JPH0442145Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0442145Y2 JPH0442145Y2 JP16411985U JP16411985U JPH0442145Y2 JP H0442145 Y2 JPH0442145 Y2 JP H0442145Y2 JP 16411985 U JP16411985 U JP 16411985U JP 16411985 U JP16411985 U JP 16411985U JP H0442145 Y2 JPH0442145 Y2 JP H0442145Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink ribbon
- base
- recording surface
- rotating shaft
- carriage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000001454 recorded image Methods 0.000 description 2
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 1
- 238000011109 contamination Methods 0.000 description 1
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
- 238000010186 staining Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
この考案は、印字装置等の記録装置に用いられ
るインクリボンのシフト構造に係り、例えばイン
クリボンの幅方向に沿つてインクの異色層を設
け、インクリボンを幅方向にシフトさせて異色イ
ンクリボンを切換えて使用する装置、あるいは媒
体に記録後インクリボンを下降させて記録像を目
視可能とする装置に好適であり、さらにシリアル
プリンタ等でキヤリツジの復帰時に、キヤリツジ
上のインクリボンを媒体の記録面から離間させる
装置にも適用可能なインクリボンシフト機構に関
する。 〔従来の技術〕 タイプバーを用いるタイプライタ等では、1対
の巻枠間を移送されるインクリボンを、媒体上の
印字位置附近の記録面に近接して案内するリボン
ガイドの上下方向の平行運動により、シフトさせ
ていた。例えば実公昭60−13658号に示すものが
それである。またインクリボンカセツト(または
カートリツジ)を用いたものでは、第5図のよう
にカセツト17をプラテン19に平行な軸20を
中心に回動させて、インクリボン18の露出部分
をシフトさせることとしていた。例えば実公昭60
−13659号、実公昭60−13661号に示すものがそれ
である。 〔考案が解決しようとする問題点〕 しかし、前述のように印字素子にタイプバーを
用いた場合には、記録面および印字素子から離れ
た位置にリボンガイドを配置し得るので問題はな
いが、ワイヤドツトプリンタのように印字素子が
記録面に接近して配置される場合には、インクリ
ボンが媒体に接触して記録面を汚したりシフト動
作不良を生ずるなどの不都合を生じがちであつ
た。これを解決するため実公昭60−13659号に示
すものではカートリツジの先端附近で先端よりも
さらにプラテン寄りに1対のガイド棒をベースに
固設し、このガイド棒に案内されて上下に直線移
動可能にガイド部材を設け、このガイド部材でイ
ンクリボンの露出部分を案内させることとし、こ
のガイド部材をカートリツジの先端に係合させて
カートリツジの回動に伴つて上下させ、インクリ
ボンを上または下へシフトさせることとしてい
た。これらの技術によれば前述の不都合は除去し
得るとしても構造が複雑になり部品点数も多くな
るという不利益を有していた。 〔問題を解決するための手段〕 この考案は前述の問題点を解決すべくなしたも
ので、この考案に係るインクリボンシフト機構
は、キヤリツジに搭載されてインクリボンを収容
したカセツトを上記インクリボンの一部が記録面
