JPH0442282Y2 - - Google Patents

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JPH0442282Y2
JPH0442282Y2 JP1985055587U JP5558785U JPH0442282Y2 JP H0442282 Y2 JPH0442282 Y2 JP H0442282Y2 JP 1985055587 U JP1985055587 U JP 1985055587U JP 5558785 U JP5558785 U JP 5558785U JP H0442282 Y2 JPH0442282 Y2 JP H0442282Y2
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shaft
roll
roll member
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biasing
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【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案はロール部材支持装置に関し、さらに
詳細にいえば、ロール状に巻かれたインクシー
ト、複写紙等のロール部材を取外し容易に支持す
るロール部材支持装置に関する。
<従来の技術> 従来から各種装置において、ロール部材を使用
することが多くなつてきており、例えばサーマル
プリンタにおいては、インクシートの供給部、お
よび巻取り部がロール状のインクシートを回転可
能に支持しており、複写機においては、複写紙の
供給部がロール状の複写紙を回転可能に支持して
いる。
これらのロール部材は、装置の作動とともに消
耗し、所定の作動時間が経過した時点で交換作業
を行なわなければならない。
このような要求を満足させるために、従来は、
一対の支持部材を常時互に接近する方向に付勢さ
せる構成が採用されており、一対の支持部材を付
勢力に抗して移動させることにより、ロール部材
の交換作業を行なうことができる。
<考案が解決しようとする問題点> 上記の構成であれば、ロール部材を交換する場
合に、一対の支持部材を付勢力に抗して移動させ
ることが必要であり、この移動状態を保持したま
までロール部材の取外し、装着を行なわなければ
ならないのであり、一人では作業を行ないにくく
なる。特にロール部材の重量がかさむ場合には、
支持部材の移動状態保持、およびロール部材の定
位置セツトを同時に行なわなければならないの
で、作業が非常に困難になるという不都合があ
る。
一方、ロール部材は支持部材を介して駆動され
るが、インクシート等の破損を防止するために、
一方の支持部材に、ばねによる付勢力を摩擦力に
変換する方式のトルクリミツタ機構を装備しよう
とすると、他方の支持部材の付勢手段による付勢
力が、上記ばねに及ぼされるので、スリツプ開始
トルクが不安定となる虞があつた。
この考案は上記の問題点に鑑みてなされたもの
であり、ロール部材の重量の大小に拘わらず、簡
単にロール部材の交換を行なうことができ、しか
も、トルク規制の安定したロール部材支持装置を
提供することを目的としている。
<問題点を解決するための手段> 上記の目的を達成するための、この考案のロー
ル部材支持装置は、互いに接近する方向の付勢さ
れてロール部材の端部を支持する部材およびこの
部材と一体的に軸方向に進退する軸を、それぞれ
有する一対の支持部材間にロール部材を支持する
ロール部材支持装置において、一方の支持部材
が、上記軸を上記方向に付勢する付勢手段と、上
記軸の周面に設けられ、径方向に所定深さを有
し、軸方向に所定間隔離れた一対の係合溝と、常
時軸の径方向に付勢され、軸が付勢手段による付
勢力に抗してロール部材から離反する方向へスラ
イドされることにより一方の係合溝と係合して軸
の上記進退を規制し、且つ軸がロール部材に接近
する方向へスライドされることにより他方の係合
溝と係合して軸の上記進退を規制するストツパ
と、このストツパを当該ストツパに対する付勢力
に抗して移動させ、一方の係合溝との係合を外す
解除手段とを有しており、他方の支持部材が、上
記軸によつて相対回転自在に支持され、且つロー
ル部材を支持する上記部相を介してロール部材と
一体回転する摩擦部材と、上記軸と一体回転可能
に且つ軸方向に一体移動可能に設けられ、上記摩
擦部材に相対回転自在に摺接される回転力伝達板
と、この回転力伝達板を摩擦部材側に付勢するば
ねとを有しており、他方の支持部材側の上記軸
は、ロール部材に駆動力を伝達するための駆動軸
を構成していることを特徴とするものである。
<作用> 上記構成のロール部材支持装置であれば、付勢
手段に抗して軸を移動させることにより、ストツ
パと係合溝が係合して軸を移動状態に保持し、ロ
ール部材の支持を解除する。そして、ロール部材
を所定位置に保持した状態で解除手段を操作する
ことにより、ストツパと係合溝との係合を外して
軸を復帰させ、ロール部材を支持することができ
る。一方、ロール部材が支持された状態で、駆動
軸が回転すると、これに伴つて回転力伝達板が回
転し、この回転力伝達板と摩擦部材との間の摩擦
