JPH0441476B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は通信装置、特に中継線電話装置に用い
られて、入つてくる導線と出ていく導線との間に
電気接続を確立する端子コネクタ装置に関する。

（従来の技術） 本発明に関連するような通信装置というもの
は、従来技術には見出せない。

（発明が解決しようとする課題） 本発明は上述したごとき端子コネクタ装置を極
めて簡単で且つ便利な形態のものにしようとする
目的を有するものである。

（課題を解決するための手段） 本発明は、通信装置、特に中継線電話装置に用
いられて、入つてくる導線と出ていく導線との間
に電気接続を確立する端子コネクタ装置であつ
て、第１及び第２のコネクタ部分を含み、各該コ
ネクタ部分は等しい数の導体通路を画定してお
り、各該導体通路の一端は使用にあたつて１つの
導体を受けるように配置された１つの端子コネク
タに終わつており、各該導体通路の他端は１つの
接触部材に終わつており、この接触部材はそれぞ
れのコネクタ部分の１側上に配置されておりま
た、前記第１及び第２のコネクタ部分を互いに他
に対して支持して２つのコネクタ部分上のそれぞ
れの接触部材が整列するようにする支持装置と、
この支持装置によつて支持された第３のコネクタ
部分と、少なくとも１つの導体ストリツプを担持
するコネクタユニツトとを有し前記コネクタユニ
ツトは前記第３のコネクタ部分内に摺動可能であ
り且つ該第３のコネクタ部分によつて位置決めさ
れており、これによつて、前記コネクタユニツト
は前記第１及び第２のコネクタ部分に対して位置
決めされて前記コネクタユニツト上の導体ストリ
ツプが前記第１のコネクタ部分上の１つの接触部
材と前記第２のコネクタ部分上の対応する接触部
材とに選択的に電気接続を確立するようになつて
おり、前記コネクタユニツトは交換可能であつて
前記接触部材間に接続された場合にそれぞれ違つ
た作用を行ない得るようになつた、ことを特徴と
する。

（本発明の作用及び効果） 本発明によれば、種類の相違する、別々の機能
を有するコネクタユニツトをいくつか用意してお
き、このコネクタユニツトを第３のコネクタ部分
に摺動して挿入し位置決めすると、コネクタユニ
ツトが有している導体ストリツプが第１のコネク
タ部分上の１つの接触部材と、第２のコネクタ部
分上の対応する接触部材との間に電気接続を確立
し、これら接触部材間に、挿入されたコネクタユ
ニツトの種類によつて決まる、或る電気的な作用
を行ない得る連結を達成させる。かような構成
は、コネクタユニツトを交替するだけで、所望の
作用を行なう連結を達成させ得るから、極めて便
利であることが理解されようし、また全体的構造
も極めて簡単なものであることが分るであろう。

（実施例） 以下、図面を参照して本発明の実施例について
説明する。第１図は端子コネクタ装置の側面図、
第２図は第１図のコネクタ装置の一部を、一部切
断して示した側面図、第２ａ図は第２図のコネク
タ装置の一部の平面図、第３、４、５、及び６図
はコネクタユニツトの別々の形態のものをそれぞ
れ示す側面図である。

端子コネクタ装置は第１及び第２のコネクタ部
分１，２を有し、その両端においては掛け金１
１，２１を備えており、これら掛け金１１，２１
が支持フレーム９の腕９２に固定され得るように
なつている。この支持フレーム９は使用にあたつ
て、図示されていない一つの支持構造物に装架さ
れる。この支持フレーム９は複数の絶縁された電
気導線を有するケーブルを受けるように配置され
た支持部材９１を担持している。

コネクタ部分１，２は、例えば、20個の導体通
路を画定しており、これらの導体通路は一端にお
いて無はんだ端子コネクタに終わつており、絶縁
導線を受けるようになつている。図示した通り、
コネクタ部分２は各導体通路のための、１つのか
ような無はんだコネクタ２２を有し、コネクタ部
分１は各導体通路のための、２つのかような無は
んだコネクタ１２を有している。これら無はんだ
コネクタ１２，２２は、絶縁導線がここに押し付
けられた場合に、導線の絶縁部を貫通するような
接触ブレードを有する型のものである。導体通路
の他端は接触部材１２Ａ，２２Ａでそれぞれ終わ
つている。２つのコネクタ部分１，２は所望であ
れば、同じ構造とすることができる。