に対面するように支持するベースと、このベース
とキヤリツジとの間に設けられ、上記ベースを前
記記録面と平行な支軸回りに回動自在に支持する
とともに上記記録面に対して接近および後退させ
る方向に進退自在に案内する支持案内機構と、キ
ヤリツジに前記支軸と平行に搭載されて回動駆動
される回動軸と、この回動軸とベースとの間に設
けられ、上記回動軸が一方の回動限界から他方の
回動限界に向かうときに上記ベースを前記記録面
から後退させた後に再び接近させる経路で上記ベ
ースを前記支軸回りに回動させるクランク機構と
を備えてなることを特徴としている。 〔作用〕 以上の構成において、回動軸を回動させると、
クランク機構を介してベースにクランク運動が伝
達され、ベースは支持案内機構に案内されて回動
軸が一方の回動限界から他方の回動限界に向かう
ときに記録面から後退した後に再び接近する経路
で支軸回りに回動する。したがつて、先端のイン
クリボンは、前後方向に移動しながら幅方向にシ
フトすることになる。第1の実施例に於けるこの
状態を第2図および第3図の原理説明図に示して
ある。図でOは駆動軸の回動中心、(クランク軸
の中心でもある。)ONはそのクランク、Pは支
持案内機構における支軸の中心、そしてP,Oは
共に平面図形上では位置固定である。またQNは
ベースを意味し、Qはインクリボンの幅方向の中
点の位置を示し、またベースの先端をも意味す
る。従つて2色インクリボンの場合、Qが第3図
の下端Q1にあるときリボンの上側の色が、また
上端Q2にあるとき下側の色が、XX軸と直交する
記録面のうち同軸上にある記録位置と対面するこ
とになる。そしてクランクONの回動の結果、ベ
ースの先端Qは、所望の色のインクリボンが記録
面と対面しているとき即ちQ1またはQ2にあると
き最も記録面に接近し、それ以外のときは記録面
から遠ざかるような振動運動をする。つまりイン
クリボンはシフト運動の過程では記録面から遠ざ
けられる。従つて記録面と接触して記録面を汚し
たりシフト動作不良を生ずることはない。 〔実施例〕 以下、本考案の一実施例を、図面を用いて詳細
に説明する。一般に、インクリボンは2個の巻枠
間を移送させてその途中で記録に使用する場合、
あるいはこれらの各部材をカセツトに収容した場
合など、種々の形態で使用されるが、この実施例
ではエンドレスインクリボンをカセツトに収容し
た場合を例にとつて説明する。 第1図は本考案のインクリボンシフト機構を実
施した一例を示し、a,b,cの各図によりシフ
ト動作の各過程を示してある。この実施例では、
支持手段1はインクリボン6を支持するためのカ
セツト2とベース3からなる。カセツト2はベー
ス3にねじ4で固定されたL字状に折り曲げられ
た板ばね5により、ベース3にしつかりと挾みつ
けられて固定されている。側面を図示したカセツ
ト2は内部にエンドレス状のインクリボン6を収
容していて、その先端部(図では左端)でインク
リボン6を露出させる。露出されたインクリボン
6の正面部分は、側面から見て図示した媒体の記
録面7と対面している。また、案内手段8は、ベ
ース3と一体の第1の腕部10に設けた溝即ち長
穴9と、図示しない、例えばキヤリツジに固定さ
れていて記録面7と平行な第1の軸線を軸線とす
る支軸11とからなる。長穴9は単なる溝でも充
分である。長穴9の長手方向の中心線はインクリ
ボンの幅の中央を通る中心線と一致させてある。
そして支持手段1は支軸11の外周と長穴9とを
案内にして摺動可能に、しかも支軸11を中心に
回動可能に案内され且つ支持されている。さらに
また、駆動手段12は、図示しない、例えばキヤ
リツジに取付けられたステッピングモータあるい
はロータリソレノイドにより所定角度を回動さ
れ、支軸11の第1の軸線と平行な第2の軸線を
軸線としキヤリツジ上に軸受されているクランク
軸即ち回動軸13と、この回動軸13に固定され
た偏心カム14と、ベース3と一体の第2の腕部
15に設けられていて偏心カム14を嵌合される
円形穴16とで構成される。そして回動軸13は
180度の回動角を回動するものとする。なお、こ
の実施例ではクランク手段として偏心カムを用い
