JPS61127383A - リボンシフト機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はシリアルプリンタのリボンシフト機構に関する
。

シリアルプリンタにおいては、例えば２色印字を行う場
合、それぞれ異なる色のリボンを内蔵した２つのリボン
カセットを上下に積み重ねて装着しておき、これらを上
下方向にシフトさせることにより所望のリボンカセット
をプラテンに対向する印字位置に位置決めして印字を行
うようになっている。この場合、リボンカセットの印字
位置への位置決めを精度良く行えるようにすることが必
要である。

〔従来の技術〕

この種のプリンタにおける従来のリボンシフト機構を第
６図に示す。図中、１ｏ１はリボンフレーム、１０２は
リボンカセット、１０３はリボンシフト機構、１０４は
プラテン、１０５は熱転写式の印字ヘッドである。リボ
ンフレーム１０１は、プラテン１０４に沿って第６図の
紙面と垂直方向に走行する図示しないキャリアフレーム
上支持されて上下方向に移動可能である。リポンカセッ
）　１０２は、リボンフレーム１０１上に２個重ねて装
着されておシ、各リボンカセット１０２はそれぞれ異な
る色のリボンを内蔵している。リボンシフト機構１０３
ハ、キャリアフレーム上に設けられ、シフトモータ１０
６と、シフトカム１０７と、シフトリンク１０８とを備
えている。シフトカム１０７は、カム溝１０９を備え、
シフトモータ１０６により歯車等の駆動系を介し駆動さ
れて所定時機に正逆方向に回転する。シフトリンク１０
８は、軸１１０により基部を揺動自在に支持され、先端
部及び中間部にピン１１１及びピン１１２を備えている
。ピン１１１はリボンフレーム１０１に一体的に設けら
れたブラケット１１３の係合溝１１４に係合し、ピン１
１２はシフトカム１０７のカム溝１０９に係合している
。

第６図はピン１１２がカム溝１０９の一端と係合してい
る状態を示し、この状態では、リボンフレーム１０１は
下方位置に位置決めされて上方のリボンカセット１０２
がプラテン１０４に対向する印字位置に位置決めされて
いる。このときの印字は、印字ヘッド１０５を図示の印
字状態に位置決めして該印字ヘッド１０５により上方の
リボンカセット１０２のリボン１１５１印字用紙１１６
をプラテン１０４に押圧するとともに、キャリアフレー
ムを一方向（スペース方向）に移動させ、印字ヘッド１
０５の印字面に設けられた発熱体の内の所定の発熱体に
所定時機に通電することにより行われる。印字ヘッド１
０５はキャリアフレームのリターン時にはプラテン１０
４から退避する。

下方のリボンカセット１０２が内鷺するリボンにより印
字を行う際には、該下方のリボンカセット１０２を印字
位置に位置決めして上述と同要領にょシ印字を行うが、
次にこのリボンシフト動作について説明する。

第６図の状態でシフトモータ１０６を所定方向に所定量
回転させると、シフトカム１０７が反時計方向に所定量
回転し、この間にカム溝１０９とピン１１２を介し係合
するシフトリンク１０８は軸１１０を支点として反時計
方向に揺動する。この揺動により、シフトリンク１０８
とピン１１１を介し係合するリボンフレーム１０１は上
方にシフトされ、シフトカム１０７が所定量の回転を完
了してピン１１２がカム溝１０９の他端に係合したとき
に下方のリボンカセット１０２が印字位置に位置決めさ
れる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述のような構成１作用を有する従来のリボンシフト機
構は、シフトカムのカム溝、リボンフレームの保合溝と
係合するシフトリンクの揺動にょシリポンシフトを行う
ようになっておシ、シフトによるリボン位置決め精度を
向上させるためには各構成部材の部品精度を高める必要
があるため、部品加工が大変でコスト高になるという欠
点を有していた。

