JPH044228B2 - - Google Patents

Description

請求の範囲 １ 少なくとも一部がたわみ性材から形成され、
かつ該たわみ性材に接着されたテープのつまみを
含む、シールされた容器に製品を納めるための開
放容易なパツケージにおいて、 前記たわみ性材１１，２５に開放部分２６，４
６，５２，６２，６７が形成され、前記テープは
一方の面に接着材３１のコーテイングを有する裏
打ち２９を含むつまみを形成し、前記接着材３１
は前記開放部分を囲むたわみ性材１１，２５に前
記テープを接着し、前記テープは前記開放部分か
ら離隔した関係に位置するつまみ部分３３，４
３，５４，６５を有し、前記つまみ部分はその端
部に不連続性部分２２，３５，４７，５５，６６
を有して前記テープをほぼ中央で、かつ長手方向
に引き裂き、かつ前記たわみ性材を前記開放部分
から両方向に引き裂くことができることを特徴と
する開放容易なパツケージ。

２ 一部がたわみ性材で形成され、かつ該たわみ
性材に接着されたテープのつまみを含む、シール
された容器に製品を納めるための開放容易なパツ
ケージにおいて、 前記たわみ性材１１，２５は、それを貫通し、
かつ前記たわみ性材のほぼ中央に位置する開放部
分４６，５２，６２，６７を有し、前記テープは
一方の面に接着材のコーテイングを有する裏打ち
２９を含み、一定長さのテープの両端部が前記た
わみ性材に接着され、少なくとも一方の端部４
４，５０，６３が前記開放部分を覆い、前記接着
材は前記開放部分を囲む前記たわみ性材に前記テ
ープを接着させ、前記テープは前記開放部分から
離隔した位置につまみ４３，５４，６５を形成し
ており、前記つまみは前記一定長さのテープの中
央部分をそれ自体に対して折り重ねて自由端部を
有するつまみを形成するようにして形成され、前
記自由縁部はテープをほぼ中央で、かつ長手方向
に引き裂くことができるように前記つまみの分離
を可能とする不連続性部分２２，４７，５５，６
６を有し、前記テープは前記たわみ性材の開放部
分とほぼ整合した線に沿つて引き裂かれ、それに
より該不連続性部分における分離によりつまみを
引き裂くとテープが長手方向に引き裂かれ、前記
開放部分において該たわみ性材を両方向に引き裂
くようにさせることを特徴とする開放容易なパツ
ケージ。

３ 請求の範囲第２項に記載のパツケージにおい
て、一片のウエブ材４８がテープの折り重ね部分
の間に接着されてテープの接着材をコーテイング
した面を分離させることを特徴とする開放容易な
パツケージ。

４ 請求の範囲第１項に記載のパツケージにおい
て、第２の一定長さのテープが該たわみ性材に接
着されて該たわみ性材の第２の開放部分４６，５
３，６２を覆い、また前記第２の一定長さのテー
プの一端が第１の一定長さのテープのつまみ部分
に接着されてつまみ４３，５４を形成する開放容
易なパツケージ。

５ 請求の範囲第１項、第２項および第４項に記
載のパツケージにおいて、前記つまみに形成され
た不連続性部分が前記テープの自由縁に形成され
た切欠きにより形成されることを特徴とする開放
容易なパツケージ。

６ 請求の範囲第２項に記載のパツケージにおい
て、前記一定長さのテープの中央に開口６０が形
成され、該つまみを形成する隣接部分にある接着
材３１の一部が該開口を介して露出し、それによ
り該つまみを折り曲げることができ、かつ接着材
の該露出部分がつまみを折り曲げ位置に保持する
ことを特徴とする開放容易なパツケージ。

７ 請求の範囲第４項に記載のパツケージにおい
て、前記第２の一定長さのテープの一端が第１の
一定長さのテープの自由端を越えて延び、該つま
みを該たわみ性材に対して平らに保持するための
接着材の帯を露出させることを特徴とする開放容
易なパツケージ。

８ 請求の範囲第１項、第２項、第３項、第４
項、第５項、第６項または第７項のいずれか一項
に記載のパツケージにおいて、前記たわみ性材が
塩ビ、セロフアン、薄い金属箔、ポリプロピレ
ン、低密度ポリエチレン、ポリカーボネート、ポ
リアミド、アセテート、ポリエチレンテレフタレ
ート、紙あるいはそれらのラミネートからなるこ
とを特徴とする開放容易なパツケージ。