端子コネクタ装置は更に第３のコネクタ部分３
を有しており、第３のコネクタ部分３の詳細は第
２図及び第２ａ図に示されている。コネクタ部分
３は、例えば、２つの信号線、即ちストリツプ３
２を担持している。ストリツプ３２はこのコネク
タ部分３の各側方端において端子片として終端し
ている。第７図に図示されているようにコネクタ
部分３が支持フレーム９に組付けられた場合に、
この支持フレーム９の絶縁支持体に担持されてい
るコネクタが、上記のストリツプ３２の端子片と
電気的接触を行なう。コネクタ部分３はまた接地
ストリツプ３３を担持している。

例えば、コネクタ部分１は無はんだコネクタ１
２に連結された入路導線を持つており、コネクタ
部分２の無はんだコネクタ２２は出路導線を持つ
ている。コネクタ部分１，２のそれぞれの導体通
路の間の電気的連結は、摺動挿入して装着するこ
とができるようになつたコネクタユニツト４，
５，６，７，８を用いることによつて達成するこ
とができる。これらコネクタユニツトはそれぞれ
違つていて、特定のそれぞれの目的のために設計
されている。各コネクタユニツトは導体通路の一
対のものの間に連結を行なうようになつており、
その大きさはみなほぼ同じである。

第３図から第６図までに見る通り、コネクタユ
ニツトは細長い体部を有し、その一端にはかたよ
つて耳が備えられている。この体部は細長い肩を
有し、この肩は、コネクタユニツトが装着された
時に、コネクタ部分１，２上の保持リツプ２５に
よつて摺動可能に係合されるようになつている。
このコネクタユニツトはコネクタ部分３内に摺動
可能に受け入れられ、コネクタユニツトが最終的
に位置決めされる。最も簡単なコネクタユニツト
４は第４図に示され、それは隔置された一対の導
体ストリツプを担持しているだけのものである。
この一対の導体ストリツプはそれぞれの接触部材
１２Ａ，２２Ａの間を単に電気接続するだけであ
る。

それよりも複雑な構成のコネクタユニツトは第
３、５図及び第６図に示されている。ここには単
に２つの断面図しか示されていないが、これらコ
ネクタユニツトは種々の変形態様が考えられる。
コネクタユニツト５はコネクタユニツト４に似て
いるが、接点５１を有しており、コネクタユニツ
ト５の体部の端部の孔から操作して接点５１を変
位させて接点６１から離し関連の回路における電
流の流れを阻止するように作用し得る。コネクタ
ユニツト６は基本的にはコネクタユニツト５と同
じであるが、これは固定式接点５１と接点６１を
有している。この接点６１は協働する回路の電流
を外部回路に導くタツプとして備えられている。
これと相違した構成は第５図に見られる。

コネクタユニツト７は過電圧保護装置７１を具
備したものである。接地接点７４は、そのふくら
み部分がコネクタ部分３の接地ストリツプ３３に
接触するようになつている。また信号接点７３
は、そのふくらみ部分がコネクタ部分３の信号ス
トリツプ３２の１つに接触するようになつてい
る。特殊な目的のためこのコネクタユニツト７は
また一対の信号接点７２を有するようにしても良
い。

コネクタユニツト８は過電流保護装置８１と、
一対の接点８２及び信号接点８３と、接地接点８
４とを有したものとなつている。信号接点８３と
接地接点８４は、このコネクタユニツト８がコネ
クタ部分３に嵌め込まれた時、そのふくらみ部分
が信号ストリツプ３２及び接地ストリツプ３３に
それぞれ電気的に接触する（第７図参照）。

