JPH0442146Y2 - - Google Patents
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- JPH0442146Y2 JPH0442146Y2 JP19435385U JP19435385U JPH0442146Y2 JP H0442146 Y2 JPH0442146 Y2 JP H0442146Y2 JP 19435385 U JP19435385 U JP 19435385U JP 19435385 U JP19435385 U JP 19435385U JP H0442146 Y2 JPH0442146 Y2 JP H0442146Y2
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- dial
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- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 36
- 238000007689 inspection Methods 0.000 claims description 7
- 238000009434 installation Methods 0.000 claims 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 7
- 238000013517 stratification Methods 0.000 description 6
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 4
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 4
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 3
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 3
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 3
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 1
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000000275 quality assurance Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Testing Or Calibration Of Command Recording Devices (AREA)
- A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、記号と番号の印刷に用いる番号器
(以下、単に番号器という)について、実際の印
刷に使用する前に字輪転換距離を計測して番号器
の厳密な層別を行い、同時に慣らし運転によつて
実際の印刷に使用できる番号器の選択を行う番号
器性能検査装置に関するものである。
(以下、単に番号器という)について、実際の印
刷に使用する前に字輪転換距離を計測して番号器
の厳密な層別を行い、同時に慣らし運転によつて
実際の印刷に使用できる番号器の選択を行う番号
器性能検査装置に関するものである。
従来の技術及びその問題点
本考案での被検査対象物となる番号器の精度に
関して簡単に説明する。
関して簡単に説明する。
番号器で一番重要なことは、字輪の転換が毎回
確実に行われることである。この動作が確実でな
いと番号字輪が回り過ぎて番号を飛ばして印刷し
たり、ほんの少しだけ字輪が回り過ぎたり逆に十
分に字輪が回らなかつたりして、番号の上側の一
部分又は下側の一部分が印刷されなかつたりする
弊害が生じる。番号器自体は同一工程で高精度に
加工、作製されるので、当然、同じ製品となるは
ずであるが、実際には字輪が転換するタイミング
が各々微妙に違つている場合が多い。そのまま使
用しても前記のような印刷の品質に影響する事態
が発生しなければ、何ら問題はないのだが、より
確実に印刷の品質を保障するために、実際上、事
前に未使用(即ち、印刷に使用する前)の番号器