た。偏心カムによりクランク運動が得られること
は周知である。 以上が、この考案のインクリボンシフト機構の
構造であるが、以下にその動作を説明する。第1
図aは、回動軸13が反時計方向に回動した限界
を示し、このときインクリボン6の上半分6a
(例えば赤色部分)が記録面7の記録位置(斜線
で示す)に対面する。この状態から回動軸13を
時計方向に回動させると、支持手段1は支軸11
を中心に時計方向に回動され、それと同時に支軸
11を長穴9が摺動して支持手段1従つてインク
リボン6は記録面7から遠ざかり、90度の回動の
後、第1図bの状態に達する。このとき支持手段
1はほぼ水平状態にあり、支持手段1及びインク
リボン6は記録面7から最も遠ざかつている。こ
の状態から回動軸13がさらに回動を続けると、
支持手段1とインクリボン6も回動を続けると共
に記録面7に接近を始め、90度の回動の後、第1
図cの状態に達する。このときインクリボン6の
下半分6b(例えば黒色部分)が記録面7の記録
位置と対面する。つまり、第1図aと第1図cの
状態で、インクリボンの赤黒2色の切換がなされ
る。そしてその切換の過程では、インクリボン6
は記録面7から遠ざかるため、記録面7に接触す
ることも汚すこともない。第1図cの状態から回
動軸13を反時計方向に180度回動すると第1図
bの状態を経て、第1図aの状態に戻る。媒体上
の記録像を目視可能としたい場合には、第1図c
の状態で記録をし、第1図bの状態で目視をすれ
ば良い。また、第1図bの状態でキヤリツジを復
帰させることとすれば、キヤリツジ上に搭載した
インクリボン6が記録面7と接触することはな
く、従つて媒体を汚すこともない。 第2図は本考案のインクリボンシフト機構の原
理説明図であり、第3図はその運動の軌跡を示す
図である。両図でXXは水平軸、Oは回動軸13
の中心、Nは偏心カム14を形成する円の中心、
従つてON=Rは偏心量、Pは支軸11の中心、
Qは支持手段1の先端、従つてインクリボン6の
幅方向の中点を示す。そして固定線分POの長さ
をA,QNの長さをB,QPのXX軸への射影長を
C,Q点のXX軸からの距離をDとし、回動軸1
3のXX軸よりの回動角をω、そのときの支持手
段1の回動角従つてQNがXX軸となす回動角を
θとすると次式が得られる。 C=Bcosθ−A−Rcosω tanθ=(Rsinω/A+Rcosω) 又、D=Ctanθ 今、インクリボンの幅を14mmと仮定し2色切換を
するものとすると、2D≒14/2=7mm のシフ
トが必要である。好適な一実施例として、0°≦ω
≦90°(第2図から明白なように所望のDを得るの
に90°以上は殆ど無意味である)、B=100mm、A
=45mm、R=3mmとした場合について、前記各式
から求めた各ωに対する各値を第1表に示す。
るインクリボンのシフト構造に係り、例えばイン
クリボンの幅方向に沿つてインクの異色層を設
け、インクリボンを幅方向にシフトさせて異色イ
ンクリボンを切換えて使用する装置、あるいは媒
体に記録後インクリボンを下降させて記録像を目
視可能とする装置に好適であり、さらにシリアル
プリンタ等でキヤリツジの復帰時に、キヤリツジ
上のインクリボンを媒体の記録面から離間させる
装置にも適用可能なインクリボンシフト機構に関
する。 〔従来の技術〕 タイプバーを用いるタイプライタ等では、1対
の巻枠間を移送されるインクリボンを、媒体上の
印字位置附近の記録面に近接して案内するリボン
ガイドの上下方向の平行運動により、シフトさせ
ていた。例えば実公昭60−13658号に示すものが
それである。またインクリボンカセツト(または
カートリツジ)を用いたものでは、第5図のよう
にカセツト17をプラテン19に平行な軸20を
中心に回動させて、インクリボン18の露出部分
をシフトさせることとしていた。例えば実公昭60
−13659号、実公昭60−13661号に示すものがそれ
である。 〔考案が解決しようとする問題点〕 しかし、前述のように印字素子にタイプバーを
用いた場合には、記録面および印字素子から離れ
た位置にリボンガイドを配置し得るので問題はな
いが、ワイヤドツトプリンタのように印字素子が
