JPH04407A - 反射型顕微鏡対物レンズ、この対物レンズをもつ反射型顕微鏡用投落射照明装置およびこの対物レンズをもつ反射型顕微鏡システム - Google Patents

反射型顕微鏡対物レンズ、この対物レンズをもつ反射型顕微鏡用投落射照明装置およびこの対物レンズをもつ反射型顕微鏡システム

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JPH04407A
JPH04407A JP2100438A JP10043890A JPH04407A JP H04407 A JPH04407 A JP H04407A JP 2100438 A JP2100438 A JP 2100438A JP 10043890 A JP10043890 A JP 10043890A JP H04407 A JPH04407 A JP H04407A
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Japan
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mirror
objective lens
concave mirror
reflecting
concave
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JP2100438A
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Inventor
Hiroya Koshishiba
洋哉 越柴
Yasuo Nakagawa
中川 泰夫
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、反射型顕微鏡対物レンズにかかわり、とくに
中高倍率の乾燥系対物レンズに好適な反射型顕微鏡対物
レンズに関している。
[従来の技術] 顕微鏡システムにおいて、紫外線を検出する対物レンズ
には、屈折型と反射型とがある。これらのうち、屈折型
対物レンズは、紫外線を透過する硝材が限定されるため
、色消しが難しく、単一波長検出のみに限定されている
。反射型のそれは、色収差が皆無であるため、広帯域の
波長を検出することができる。
反射型顕微鏡対物レンズは、たとえば、特公昭61−4
6810号公報に、開口数NAかNA=0.25ものが
記載されている。さらに、特開平1−108515号公
報には、四回反射モードで開口数NAがNA=0.71
、中心遮蔽率εがε=0.39のものが記載されている
[発明が解決しようとする課題] 反射型対物レンズにおいて、解像度は、開口数が大きい
ほうが有利であり、高倍率の対物レンズでは通常開口数
NAがNA=0.8〜0. 9である。さらに、この種
のレンズでは、反射鏡自身が光路を遮るため、中心遮蔽
が生じる。中心遮蔽の度合いが大きいと、たんに光量損
失をまねくだけではなく、回折像に影響をおよぼし、M
TFが低下する。このため、中心遮蔽の度合いを小さく
することが解像度確保の上で必要である。
しかしながら、特公昭61−46810号公報に記載さ
れている対物レンズは、全光路にたいする遮蔽体の直径
比である中心遮蔽率が54%もあり、開口数NAがNA
=0.25と小さいこととをあわせると、解像度は低い
。さらに視野についても、視野数が20であり、一般の
プラン対物レンズの視野数が30程度あるのにくらべて
狭くなっている。また、特開平1−108515号公報
の対物レンズは、開口数が比較的大きいものの、中心遮
蔽率は依然大きく、解像度は低い。
従来の対物レンズは、このように、開口数が小さいばか
りか、中心遮蔽率が大きいため、解像度のたかい対物レ
ンズを得られていない。そして、視野に関しても、プラ
ン対物レンズに比べて狭いものである。
本発明の目的は、大きな開口数をもち、中心遮蔽率が小
さく、解像度のたかい反射型顕微鏡対物レンズを提供す
ることにある。
本発明の他の目的は、像面が平坦で、しかも視野の広い
反射型顕微鏡対物レンズを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、光量を増大させるためのハ
ーフミラ−なしで、十分な照明を得られる反射型顕微鏡
用落射照明装置を提供することにある。
本発明のさらにまた他の目的は、解像度たかく、しかも
干渉縞のない反射型顕微鏡システムを提供することにあ
る。
[問題を解決するための手段] 上記最初の目的を達成するために、ふたつの凹面鏡、平
面鏡および凸面鏡によって構成し、凹面鏡、平面鏡、凹