９ 請求の範囲第１項から第８項までのいずれか
一項に記載のパツケージにおいて、前記テープの
裏打ちが一軸延伸熱可塑性フイルムであることを
特徴とする開放容易なパツケージ。

１０ 請求の範囲第２項、第３項、第５項、第６
項、第８項または第９項のいずれか一項に記載の
パツケージにおいて、第２の開放部分が前記たわ
み性材に形成され、各開放部分は前記一定長さの
テープの端部により覆われることを特徴とする開
放容易なパツケージ。

技術分野 本発明はパツケージを開けやすくする、パツケ
ージ用テープつまみに関し、かつ一局面において
は中味を加熱した後パツケージを開放できるよう
にするインスタント食品パツケージ用の安価で簡
単な開放装置に関する。

背景技術 パツケージには、インスタント食品用パツケー
ジ、あるいは中味を保護する一次包装を有するい
ずれかのパツケージの少なくとも一部を形成する
たわみ性材を破るようにできる引裂きテープおよ
びその他の便利な構造を設けてきた。

しかしながら、使用の前にはパツケージの一体
性を保ち、必要な時にパツケージを容易に開く手
段をパツケージ、特に食品のパツケージに備える
課題は、従来のパツケージの構造では完全に、か
つ十分に満たされなかつた。

本発明の目的は、必要なテープ材料の量を最小
限にする、簡単で直接的な開放手段を提供するこ
とである。この目的を達成するために、本発明
は、パツケージの一部を形成するたわみ性材に不
連続性部分（切れ目、穴またはミシン目線）を形
成する。この不連続性部分は、つまみを含む一定
長さのテープにより覆われる。パツケージを開き
たい時に、つまみを掴み該不連続性部分を広げる
のに該つまみを用いて該たわみ性材を裂き、裂け
目を広げパツケージの内容物を取り出すのを可能
にする開口を形成する。

発明の開示 本発明は、パツケージの少なくとも一部をたわ
み性の引裂き可能な材料部分で形成した場合パツ
ケージの中味を容易に扱えるようにする新規で、
開放容易なパツケージに関する。好ましくは薄く
てたわみ性の材料は、その材料にかつ（または）
該材料に形成された切込み部分あるいは開放部分
の両側に反対方向の力が加えられて引裂きを大き
くするようにされると引裂かれるようにされてい
る。パツケージのこの部分に対して、その縁部の
間でテープを引裂き、かつテープの下の材料を引
裂くことができるようにする不連続性部分を有す
る、ある長さのテープが接着されている。

前記長さのテープは前記材料に接着されて切込
み部分あるいは開放部分を覆う。前記材料におけ
る切込み部あるいは開放部分はスリツト、孔ある
いは一連の穿孔の形態でよい。スリツトにはその
一端で広がるスリツトを形成すればよい。テープ
は、その一方の面に接着剤のコーテイングを有す
る裏打ちを含み、該接着剤は前記裏打ちを開放部
分を囲むたわみ性材に接着させる。テープにはパ
ツケージの開放部分から隔置した位置につまみが
形成される。前記つまみはテープをその上に折り
曲げるか、テープの露出部分上に一片の材料を貼
り付けて接着材と接着させるか、あるいは第１の
テープ片上の接着剤コーテイングと接触させて第
２のテープ片を位置させることにより形成しう
る。テープにはその自由縁に沿つてスリツトある
いはテープの縁部間でのテープつまみの自由端に
おける切欠きの形態の不連続性部分が形成され
る。前記つまみの不連続性部分は開放部分上の材
料に接着されたテープの部分に向かう方向とされ
ている。このようにつまみとその不連続性部分と
がテープにおいて引裂きを開始させるようにしう
る手段を形成し、つまみと接着材に接着されたテ
ープとを引裂き、テープの引裂き部の下にある材
料を引裂いてその引裂きが材料を通して広がつて
パツケージの中味を扱うに十分な大きさの開口を
提供する。

テープの残りの部分の平面部分にまずつまみを
接着させて、包装や取扱い作業中テープが早期に
引裂かれる可能性を排除するための手段も設ける
ことができる。

【図面の簡単な説明】

本発明を添付図面を参照して以下詳細に説明す
る。

第１図は、本発明による開放容易なつまみを備
えた、少なくとも一部がたわみ性材で形成されて
いるインスタント食品パツケージの斜視図、 第２図は、開放されたパツケージを示し、本発
明により構成された開放容易なつまみを有するイ
ンスタント食品パツケージの斜視図、 第３図は本発明により構成された開放容易なつ
まみの詳細斜視図、 第４図は本発明の別の実施例の詳細斜視図、 第５図は本発明の別の実施例の詳細斜視図、 第６図はさらに別の実施例の詳細斜視図、およ
び 第７図は本発明の別の実施例の詳細斜視図であ
る。