を一つずつ調べて、同じようなタイミングで字輪
が転換する番号器を集めて使用している。
確実に行われることである。この動作が確実でな
いと番号字輪が回り過ぎて番号を飛ばして印刷し
たり、ほんの少しだけ字輪が回り過ぎたり逆に十
分に字輪が回らなかつたりして、番号の上側の一
部分又は下側の一部分が印刷されなかつたりする
弊害が生じる。番号器自体は同一工程で高精度に
加工、作製されるので、当然、同じ製品となるは
ずであるが、実際には字輪が転換するタイミング
が各々微妙に違つている場合が多い。そのまま使
用しても前記のような印刷の品質に影響する事態
が発生しなければ、何ら問題はないのだが、より
確実に印刷の品質を保障するために、実際上、事
前に未使用(即ち、印刷に使用する前)の番号器
を一つずつ調べて、同じようなタイミングで字輪
が転換する番号器を集めて使用している。
ここで、さらに一般的な番号器の動作概要につ
いて説明する。
いて説明する。
番号器の字輪が転換するには、外部からの力が
必要であり、この動力の伝達は印刷機械に取り付
けた字輪転換カムと番号器のスイングコロの接触
によつて行う。
必要であり、この動力の伝達は印刷機械に取り付
けた字輪転換カムと番号器のスイングコロの接触
によつて行う。
字輪転換カムは、番号器のスイングコロが字輪
転換カムの上を接触しながら移動するに従つて、
徐々に押し上げ又は押し下げられる方向に移動す
るように印刷機械に固定される。字輪転換カムの
形状は番号器のスイングコロに急激な力を与えな
いように、滑らかな曲線を描くように加工され、
字輪転換に必要な位置まで押し上げ又は押し下
げ、字輪の転換が完了した後には速やかに番号器
のスイングコロが通常の待機位置に戻るように作
られている。
転換カムの上を接触しながら移動するに従つて、
徐々に押し上げ又は押し下げられる方向に移動す
るように印刷機械に固定される。字輪転換カムの
形状は番号器のスイングコロに急激な力を与えな
いように、滑らかな曲線を描くように加工され、
字輪転換に必要な位置まで押し上げ又は押し下
げ、字輪の転換が完了した後には速やかに番号器
のスイングコロが通常の待機位置に戻るように作
られている。
番号器のスイングコロは字輪を転換させるため
の機構に取り付けられたコロで、これが字輪転換
カムの上を回転しながら滑らかに移動し、字輪転
換カムの形状に従つて動かされて、字輪転換機構
を作動させて字輪を転換させるものである。
の機構に取り付けられたコロで、これが字輪転換
カムの上を回転しながら滑らかに移動し、字輪転
換カムの形状に従つて動かされて、字輪転換機構
を作動させて字輪を転換させるものである。
通常、番号器は一つの番号器の取付胴に複数個
取り付けて印刷される。取り付け可能な番号器の
最大個数はその番号器の取付胴の大きさによつて
制限される他、印刷物の仕様によつて自由に決定
される。
取り付けて印刷される。取り付け可能な番号器の
最大個数はその番号器の取付胴の大きさによつて
制限される他、印刷物の仕様によつて自由に決定
される。
一つの番号器の取付胴に対して、字輪転換カム
が一つ設けられる。この字輪転換カムは、番号器
の字輪が最適に転換する位置に調整して固定す
る。
が一つ設けられる。この字輪転換カムは、番号器
の字輪が最適に転換する位置に調整して固定す
る。
一つの番号器の取付胴に複数個の番号器を取り
付けて印刷を行う場合、番号器の字輪転換のタイ
ミングがそれぞれ違つたものであつた場合、一つ
の固定された字輪転換カムで全ての番号器の字輪
の転換を行うため、ある番号器では正しく転換し
ても、他の番号器では字輪転換カムの位置が低す
ぎて十分に転換しなかつたり、また、別の他の番
号器では字輪転換カムの位置が高すぎて字輪を余
計に回転させ、無理な力が掛かるなどの弊害がで
る。
付けて印刷を行う場合、番号器の字輪転換のタイ
ミングがそれぞれ違つたものであつた場合、一つ
の固定された字輪転換カムで全ての番号器の字輪
の転換を行うため、ある番号器では正しく転換し
ても、他の番号器では字輪転換カムの位置が低す
ぎて十分に転換しなかつたり、また、別の他の番
号器では字輪転換カムの位置が高すぎて字輪を余
計に回転させ、無理な力が掛かるなどの弊害がで
る。
このような問題を解決するための方法として、
同じタイミングで字輪が転換する番号器どうしを
揃えて、一つの番号器の取付胴に取り付けて使用
することで対処できる。即ち、それぞれの番号器
