JPH0441505Y2 - - Google Patents

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JPH0441505Y2
JPH0441505Y2 JP1985073669U JP7366985U JPH0441505Y2 JP H0441505 Y2 JPH0441505 Y2 JP H0441505Y2 JP 1985073669 U JP1985073669 U JP 1985073669U JP 7366985 U JP7366985 U JP 7366985U JP H0441505 Y2 JPH0441505 Y2 JP H0441505Y2
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reel
presser plate
leaf spring
tape
leaf springs
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 例えば、第3図に示すごときビデオ用などのテ
ープカートリツジにおいて、本体ケース1の内天
面に鋼板製のリール押え板ばね5を支持し、この
板ばね5で本体ケース1に内蔵せるテープリール
3の回転中心を常に押し下げ付勢するものがあ
る。
本考案はかかる形態のテープカートリツジにお
いて、リール押え板ばね5に形状的な改良を加え
たものである。
〔従来の技術〕
この種のリール押え板ばね5は本体ケース1へ
の組付けに際して、予め上下に多数枚積み重ねて
おき、上のものから順に吸着捕捉して組付けライ
ン上にある本体ケース1側に1枚ずつ供給され
る。このとき積層状態にある板ばね5が互いに密
着結合し、往々にして2枚重ねの状態で本体ケー
ス1側に供給され、供給途中で板ばね5が組付け
ライン上に落下して組付け稼働効率の低下を招い
たり、誤つて2枚重ねのまま組付けたりすること
がある。
そこで、板ばね5どうしが部品の状態で密着結
合しないようにする従来技術として、本出願人の
提案に係る実開昭58−140583号公報がある。これ
は板ばね5の中央広幅部において、第4図および
第5図に示すごとく板ばね5の一側面に凹部8′
を押込み加工し、他側面に該凹部8′に対応する
凸部9′を設け、該凸部9′の存在で板ばね5を重
ね合わせたときに接合面間に空隙が生じるように
したものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、前出の公報に示す従来例では凸部9′
の基端における径寸法aが凹部8′の径寸法bよ
りも大になるようにするとは言うものの、板ばね
5どうしを重ね合わせたときに一方の板ばね5の
凸部9′が他方の板ばね5の凹部8′に密嵌合する
余地を残しており、両板ばね5,5どうしが密着
状に面接合せずとも抜け止め状に嵌係止する事態
を招きがちである。かかる事態は積層下で板ばね
群が強く押されたときに発生しやすい。板ばね5
の製作精度が高い程その傾向が生じがちになる。
とくに凸部9′の突出端における径寸法a′は前記
径寸法bよりも小さく、凸部9′の高さは凹部
8′の深さよりも小さいので、凸部9′が凹部8′
に嵌合して両者間に空気を封じ込み、却つて真空
吸着作用を助長するおそれがある。
本考案は、かかる事実に着目して前述の従来例
を更に発展改良し、リール押え板ばね5を重ね合
わせて強く押圧したときでも板ばね5どうしが密
着結合状態にならないようにすることを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、従来の不具合は凹部8′と凸部9′と
が押込み加工で形成されて、全てが同一形状にあ
ることが原因している。一方の板ばね5の凸部
9′が他方の板ばね5の凹部8′に嵌合できない形
状であれば、凸部9′の存在で板ばね相互間に空
隙を確実に得ることができて、密着結合する事態
を無くせるのが道理である。しかし、大量生産さ
れる各板ばね5において、遊嵌および密嵌状態も
含めて凹部8′と凸部9′とが互いに嵌合しない形
状にすべく逐一変更を加えることは不可能であ
る。
本考案はかかる観点のもとに提案されたもので
あり、本体ケース1内にリール押え板ばね5を支
持し、該板ばね5で本体ケース1に内蔵せるテー
プリール3を押圧する形態のテープカートリツジ
を前提とする。ここでは板ばね5の形状が図示す
るごとく基本的に菱形上でその左右中央部がケー
ス内天面に支持固定される形態に限定されない。
板ばね5はV字形ないしコ字形であつて、その基
端部がケース内天面に支持固定されて両自由端で
左右の各テープリール3,3の回転中心を押圧す
る形態も含む。またはケース内天面の左右に2枚
の板ばね5,5が分離して支持され、各板ばね5
で対応する左右の各テープリール3を押圧する形
態であつてもよい。
かくして、本考案では上記リール押え板ばね5
が、それぞれの表面の同一箇所に互いに形状の異
なる凸部9を突出形成した複数種のリール押え板
ばね5のうち一つからなることを要件とする。複
数種類の凸部9の具体例としては、1から10まで
のアラビア数字であつたり、アルフアベツトなど
を意味し、○×△等の記号も含む。これらが組合
わされることも予想できる。
この凸部9を形成するについては、板ばね5の
素材表面の一部に工具を押しつけて一側面に凹部
8をつけ、同時に他側面に該凹部8と対応する凸
部9をつける押込み加工によつて得られるが、押
込み加工という言葉のものに限定される筋合のも
のではない。
〔効果〕
以上のようにした本考案によれば、大量に生産
したリール押え板ばね5を上下に積層ないしはパ
ーツフイーダで整列させたとき、形状の異なる凸
部9の種類が多いほど板ばね5が重なり合つたと
きに、同じ凸部9をもつものどうしが面接合する
確率が少なくなり、板ばね5どうしが密着結合す