また、従来カムを用いずにレバー等を用いたリボンシフ
ト機構も用いられているが、位置決めにデテントを用い
るかあるいは励磁ロック（パルスそ一タ）を用いる必要
がちシ、構造が複雑になる。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は上述の問題点を解決することのできるリボンシ
フト機構を提供することを目的としたもので、そのため
の手段として、キャリアフレームに上下方向にシフト可
能に支持されるリボンフレームを備え、該リボンフレー
ム上に複数個のリボンカセットが上下に重ねて装着され
たシリアルプリンタにおいて、前記キャリアフレームに
、シフトモータと、カム溝を有し前記シフトモータによ
り駆動されるシフトカムと、基部を支点として揺動可能
なリンク状部材を設けるとともに、前記キャリアフレー
ムに、所定のリボンカセットが印字位置に位置決めされ
るように前記リボンフレーム全上下方向の複数位置に位
置決めする複数の係止部を備えたストッパを設けてなり
、前記リンク状部材は、前記カム溝と係合するピンを備
えた第１のシフトリンクと、前記リボンフレームとピン
を介し係合する前記第１のシアトリ／りより長い第２の
シフトリンクとを、基部をそろえかつ該両リンクの対向
位置にそれぞれ形成された孔内に該両シフトリンクの揺
動方向の相対移動を弾性的に係止するＵ字型の板ばねを
装着してなシ、前記シフトカムの所定方向への所定量回
転時に前記リボンフレームが前記リンク状部材を介し駆
動され一方向に移動して該７フト力ム回転の終期に前記
ストッパの１つの係止部に係止し、その後は前記第１の
シフトリンクのみが前記板ばねを圧縮しながら揺動する
ようにした構成を採用している。

〔作　用〕

シフトカム回転の終期に第２のシフトリンクと係合する
リボンフレームが所定の係止部に係止されて所望のリボ
ンカセットが印字位置に位置決めされ、その後は第１の
シフトリンクのみが板ばねを圧縮しながら所定量揺動し
て停止する。従って、各構成部品の精度を余シ上げなく
ても所望のリボンカセットを正確に印字位置に位置決め
することができる。

〔実施例〕

以下、第１図乃至第５図に関連して本発明の詳細な説明
する。

第１図は本発明に係るリボンシフト機構を示す側面図、
第２図は同平面図、第３図はその要部作用説明図、第４
図は本発明を適用した熱転写プリンタの要部を示す平面
図、第５図は同側面図である。

第４，５図において、ｌはキャリアフレーム、２はリボ
ンフレーム、３１，３！は印字ヘッド、４はリボンカセ
ットである。キャリアフレーム１は、プラテン５に沿っ
たガイドシャフト（図示省略）に案内されるガイド部６
．τ（第５図参照）を有し、プラテン５に沿って進退可
能である。

リボンフレーム２は、キャリアフレーム１に上下動自在
に支持され、リボンシフト機構８により上下方向の所定
位置に位置決めされるようになっている。リボンシフト
機構８は、本発明の特徴をなすもので、第１，２図に詳
細を示すように、キャリアフレーム１に軸９を支点とし
て揺動自在に支持される１対のリンク状部材１０と、キ
ャリアフレームに取り付けられたシフトモータ１１と、
該シフトモータ１１により歯車群等の駆動系を介し駆動
されるシフトカム臆とよりなる。リンク状部材ｌＯは、
第１のシフトリンク１３と眼シフトリンク１３より長い
第２のシフトリンク１４とを基部をそろえて重ね合せる
とともに、咳各シフトリンク１３　、１４の対向位置に
それぞれ形成された孔１５内に、第２図の断面■−■矢
視図である第３図（ａ）に示すように、該両シフトＩＪ
ンク１３　、１４の揺動方向の相対移動を弾性的に係止
するＵ字形の板ばね１６を装着してなる。シフトリンク
１３は第１のピン１７を備え、シフトリンク１４は第２
のピン１８を備えている。ピン１７は、シフトリンク１
４ヲゆと９ヲ持って貫通（後述する両リンク１３　、１
４の揺動方向の相対移動を可能にする）してシフトカム
１２のカム溝１２ａに係合し、ピン１８は、リボンフレ
ーム２に設けられた係合溝２ａに係合している。　いま
、第１，５図の状態からシフトモータ１１ｔ−所定方向
に所定量回転させると、シフトカム琢が第１．５図の反
時計方向に所定量回転し、シフトカム戎のカム溝１２ａ
とピｙ１７を介し係合するシフ）　ＩＪンク１３が第１
図の反時計方向に所定量揺動する。これに伴ない、板ば
ね１６を介しシフトリンク１３と係合するシフトリンク
１４も同方向に揺動し、該シフトリンク１４とピン１８
を介し係合するリボンフレーム２は上方に移動する。

