔵庫1の斜視図、第2図は各扉
を除去した状態の冷蔵庫1の正面図、第3図は扉
を含む第2図のA−A線断面図、第4図は同B−
B線断面図をそれぞれ示している。冷蔵庫1は前
方に開口する下断熱箱体2と該下断熱箱体2の上
面に重合して取付けられ前方に開口する上断熱箱
体3とから構成されている。下断熱箱体2は鋼板
製の外箱4と該外箱4内に間隔を存して組み込ん
だ内箱5との間隔にポリウレタンフオーム等の断
熱材6を原場発泡方式にて充填して構成されてい
る。内箱5は合成樹脂板の真空成形にて構成さ
れ、内部を上下に区画する仕切壁部分5Aも一体
に形成されており、該仕切壁部分5A内にも同様
に断熱材6が充填される。仕切壁部分5Aの上方
には間隔を存して断熱性の仕切部材7が設けら
れ、この仕切部材7より上方を冷蔵室8、下方で
あつて仕切壁部分5Aより上の間隔を区画室9、
そして仕切壁部分5A下方の空間を冷凍室10と
している。
冷凍室10奥部には裏面に断熱材を有した区画
板11が内箱5背面と間隔を存して縦設され、そ
の後方に形成した冷気通路12に冷凍室用冷却器
13が縦設されている。冷凍室用冷却器13によ
つて冷却された冷気はその上方に設けられた冷凍
室用送風機14によつて吸引され、その前方の区
画板11に形成した吐出口15より冷凍室10に
吐出され、区画板11下部に形成した吸込口16
より冷気通路12に帰還する。この冷気の循環に
よつて冷凍室10内は例えば−20℃等の凍結温度
に冷却される。17は冷凍室10の前方開口を閉
塞する引出し式の断熱扉であり、内面に取付けた
枠体18にバスケツト19が載置されており、こ
の枠体18の左右辺が内箱5左右側壁に形成した
図示しないレールに摺動自在に支持されることに
よつて扉17は下断熱箱体2に引き出し自在に取
付けられ、この扉17の開閉に連動してバスケツ
ト19は冷凍室10内に出納自在となつている。
板11が内箱5背面と間隔を存して縦設され、そ
の後方に形成した冷気通路12に冷凍室用冷却器
13が縦設されている。冷凍室用冷却器13によ
つて冷却された冷気はその上方に設けられた冷凍
室用送風機14によつて吸引され、その前方の区
画板11に形成した吐出口15より冷凍室10に
吐出され、区画板11下部に形成した吸込口16
より冷気通路12に帰還する。この冷気の循環に
よつて冷凍室10内は例えば−20℃等の凍結温度
に冷却される。17は冷凍室10の前方開口を閉
塞する引出し式の断熱扉であり、内面に取付けた
枠体18にバスケツト19が載置されており、こ
の枠体18の左右辺が内箱5左右側壁に形成した
図示しないレールに摺動自在に支持されることに
よつて扉17は下断熱箱体2に引き出し自在に取
付けられ、この扉17の開閉に連動してバスケツ
ト19は冷凍室10内に出納自在となつている。
冷蔵室8上部には上面に断熱材を有した冷却器
覆板21が冷蔵室8天面と間隔を存して取付けら
れ、この上方に形成した冷気通路22に冷蔵室用
冷却器23が設けられている。冷蔵室用冷却器2
3後方には内部に冷気通路22に連通した送風機
室24Aを有した断熱カバー24によつて覆われ
た冷蔵室用送風機25が設けられており、更に断
熱カバー24には下端が冷蔵室8に開放し、上端
が送風機室24Aを介して冷気通路22に連通し
たダクト26が形成されている。冷蔵室用冷却器
23によつて冷却された冷気の一部は冷蔵室用送
風機25によつて吸引され、ダクト26より冷蔵
室8に吐出され、冷却器覆板21前端部に形成し
た吸込口27より冷気通路22内に帰還する。2
9,30は冷蔵室8開口縁に回動自在に取付けら
れた観音開き式の扉であり、内面には複数のポケ
ツトが設けられている。扉30の非枢支側端内部
には扉30の閉塞時に、冷蔵室8開口縁の上下に
相対向して設けたガイド部材31,31によつて
回動されて扉29,30内周面のガスケツト3
2,33の当接面を形成する仕切体34が上下方
向を軸として回動自在に取付けられている。28
は物品載置棚である。
覆板21が冷蔵室8天面と間隔を存して取付けら
れ、この上方に形成した冷気通路22に冷蔵室用
冷却器23が設けられている。冷蔵室用冷却器2
3後方には内部に冷気通路22に連通した送風機
室24Aを有した断熱カバー24によつて覆われ
た冷蔵室用送風機25が設けられており、更に断
熱カバー24には下端が冷蔵室8に開放し、上端
が送風機室24Aを介して冷気通路22に連通し
たダクト26が形成されている。冷蔵室用冷却器
23によつて冷却された冷気の一部は冷蔵室用送
風機25によつて吸引され、ダクト26より冷蔵
室8に吐出され、冷却器覆板21前端部に形成し