のスイングコロが、字輪転換カムに対して、いつ
も同じ位置に来たときに字輪が転換する番号器を
揃えて使用するのである。これによつて、転換の
不良がない良質の印刷が可能となる。この同じタ
イミングで字輪が転換する番号器を揃えることを
番号器の層別といい、この目的のために番号器の
転換動作に必要な測定を行つてデータを分類する
ことをデータ層別を行うという。
同じタイミングで字輪が転換する番号器どうしを
揃えて、一つの番号器の取付胴に取り付けて使用
することで対処できる。即ち、それぞれの番号器
のスイングコロが、字輪転換カムに対して、いつ
も同じ位置に来たときに字輪が転換する番号器を
揃えて使用するのである。これによつて、転換の
不良がない良質の印刷が可能となる。この同じタ
イミングで字輪が転換する番号器を揃えることを
番号器の層別といい、この目的のために番号器の
転換動作に必要な測定を行つてデータを分類する
ことをデータ層別を行うという。
従来、番号器の字輪転換距離(字輪が転換した
ときのスイングコロの位置と字輪取付け面までの
距離)の計測には、第4図及び第5図に示すよう
にレール状の傾斜板15及び目盛りの付してある
計測台16に番号器7をセツトし、字輪転換用ス
イングコロ17を傾斜板の上に乗せて移動用ハン
ドル18を回すことにより、直線的に手動で番号
器を徐々に滑らせ、字輪が一文字進み終わつたス
イングコロの位置を目盛板19上で目測し、字輪
転換距離の特性値としていた。従つて計測にあた
つては、測定者による個人差が測定値の変動を大
きくし、信頼性の高い数値を得ることが困難であ
り、精度の高い層別作業を行えないこともあつ
た。また、従来は未使用の番号器を前もつて慣ら
し運転を行う装置がないため、実際に稼働する記
番号輪転印刷機(以下、本機という)に装着し実
際の印刷の中で検査を兼ねて後追い的に実施して
きているので、番号器の欠陥又は不良による番号
違いなどのトラブルを生じることもあつた。
ときのスイングコロの位置と字輪取付け面までの
距離)の計測には、第4図及び第5図に示すよう
にレール状の傾斜板15及び目盛りの付してある
計測台16に番号器7をセツトし、字輪転換用ス
イングコロ17を傾斜板の上に乗せて移動用ハン
ドル18を回すことにより、直線的に手動で番号
器を徐々に滑らせ、字輪が一文字進み終わつたス
イングコロの位置を目盛板19上で目測し、字輪
転換距離の特性値としていた。従つて計測にあた
つては、測定者による個人差が測定値の変動を大
きくし、信頼性の高い数値を得ることが困難であ
り、精度の高い層別作業を行えないこともあつ
た。また、従来は未使用の番号器を前もつて慣ら
し運転を行う装置がないため、実際に稼働する記
番号輪転印刷機(以下、本機という)に装着し実
際の印刷の中で検査を兼ねて後追い的に実施して
きているので、番号器の欠陥又は不良による番号
違いなどのトラブルを生じることもあつた。
考案の目的
本考案は、これらの問題を解決するために、字
輪転換距離の計測にダイヤルゲージを使用すると
ともに、実際に稼働する本機の印刷速度が再現で
きる仕組みで番号器の慣らし運転を行い、通常の
印刷と同様な状態で、番号器字輪の持続的機能の
検査を実施することによつて、信頼性の高い数値
による字輪転換距離の層別作業及び実際の印刷に
適合した番号器を選択することを目的とするもの
である。
輪転換距離の計測にダイヤルゲージを使用すると
ともに、実際に稼働する本機の印刷速度が再現で
きる仕組みで番号器の慣らし運転を行い、通常の
印刷と同様な状態で、番号器字輪の持続的機能の
検査を実施することによつて、信頼性の高い数値
による字輪転換距離の層別作業及び実際の印刷に
適合した番号器を選択することを目的とするもの
である。
考案の概要
本考案は番号器の字輪転換距離の計測及び字輪
転換機能の慣らし運転を行う番号器性能検査装置
に関するものである。
転換機能の慣らし運転を行う番号器性能検査装置
に関するものである。
本機による記番号印刷の最大の使命は、番号器
に起因する記号違い又は番号違いなどが発生しな
い規則正しい字輪の転換状態を維持することにあ
る。
に起因する記号違い又は番号違いなどが発生しな
い規則正しい字輪の転換状態を維持することにあ
る。
そこで実際の印刷工程においては、これらの新
しいすべての番号器を使用するにあたつて、番号
器の字輪が正確に一文字ずつ進むか否かを確認
