JPH0441864Y2 - - Google Patents

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JPH0441864Y2
JPH0441864Y2 JP1988001705U JP170588U JPH0441864Y2 JP H0441864 Y2 JPH0441864 Y2 JP H0441864Y2 JP 1988001705 U JP1988001705 U JP 1988001705U JP 170588 U JP170588 U JP 170588U JP H0441864 Y2 JPH0441864 Y2 JP H0441864Y2
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JP
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nipple
milk
rubber
nursing bottle
sucking
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JP1988001705U
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JPH01107344U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、哺乳器用の乳首に関し、特に肉感を
有する哺乳器用乳首に係る。
[従来の技術とその問題点] 従来の、この種の哺乳器用乳首は、第4図に示
すように、全体に渡つて所定の肉厚により形成さ
れた乳首本体1からなり、その乳首本体1は特殊
人造ゴム或は天然ゴム等で形成されていて、小さ
な外力によつても容易に弾性変形し得るように構
成している。
そのため、哺乳器に装着してミルクを吸入する
際に、上記乳首本体Aは乳児が口に含んだだけで
弾性変形してしまい、母親の乳房による授乳感覚
と大きく異なるという問題点があつた。
本考案は、かかる従来の問題点に鑑みてなされ
たものであり、乳首本体の内側に当該乳首本体よ
りも軟らかい乳首内装材を設けることにより、母
親の乳房での授乳に近い状態で授乳させることが
できる肉感をもつていると共に、製造が容易であ
つてミルクの吸乳をスムースに行うことができる
哺乳器用乳首を提供することを目的としている。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本考案は、ゴム状弾
性体からなる乳首本体の内側に、当該乳首本体よ
り軟らかいゴム状弾性体からなる乳首内装材を全
面で接合して一体に設け、この乳首内装材に、前
記乳首本体の先端部に設けた吸乳孔に連通する連
通路を形成すると共に、この連通路に一端を開口
し且つ他端を乳首本体の鍔部に開口した空気抜孔
を形成したことを特徴としている。
[作用] 而して、本考案では、乳首本体の内側に乳首内
装材を一体に設けているため、乳首内装材の分だ
け弾性が高くなり、これにより肉感を感じること
ができるようになる。そして、乳首内装材には吸
乳孔に連通する連通路と、この連通路に一端が開
口し且つ他端が鍔部に開口する空気抜孔とを形成
した、あたかも母親の乳房での授乳に近い状態を
実現することができ、乳児の授乳を促進すること
ができる。
[実施例] 次に、本考案の実施例について図面を参照して
説明する。
第1図は、本考案の一実施例を示す縦断面図で
ある。
まず、構成を説明すると、図中1は乳首本体、
2は乳首内装材である。
乳首本体1は、半球形をなす胴部3と、その中
央に突出形成した円筒形をなす首部4と、この首
部4の先端に設けた球形をなす乳頭部5と、胴部
3の開口側に設けた半径方向側に延びる鍔部6と
からなり、これらはゴム状弾性体の一具体例を示
すシリコンゴムによつて一体に形成している。胴
部3及び鍔部6の肉厚は厚く、また、首部4及び
乳頭部5の肉厚は薄く形成している。そして、乳
頭部5の中央には吸乳孔7を穿設しているととも
に、胴部3の外側には、鍔部6との間に所定の隙
間をあけて周凸部8を設けることによつて周溝9
を形成している。
乳首内装材2は、上記乳首本体1よりも軟らか
いシリコンゴムかせなり、乳首本体1の内側の凹
部全体を埋めるようにして当該乳首本体1と加硫
接着等の接合手段によつて一体に形成している。
そして、乳首内装材2の中央には、前記吸乳孔7
に連通する内径を一定にした連通路10を設け、
また、この連通路10に一端が連通し且つ他端が
鍔部6の外周面に開口する空気抜孔11を設けて
いる。
次に、本実施例の作用について説明する。
本実施例に係る哺乳器用乳首は、従来のものと
