JPH0442314Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0442314Y2 JPH0442314Y2 JP1987000303U JP30387U JPH0442314Y2 JP H0442314 Y2 JPH0442314 Y2 JP H0442314Y2 JP 1987000303 U JP1987000303 U JP 1987000303U JP 30387 U JP30387 U JP 30387U JP H0442314 Y2 JPH0442314 Y2 JP H0442314Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- boom
- rope
- girder
- sheave
- tip
- Prior art date
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- Expired
Links
- 238000013459 approach Methods 0.000 claims description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 2
- 210000001364 upper extremity Anatomy 0.000 description 1
Landscapes
- Leg Units, Guards, And Driving Tracks Of Cranes (AREA)
- Carriers, Traveling Bodies, And Overhead Traveling Cranes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、トロリ移動ロープの長さがブームの
起伏に拘らず一定となるように改良したコンテナ
クレーンに関する。
起伏に拘らず一定となるように改良したコンテナ
クレーンに関する。
[従来の技術]
一般にコンテナクレーンは、第3図に示すよう
に走行脚1の上方にガーダ2を水平に掛渡し、こ
のガーダ2の海側に臨む先端に枢軸3を介してブ
ーム4を起伏自在に枢支し、休止時には船舶との
衝突を回避すべくブーム起伏ウインチ5によりブ
ーム4を水平位置から第4図に示す状態にブーム
アツプすることができるようになつている。な
お、枢軸3はガーダ2の先端及びブーム4の後端
のそれぞれの上端部に共通に挿通されている。
に走行脚1の上方にガーダ2を水平に掛渡し、こ
のガーダ2の海側に臨む先端に枢軸3を介してブ
ーム4を起伏自在に枢支し、休止時には船舶との
衝突を回避すべくブーム起伏ウインチ5によりブ
ーム4を水平位置から第4図に示す状態にブーム
アツプすることができるようになつている。な
お、枢軸3はガーダ2の先端及びブーム4の後端
のそれぞれの上端部に共通に挿通されている。
ガーダ2には水平状態のブーム4とを横行する
トロリ6が横行自在に支持され、このトロリ6を
横行させるために、ガーダ2の後端とブーム4の
先端とに設けられたシーブ7,8には、両端をト
ロリ6の前後に固定して閉ループ状になつた横行
ロープ9が巻掛けられている。10は上記横行ロ
ープ9の一側9aを駆動ドラム11に巻掛けるべ
くガーダ2の上方に引込む引込みシーブである。
トロリ6が横行自在に支持され、このトロリ6を
横行させるために、ガーダ2の後端とブーム4の
先端とに設けられたシーブ7,8には、両端をト
ロリ6の前後に固定して閉ループ状になつた横行
ロープ9が巻掛けられている。10は上記横行ロ
ープ9の一側9aを駆動ドラム11に巻掛けるべ
くガーダ2の上方に引込む引込みシーブである。
[考案が解決しようとする問題点]
しかしながら、従来のコンテナクレーンにあつ
ては、ブームアツプ時に横行ロープ9を支承すべ
くガーダ2の先端下端部及びブーム4の後端下端
部に設けられた支承ローラ12,13に横行ロー
プ9の往側9b及び復側9aを支承させていたの
で、ブーム4の水平状態とブームアツプ状態とで
は両支承ローラ12,13の離反距離14の2倍
以上横行ロープ9の長さが変化するという問題が
あつた。このためロープ長さを調整するための横
行ロープ長さ調整装置15が不可欠であつた。