た吸込口27より冷気通路22内に帰還する。2
9,30は冷蔵室8開口縁に回動自在に取付けら
れた観音開き式の扉であり、内面には複数のポケ
ツトが設けられている。扉30の非枢支側端内部
には扉30の閉塞時に、冷蔵室8開口縁の上下に
相対向して設けたガイド部材31,31によつて
回動されて扉29,30内周面のガスケツト3
2,33の当接面を形成する仕切体34が上下方
向を軸として回動自在に取付けられている。28
は物品載置棚である。
35は区画室9の前方開口を閉塞する引出し式
の断熱扉であり、内面に取付けた枠体36に上面
開口の容器37が載置支持されており、この枠体
36の左右辺が内箱5左右側壁に形成した図示し
ないレールに摺動自在に支持されることによつて
扉35は下断熱箱体2に引き出し自在に取付けら
れ、この扉35の開閉に連動して容器37は区画
室9内に出納自在となつている。内箱5の冷蔵室
8背面に位置する部分には冷蔵室8側に突出した
突壁部5Bが上下に延在して形成されており、こ
の突壁部5B内の断熱材6中に上下に延在してダ
クト部材38が埋設される。ダクト部材38は内
部に、上端を断熱カバー24内の送風機室24A
を介して冷気通路22に連通し、下端を区画室9
背面に吐出口39Aにて開口するダクト39を形
成する。吐出口39Aはダンパーサーモスタツト
40にて開閉され、更にダンパーサーモスタツト
40は上部を仕切部材7内に形成した冷気吐出通
路41に連通したカバー42にて覆われている。
冷気吐出通路41は仕切部材7の前部及び中央部
の下面に於いて開口した複数の吐出口43を有し
ている。更に仕切部材7の後部であつてカバー4
2の側方には区画室9と冷蔵室8とを連通する冷
気帰還通路44が形成されている。冷蔵室用送風
機25は回転して前方より冷気を吸引して側方に
吹き出すものである。送風機25より吐出された
冷気の上部はダクト39を通り、吐出口39Aか
らダンパーキーモスタツト40を通過して冷気吐
出通路41に流入し、吐出口43より容器37の
前部及び中央部に流下して循環した後、冷気帰還
通路44より冷蔵室8後部に帰還し、冷蔵室8内
の循環冷気と共に吸込口27より冷気通路22に
帰還する。冷蔵室用送風機25は冷蔵室8内の温
度に応じて運転、停止を繰り返し、冷蔵室8内を
+3℃等の冷蔵温度とするが、ダンパーサーモス
タツト40はその感温度をヒータ45によつて加
熱し、このヒータ45の発熱を区画室9内の温度
に応じて制御することによつて区画室9内を0℃
乃至−3℃の氷温貯蔵温度に或いは、+10℃程の
野菜等の貯蔵に適した温度にすることができるよ
うになつている。
の断熱扉であり、内面に取付けた枠体36に上面
開口の容器37が載置支持されており、この枠体
36の左右辺が内箱5左右側壁に形成した図示し
ないレールに摺動自在に支持されることによつて
扉35は下断熱箱体2に引き出し自在に取付けら
れ、この扉35の開閉に連動して容器37は区画
室9内に出納自在となつている。内箱5の冷蔵室
8背面に位置する部分には冷蔵室8側に突出した
突壁部5Bが上下に延在して形成されており、こ
の突壁部5B内の断熱材6中に上下に延在してダ
クト部材38が埋設される。ダクト部材38は内
部に、上端を断熱カバー24内の送風機室24A
を介して冷気通路22に連通し、下端を区画室9
背面に吐出口39Aにて開口するダクト39を形
成する。吐出口39Aはダンパーサーモスタツト
40にて開閉され、更にダンパーサーモスタツト
40は上部を仕切部材7内に形成した冷気吐出通
路41に連通したカバー42にて覆われている。
冷気吐出通路41は仕切部材7の前部及び中央部
の下面に於いて開口した複数の吐出口43を有し
ている。更に仕切部材7の後部であつてカバー4
2の側方には区画室9と冷蔵室8とを連通する冷
気帰還通路44が形成されている。冷蔵室用送風
機25は回転して前方より冷気を吸引して側方に
吹き出すものである。送風機25より吐出された
冷気の上部はダクト39を通り、吐出口39Aか
らダンパーキーモスタツト40を通過して冷気吐
出通路41に流入し、吐出口43より容器37の
前部及び中央部に流下して循環した後、冷気帰還
通路44より冷蔵室8後部に帰還し、冷蔵室8内
の循環冷気と共に吸込口27より冷気通路22に
帰還する。冷蔵室用送風機25は冷蔵室8内の温
度に応じて運転、停止を繰り返し、冷蔵室8内を
+3℃等の冷蔵温度とするが、ダンパーサーモス
タツト40はその感温度をヒータ45によつて加
熱し、このヒータ45の発熱を区画室9内の温度
に応じて制御することによつて区画室9内を0℃
乃至−3℃の氷温貯蔵温度に或いは、+10℃程の