力によつて、ロール部材を回転させることができ
る。そして、ロール部材の巻取り負荷が増加した
場合には、回転力伝達板と摩擦部材とがスリツプ
するので、巻き取られるインクシート等が破断す
ることがない。なお、スリツプし始めるトルク
は、回転力伝達板と摩擦部材との摩擦力ひいては
ばねによる付勢力に依存するが、ロール部材が支
持された状態では、一方の支持部材側の、軸の他
方の係合部とストツパとの係合によつて、当該一
方の支持部材が位置決めされているので、一方の
支持部材側の付勢手段から、ロール部材に対して
付勢力が働かない。したがつて、この一方の支持
鵜材側からの付勢力によつて、他方の支持部材側
のばねによる回転力伝達板への付勢力が影響を受
けることを回避することができ、これにより、常
に一定のトルクでスリツプを発生させることがで
きる。
<実施例> 以下、実施例を示す添付図面によつて詳細に説
明する。
第1図はロール部材支持装置を示す縦断面図で
あり、第1支持部材1と第2支持部材2とを互に
対向させてフレーム3に取付けている。
さらに詳細に説明すると、上記第1支持部材1
は、軸受部材11を介してフレーム3に貫通状に
取付けられた回転軸12の突出外端部にギヤ13
を取付けているとともに、内端寄り部に回転力伝
達板14を取付け、さらに内端部にロール部材支
持用のフランジ部材15を回転自在、かつ抜け止
め状態に取付けている。そして、フランジ部材1
5の回転力伝達板側に摩擦部材16を一体的に取
付け、さらに回転力伝達板14を摩擦部材16に
接触させるばね17を取付けている。尚、上記フ
ランジ部材15の中央部には、ロール部材4の芯
を不回転状に支持する突部18が形成されてい
る。
上記第2支持部材2は、軸受部材21を介して
フレーム3に回転、およびスライド可能に、かつ
貫通状に取付けられた軸22の突出外端部にレバ
ー23を取付けているとともに、内端部にフラン
ジ部材25を取付けている。そして、上記軸22
の、フランジ部材寄り所定位置に係合溝24を形
成しているとともに、レバー寄り所定位置に係合
溝26を形成しており、さらに、軸受部材21の
ケーシングに、軸22のスライド方向と直角に移
動可能な解除部材27を取付け、解除部材27の
所定位置に、係合溝24と係合可能なストツパ2
8を取付け、付勢手段としてのばね29により、
ストツパ28と係合溝24とが係合する方向にス
トツパ28、および解除部材27を付勢してい
る。また、軸受部材21とフランジ部材25との
間に、付勢手段としてのばね30を取付けてい
る。尚、上記フランジ部材25の中央部には、ロ
ール部材4の芯を不回転状に支持する突部31が
形成されている。また、上記係合溝26は、第2
支持部材2がロール部材4の右端部を支持する所
定位置で、ストツパ28を係合させることによ
り、ばね30による付勢力がロール部材4を介し
て反対側の第1支持部材1に及ぼされることを回
避するべく、軸22を当該所定位置に位置決めす
る。係合溝26の、ロール部材4側の側壁は、ロ
ール部材4側に向かつて拡径された円錐面状のテ
ーパ面を形成しているが、これは、解除部材27
を用いなくても、ストツパ28と係合溝26との
係合を解除できるようにするためである。すなわ
ち、レバー23を第1図において右方へ移動させ
れば、ストツパ28を、上記テーパ面に沿わせな
がら係合溝26から脱出させて係合を解除できる
からである。
以上の構成であれば、第1図に示すロール部材
装着状態において、図示しない駆動源からの駆動
力によりギヤ13を回転させれば、回転力伝達板
14と摩擦部材16との間の摩擦力によりフラン
ジ部材15を回転させ、ロール部材4を所定速度
で回転させることにより、インクシート等の供
給、または巻取りを行なうことができる。この場
合において、インクシート等を供給し、または巻
取るための負荷が増加した場合には、回転力伝達
板14と摩擦部材16とがスリツプするので、イ
ンクシート等に大きなテンシヨンがかかり、破断
するという不都合を確実に防止することができ
る。
ロール部材4の支持状態では、ストツパ28が
レバー23寄りの係合溝26と係合することによ
り、第2支持部材2が常に所定位置に位置決めさ
れるので、ばね30による付勢力が、ロール部材
4を介して第1支持部材1側のばね17に及ぼさ
れることがなく、ばね17のセツト長も常に一定
となる。したがつて、ばね17は、常に一定の付
勢力を回転力伝達板14に負荷することができ、
上記のスリツプし始めるトルクを所定に保つこと
ができる。
また、ロール部材4を交換する場合には、レバ
ー23を持つて軸22を移動させればよく、第2
図に示すように、ストツパ28が係合溝24と係
合して軸22を移動状態に保持することができ、
ロール部材4の一方の支持しない状態になるの
で、ロール部材4の取外しを簡単に行なうことが
できる。
その後は、新たなロール部材4の芯の一方端部
をフランジ部材15の突部18に係合させ、他方
端部を位置決めした状態で解除部材27を操作す
ることによりストツパ28と係合溝24との係合
を外せばよく、ばね30の力により軸22、およ
びフランジ部材25が復帰し、芯の他方端部がフ
ランジ部材25の突部31と係合し、ロール部材
4のセツトを完了することができる。
以上の説明から明らかなように、ロール部材4