ては、ブームアツプ時に横行ロープ9を支承すべ
くガーダ2の先端下端部及びブーム4の後端下端
部に設けられた支承ローラ12,13に横行ロー
プ9の往側9b及び復側9aを支承させていたの
で、ブーム4の水平状態とブームアツプ状態とで
は両支承ローラ12,13の離反距離14の2倍
以上横行ロープ9の長さが変化するという問題が
あつた。このためロープ長さを調整するための横
行ロープ長さ調整装置15が不可欠であつた。
そこで、本考案は上記従来技術の問題点を解決
すべくなされたもので、その目的はブームのアツ
プダウンに拘らず、横行ロープの長さが変化する
ことがなく、横行ロープ長さ調整装置を必要とし
ないコンテナクレーンを提供することである。
すべくなされたもので、その目的はブームのアツ
プダウンに拘らず、横行ロープの長さが変化する
ことがなく、横行ロープ長さ調整装置を必要とし
ないコンテナクレーンを提供することである。
[問題点を解決するための手段]
上記目的を達成するために本考案は、ガーダの
一端に起伏自在に枢支されたブームと、これらに
沿つてトロリを横行させるべくガーダの後端とブ
ームの先端との間に巻掛けられた横行ロープと、
ガーダの先端及びブームの後端に設けられ横行ロ
ープの一側を駆動ドラムに巻掛けるべく上方に引
込む引込みシーブと、ガーダの先端及びブームの
後端に設けられブームアツプ時に横行ロープの他
側を支承する支承ローラと、ブームアツプ時の横
行ロープの他側の伸びを吸収すべくブーム側引込
みシーブが接近する位置に設けられブーム側引込
みシーブからの横行ロープを駆動ドラムに案内す
るガイドシーブとを備えたことを特徴としてい
る。
一端に起伏自在に枢支されたブームと、これらに
沿つてトロリを横行させるべくガーダの後端とブ
ームの先端との間に巻掛けられた横行ロープと、
ガーダの先端及びブームの後端に設けられ横行ロ
ープの一側を駆動ドラムに巻掛けるべく上方に引
込む引込みシーブと、ガーダの先端及びブームの
後端に設けられブームアツプ時に横行ロープの他
側を支承する支承ローラと、ブームアツプ時の横
行ロープの他側の伸びを吸収すべくブーム側引込
みシーブが接近する位置に設けられブーム側引込
みシーブからの横行ロープを駆動ドラムに案内す
るガイドシーブとを備えたことを特徴としてい
る。
[作用]
ブームアツプした場合、横行ロープの1側を支
承した支承ローラ間の距離が増加するが、横行ロ
ープの他側を支承したブーム側引込みシーブがガ
イドシーブに接近してこれらの間の距離が減少す
るため、互いに相殺されて横行ロープの長さは変
化しない。
承した支承ローラ間の距離が増加するが、横行ロ
ープの他側を支承したブーム側引込みシーブがガ
イドシーブに接近してこれらの間の距離が減少す
るため、互いに相殺されて横行ロープの長さは変
化しない。
[実施例]
以下に本考案の一実施例を添付図面に基づいて
詳述する。
詳述する。
第1図において、1は埠頭に走行自在に設けら
れたコンテナクレーンの走行脚であり、この走行
脚1の上方には、ガーダ2が水平に設けられ、こ
のガーダ2の海側に臨む先端には枢軸3を介して
ブーム4が起伏自在に枢支されている。枢軸3は
ブーム4が水平位置からブームアツプできるよう
にガーダ2の先端とブーム4の後端のそれぞれの
上端部に挿通されている。ガーダ2上には起伏ロ
ープ16を介してブーム4を起伏させるブーム起
伏ウインチ5が取付けられている。ブーム4を水
平に支持するための走行脚1の前脚部1aから上
方に延長された支柱17とガーダ2の後側との間
にはバツクステイ18が張設されると共に、支柱
17とブーム4の前側との間にはブームアツプ時
に折畳可能なテンシヨンバー19が張設されてい
る。
れたコンテナクレーンの走行脚であり、この走行
脚1の上方には、ガーダ2が水平に設けられ、こ
のガーダ2の海側に臨む先端には枢軸3を介して
ブーム4が起伏自在に枢支されている。枢軸3は
ブーム4が水平位置からブームアツプできるよう
にガーダ2の先端とブーム4の後端のそれぞれの
上端部に挿通されている。ガーダ2上には起伏ロ
ープ16を介してブーム4を起伏させるブーム起
伏ウインチ5が取付けられている。ブーム4を水
平に支持するための走行脚1の前脚部1aから上
方に延長された支柱17とガーダ2の後側との間
にはバツクステイ18が張設されると共に、支柱