野菜等の貯蔵に適した温度にすることができるよ
うになつている。
ここで氷温貯蔵温度とは食品の凝固点が氷点よ
りも低い性質に専ら基づく、氷点下ではあるが食
品の凍結する寸前の温度のことを称し、この温度
帯で食品を貯蔵することにより、食品を凍結させ
ずにバクテリヤの繁殖を抑制して比較的長期間保
存することができ、更に凍結による風味の劣化も
防止されるものである。
りも低い性質に専ら基づく、氷点下ではあるが食
品の凍結する寸前の温度のことを称し、この温度
帯で食品を貯蔵することにより、食品を凍結させ
ずにバクテリヤの繁殖を抑制して比較的長期間保
存することができ、更に凍結による風味の劣化も
防止されるものである。
上断熱箱体3は前方に開口する鋼板製外箱47
と合成樹脂製内箱48間に断熱材49を発泡充填
して成り、内箱48背面に形成した突壁48A内
の断熱材49中に外箱47を貫通して上下断熱箱
体3,2間に渡るダクト部材50が埋設されてい
る。ダクト部材50は上下断熱箱体3,2の重合
にて上下が接続され、内部に上端を内箱48内に
形成した上部室51に吐出口52Aにて開口し、
下端を送風機室24Aを介して冷気通路22に連
通したダクト52を形成する。吐出口52Aには
上部室51の温度を感知して吐出口52Aを開閉
するダンパーサーモスタツト53が設けられ、更
にダンパーサーモスタツト53はカバー54にて
閉塞される。冷蔵室用送風機25にて吐出された
冷気の一部はダクト52を通つてダンパーサーモ
スタツト53を通過、カバー54の左右に形成し
た吐出口54Aより上部室51内に吐出された
後、上下断熱箱体3,2を貫通して上部室51前
下部と冷気通路22とを連通する冷気帰還通路5
6(これも上下の接続によつて構成される。)よ
り冷気通路22に帰還する。上部室51内はダン
パーサーモスタツト53の設定を変更することに
よつて+3℃等の冷蔵温度から+15℃等のワイン
等の貯蔵に適した温度まで選択使用できる。又、
57は上端をヒンジ58にて枢支された上部室5
1の断熱扉である。更に59は扉57と29,3
0間に於いて前方に突出し、左右に渡つて下断熱
箱体2前面上端に取付けられたコントロールボツ
クスで前面に種々のスイツチ類が露出すると共
に、内部に照明灯60を有している。
と合成樹脂製内箱48間に断熱材49を発泡充填
して成り、内箱48背面に形成した突壁48A内
の断熱材49中に外箱47を貫通して上下断熱箱
体3,2間に渡るダクト部材50が埋設されてい
る。ダクト部材50は上下断熱箱体3,2の重合
にて上下が接続され、内部に上端を内箱48内に
形成した上部室51に吐出口52Aにて開口し、
下端を送風機室24Aを介して冷気通路22に連
通したダクト52を形成する。吐出口52Aには
上部室51の温度を感知して吐出口52Aを開閉
するダンパーサーモスタツト53が設けられ、更
にダンパーサーモスタツト53はカバー54にて
閉塞される。冷蔵室用送風機25にて吐出された
冷気の一部はダクト52を通つてダンパーサーモ
スタツト53を通過、カバー54の左右に形成し
た吐出口54Aより上部室51内に吐出された
後、上下断熱箱体3,2を貫通して上部室51前
下部と冷気通路22とを連通する冷気帰還通路5
6(これも上下の接続によつて構成される。)よ
り冷気通路22に帰還する。上部室51内はダン
パーサーモスタツト53の設定を変更することに
よつて+3℃等の冷蔵温度から+15℃等のワイン
等の貯蔵に適した温度まで選択使用できる。又、
57は上端をヒンジ58にて枢支された上部室5
1の断熱扉である。更に59は扉57と29,3
0間に於いて前方に突出し、左右に渡つて下断熱
箱体2前面上端に取付けられたコントロールボツ
クスで前面に種々のスイツチ類が露出すると共
に、内部に照明灯60を有している。
下断熱箱体2下部には台脚62と外箱4の底面
4A間に位置して少なくとも前方に開口した機械
室63が形成されており、この機械室63内に両
冷却器13,23と共に冷媒回路を構成する電動
圧縮機64や凝縮器65が収納設置されている。
66,66は台脚62に取付けた運搬用の車輪装
置である。68は機械室63の前方開口を隠蔽す
る機械室カバーであり、その裏面には底面4Aに
沿つて機械室63上部を奥方へ略水平に延在する
踏み台板69が取付けられている。この踏み台板
69と機械室カバー68は合成樹脂等にて一体に
成形しても良い。機械室カバー68両側下端には
床面に接地して滑動するローラー70,70が取
付けられ、又、踏み台板69は機械室63前部両
側の外箱4内面に取付けた一対のローラー71に