し、その送り幅を計測してそのデータ層別を行
い、一つの番号器の取付胴に対する複数個の番号
器の列内には級内変動の小さい揃つたものを取り
付ける必要がある。なお、列間では平均値のやや
異なるものを用いても差し支えない。即ち、列間
については、それぞれ列に対応する番号器のスイ
ングコロを駆動する転換カムがあり、一つの転換
カムで列内の複数個の番号器に対応させて字輪を
一文字ずつ正確に転換させるためである。
しいすべての番号器を使用するにあたつて、番号
器の字輪が正確に一文字ずつ進むか否かを確認
し、その送り幅を計測してそのデータ層別を行
い、一つの番号器の取付胴に対する複数個の番号
器の列内には級内変動の小さい揃つたものを取り
付ける必要がある。なお、列間では平均値のやや
異なるものを用いても差し支えない。即ち、列間
については、それぞれ列に対応する番号器のスイ
ングコロを駆動する転換カムがあり、一つの転換
カムで列内の複数個の番号器に対応させて字輪を
一文字ずつ正確に転換させるためである。
本考案の番号器性能検査装置は、番号器の字輪
転換距離の計測及び前記番号器の慣らし運転のた
めの番号器性能検査装置であつて、取付シヤフト
の両端がフレームに回転自在に軸支され、前記取
付シヤフトの一端はクラツチを介して無段変速電
動機に接続され、前記取付シヤフトの他端には番
号器の取付胴廻しハンドルが設けられ、前記取付
シヤフトのほぼ中間部には番号器の取付胴が固定
され、字輪転換カムを取り付けた字輪転換カム取
付シヤフトが前記取付シヤフトと平行にフレーム
に回転自在に取り付けられ、前記字輪転換カム取
付シヤフトの一端には転換カム微調整用ハンドル
と微調整用ハンドル固定レバーとが設けられ、ダ
イヤルゲージを取り付けたダイヤルゲージ取付ス
テーが前記番号器の取付胴に対して着脱可能に設
けられており、前記字輪転換距離の計測時には、
前記ダイヤルゲージを取り付けた前記ダイヤルゲ
ージ取付ステーを前記番号器の取付胴に取り付
け、前記番号器のスイングコロが前記ダイヤルゲ
ージ取付ステーに取り付けられた前記ダイヤルゲ
ージと前記字輪転換カムとに接触しうるように前
記番号器が前記番号器の取付胴に取り付けられ、
前記慣らし運転時には、前記ダイヤルゲージを取
り付けた前記ダイヤルゲージ取付ステーを前記番
号器の取付胴から外し、複数の前記番号器のスイ
ングコロが前記字輪転換カムに接触しうるように
複数の前記番号器が前記番号器の取付胴に取り付
けられる構造を有するものである。
転換距離の計測及び前記番号器の慣らし運転のた
めの番号器性能検査装置であつて、取付シヤフト
の両端がフレームに回転自在に軸支され、前記取
付シヤフトの一端はクラツチを介して無段変速電
動機に接続され、前記取付シヤフトの他端には番
号器の取付胴廻しハンドルが設けられ、前記取付
シヤフトのほぼ中間部には番号器の取付胴が固定
され、字輪転換カムを取り付けた字輪転換カム取
付シヤフトが前記取付シヤフトと平行にフレーム
に回転自在に取り付けられ、前記字輪転換カム取
付シヤフトの一端には転換カム微調整用ハンドル
と微調整用ハンドル固定レバーとが設けられ、ダ
イヤルゲージを取り付けたダイヤルゲージ取付ス
テーが前記番号器の取付胴に対して着脱可能に設
けられており、前記字輪転換距離の計測時には、
前記ダイヤルゲージを取り付けた前記ダイヤルゲ
ージ取付ステーを前記番号器の取付胴に取り付
け、前記番号器のスイングコロが前記ダイヤルゲ
ージ取付ステーに取り付けられた前記ダイヤルゲ
ージと前記字輪転換カムとに接触しうるように前
記番号器が前記番号器の取付胴に取り付けられ、
前記慣らし運転時には、前記ダイヤルゲージを取
り付けた前記ダイヤルゲージ取付ステーを前記番
号器の取付胴から外し、複数の前記番号器のスイ
ングコロが前記字輪転換カムに接触しうるように
複数の前記番号器が前記番号器の取付胴に取り付
けられる構造を有するものである。
本考案の番号器性能検査装置は、実際の本機の
印刷部分で使用しているものと同じ番号器の取付
胴を2個備えており本機と同様の機能を持つ仕組
みによつて、字輪の送り幅を個人差なく正確に計
測し、そのデータによつて、一つの番号器の取付
胴に対して専用に設けられた一つの転換カムで転
換する複数個の番号器が、その転換カムに対して
いつも同じ位置にきたときに正確に番号字輪の転
換を行えるようにするために番号器を層別するも
のである。