の交換作業を行なう場合には、第2支持部材2を
非係合状態に保持することができるのであるか
ら、ロール部材4が重い場合であつても、両手を
使つて簡単に交換を行なうことができる。また、
軸22の移動操作、係合解除操作をワンタツチで
簡単に行なうことができる。
尚、この考案は上記の実施例に限定されるもの
ではなく、例えば軸22を付勢する付勢手段とし
てエアシリンダを使用することにより、係合を外
した後におけるフランジ部材の復帰速度を抑制し
て位置決めを行ない易くすることができる他、ス
トツパの所定位置に解除手段を一体形成すること
もでき、さらにはフランジ部材としてロール部材
の芯のみと係合できる小径の部材を使用すること
もでき、その他この考案の要旨を変更しない範囲
内において、種々の設計変更を施すことが可能で
ある。
<考案の効果> 以上のようにこの考案は、一方の支持部材を非
支持状態に保持して、ロール部材を簡単に交換す
ることができ、また、他方の支持部材に発生させ
たスリツプによつてトルクを規制してインクシー
ト等の破損を防止でき、さらに、両支持部材がロ
ール部材を支持した状態で、一方の支持部材側の
付勢手段による付勢力が他方の支持部材側のばね
に負荷されるのを防止して、安定したトルク規制
が行えるという特有の実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はロール部材支持状態を示すロール部材
支持装置の縦断面図、第2図はロール部材非支持
状態を示すロール部材支持装置の縦断面図。 2……第2支持部材、22……軸、24……係
合溝、27……解除部材、28……ストツパ、2
9,30……付勢手段としてのばね。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 互いに接近する方向に付勢されてロール部材の
    端部を支持する部材およびこの部材と一体的に軸
    方向に進退する軸を、それぞれ有する一対の支持
    部材間にロール部材を支持するロール部材支持装
    置において、 一方の支持部材が、 上記軸を上記方向に付勢する付勢手段と、 上記軸の周囲に設けられ、径方向に所定深さを
    有し、軸方向に所定間隔離れた一対の係合溝と、 常時軸の径方向に付勢され、軸が付勢手段によ
    る付勢力に抗してロール部材から離反する方向へ
    スライドされることにより一方の係合溝と係合し
    て軸の上記進退を規制し、且つ軸がロール部材に
    接近する方向へスライドされることにより他方の
    係合溝と係合して軸の上記進退を規制するストツ
    パと、 このストツパを当該ストツパに対する付勢力に
    抗して移動させ、一方の係合溝との係合を外す解
    除手段とを有しており、 他方の支持部材が、 上記軸によつて相対回転自在に支持され、且つ
    ロール部材を支持する上記部材を介してロール部
    材と一体回転する摩擦部材と、 上記軸と一体回転可能に且つ軸方向に一体移動
    可能に設けられ、上記摩擦部材に相対回転自在に
    摺接される回転力伝達板と、 この回転力伝達板を摩擦部材側に付勢するばね
    とを有しており、 他方の支持部材側の上記軸は、ロール部材に駆
    動力を伝達するための駆動軸を構成していること
    を特徴とするロール部材支持装置。
JP1985055587U 1985-04-15 1985-04-15 Expired JPH0442282Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985055587U JPH0442282Y2 (ja) 1985-04-15 1985-04-15

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JP1985055587U JPH0442282Y2 (ja) 1985-04-15 1985-04-15

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JPS61171755U JPS61171755U (ja) 1986-10-24
JPH0442282Y2 true JPH0442282Y2 (ja) 1992-10-06

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ID=30578400

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JP1985055587U Expired JPH0442282Y2 (ja) 1985-04-15 1985-04-15

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JP2018104133A (ja) * 2016-12-26 2018-07-05 株式会社沖データ ロール媒体支持機構

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JPS61171755U (ja) 1986-10-24

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