よつて摺動自在に支持されている。これによつて
機械室カバー68と踏み台板69は前後に摺動自
在となつており、上部室51への部品の納出等に
際しては、機械室カバー68を手前へ引けば、踏
み台板69も出て来る。従つて、この踏み台板6
9に乗る事によつて作業を楽に行なえる。又、こ
の時踏み台板69は機械室カバー68に連動して
引き出せるので機械室カバー68を外し、踏み台
板69を引き出す或いは取付ける等の二重手間が
省ける。又、機械室63内部品の修理時等には機
械室カバー68と踏み台板69を取外す事によつ
て行なえる。更に73は踏み台板69後部に突出
形成したストツパー、74,74は前部に所定間
隔で形成した収納位置決め用突起であり、踏み台
板69は引き出した状態で前部はローラー70
に、後部はローラー71に支持されることによつ
て安定した踏み台面を構成する。
4A間に位置して少なくとも前方に開口した機械
室63が形成されており、この機械室63内に両
冷却器13,23と共に冷媒回路を構成する電動
圧縮機64や凝縮器65が収納設置されている。
66,66は台脚62に取付けた運搬用の車輪装
置である。68は機械室63の前方開口を隠蔽す
る機械室カバーであり、その裏面には底面4Aに
沿つて機械室63上部を奥方へ略水平に延在する
踏み台板69が取付けられている。この踏み台板
69と機械室カバー68は合成樹脂等にて一体に
成形しても良い。機械室カバー68両側下端には
床面に接地して滑動するローラー70,70が取
付けられ、又、踏み台板69は機械室63前部両
側の外箱4内面に取付けた一対のローラー71に
よつて摺動自在に支持されている。これによつて
機械室カバー68と踏み台板69は前後に摺動自
在となつており、上部室51への部品の納出等に
際しては、機械室カバー68を手前へ引けば、踏
み台板69も出て来る。従つて、この踏み台板6
9に乗る事によつて作業を楽に行なえる。又、こ
の時踏み台板69は機械室カバー68に連動して
引き出せるので機械室カバー68を外し、踏み台
板69を引き出す或いは取付ける等の二重手間が
省ける。又、機械室63内部品の修理時等には機
械室カバー68と踏み台板69を取外す事によつ
て行なえる。更に73は踏み台板69後部に突出
形成したストツパー、74,74は前部に所定間
隔で形成した収納位置決め用突起であり、踏み台
板69は引き出した状態で前部はローラー70
に、後部はローラー71に支持されることによつ
て安定した踏み台面を構成する。
次に第5図は扉29,30及び棚28を外した
冷蔵室8の正面図を示し、第6図は扉30の裏面
斜視図を示し、第7図は扉29,30を閉じた状
態の仕切体34部分の断面図を示している。ガイ
ド部材31,31は冷蔵室8の上下開口縁の略中
央部において相対向して取付けられており、前部
に突部76を、又後部に突堤77を有し、突部7
6は前面を平面状として開口縁と略面一としてお
り、背面は略半円形状の曲面76Aとしている。
突堤77は第7図中左側にて突部76と連続し、
更に後方に離間して、その前面が扉30の非枢支
側より枢支側の曲率半径が大となるような曲面7
7Aとされており、曲面76Aと77A間に案内
溝78が形成されている。扉30の内板79には
一対の突壁79A,79Bが形成されこの突壁7
9A,79B間にポケツト80が支持される(扉
29も同様である。)。扉30の裏面の非枢支側に
位置するガスケツト33Aより内側の突壁79B
の外側にはガスケツト33A方向及び上下に開放
した断面略コ字状の収納部材81が取付けられて
いる。収納部材81は上下ガイド部材31,31
の間隔よりも少許短い寸法で上下に延在してお
り、扉30側の開放端にはヒンジ82によつて断
面略矩形状の仕切体34が回動自在に取付けられ
ている。仕切体34は略開口縁を上下に渡る長さ
であつて上下ガイド部材31,31の案内溝78
の間隔よりも少許短い寸法で上下に延在してお
り、前面は平面として前板83が取付けられ、隅
部は曲面とされている。更に仕切体34の上下端
は収納部材81より突出して、この部分に前面を
曲面とした係合突部85を有している。
冷蔵室8の正面図を示し、第6図は扉30の裏面
斜視図を示し、第7図は扉29,30を閉じた状
態の仕切体34部分の断面図を示している。ガイ
ド部材31,31は冷蔵室8の上下開口縁の略中
央部において相対向して取付けられており、前部
に突部76を、又後部に突堤77を有し、突部7
6は前面を平面状として開口縁と略面一としてお
り、背面は略半円形状の曲面76Aとしている。
突堤77は第7図中左側にて突部76と連続し、
更に後方に離間して、その前面が扉30の非枢支