印刷部分で使用しているものと同じ番号器の取付
胴を2個備えており本機と同様の機能を持つ仕組
みによつて、字輪の送り幅を個人差なく正確に計
測し、そのデータによつて、一つの番号器の取付
胴に対して専用に設けられた一つの転換カムで転
換する複数個の番号器が、その転換カムに対して
いつも同じ位置にきたときに正確に番号字輪の転
換を行えるようにするために番号器を層別するも
のである。
番号器の層別後は引き続きこれらの番号器につ
いて、前もつて本機による実際印刷の番号器に起
因する番号違いなどの重大な欠陥製品の発生を未
然に防止するため、無段階変速電動機によりあら
かじめ本機の印刷速度に準じた回転速度で一定時
間慣らし運転を行い、番号器の異常の有無を検査
して正常に動作する番号器を選択する。
いて、前もつて本機による実際印刷の番号器に起
因する番号違いなどの重大な欠陥製品の発生を未
然に防止するため、無段階変速電動機によりあら
かじめ本機の印刷速度に準じた回転速度で一定時
間慣らし運転を行い、番号器の異常の有無を検査
して正常に動作する番号器を選択する。
実施例
番号器性能検査装置による一実施例として、番
号器の転換距離の計測方法及び慣らし運転の方法
について第1図、第2図及び第3図により説明す
る。
号器の転換距離の計測方法及び慣らし運転の方法
について第1図、第2図及び第3図により説明す
る。
転換距離を再現性よく測定するには、番号器の
取付胴面3′に対する字輪転換カム10の位置を
正確に調整する必要があるので、はじめにダイヤ
ルゲージ5及び字輪転換カム10の位置調整を行
う。クラツチレバー1を上げ、取付シヤフト2を
切り離し、番号器の取付胴3を無段変速電動機1
3から切り離すことにより番号器の取付胴3がフ
リーになる。
取付胴面3′に対する字輪転換カム10の位置を
正確に調整する必要があるので、はじめにダイヤ
ルゲージ5及び字輪転換カム10の位置調整を行
う。クラツチレバー1を上げ、取付シヤフト2を
切り離し、番号器の取付胴3を無段変速電動機1
3から切り離すことにより番号器の取付胴3がフ
リーになる。
フレームに備え付けのダイヤルゲージ5を取り
付けたダイヤルゲージ取付ステー23を外して、
番号器の取付胴3にダイヤルゲージ取付ステー2
3をセツトボルトで取り付け、基準スケール6の
固定ピンを外し、基準スケール6をダイヤルゲー
ジ5の位置まで回転させて移動する。移動した基
準スケール6にダイヤルゲージ5の先端を乗せ
て、正確な計測範囲で測定できるように、数値を
設定してセツトする。セツトが完了したならば、
基準スケール6を元の位置に戻し固定する。番号
器の取付胴3に計測する1個の番号器7を取り付
け、この番号器7のスイングコロ17にダイヤル
ゲージ5の先端を乗せたまま番号器の取付胴3を
手回しで字輪転換カム10の一番高い位置まで動
かす。この位置で手動ブレーキ4をかけて番号器
の取付胴3をいつたん固定する。その後転換カム
微調整用ハンドル9及び微調整用ハンドル固定レ
バー14を操作して、ダイヤルゲージ5の指針が
基準スケール6で合わせた目盛りと一致するよう
に字輪転換カム10の高低差の位置を再調整す
る。以上でダイヤルゲージ5及び字輪転換カム1
0の位置調整を終える。
付けたダイヤルゲージ取付ステー23を外して、
番号器の取付胴3にダイヤルゲージ取付ステー2
3をセツトボルトで取り付け、基準スケール6の
固定ピンを外し、基準スケール6をダイヤルゲー
ジ5の位置まで回転させて移動する。移動した基
準スケール6にダイヤルゲージ5の先端を乗せ
て、正確な計測範囲で測定できるように、数値を
設定してセツトする。セツトが完了したならば、
基準スケール6を元の位置に戻し固定する。番号
器の取付胴3に計測する1個の番号器7を取り付
け、この番号器7のスイングコロ17にダイヤル
ゲージ5の先端を乗せたまま番号器の取付胴3を
手回しで字輪転換カム10の一番高い位置まで動
かす。この位置で手動ブレーキ4をかけて番号器
の取付胴3をいつたん固定する。その後転換カム
微調整用ハンドル9及び微調整用ハンドル固定レ
バー14を操作して、ダイヤルゲージ5の指針が
基準スケール6で合わせた目盛りと一致するよう
に字輪転換カム10の高低差の位置を再調整す
る。以上でダイヤルゲージ5及び字輪転換カム1
0の位置調整を終える。
次に、番号器7の転換距離の計測を行うには、
ダイヤルゲージ5の先端を番号器7のスイングコ