そして、シフトカム戎の回転の終期にリボンフレーム２
の突片２ｂがキャリアフレーム１に設けられたストッパ
１９の係止部１９ａに係止位置決めされ、リボンフレー
ム２上に２段に対向して装着されてそれぞれ異なる色（
Ｙ、Ｍ、Ｃ，ＢＬ）のリボンを内蔵している４個のリボ
ンカセットの内の下段の２個のリボンカセット４が印字
位置に位置決めされる。その後シフトカム１２は更に多
少回転して停止するが、この間、シフトリンク１４は停
止したままで、シフトリンク１３のみが第３図Φ）に示
すように板はね１６を圧縮しながら揺動する。すなわち
、この間におけるシフトカム１２の回転は、両シフトリ
ンク１３　、１４の相対移動により吸収されるが、これ
は上述のようにシフトリンク１４のピン１７貫通孔をピ
ン１７よシ大径としてゆと９を持たせているために可能
となるものである。上段の２個のリボンカセット４を印
字位置に位置決めする場合は、シフトカム１２ｆｃ上述
と逆方向に同量回転させる。この場合、シフトカム校の
回転の終期に突片２ｂがストツバ１９の係止部１９ｂに
係止し、上段のリボンカセット４が印字位置に位置決め
される。その後はシフトカム校の回転とともにシフトリ
ンク１３だけが回転する。第１，５図はこの作動完了直
前の状態を示している。このように、リボンフレーム２
のシフトストロークＳに対してシフトカム１２のカムス
トロークｔ−８＋αになるように定めてこのα分を板ば
ね１６により逃がし、リボンフレーム２をストッパ１９
の係止部１９ａ　、　１９ｂに係止させることにより位
置決めするようになっているため、シフト量を精度良く
確保してリボンカセットを印字位置に位置決めすること
が可能で、従来のように各構成部材の精度を上げる必要
はなくなる。

なお、リボンカセットを、本例のように２段ではなくそ
れ以上に積み重ねて装着する場合でもリボンフレームを
同様に位置決めすることが可能でおる。例えば３段に装
着する場合は、ストッパに３つの係止部を設け、真中の
係止部は進退可能に設けておく。真中のリボンカセット
を印字位置に位置決めする場合は、この真中の係止部を
前進させておいて該係止部にリボンフレームの突片を係
合させて位置決めする。上下の保合部は上、下のリボン
カセットヲ位置決めする。

２個の印字ヘッド３１．３！は、それぞれ軸２０を介し
キャリアフレーム１に回動自在に支持されている。一方
の印字ヘッド３１は一方の上下２個のリボンカセット４
に対応し、他方の印字ヘッド３ｇは他方の上下２個のリ
ボンカセット４に対応している。

印字ヘッド３１は、キャリアフレーム１が第４図の矢印
Ａ′方向に移動する際に印′Ｆを行うためのもので、こ
のキャリアフレーム１の矢印に方向への移動時に、印字
位置に位置決めされているリボンカセット４に内蔵され
ているリボン、印字用紙（図示省略）を介しプラテン５
に圧接し、この状態で印字が行われる。印字は、詳細図
示を省略したが印字ヘッド３１のプラテン５に対向する
面に設けられている複数の発熱体の内の所定の発熱体に
所定時機に通電することにより行われる。第５図は上段
のリボンカセット４が印字ヘッド３！による印字に使用
される場合を示しており、このリボンカセット４が内蔵
するリボンは、キャリアフレーム１の矢印に方向への移
動時に印字用紙に接したままである。すなわち、このキ
ャリアフレーム１の移動の間、リボンはリボンカセット
４の繰シ出し側リールからキャリアフレーム１の移動速
度と同速度で繰り出されて巻き取υ側リールにたるみな
く巻き取られる。このリボン繰り出しは、詳細図示を省
略するが、キャリアフレーム１の矢印に方向への移動と
連動して行わ九る。このようにリボン繰シ出しが行われ
るのは、印字に使用されるリボンカセット（プラテン５
に対向するもの）のみで、他のリボンカセットでは行わ
れない。次にキャリアフレーム１が矢印入方向に移動す
る際には、上述と同要領により印字ヘッド３２による印
字が行われる。この場合、印字ヘッド３１はプラテンか
ら退避し、該印字ヘッド３１に対応するリボンカセット
４からのリボン繰９出しは行われない。

これらの印字の過程において、リボンカセットのシフト
（プラテンに対向する位置へ所望色リボン内蔵リボンカ
セットを位置決めする動作）は上述の要領により必要に
応じ随時行う。

ところで、リボンカセット金キャリアフレーム上に装着
する形式の場合、印字ヘッドが１個の場合は、キャリア
フレームの一方向への移動（スペース動作）時のみ印字
が行われ、キャリアフレームの反対方向への移動（キャ
リアリターン動作）時には印字が行われず、高速印字の
面で問題があるが、本例の場合は、印字ヘッドを２個設
けるととも“に該各印字ヘッドに対応するリボンカセッ
トを設けているため、高速印字が可能になる。