側より枢支側の曲率半径が大となるような曲面7
7Aとされており、曲面76Aと77A間に案内
溝78が形成されている。扉30の内板79には
一対の突壁79A,79Bが形成されこの突壁7
9A,79B間にポケツト80が支持される(扉
29も同様である。)。扉30の裏面の非枢支側に
位置するガスケツト33Aより内側の突壁79B
の外側にはガスケツト33A方向及び上下に開放
した断面略コ字状の収納部材81が取付けられて
いる。収納部材81は上下ガイド部材31,31
の間隔よりも少許短い寸法で上下に延在してお
り、扉30側の開放端にはヒンジ82によつて断
面略矩形状の仕切体34が回動自在に取付けられ
ている。仕切体34は略開口縁を上下に渡る長さ
であつて上下ガイド部材31,31の案内溝78
の間隔よりも少許短い寸法で上下に延在してお
り、前面は平面として前板83が取付けられ、隅
部は曲面とされている。更に仕切体34の上下端
は収納部材81より突出して、この部分に前面を
曲面とした係合突部85を有している。
扉30が開いた状態では仕切体34は第1図、
第6図或いは第7図中一点鎖線で示す如く収納部
材81内に収納されている。この状態で扉29を
開放すれば冷蔵室8の開口部には仕切体34は存
在せず、開口全体が食品の納出に使用でき、極め
て実用的である。次に扉30を閉じて行くと、仕
切体34の係合突部85が案内溝78に、その扉
30側の入口より侵入し、次に突堤77の曲面7
7Aに係合突部76が当接して案内され、仕切体
34は第7図中反時計回りに回動され、やがて扉
30の閉塞と同時に係合突部85が突部76後面
に合致する。この時仕切体34の前板83は開口
と略面一となり、扉29,30のガスケツト32
A,33Aの密着面を構成し、これによつて開口
は密閉されることになる。扉30を開ければ、逆
に今度は仕切体34の係合突部85が突部76の
曲面76Aに沿つて第7図中時計回りに回動さ
れ、収納部材81に収納されることになる。この
動作は扉29には全く無関係に行われるものであ
る。
第6図或いは第7図中一点鎖線で示す如く収納部
材81内に収納されている。この状態で扉29を
開放すれば冷蔵室8の開口部には仕切体34は存
在せず、開口全体が食品の納出に使用でき、極め
て実用的である。次に扉30を閉じて行くと、仕
切体34の係合突部85が案内溝78に、その扉
30側の入口より侵入し、次に突堤77の曲面7
7Aに係合突部76が当接して案内され、仕切体
34は第7図中反時計回りに回動され、やがて扉
30の閉塞と同時に係合突部85が突部76後面
に合致する。この時仕切体34の前板83は開口
と略面一となり、扉29,30のガスケツト32
A,33Aの密着面を構成し、これによつて開口
は密閉されることになる。扉30を開ければ、逆
に今度は仕切体34の係合突部85が突部76の
曲面76Aに沿つて第7図中時計回りに回動さ
れ、収納部材81に収納されることになる。この
動作は扉29には全く無関係に行われるものであ
る。
次に第8図は冷蔵庫1の冷媒回路図を示してい
る。所謂ロータリー型の電動圧縮機64から吐出
された高温高圧冷媒は凝縮器65にて放熱し、冷
蔵庫1開口縁の露付を防止する高温冷媒配管98
を通過した後、乾燥器125及び差圧弁126を
経て接続パイプ127から流路制御装置128に
至る。流路制御装置128からは第1のキヤピラ
リチユーブ129と第2のキヤピラリチユーブ1
30に分流し、第1のキヤピラリチユーブ129
に流れた冷媒はそこで減圧された後冷凍室用冷却
器13に流入しそこで蒸発する。又、第2のキヤ
ピラリチユーブ130に流れた冷媒はそこで減圧
された後、冷蔵室用冷却器23に流入してそこで
蒸発し、未蒸発の冷媒は次に冷凍室用冷却器13
に流入した時に蒸発する。冷凍室用冷却器13を
出た冷媒は逆止弁131及びアキユムレータ13
2を経て電動圧縮機64に帰還する。逆止弁13
1は電動圧縮機64の停止時に吸入側から冷凍室
用冷却器13に冷媒が逆流入するのを防止するも
のであり、又、差圧弁126電動圧縮機64吸入
側の圧力上昇を感知して流路を閉じ、電動圧縮機
64停止時の各冷却器13,23への高温冷媒の
自然流入を防止する。第9図は流路制御装置12
8の断面図を示している。133は電動弁であ
り、内部は上室134と下室135に区画されて
おり、上室135内には上下に移動自在であり下
端ニードル部が下室135内に臨むプランジヤー
136とプランジヤー136を駆動する電磁コイ
ル137及びプランジヤー136を常時下方に付
勢するバネ138が収納されている。下室135
の下端には一方の流出口となる開口が形成され、