記録面に接近して配置される場合には、インクリ
ボンが媒体に接触して記録面を汚したりシフト動
作不良を生ずるなどの不都合を生じがちであつ
た。これを解決するため実公昭60−13659号に示
すものではカートリツジの先端附近で先端よりも
さらにプラテン寄りに1対のガイド棒をベースに
固設し、このガイド棒に案内されて上下に直線移
動可能にガイド部材を設け、このガイド部材でイ
ンクリボンの露出部分を案内させることとし、こ
のガイド部材をカートリツジの先端に係合させて
カートリツジの回動に伴つて上下させ、インクリ
ボンを上または下へシフトさせることとしてい
た。これらの技術によれば前述の不都合は除去し
得るとしても構造が複雑になり部品点数も多くな
るという不利益を有していた。 〔問題を解決するための手段〕 この考案は前述の問題点を解決すべくなしたも
ので、この考案に係るインクリボンシフト機構
は、キヤリツジに搭載されてインクリボンを収容
したカセツトを上記インクリボンの一部が記録面
に対面するように支持するベースと、このベース
とキヤリツジとの間に設けられ、上記ベースを前
記記録面と平行な支軸回りに回動自在に支持する
とともに上記記録面に対して接近および後退させ
る方向に進退自在に案内する支持案内機構と、キ
ヤリツジに前記支軸と平行に搭載されて回動駆動
される回動軸と、この回動軸とベースとの間に設
けられ、上記回動軸が一方の回動限界から他方の
回動限界に向かうときに上記ベースを前記記録面
から後退させた後に再び接近させる経路で上記ベ
ースを前記支軸回りに回動させるクランク機構と
を備えてなることを特徴としている。 〔作用〕 以上の構成において、回動軸を回動させると、
クランク機構を介してベースにクランク運動が伝
達され、ベースは支持案内機構に案内されて回動
軸が一方の回動限界から他方の回動限界に向かう
ときに記録面から後退した後に再び接近する経路
で支軸回りに回動する。したがつて、先端のイン
クリボンは、前後方向に移動しながら幅方向にシ
フトすることになる。第1の実施例に於けるこの
状態を第2図および第3図の原理説明図に示して
ある。図でOは駆動軸の回動中心、(クランク軸
の中心でもある。)ONはそのクランク、Pは支
持案内機構における支軸の中心、そしてP,Oは
共に平面図形上では位置固定である。またQNは
ベースを意味し、Qはインクリボンの幅方向の中
点の位置を示し、またベースの先端をも意味す
る。従つて2色インクリボンの場合、Qが第3図
の下端Q1にあるときリボンの上側の色が、また
上端Q2にあるとき下側の色が、XX軸と直交する
記録面のうち同軸上にある記録位置と対面するこ
とになる。そしてクランクONの回動の結果、ベ
ースの先端Qは、所望の色のインクリボンが記録
面と対面しているとき即ちQ1またはQ2にあると
き最も記録面に接近し、それ以外のときは記録面
から遠ざかるような振動運動をする。つまりイン
クリボンはシフト運動の過程では記録面から遠ざ
けられる。従つて記録面と接触して記録面を汚し
たりシフト動作不良を生ずることはない。 〔実施例〕 以下、本考案の一実施例を、図面を用いて詳細
に説明する。一般に、インクリボンは2個の巻枠
間を移送させてその途中で記録に使用する場合、
あるいはこれらの各部材をカセツトに収容した場
合など、種々の形態で使用されるが、この実施例
ではエンドレスインクリボンをカセツトに収容し
た場合を例にとつて説明する。 第1図は本考案のインクリボンシフト機構を実
施した一例を示し、a,b,cの各図によりシフ
ト動作の各過程を示してある。この実施例では、
支持手段1はインクリボン6を支持するためのカ
セツト2とベース3からなる。カセツト2はベー
ス3にねじ4で固定されたL字状に折り曲げられ
た板ばね5により、ベース3にしつかりと挾みつ
けられて固定されている。側面を図示したカセツ
ト2は内部にエンドレス状のインクリボン6を収
容していて、その先端部(図では左端)でインク
リボン6を露出させる。露出されたインクリボン
6の正面部分は、側面から見て図示した媒体の記
録面7と対面している。また、案内手段8は、ベ
ース3と一体の第1の腕部10に設けた溝即ち長