このような構成９作用を有するプリンタにおいては、各
リボンカセットのリボンエンドを検出して交換を行う必
要がある。このための手段として、本例では、各リボン
カセット４にリボンエンド検出用の開口部２１（第４図
参照）を設けるとともに、１対の反射型のセンサ２２１
．２２ｇ　ｔｌ−設けている。センサ２２１．２２ｇは
キャリアフレーム１にブラケット２３ｆ。

介し取り付けられており、センサ２２１は印字ヘッド３
１に対応するリボンカセット４の内の印字位置にシフト
されたリボンカセット４の開口部２１に対向し、センサ
２２２は、印字ヘッド３２に対応するリボンカセット４
の内の印字位置にシフトされたリボンカセット４の開口
部２１に対向するようになっている。このように、セン
ナ２２１．２２ｇは、印字位置にシフトされたリボンカ
セット４の開口部２１に対向しているため、該印字位置
で使用されるリボンのエンドを検出することができる。

この場合、印字に使用されないリボンカセットは送られ
ない丸めリボンエンドは検出する必要がなく、該リボン
カセットのリボンエンドは、該リボンカセットが印字位
置にシフトされて印字に使用されるときに検出される。

〔発明の効果〕

本発明は以上のように構成されているので、次の各種の
優れた効果ｔ−奏することが可能である。

＜１）　　シフトカムのカムストロークがリボンフレー
ムのシフトストロークよシ大きく設定され、シフトスト
ロークはストッパの各係止部とリボンフレームとの係合
により決定されるよりになっているため、リボンシフト
機構を構成するシフトカム、リンク状部材等の部品精度
を向上させることなくシフト精度を向上させることがで
きる。すなわち、各構成部材の加工が容易にな９コスト
を低減することが可能である。

（２）　　板ばねによりリボンフレームを押圧して位置
決めするようになっているため、リボンフレームをがた
つきなく位置決めすることができる。

（３）　　停止位置はシフト力ふとリンク状部材により
確保することができ、デテント、励磁ロック等が不要と
なる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第５図は本発明の実施例を示すもので、第１
図は本発明に係るリボンシフト機構の側面図、第２図は
同平面図、第３図（ａ）、（ｂ）は同要部作用説明図、
第４図は本発明を適用した熱転写プリンタの要部を示す
平面図、第５図は同側面図でおる。第６図は従来のリボ
ンシフト機構を示す側面図である。 図中、１はキャリアフレーム、２はリボンフレーム、２
ａは係合溝、２ｂは突片、３１．３２は印字ヘッド、４
はリボンカセット、５はプラテン、８はリボンシフト機
構、９は軸、１０はリンク状部材、１１はシフトモータ
、Ｌはシフトカム、１２ａはカム溝、　１３　、１４は
第１．第２のシフトリンク、　１５は孔、１６は板はね
、１７　、１８は第１１第２のピン、１９はストッパ、
１９ａ　、　１９ｂは係止部である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. キャリアフレームに上下方向にシフト可能に支持される
   リボンフレームを備え、該リボンフレーム上に複数個の
   リボンカセットが上下に重ねて装着されたシリアルプリ
   ンタにおいて、前記キャリアフレームに、シフトモータ
   と、カム溝を有し前記シフトモータにより駆動されるシ
   フトカムと、基部を支点として揺動可能なリンク状部材
   を設けるとともに、前記キャリアフレームに、所定のリ
   ボンカセットが印字位置に位置決めされるように前記リ
   ボンフレームを上下方向の複数位置に位置決めする複数
   の係止部を備えたストッパを設けてなり、前記リンク状
   部材は、前記カム溝と係合するピンを備えた第１のシフ
   トリンクと、前記リボンフレームとピンを介し係合する
   前記第１のシフトリンクより長い第２のシフトリンクと
   を、基部をそろえかつ該両シフトリンクの対向位置にそ
   れぞれ形成された孔内に該両シフトリンクの揺動方向の
   相対移動を弾性的に係止するＵ字型の板ばねを装着して
   なり、前記シフトカムの所定方向への所定量回転時に前
   記リボンフレームが前記リンク状部材を介し駆動され一
   方向に移動して該シフトカム回転の終期に前記ストッパ
   の１つの係止部に係止し、その後は前記第１のシフトリ
   ンクのみが前記板ばねを圧縮しながら揺動するように構
   成されたことを特徴とするリボンシフト機構。