この開口周縁には第2キヤピラリチユーブ130
が接続されており、開閉弁の一部をなすプランジ
ヤー136が下方に移動したときその下端で前記
開口を閉じるものである。そして、下室135の
側壁にはキヤピラリチユーブよりも大径のパイプ
140が接続してある。
る。所謂ロータリー型の電動圧縮機64から吐出
された高温高圧冷媒は凝縮器65にて放熱し、冷
蔵庫1開口縁の露付を防止する高温冷媒配管98
を通過した後、乾燥器125及び差圧弁126を
経て接続パイプ127から流路制御装置128に
至る。流路制御装置128からは第1のキヤピラ
リチユーブ129と第2のキヤピラリチユーブ1
30に分流し、第1のキヤピラリチユーブ129
に流れた冷媒はそこで減圧された後冷凍室用冷却
器13に流入しそこで蒸発する。又、第2のキヤ
ピラリチユーブ130に流れた冷媒はそこで減圧
された後、冷蔵室用冷却器23に流入してそこで
蒸発し、未蒸発の冷媒は次に冷凍室用冷却器13
に流入した時に蒸発する。冷凍室用冷却器13を
出た冷媒は逆止弁131及びアキユムレータ13
2を経て電動圧縮機64に帰還する。逆止弁13
1は電動圧縮機64の停止時に吸入側から冷凍室
用冷却器13に冷媒が逆流入するのを防止するも
のであり、又、差圧弁126電動圧縮機64吸入
側の圧力上昇を感知して流路を閉じ、電動圧縮機
64停止時の各冷却器13,23への高温冷媒の
自然流入を防止する。第9図は流路制御装置12
8の断面図を示している。133は電動弁であ
り、内部は上室134と下室135に区画されて
おり、上室135内には上下に移動自在であり下
端ニードル部が下室135内に臨むプランジヤー
136とプランジヤー136を駆動する電磁コイ
ル137及びプランジヤー136を常時下方に付
勢するバネ138が収納されている。下室135
の下端には一方の流出口となる開口が形成され、
この開口周縁には第2キヤピラリチユーブ130
が接続されており、開閉弁の一部をなすプランジ
ヤー136が下方に移動したときその下端で前記
開口を閉じるものである。そして、下室135の
側壁にはキヤピラリチユーブよりも大径のパイプ
140が接続してある。
パイプ140は下室側壁から側方に延びた第1
水平部となる第1パイプ150と、この第1パイ
プから上方へ立ち上げた立上部となる立上パイプ
151と、この立上パイプ151から更に側方へ
延びた第2水平部となる第2パイプ152とを備
え、第2パイプ152の端部を垂直壁140Aに
よつて封止している。尚、このパイプ140と下
室135によつて、液冷媒を貯溜する貯溜部14
1を構成している。
水平部となる第1パイプ150と、この第1パイ
プから上方へ立ち上げた立上部となる立上パイプ
151と、この立上パイプ151から更に側方へ
延びた第2水平部となる第2パイプ152とを備
え、第2パイプ152の端部を垂直壁140Aに
よつて封止している。尚、このパイプ140と下
室135によつて、液冷媒を貯溜する貯溜部14
1を構成している。
垂直壁140Aには、流路制御装置128の流
入口となる透孔142と、流出口となる透孔14
3とを上下関係になるように形成している。透孔
142には接続パイプ127を、透孔143には
第1のキヤピラリチユーブ129をそれぞれ側方
から挿入して、それぞれを垂直壁140Aに溶接
してある。
入口となる透孔142と、流出口となる透孔14
3とを上下関係になるように形成している。透孔
142には接続パイプ127を、透孔143には
第1のキヤピラリチユーブ129をそれぞれ側方
から挿入して、それぞれを垂直壁140Aに溶接
してある。
このため、第1のキヤピラリチユーブ129を
透孔143に挿入するにあたり、その挿入長さに
バラツキが生じても、このチユーブに一端の位置
が第2パイプ152内を水平方向にずれるだけで
あり、上下方向には位置ずれしない。立上パイプ
151に第1のキヤピラリチユーブ129を接続
する場合には、このチユーブの挿入長さにバラツ
キが生じたときチユーブ一端の位置が上下方向に
ずれるため、液冷媒を流出させることになる貯溜
高さ(即ち貯溜量)が一定になりにくい不具合が
あつたが、本考案においては挿入長さのバラツキ
で貯溜量が変化することはない。
透孔143に挿入するにあたり、その挿入長さに
バラツキが生じても、このチユーブに一端の位置
が第2パイプ152内を水平方向にずれるだけで
あり、上下方向には位置ずれしない。立上パイプ
151に第1のキヤピラリチユーブ129を接続
する場合には、このチユーブの挿入長さにバラツ
キが生じたときチユーブ一端の位置が上下方向に