穴9と、図示しない、例えばキヤリツジに固定さ
れていて記録面7と平行な第1の軸線を軸線とす
る支軸11とからなる。長穴9は単なる溝でも充
分である。長穴9の長手方向の中心線はインクリ
ボンの幅の中央を通る中心線と一致させてある。
そして支持手段1は支軸11の外周と長穴9とを
案内にして摺動可能に、しかも支軸11を中心に
回動可能に案内され且つ支持されている。さらに
また、駆動手段12は、図示しない、例えばキヤ
リツジに取付けられたステッピングモータあるい
はロータリソレノイドにより所定角度を回動さ
れ、支軸11の第1の軸線と平行な第2の軸線を
軸線としキヤリツジ上に軸受されているクランク
軸即ち回動軸13と、この回動軸13に固定され
た偏心カム14と、ベース3と一体の第2の腕部
15に設けられていて偏心カム14を嵌合される
円形穴16とで構成される。そして回動軸13は
180度の回動角を回動するものとする。なお、こ
の実施例ではクランク手段として偏心カムを用い
た。偏心カムによりクランク運動が得られること
は周知である。 以上が、この考案のインクリボンシフト機構の
構造であるが、以下にその動作を説明する。第1
図aは、回動軸13が反時計方向に回動した限界
を示し、このときインクリボン6の上半分6a
(例えば赤色部分)が記録面7の記録位置(斜線
で示す)に対面する。この状態から回動軸13を
時計方向に回動させると、支持手段1は支軸11
を中心に時計方向に回動され、それと同時に支軸
11を長穴9が摺動して支持手段1従つてインク
リボン6は記録面7から遠ざかり、90度の回動の
後、第1図bの状態に達する。このとき支持手段
1はほぼ水平状態にあり、支持手段1及びインク
リボン6は記録面7から最も遠ざかつている。こ
の状態から回動軸13がさらに回動を続けると、
支持手段1とインクリボン6も回動を続けると共
に記録面7に接近を始め、90度の回動の後、第1
図cの状態に達する。このときインクリボン6の
下半分6b(例えば黒色部分)が記録面7の記録
位置と対面する。つまり、第1図aと第1図cの
状態で、インクリボンの赤黒2色の切換がなされ
る。そしてその切換の過程では、インクリボン6
は記録面7から遠ざかるため、記録面7に接触す
ることも汚すこともない。第1図cの状態から回
動軸13を反時計方向に180度回動すると第1図
bの状態を経て、第1図aの状態に戻る。媒体上
の記録像を目視可能としたい場合には、第1図c
の状態で記録をし、第1図bの状態で目視をすれ
ば良い。また、第1図bの状態でキヤリツジを復
帰させることとすれば、キヤリツジ上に搭載した
インクリボン6が記録面7と接触することはな
く、従つて媒体を汚すこともない。 第2図は本考案のインクリボンシフト機構の原
理説明図であり、第3図はその運動の軌跡を示す
図である。両図でXXは水平軸、Oは回動軸13
の中心、Nは偏心カム14を形成する円の中心、
従つてON=Rは偏心量、Pは支軸11の中心、
Qは支持手段1の先端、従つてインクリボン6の
幅方向の中点を示す。そして固定線分POの長さ
をA,QNの長さをB,QPのXX軸への射影長を
C,Q点のXX軸からの距離をDとし、回動軸1
3のXX軸よりの回動角をω、そのときの支持手
段1の回動角従つてQNがXX軸となす回動角を
θとすると次式が得られる。 C=Bcosθ−A−Rcosω tanθ=(Rsinω/A+Rcosω) 又、D=Ctanθ 今、インクリボンの幅を14mmと仮定し2色切換を
するものとすると、2D≒14/2=7mm のシフ
トが必要である。好適な一実施例として、0°≦ω
≦90°(第2図から明白なように所望のDを得るの
に90°以上は殆ど無意味である)、B=100mm、A
=45mm、R=3mmとした場合について、前記各式
から求めた各ωに対する各値を第1表に示す。
以上説明したように、この考案はインクリボン
の露出部分を支持手段と共に、露出インクリボン
の幅方向に回動させてシフトさせるときに、記録
面に面する方向の直線運動をさせてインクリボン
を記録面から遠ざけるようにしたため、インクリ
ボンがシフトの途中で記録面と接触することがな