ロ17に乗せたまま逆回転方向へ、字輪転換カム
10にスイングコロ17が接触しない所まで番号
器の取付胴3を手回しハンドル8で移動する。
ダイヤルゲージ5の先端を番号器7のスイングコ
ロ17に乗せたまま逆回転方向へ、字輪転換カム
10にスイングコロ17が接触しない所まで番号
器の取付胴3を手回しハンドル8で移動する。
番号器字輪をすべて0にし、手回しハンドル8
で番号器の取付胴3を正回転方向に進め、番号器
7の下1位の字輪が転換した時点でのダイヤルゲ
ージ値を読み取る。この値を番号器転換距離とし
てチエツク表に記録し、番号器7の個々の数値を
層別する。この操作手順を番号器ごとに繰り返し
計測する。
で番号器の取付胴3を正回転方向に進め、番号器
7の下1位の字輪が転換した時点でのダイヤルゲ
ージ値を読み取る。この値を番号器転換距離とし
てチエツク表に記録し、番号器7の個々の数値を
層別する。この操作手順を番号器ごとに繰り返し
計測する。
更に番号器7の慣らし運転の方法としては、ダ
イヤルゲージ5を取り付けたダイヤルゲージ取付
ステー23を番号器の取付胴3から取り外して元
の設置してあつたフレームに取り付け、字輪転換
カム10を慣らし運転の位置に変更する。2個の
番号器の取付胴3に、層別した複数個の番号器7
を取り付け、各番号器の字輪及び計数器12の字
輪をすべて0に戻し、クラツチレバー1を下げて
無段変速電動機13と取付シヤフト2を接続する
ことにより手動から電動へ切り換える。寸動運転
で番号器個々の字輪の転換状態及び機械各部の異
常の有無を確認する。本運転は本機の印刷回転に
準じて約130回転/分の速さで番号器の取付胴3
を回転させて、番号器7の慣らし運転を行い、所
要の時間が経過したらいつたん停止し、番号器7
と計数器12との記号及び番号を照合し異常の有
無を確認する。慣らし運転は約90000回転まで行
い、終了後、番号器7の異常の有無を最終的にチ
エツクする。
イヤルゲージ5を取り付けたダイヤルゲージ取付
ステー23を番号器の取付胴3から取り外して元
の設置してあつたフレームに取り付け、字輪転換
カム10を慣らし運転の位置に変更する。2個の
番号器の取付胴3に、層別した複数個の番号器7
を取り付け、各番号器の字輪及び計数器12の字
輪をすべて0に戻し、クラツチレバー1を下げて
無段変速電動機13と取付シヤフト2を接続する
ことにより手動から電動へ切り換える。寸動運転
で番号器個々の字輪の転換状態及び機械各部の異
常の有無を確認する。本運転は本機の印刷回転に
準じて約130回転/分の速さで番号器の取付胴3
を回転させて、番号器7の慣らし運転を行い、所
要の時間が経過したらいつたん停止し、番号器7
と計数器12との記号及び番号を照合し異常の有
無を確認する。慣らし運転は約90000回転まで行
い、終了後、番号器7の異常の有無を最終的にチ
エツクする。
考案の効果
以上説明したように本考案は、番号器の転換距
離の計測を従来の人為的な操作から機械的操作と
したことにより信頼度の高い数値が得られ、これ
により番号器の層別精度の向上が図られると共
に、慣らし運転の実施によつて記号違い、番号違
いなどの事故を未然に防ぐと共に、番号器の欠陥
及び不良を早期に発見でき、番号印刷物の品質保
証に大きく寄与することができる。
離の計測を従来の人為的な操作から機械的操作と
したことにより信頼度の高い数値が得られ、これ
により番号器の層別精度の向上が図られると共
に、慣らし運転の実施によつて記号違い、番号違
いなどの事故を未然に防ぐと共に、番号器の欠陥
及び不良を早期に発見でき、番号印刷物の品質保
証に大きく寄与することができる。
第1図は、本考案の実施例の番号器性能検査装
置の機構を示す正面図、第2図は同側面図、第3
図は転換カム調整機構図である。第4図は従来の
傾斜板を用いた測定装置の側面図であり、第5図
は同平面図である。 1……クラツチレバー、2……取付シヤフト、
3……番号器の取付胴、3′……番号器の取付胴
面、4……手動ブレーキ、5……ダイヤルゲー
ジ、6……基準スケール、7……番号器、8……
番号器の取付胴手廻しハンドル、9……転換カム
微調整用ハンドル、10……字輪転換カム、11
……転換角度確認ゲージ、12……計数器、13
……無段変速電動機、14……微調整用ハンドル
固定レバー、15……傾斜レール、16……計測
台、17……スイングコロ、18……番号器移動