ずれるため、液冷媒を流出させることになる貯溜
高さ(即ち貯溜量)が一定になりにくい不具合が
あつたが、本考案においては挿入長さのバラツキ
で貯溜量が変化することはない。
また、パイプ140を3つの区画に分けるよう
に屈曲させたことで、透孔143を開口に対して
一定の距離だけ高い位置に形成することができ、
この距離は立上パイプ151の長さでもつて調整
できる。
に屈曲させたことで、透孔143を開口に対して
一定の距離だけ高い位置に形成することができ、
この距離は立上パイプ151の長さでもつて調整
できる。
次に第10図の電気回路図を参照して動作を説
明する。145は冷凍室10内の温度感知するサ
ーモスタツトで例えば−18℃で接点を閉じ、−22
℃で接点を開くもので、冷凍室用送風機14のモ
ータ14M及び電動圧縮機64のモータ64Mが
通電を制御され、これによつて冷凍室10内は平
均−20℃とされる。146は冷蔵室8内の温度を
感知するサーモスタツトで例えば+5℃で接点を
閉じ、+1℃で接点を開くもので、冷蔵室用送風
機25のモータ25Mと電磁コイル137の並列
回路と共に直列回路を構成してサーモスタツト1
45の後段に接続される。電磁弁133は常には
キヤピラリチユーブ130の開口を閉じている。
この状態で貯溜部141には液冷媒が貯溜されて
行き、その液位はキヤピラリチユーブ129の開
口部より上方になる様に透孔143の位置を予め
決定しておくことにより、液冷媒は冷凍室用冷却
器13のみに流入する様になる。次に電磁弁13
3はサーモスタツト146が閉じて電磁コイル1
37に通電されてプランジヤー136を吸引し、
キヤピラリチユーブ130の開口を開く。即ち冷
蔵室用冷却器23にはサーモスタツト145,1
46相方が閉じている場合のみ冷媒が供給される
ものであるが、貯溜部141には液冷媒が貯溜さ
れており、キヤピラリチユーブ130は貯溜部1
41の下端に開口しているので、キヤピラリチユ
ーブ129より優先して液冷媒が流れる事になる
ので、斯かる短時間の流通でも冷蔵室用冷却器2
3は十分なる冷却作用を発揮出来る。又、この時
の液位は少なくともキヤピラリチユーブ129の
開口する範囲にある様に成せば、冷凍室10の冷
却性能も損わないものである。
明する。145は冷凍室10内の温度感知するサ
ーモスタツトで例えば−18℃で接点を閉じ、−22
℃で接点を開くもので、冷凍室用送風機14のモ
ータ14M及び電動圧縮機64のモータ64Mが
通電を制御され、これによつて冷凍室10内は平
均−20℃とされる。146は冷蔵室8内の温度を
感知するサーモスタツトで例えば+5℃で接点を
閉じ、+1℃で接点を開くもので、冷蔵室用送風
機25のモータ25Mと電磁コイル137の並列
回路と共に直列回路を構成してサーモスタツト1
45の後段に接続される。電磁弁133は常には
キヤピラリチユーブ130の開口を閉じている。
この状態で貯溜部141には液冷媒が貯溜されて
行き、その液位はキヤピラリチユーブ129の開
口部より上方になる様に透孔143の位置を予め
決定しておくことにより、液冷媒は冷凍室用冷却
器13のみに流入する様になる。次に電磁弁13
3はサーモスタツト146が閉じて電磁コイル1
37に通電されてプランジヤー136を吸引し、
キヤピラリチユーブ130の開口を開く。即ち冷
蔵室用冷却器23にはサーモスタツト145,1
46相方が閉じている場合のみ冷媒が供給される
ものであるが、貯溜部141には液冷媒が貯溜さ
れており、キヤピラリチユーブ130は貯溜部1
41の下端に開口しているので、キヤピラリチユ
ーブ129より優先して液冷媒が流れる事になる
ので、斯かる短時間の流通でも冷蔵室用冷却器2
3は十分なる冷却作用を発揮出来る。又、この時
の液位は少なくともキヤピラリチユーブ129の
開口する範囲にある様に成せば、冷凍室10の冷
却性能も損わないものである。
(ト) 考案の効果
本考案によれば、貯溜部に接続される第1のキ
ヤピラリチユーブ及び第2キヤピラリチユーブの
接続位置に一定の高さの距離を確保できるため、
第2のキヤピラリチユーブに優先して液冷媒を流
すことができる。このため開口を開放したときに
は、冷蔵室用冷却器に液冷媒を優先的に供給で
き、所望の冷却性能を確保できる。また貯溜部の
上部側壁に形成した透孔に第1のキヤピラリチユ
ーブを挿入するにあたり、チユーブの挿入長さに
バラツキが生じても、チユーブの先端は水平方向
にバラツクだけであるため、前述の高さ距離にバ
ラツキが生じることはない。
ヤピラリチユーブ及び第2キヤピラリチユーブの
接続位置に一定の高さの距離を確保できるため、