くなり、このため記録面の汚染やその他の不都合
を除去できるという効果がある。
の露出部分を支持手段と共に、露出インクリボン
の幅方向に回動させてシフトさせるときに、記録
面に面する方向の直線運動をさせてインクリボン
を記録面から遠ざけるようにしたため、インクリ
ボンがシフトの途中で記録面と接触することがな
くなり、このため記録面の汚染やその他の不都合
を除去できるという効果がある。
第1図は本考案のインクリボンシフト構造の一
実施例を示し、同時にその動作の各過程を示して
ある。第2図および第3図はその原理説明図であ
る。第4図は他の実施例を原理説明図で示し、第
5図は従来例を示した図である。 1……支持手段、6……インクリボン、7……
記録面、8……案内手段、9……長穴、11……
支軸、12……駆動手段、13……回動軸(クラ
ンク軸)、14……偏心カム、16……円形穴。
実施例を示し、同時にその動作の各過程を示して
ある。第2図および第3図はその原理説明図であ
る。第4図は他の実施例を原理説明図で示し、第
5図は従来例を示した図である。 1……支持手段、6……インクリボン、7……
記録面、8……案内手段、9……長穴、11……
支軸、12……駆動手段、13……回動軸(クラ
ンク軸)、14……偏心カム、16……円形穴。
Claims (1)
- 媒体の記録面と対面したインクリボンをその幅
方向にシフトさせるインクリボンシフト機構にお
いて、キヤリツジに搭載されて前記インクリボン
を収容したカセツトを上記インクリボンの一部が
前記記録面に対面するように支持するベースと、
このベースと前記キヤリツジとの間に設けられ、
上記ベースを前記記録面と平行な支軸回りに回動
自在に支持するとともに上記記録面に対して接近
および後退させる方向に進退自在に案内する支持
案内機構と、前記キヤリツジに前記支軸と平行に
搭載されて回動駆動される回動軸と、この回動軸
と前記ベースとの間に設けられ、上記回動軸が一
方の回動限界から他方の回動限界に向かうときに
上記ベースを前記記録面から後退させた後に再び
接近させる経路で上記ベースを前記支軸回りに回
動させるクランク機構とを具備してなることを特
徴とするインクリボンシフト機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16411985U JPH0442145Y2 (ja) | 1985-10-28 | 1985-10-28 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16411985U JPH0442145Y2 (ja) | 1985-10-28 | 1985-10-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6273963U JPS6273963U (ja) | 1987-05-12 |
JPH0442145Y2 true JPH0442145Y2 (ja) | 1992-10-05 |
Family
ID=31092943
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16411985U Expired JPH0442145Y2 (ja) | 1985-10-28 | 1985-10-28 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0442145Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6162416B2 (ja) * | 2013-02-06 | 2017-07-12 | シチズン時計株式会社 | プリンタ |
-
1985
- 1985-10-28 JP JP16411985U patent/JPH0442145Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6273963U (ja) | 1987-05-12 |
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