17とブーム4の前側との間にはブームアツプ時
に折畳可能なテンシヨンバー19が張設されてい
る。
ガーダ2及び水平のブーム4に跨つてトロリ6
が横行自在に支持され、このトロリ6を横行させ
るためにガーダ2の後端とブーム4の先端とに取
付けられたシーブ7,8には両端部がトロリ6の
前後に固定された閉ループ状の横行ロープ9が巻
掛けられている。
が横行自在に支持され、このトロリ6を横行させ
るためにガーダ2の後端とブーム4の先端とに取
付けられたシーブ7,8には両端部がトロリ6の
前後に固定された閉ループ状の横行ロープ9が巻
掛けられている。
枢支部の前後であるガーダ2の前側とブーム4
の後側とにはガーダ側及びブーム側から横行ロー
プ9の一側9aをガーダ2上に設けられた図示し
ないトロリトラバース装置の駆動ドラム11に巻
掛けるべくガーダ2の上方に引込むための引込み
シーブ20,21がそれぞれ取付けられている。
また支柱17にはブームアツプ時、横行ロープ9
の他側9bを支承すべくガーダ2の先端及びブー
ム4の後端のそれぞれの下端部に取付けられた支
承ローラ12,13が離反した長さに相当する長
さだけ、ブーム側引込みシーブ21が接近する位
置に、上述の如く引込まれた横行ロープ9を駆動
ドラム11に案内するためのガイドシーブ22が
取付けられている。即ち、ブーム側引込みシーブ
21とガイドシーブ22とは第1図、第2図に示
す記号において、+de⌒++fg⌒++
hi⌒=a′b′+b′c′+c′d′+d′e′+e′f′+f
′g′+g′h′+
h′i′となるような位置に設定されている。
の後側とにはガーダ側及びブーム側から横行ロー
プ9の一側9aをガーダ2上に設けられた図示し
ないトロリトラバース装置の駆動ドラム11に巻
掛けるべくガーダ2の上方に引込むための引込み
シーブ20,21がそれぞれ取付けられている。
また支柱17にはブームアツプ時、横行ロープ9
の他側9bを支承すべくガーダ2の先端及びブー
ム4の後端のそれぞれの下端部に取付けられた支
承ローラ12,13が離反した長さに相当する長
さだけ、ブーム側引込みシーブ21が接近する位
置に、上述の如く引込まれた横行ロープ9を駆動
ドラム11に案内するためのガイドシーブ22が
取付けられている。即ち、ブーム側引込みシーブ
21とガイドシーブ22とは第1図、第2図に示
す記号において、+de⌒++fg⌒++
hi⌒=a′b′+b′c′+c′d′+d′e′+e′f′+f
′g′+g′h′+
h′i′となるような位置に設定されている。
なお、23はガーダ側引込みシーブ20から駆
動ドラム11に横行ロープ9のガーダ側を案内す
るための補助シーブであるが、必ずしも必要では
ない。
動ドラム11に横行ロープ9のガーダ側を案内す
るための補助シーブであるが、必ずしも必要では
ない。
以上の構成によれば、ブーム4と水平状態から
ブームアツプすると、概略的には支承ローラ1
2,13が離反した長さだけ横行ロープ9の他側
9bが伸ばされる。しかしながら、ブームアツプ
に伴なつてブーム側引込みシーブ21がガイドシ
ーブ22に接近し、上記横行ロープ9の他側9b
の長さの増加を横行ロープ9の一側9aの長さの
減少により吸収するため、全体としてロープ長が
変化することはない。
ブームアツプすると、概略的には支承ローラ1
2,13が離反した長さだけ横行ロープ9の他側
9bが伸ばされる。しかしながら、ブームアツプ
に伴なつてブーム側引込みシーブ21がガイドシ
ーブ22に接近し、上記横行ロープ9の他側9b
の長さの増加を横行ロープ9の一側9aの長さの
減少により吸収するため、全体としてロープ長が
変化することはない。
[考案の効果]
以上要するに本考案によれば次のような優れた
効果を発揮する。
効果を発揮する。
(1) ブームアツプに伴なつて伸びる横行ロープの
他側の伸びを、ブームアツプに伴なつてガイド
シーブに接近移動するブーム側引込みシーブの
移動によつて吸収するようにしたので、全体と
して横行ロープの長さは変化することがなく、
従つて横行ロープ長さ調整装置が不要となる。
他側の伸びを、ブームアツプに伴なつてガイド
シーブに接近移動するブーム側引込みシーブの
移動によつて吸収するようにしたので、全体と
して横行ロープの長さは変化することがなく、
従つて横行ロープ長さ調整装置が不要となる。