用ハンドル、19……目盛板、20……番号器取
付ネジ、21……番号器移動用ギア、22……番
号器移動用金具、23……ダイヤルゲージ取付ス
テー、24……字輪転換カム取付シヤフト、25
……クラツチ。
置の機構を示す正面図、第2図は同側面図、第3
図は転換カム調整機構図である。第4図は従来の
傾斜板を用いた測定装置の側面図であり、第5図
は同平面図である。 1……クラツチレバー、2……取付シヤフト、
3……番号器の取付胴、3′……番号器の取付胴
面、4……手動ブレーキ、5……ダイヤルゲー
ジ、6……基準スケール、7……番号器、8……
番号器の取付胴手廻しハンドル、9……転換カム
微調整用ハンドル、10……字輪転換カム、11
……転換角度確認ゲージ、12……計数器、13
……無段変速電動機、14……微調整用ハンドル
固定レバー、15……傾斜レール、16……計測
台、17……スイングコロ、18……番号器移動
用ハンドル、19……目盛板、20……番号器取
付ネジ、21……番号器移動用ギア、22……番
号器移動用金具、23……ダイヤルゲージ取付ス
テー、24……字輪転換カム取付シヤフト、25
……クラツチ。
Claims (1)
- 番号器の字輪転換距離の計測及び前記番号器の
慣らし運転のための番号器性能検査装置であつ
て、取付シヤフトの両端がフレームに回転自在に
軸支され、前記取付シヤフトの一端はクラツチを
介して無段変速電動機に接続され、前記取付シヤ
フトの他端には番号器の取付胴手廻しハンドルが
設けられ、前記取付シヤフトのほぼ中間部には番
号器の取付胴が固定され、字輪転換カムを取り付
けた字輪転換カム取付シヤフトが前記取付シヤフ
トと平行にフレームに回転自在に取り付けられ、
前記字輪転換カム取付シヤフトの一端には転換カ
ム微調整用ハンドルと微調整用ハンドル固定レバ
ーとが設けられ、ダイヤルゲージを取り付けたダ
イヤルゲージ取付ステーが前記番号器の取付胴に
対して着脱可能に設けられており、前記字輪転換
距離の計測時には、前記ダイヤルゲージを取り付
けた前記ダイヤルゲージ取付ステーを前記番号器
の取付胴に取り付け、前記番号器のスイングコロ
が前記ダイヤルゲージ取付ステーに取り付けられ
た前記ダイヤルゲージと前記字輪転換カムとに接
触しうるように前記番号器が前記番号器の取付胴
に取り付けられ、前記慣らし運転時には、前記ダ
イヤルゲージを取り付けた前記ダイヤルゲージ取
付ステーを前記番号器の取付胴から外し、複数の
前記番号器のスイングコロが前記字輪転換カムに
接触しうるように複数の前記番号器が前記番号器
の取付胴に取り付けられることを特徴とする番号
器性能検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19435385U JPH0442146Y2 (ja) | 1985-12-19 | 1985-12-19 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19435385U JPH0442146Y2 (ja) | 1985-12-19 | 1985-12-19 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62102665U JPS62102665U (ja) | 1987-06-30 |
JPH0442146Y2 true JPH0442146Y2 (ja) | 1992-10-05 |
Family
ID=31151247
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19435385U Expired JPH0442146Y2 (ja) | 1985-12-19 | 1985-12-19 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0442146Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-12-19 JP JP19435385U patent/JPH0442146Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62102665U (ja) | 1987-06-30 |
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