詳細説明 第１図を参照すれば、パツケージの中味を保護
するためにたわみ性材で形成したたわみ性カバー
１１を形成の皿１０を含むインスタント食品パツ
ケージが示されている。たわみ性材の例について
は後記する。パツケージのこのたわみ性材の部分
１１には本発明により構成された開放容易のつま
み１５が形成されている。

第２図は、電子レンジで調理可能のポツプコー
ンを入れるバツグのようなたわみ性の高分子材で
形成のバツグ１９を担持する皿１８を含み、電子
レンジ調理に適合したインスタント食品パツケー
ジの別の実施例を示す。図示したパツケージのた
わみ性バツグ１９には本発明により構成された開
放容易なつまみ２０が形成されている。図示のよ
うに、テープつまみ２１は予め形成されたスリツ
ト２２において分離し、テープ２３は長手方向に
引き裂かれている。

さて、第３図を参照すれば、本発明により構成
された、開放容易なつまみの詳細斜視図が示され
ている。第３図は容器のたわみ性材２５の一部を
示す。前記たわみ性材２５のこの部分にはそこを
貫通するスリツト２６が形成されている。スリツ
ト２６は横方向のスリツト２７と連がることによ
つてＴ字形のスリツトを形成する。このスリツト
の上にはある長さのテープ３０が位置している。
テープは一方の側の面に接着材３１の層を有する
裏打ち２９を含み、該接着材がテープの裏打ちを
スリツト２６，２７上でたわみ性材２５に接着し
ている。テープの一部はつまみ３３を形成するよ
うにされ、該つまみはたわみ性材２５から自由と
なるよう形成されている。これは、接着材に対し
て接着材を位置させて、つまみ３３が形成される
ようにテープ３０をその上に折り曲げることによ
り達成される。代替的に、つまみ３３は、図示の
ように、例えば紙、別のフイルムあるいは露出し
た接着材に対して接着する一片の材料３４を位置
させることにより形成してもよい。

このように形成されたつまみ３３にはその自由
縁部３６に沿つて不連続性部分３５を設ける。第
３図に示す不連続部分はつまみにおけるスリツト
であつて、これはたわみ性材２５に接着されたテ
ープの中央部分に向かつて、かつ前記たわみ性材
２５のスリツト２６と全体的に整合する位置に向
いている。

次に、つまみ３３のスリツト３５により形成さ
れる部分を片手の親指と人差指との間で掴んで離
し前記不連続性部分３５を開放し、パツケージに
接着されたテープ３０の部分３７を引き裂く。最
終的に、開放部分２６，２７に向かつてつまみ３
３を引き裂くことによつてスリツト２６において
たわみ性材２５を引き裂きかつ分離させ、前記た
わみ性材２５を通してスリツト２６を広げること
になる。また、スリツト２７を引き裂いて広げる
ことによつても前記たわみ性材２５において形成
される開口を大きくする。

第４図を参照すれば、本発明の第２の実施例が
示されており、開放用つまみはある長さのテープ
４０により形成されており、該テープはその端部
の間でそのテープの上に折り重ねられて２個の部
分即ち脚部４４および４５の間でつまみ４３を形
成している。前記脚部の各々はパツケージのたわ
み性材２５を貫通して形成された開放部分４６の
上に位置している。この実施例においては、スリ
ツト４７がつまみ４３に形成され、第３図に関し
て説明したのと同じ要領でテープならびにそのた
わみ性材の開放部分を引き裂くようにする。さら
に、その上に通達を印刷した紙あるいはその他の
プラスチツク材のような一片のウエブ材４８を、
つまみ４３を形成するテープの折り曲げ部分の間
に位置させてつまみの厚さをテープの厚さより厚
くさせ、例えば開放方法のような事項を含む印刷
した指示をつまみに対して安価に付与する手段を
提供することもできる。

第５図を参照すれば、別の実施例が示されてお
り、開放用つまみは、ある長さの２個のテープ５
０および５１により形成され、一方のテープのあ
る部分が第１の開放部分５２の上に、第２のテー
プのある部分が第２の開放部分５３上に設けられ
ている。２個のテープの端部は対向関係で位置
し、相互に接着されてつまみ５４を形成する。こ
の実施例においては、２個のテープはつまみ５４
の自由端は切断されて、その切断によりテープの
端部につまみを形成する一連の切欠き即ちスリツ
ト５５を形成し、そのため切欠きに続いてテープ
に引き裂き目を簡単につけることができ、その引
き裂きは２個のある長さのテープ５０および５１
を通してたわみ性材２５の開放部分５２および５
３まで進行し、前記たわみ性材２５における前記
開放部分を広げてパツケージの中味を扱いできる
ようにする。