第2のキヤピラリチユーブに優先して液冷媒を流
すことができる。このため開口を開放したときに
は、冷蔵室用冷却器に液冷媒を優先的に供給で
き、所望の冷却性能を確保できる。また貯溜部の
上部側壁に形成した透孔に第1のキヤピラリチユ
ーブを挿入するにあたり、チユーブの挿入長さに
バラツキが生じても、チユーブの先端は水平方向
にバラツクだけであるため、前述の高さ距離にバ
ラツキが生じることはない。
各図は本考案の実施例を示し、第1図は冷蔵庫
の斜視図、第2図は各扉を除いた冷蔵庫の正面
図、第3図は扉を含む第2図のA−A線断面図、
第4図は同B−B線断面図、第5図は扉を除く冷
蔵室の正面図、第6図は冷蔵室の扉の裏面斜視
図、第7図は仕切体部分の拡大平断面図、第8図
は冷媒回路図、第9図は流路制御装置の断面図、
第10図は電気回路の概略図である。 8……冷蔵室、10……冷凍室、13……冷凍
室用冷却器、23……冷蔵室用冷却器、128…
…流路制御装置、129,130……キヤピラリ
チユーブ、133……電磁弁、141……貯溜
部。
の斜視図、第2図は各扉を除いた冷蔵庫の正面
図、第3図は扉を含む第2図のA−A線断面図、
第4図は同B−B線断面図、第5図は扉を除く冷
蔵室の正面図、第6図は冷蔵室の扉の裏面斜視
図、第7図は仕切体部分の拡大平断面図、第8図
は冷媒回路図、第9図は流路制御装置の断面図、
第10図は電気回路の概略図である。 8……冷蔵室、10……冷凍室、13……冷凍
室用冷却器、23……冷蔵室用冷却器、128…
…流路制御装置、129,130……キヤピラリ
チユーブ、133……電磁弁、141……貯溜
部。
Claims (1)
- 圧縮機、凝縮器、流路制御装置、第1のキヤピ
ラリチユーブ及び冷凍室用冷却器を順次接続する
とともに、流路制御装置と冷凍室用冷却器との間
に第2のキヤピラリチユーブ及び冷蔵室用冷却器
の直列回路を接続した冷媒回路を有する冷蔵庫に
おいて、前記流路制御装置は、下端に開口を有し
液冷媒を貯溜する貯溜部と、前記開口を冷蔵室の
温度に基づいて開閉する開閉弁とを備え、貯溜部
の上部の側壁に形成した透孔と第1のキヤピラリ
チユーブとを連通させ、前記開口と第2のキヤピ
ラリチユーブとを連通させたことを特徴とする冷
蔵庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985171077U JPH0442693Y2 (ja) | 1985-11-06 | 1985-11-06 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985171077U JPH0442693Y2 (ja) | 1985-11-06 | 1985-11-06 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6280169U JPS6280169U (ja) | 1987-05-22 |
JPH0442693Y2 true JPH0442693Y2 (ja) | 1992-10-08 |
Family
ID=31106381
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985171077U Expired JPH0442693Y2 (ja) | 1985-11-06 | 1985-11-06 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0442693Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5436359U (ja) * | 1977-08-17 | 1979-03-09 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6146373Y2 (ja) * | 1980-04-30 | 1986-12-26 |
-
1985
- 1985-11-06 JP JP1985171077U patent/JPH0442693Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5436359U (ja) * | 1977-08-17 | 1979-03-09 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6280169U (ja) | 1987-05-22 |
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