る事態をよく防止できることになる。したがつ
て、本体ケース1に板ばね5を組付けるに際し
て、板ばね5を一切の不都合なく1枚づつ本体ケ
ース1に供給でき、各種の組付け不良を防止して
組付け作業能率を大幅に向上せしめることができ
る。
〔実施例〕
第1図ないし第3図は本考案の実施例としてビ
デオ用のテープカートリツジを例示している。
第3図において、これの本体ケース1はプラス
チツク製の上下ケース1a,1bを蓋合わせ状に
ねじ結合してなり、内部左右にテープ2が巻かれ
る一対のテープリール3,3を可回転に収納配置
してあり、テープ2は一方のリール3からケース
前面に繰り出されて他方のリール3に巻き取られ
る。
そして、本体ケース1の内天面、つまり上ケー
ス1aの内壁面には、その中央部位に平面視でほ
ぼ菱形状のリール押え板ばね5の左右中央部が支
持固定されている。この板ばね5はステンレス鋼
板から型抜きされて、左右の両翼片が下向きに湾
曲するようプレス成形されており、その両自由端
で左右の各テープリール3,3の回転中心を下向
きに弾圧している。
第2図において、板ばね5の左右中央部は前後
広幅になつていてケース内天面に支持される支持
部5aになつており、この支持部5aから左右の
翼片5b,5bが一体に連出されている。そし
て、支持部5aの前後に孔6,6を明け、この孔
6,6をケース内天面に植設した突起に嵌合した
のち、該突起の頭を超音波溶接で溶かしてかしめ
止めしている。
かくして、支持部5aの中央1箇所には、第1
図に示すごとく一側面に凹部8を押込み加工し、
同時に他側面に該凹部8と対応する凸部9を設け
る。但し、この凹部8すなわち凸部9は複数種類
の形状の異なるものをひとつ、図示例では1から
10までのアラビア数字のひとつを形造つている。
この板ばね支持部5aはケース内天面に密着接合
させて固定することが望まれるから、前記凸部9
は板ばね5の取付け状態において下側面に出るよ
うにすることが好ましい。また、凹部8と凸部9
の側面は通常の抜き勾配の範囲内で勾配を付けて
ある。
しかるときは、最低限でも凸部9の形状に関し
て10種類の板ばね10が一般に同等数だけ大量に
生産される。そして、これらの形状の異なる板ば
ね5は成形後に混合されて積層される。またはパ
ーツフイーダで整列されて組付けライン上に至
る。その際、同一種類の板ばね5どうしが重なり
合う確率は1/10となる。凸部9の形状が異なる板
ばね5どうしは密着結合することはなく、基本的
には従来例で述べたように凸部9の各部における
径寸法は凹部8の対応する各部の径寸法とは成形
時に僅かに異なつているから、同種類のものでも
元来が密着結合しにくい関係にある。したがつ
て、これら相俟つて板ばね5どうしが密着結合す
る確率は極めて低く、実施に当たつては有りえな
いものとなり、板ばね5を1枚づつ組付けライン
上の本体ケース1にスムーズに供給できるに至つ
たものである。
なお、前記凸部9の形成位置は板ばね5の中央
支持部5aが最適であるが、板ばね5の全体形状
の如何によつては翼片5bの部分に設けてもよ
い。また、ケース内天面に対する板ばね5の装着
の仕方については板ばね5の前記孔6をケース内
天面側の突起に抜け止め状に圧入係止するだけで
もよいし、接着その他の手段を以て達成してもよ
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は第2図におけるA−A線に沿う破断斜
視図、第2図は本考案に係るリール押え板ばねの
平面図、第3図は本考案が対象とするテープカー
トリツジを例示する外観斜視図である。第4図は
従来のリール押え板ばねの平面図、第5図は第4
図におけるB−B線断面図である。 1……本体ケース、2……テープ、3……テー
プリール、5……リール押え板ばね、5a……リ
ール押え板ばねの支持部、8……凹部、9……凸
部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 本体ケース1内に、内蔵のテープリール3を弾
    圧するリール押え板ばね5を備えたテープカート
    リツジにおいて、 上記リール押え板ばね5が、それぞれの表面の
    同一箇所に互いに形状の異なる数字、記号などの
    凸部9を突出形成した複数種のリール押え板ばね
    5のうちの一つからなることを特徴とするテープ
    カートリツジ。
JP1985073669U 1985-05-17 1985-05-17 Expired JPH0441505Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985073669U JPH0441505Y2 (ja) 1985-05-17 1985-05-17

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JP1985073669U JPH0441505Y2 (ja) 1985-05-17 1985-05-17

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JPS61189479U JPS61189479U (ja) 1986-11-26
JPH0441505Y2 true JPH0441505Y2 (ja) 1992-09-29

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58140583U (ja) * 1982-03-13 1983-09-21 日立マクセル株式会社 磁気テ−プカ−トリツジ

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JPS61189479U (ja) 1986-11-26

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