(2) 構造が簡単であるため、低コストで容易に実
施することができる。
施することができる。
第1図は本考案の一実施例を示すコンテナクレ
ーンの正面図、第2図はそのブームアツプ状態を
示す部分的正面図、第3図は従来のコンテナクレ
ーンを示す正面図、第4図はそのブームアツプ状
態を示す部分的正面図である。 図中、2はガーダ、4はブーム、6はトロリ、
9は横行ロープ、20,21は引込みシーブ、2
2はガイドシーブである。
ーンの正面図、第2図はそのブームアツプ状態を
示す部分的正面図、第3図は従来のコンテナクレ
ーンを示す正面図、第4図はそのブームアツプ状
態を示す部分的正面図である。 図中、2はガーダ、4はブーム、6はトロリ、
9は横行ロープ、20,21は引込みシーブ、2
2はガイドシーブである。
Claims (1)
- ガーダの一端に起伏自在に枢支されたブーム
と、これらに沿つてトロリを横行させるべくガー
ダの後端とブームの先端との間に巻掛けられた横
行ロープと、ガーダの先端及びブームの後端に設
けられ横行ロープの一側を駆動ドラムに巻掛ける
べく上方に引込む引込みシーブと、ガーダの先端
及びブームの後端に設けられブームアツプ時に横
行ロープの他側を支承する支承ローラと、ブーム
アツプ時の横行ロープの他側の伸びを吸収すべく
ブーム側引込みシーブが接近する位置に設けられ
ブーム側引込みシーブからの横行ロープを駆動ド
ラムに案内するガイドシーブとを備えたことを特
徴とするコンテナクレーン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987000303U JPH0442314Y2 (ja) | 1987-01-07 | 1987-01-07 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987000303U JPH0442314Y2 (ja) | 1987-01-07 | 1987-01-07 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63110477U JPS63110477U (ja) | 1988-07-15 |
JPH0442314Y2 true JPH0442314Y2 (ja) | 1992-10-06 |
Family
ID=30777152
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987000303U Expired JPH0442314Y2 (ja) | 1987-01-07 | 1987-01-07 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0442314Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012126528A (ja) * | 2010-12-16 | 2012-07-05 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | 岸壁クレーン |
JP7229958B2 (ja) * | 2020-03-12 | 2023-02-28 | 株式会社三井E&Sマシナリー | クレーン |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58109379A (ja) * | 1981-12-21 | 1983-06-29 | 株式会社日立製作所 | 起伏ブ−ムのロ−プピツクアツプ装置 |
-
1987
- 1987-01-07 JP JP1987000303U patent/JPH0442314Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58109379A (ja) * | 1981-12-21 | 1983-06-29 | 株式会社日立製作所 | 起伏ブ−ムのロ−プピツクアツプ装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63110477U (ja) | 1988-07-15 |
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