さて第６図を参照すれば、さらに別の実施例が
示されており、つまみ４３は全体的に第４図に関
して説明したように形成されるが、テープはその
間に前記材料の帯片４８を介在させずにそのテー
プ上に折りたたまれ、つまみ４３を形成するテー
プ部分に開口６０が形成される。前記開口６０は
つまみ４３内における位置に位置され、前記つま
み４３はテープをそれ自体の上に折りたたむこと
により形成され、そのため第２のテープの層の接
着面３１が前記開口６０を通して露出される。こ
のように、第６図に示すようにつまみが左方に折
り曲げられると、開口６０を通して露出している
接着材３１がテープ４０の部分４４の上面と接触
しつまみ４３をパツケージのたわみ性材２５の平
面に対して平坦に保持し、そのため使用時までは
つまみは接着材により下方に接着して、上方には
ね上らず、パツケージに開放用つまみが付与され
た後も別の包装作業に干渉することはない。この
ようにつまみに沿つて部分的に接着させることに
よりつまみを開けたい場合つまみを簡単に持上げ
ることができる。また第６図は、テープによつて
覆われる、前記たわみ性材２５における開口部分
６２が、Ｔ字形あるいはＹ字形スリツトから、孔
あるいは穿孔線のように種々の形状としうること
を点線で示している。

下方へ折りたたむ前記の特徴を有するよう形成
したテープつまみの別の例を第７図に示し、ここ
ではテープのつまみ６５が、相互に付着させた２
個の一定長さのテープ６３と６４とから形成され
ている。テープ６４の、つまみを形成するその長
さのある部分は他方のテープ６３より長いため、
テープ６４は第２の一定の長さのテープ６３の端
部を越えて延び、そのため点線で示す位置まで折
り曲げられると、テープ６４上の露出された接着
面が他方のテープ６３の非接着材塗布面と接触す
るか、あるいは前記たわみ性材２５と接触するよ
う位置し、つまみを平坦に、かつ別の包装作業に
干渉しない位置に保持させることができる。テー
プ６４の延長端部の隅は図示のように６９で折り
曲げ、つまみ６５を持上げやすくするつまみを形
成することができる。このつまみ６５には、その
他の実施例における切欠きあるいは切欠きに対応
する不連続の縁部６６を形成している。本実施例
におけるたわみ性材２５における開放部分６７
は、該たわみ性材に接着されたテープ６３および
６４の部分により覆われた連続したスリツトとし
て示されている。

物品や食料を入れ、殺菌でき、かつ本発明によ
る開放用つまみと共に使用可能な薄くてたわみ性
のパツケージ材料としては、塩ビ、セロフアン、
薄い、即ち0.0127ミリのアルミニウムフオイル、
0.0089ミリのアルミニウムフオイル／９キロ（20
ポンド）の紙、二軸延伸ポリプロピレンフイル
ム、低密度ポリエチレン、ポリエステルとポリエ
チレンとのラミネート、ポリカーボネートフイル
ム、ポリアミドフイルム、アセテートフイルム、
９キロ（20ポンド）のクラフト紙および二軸延伸
ポリエチレンテレフタレートを含む。

開放容易なテープつまみ用テープ材はその長さ
に沿つて引き裂きが広がる裏打ちを含む。そのよ
うな裏打ちは引き裂き線を形成するエンボス線、
あるいは長手方向に延びる繊維を有するようにす
るか、あるいはある方向に引き裂けるよう方向性
延伸すればよい。テープは感圧接着テープであ
る。裏打ち材の例としてはポリエチレンテレフタ
レート、アセテート、ポリプロピレン、紙および
繊維補強の裏打ち、および一軸延伸熱可塑性フイ
ルムを含む。特定の用途に対する最良のテープ
は、つまみが使用される状態によつて定まる。特
定のつまみ材、裏打ちおよび接着材を慎重に選定
する必要のある、種々用途の例としては、高温
（電子レンジによる調理）、グリース、湿度、沸騰
水、香あるいは味覚の喪失がある。

好適例は約３対１から10対１までの間の比率で
延伸され、合成ゴム／樹脂の感圧接着剤を有する
一軸延伸ポリプロピレン裏打ちである。