コネクタユニツトとしてすべての上述した型の
ものを具備する必要はないのであつて、協働すべ
き回路の要請によつてコネクタユニツトの型が決
まるわけである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例である端子コネクタ
装置の側面図、第１ａは、その斜視図、第２図は
第１図のコネクタ装置の一部を、一部切断して示
した側面図、第２ａ図は第２図のコネクタ装置の
一部の平面図、第３、４、５、６図はそれぞれコ
ネクタユニツトの別々の形態を示す側面図であつ
て、第４図から第６図までは断面図で示してあ
る。第７図は、端子コネクタ装置の組立断面図を
示す図。 １：第１のコネクタ部分、２：第２のコネクタ
部分、３：第３のコネクタ部分、４：コネクタユ
ニツト、５：コネクタユニツト、６：コネクタユ
ニツト、７：コネクタユニツト、８：コネクタユ
ニツト、９：支持フレーム、１１：掛け金、１
２：コネクタ、１２Ａ：接触部材、２１：掛け
金、２２：コネクタ、２２Ａ：接触部材、３２：
ストリツプ、３３：接地ストリツプ、５１：接
点、６１：接点、７１：過電圧保護装置、７２：
信号接点、７３：信号接点、８１：過電流保護装
置、８２：接点、８３：信号接点、９１：支持部
材、９２：腕。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 通信装置、特に中継線電話装置に用いられ
   て、入つてくる導線と出ていく導線との間に電気
   接続を確立する端子コネクタ装置であつて、第１
   及び第２のコネクタ部分を含み、各該コネクタ部
   分は等しい数の導体通路を画定しており、各該導
   体通路の一端は使用にあたつて１つの導体を受け
   るように配置された１つの端子コネクタに終わつ
   ており、各該導体通路の他端は１つの接触部材に
   終わつており、この接触部材はそれぞれのコネク
   タ部分の１側上に配置されており、また、前記第
   １及び第２のコネクタ部分を互いに他に対して支
   持して２つのコネクタ部分上のそれぞれの接触部
   材が整列するようにする支持装置と、この支持装
   置によつて支持された第３のコネクタ部分と、少
   なくとも１つの導体ストリツプを担持するコネク
   タユニツトとを有し、前記コネクタユニツトは前
   記第３のコネクタ部分内に摺動可能であり且つ該
   第３のコネクタ部分によつて位置決めされてお
   り、これによつて、前記コネクタユニツトは前記
   第１及び第２のコネクタ部分に対して位置決めさ
   れて前記コネクタユニツト上の導体ストリツプが
   前記第１のコネクタ部分上の導体接触部材と前記
   第２のコネクタ部分上の導体接触部材および前記
   第３のコネクタ部分の導体接触部分との間に電気
   接続を選択的に確立するようになつており、前記
   コネクタユニツトは交換可能であつて前記接触部
   材間に接続された場合にそれぞれ違つた作用を行
   ない得るようになつた、端子コネクタ装置。 ２ 前記コネクタユニツトは細長い肩を画定して
   おり、前記コネクタ部分は該肩に係合するように
   なつた保持リツプを画定している特許請求の範囲
   第１項記載の端子コネクタ装置。 ３ 前記端子コネクタが無はんだ型のものであ
   り、電気導体の絶縁体を貫通する接触ブレードを
   備えている特許請求の範囲第１項記載の端子コネ
   クタ装置。 ４ 前記第１及び第２のコネクタ部分は構造にお
   いて同等のものである特許請求の範囲第１項記載
   の端子コネクタ装置。 ５ 前記支持装置は一対の腕を有する支持フレー
   ムと、前記コネクタ部分の両端において前記腕に
   係合する掛け金とを含む特許請求の範囲第１項記
   載の端子コネクタ装置。 ６ 前記支持フレームはケーブル支持部材を担持
   する特許請求の範囲第５項記載の端子コネクタ装
   置。 ７ 前記第３のコネクタ部分は少なくとも１つの
   信号線と接地ストリツプ前記導体接触部分を有す
   るとを担持している特許請求の範囲第１項記載の
   端子コネクタ装置。 ８ 前記コネクタユニツトの導体ストリツプは接
   触装置を含み、該ストリツプを通つて流れる電流
   が阻止されるか、又は外部の電気回路を通るよう
   に導かれるか、するようになつている特許請求の
   範囲第１項又は第２項記載の端子コネクタ装置。 ９ 前記コネクタユニツトは過大電圧又は過大電
   流から保護する装置を含む特許請求の範囲第１項
   又は第２項記載の端子コネクタ装置。