同様に、図示しない締付キヤツプを用いて哺乳瓶
に装着して使用する。
ミルクを充填した哺乳瓶に締付キヤツプを緊締
した状態で授乳させると、乳児の吸飲力によつて
哺乳瓶内のミルクが連通路10を介して吸乳孔7
から当該乳児に吸飲される。
この際、シリコンゴムで形成した乳首本体1の
内側にはそれよりも軟らかいシリコンゴムで形成
した乳首内装材2を一体に設けているため、全体
の弾性が高くなつて弾性変形し難くなつている。
そのため、これを乳児が口に含んだ場合、当該乳
児には乳首が肉感的に感じられることとなり、あ
たかも母親の乳房での授乳に近い状態で授乳を受
けることができる。
なお、吸乳孔7を大きく開けた場合、従来の乳
首では転倒した際に中のミルクが漏れ出すことに
なるが、本実施例のように吸乳孔7に連続して連
通路10を形成すると、通路抵抗によつてミルク
の流出が阻止されるため、ミルクを充填した状態
で哺乳瓶を倒しても吸乳孔7からミルクが漏れ出
ることがない。
また、乳首本体1及び乳首内装材2には、一端
を連通路10に連通し且つ他端を鍔部6の外周面
に開口した空気抜孔11を設けているため、吸乳
時に連通路10が詰まつてミルクが出なくなるこ
とがない。
第2図及び第3図には、本考案の第2の実施例
を示す。
本実施例は、連通路12を鍔部6側の径を大き
くした円錐形通路とするとともに、吸乳孔13を
スリーカツトに連続して各切目端に液漏れのしな
い透孔を穿設して形成したものである。他の構成
は上記実施例と同様である。
本実施例の場合には、連通路12が円錐形をな
しているため、ミルクの流量を増大させることが
できるとともに、吸乳孔13が閉じているため、
哺乳瓶を倒しても吸乳孔13からミルクが漏れ出
ることがない。
なお、上記実施例では、ゴム状弾性体としてシ
リコンゴムを適用した例について説明したが、本
考案はこれに限定されるものではなく、他の化学
構造の高分子重合体は勿論のこと、天然ゴム等の
各種の材質のものを適用することができる。
[考案の効果] 以上説明してきたように、本考案によれば、乳
首本体の内側にそれよりも軟らかい乳首内装材を
全面で接合して一体に設けると共に、吸乳孔に連
通する連通路と、この連通路を鍔部に開口させる
空気抜孔とを形成する構造としたため、全体に肉
感を持たせることができ、従つて、あたかも母親
の乳房での授乳に近い状態で授乳することができ
ると共に、乳首全体を所定硬度に容易に設定する
ことができ、製造が容易であつて、しかもミルク
の吸乳をスムースに行うことができる哺乳器用乳
首を提供することができるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す縦断面図、第
2図は本考案の他の実施例を示す平面図、第3図
は第2図の−線断面図、第4図は従来の哺乳
器用乳首を示す縦断面図である。 1……乳首本体、2……乳首内装材、7,13
……吸乳孔、10,12……連通路、11……空
気抜孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ゴム状弾性体からなる乳首本体の内側に、当
    該乳首本体より軟らかいゴム状弾性体からなる
    乳首内装材を全面で接合して一体に設け、この
    乳首内装材に、前記乳首本体の先端部に設けた
    吸乳孔に連通する連通路を形成すると共に、こ
    の連通路に一端を開口し且つ他端を乳首本体の
    鍔部に開口した空気抜孔を形成したことを特徴
    とする哺乳器用乳首。 (2) 前記ゴム状弾性体はシリコンゴムであること
    を特徴とする請求項第1項記載の哺乳器用乳
    首。
JP1988001705U 1988-01-12 1988-01-12 Expired JPH0441864Y2 (ja)

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JPH01107344U JPH01107344U (ja) 1989-07-19
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JP2006505353A (ja) * 2002-11-08 2006-02-16 メデラ ホールディング アクチェンゲゼルシャフト 人工乳首
US7857153B2 (en) 2004-07-29 2010-12-28 Pigeon Corporation Artificial nipple, infant feeding device, and artificial nipple manufacturing method

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