面鏡および凸面鏡の順に反射したのちに結像をおこなう
ように、これらの反射鏡を配置するとともに、第一番目
の凹面鏡に物体から入射する光線が光軸となす角度をu
1反射した光線が光軸となす角度U° としたときに、
ul>lu” なる条件を満足するようにさせたものである。
上記能の目的を達成するために、凹面鏡、凸面鏡および
凹面鏡によって構成し、凹面鏡、凸面鏡および凹面鏡を
順次に反射したあとに結像するように、これらの反射鏡
を配置するとともに、各々の反射鏡の曲率をC1、C3
、C3としたときに、−C+ +C2−C5=0 なる条件を満足するようにさせたものである。
上記さらに他の目的を達成するために、凹面鏡、凸面鏡
および凹面鏡によって構成し、凹面鏡、凸面鏡および凹
面鏡を順次に反射したしたあとに結像するように、これ
らの反射鏡を配置した対物レンズと、光源と、前記対物
レンズにおける中心遮蔽部に関連する位置に配置され、
光源からの光を物体に投射する光源とを具備させたもの
である。
上記最後の目的を達成するために、広帯域の紫外線を発
生する光源と、光源からの紫外線を透過させるフィルタ
ーと、フィルタを透過した紫外線を物体にみちびく反射
鏡と、ふたつの凹面鏡、平面鏡および凸面鏡からなり、
これらの反射鏡が凹面鏡、平面鏡、凹面鏡および凸面鏡
を順次に反射したのちに結像をおこなうように配置され
た対物レンズと、対物レンズによって結像された像に関
連する電気信号を出力する検出手段とを具備させたもの
である。
さらに、上記最後の目的を達成するために、広帯域の紫
外線を発生する光源と、光源からの紫外線を透過させる
フィルターと、フィルタを透過した紫外線を物体にみち
びく反射鏡、凹面鏡、凸面鏡および凹面鏡からなり、こ
れらの反射鏡が凹面鏡、凸面鏡および凹面鏡を順次に反
射したしたあとに結像するように配置された対物レンズ
と、対物レンズによって結像された像に関連する電気信
号を出力する検出手段とを具備させたものである。
[作用] 物体側から順次に凹面鏡、平面鏡、凹面鏡および凸面鏡
を配置した対物レンズは、反射鏡の曲率半径と反射鏡間
距離とを特定の関係にさせることで、MTFの低下を防
ぎ、高解像度を得られる。
第58図は中心遮蔽率の定義を、第59図は中心遮蔽率
の変化と理想レンズのMTF曲線の違いをそれぞれ示し
ている。MTFは、第59図から、中心遮蔽率の増加に
ともない、低周波数帯域から中間周波数帯域において急
激に低下していることが明らかであろう。本発明におい
て、中心遮蔽率は従来のレンズの40〜50%から20
%以下にさせることができるので、MTFの低下を防止
することができる。
さらに、物体側の凹面鏡に入射する光線が光軸となす角
度をu1反射した光線が光軸となす角度をUoとしたと
きに、 ul>Iu’1 を満足させているので、Fナンバーの大きい反射鏡でも
って、大きな開口数を得られる。このため、物体側の開
口数を大きくしても、第一面となる凹面鏡にFナンバー
の大きいもの、いいかえれば、暗い反射鏡を使用するこ
とができることになり、開口数が大きい対物レンズ、た
とえば開口数NAがNA=0.8の対物レンズを得られ
る。レンズの分解能は開口数に反比例しているため、高
分解能な対物レンズとさせることができる。
また、物体側から順次に凹面鏡、平面鏡および凸面鏡で
反射したのちに結像するように構成された反射型顕微鏡
対物レンズは、ペッツバール像面を平坦にさせることが
できる、すなわち、各々の反射鏡の曲率をC1、C2、
C3としたときに、−C1+Ct−Cs:0 なる条件を満足させることができるので、広い視野を得
られ、しかも、−次の球面収差を零にさせることができ
るため、反射面が球面の反射鏡のみで、たとえば、開口
数NAがNA=0.4のものを得られる。
このような対物レンズと、光源と、対物レンズにおける
中心遮蔽部に関連する位置に配置され、光源からの光を
物体に投射する光源とを具備している反射型顕微鏡の落
射照明装置は、たとえば、対物レンズの中心遮蔽部に全
反射反射鏡を光軸にたいして斜に配置し、外部からこの
反射鏡に光をあて、反射光によって試料を照射すること
でもって、ハーフミラ−を使った従来のこの種の装置が
1/4以下の光量しか利用できなかったのにたいして、
100%ちかくの光量を利用できることになり、はるか
に明るい像を得られ、効率のよい照明をおこなえる。な
お、照明光の光路は対物レンズの中心遮蔽部に位置する
ため、検出の障害にならない。
紫外線を発生する光源と、光源からの紫外線を透過させ
るフィルターと、フィルタを透過した紫外線を物体にみ
ちびく反射鏡と、物体側から順次に凹面鏡、平面鏡、凹
面鏡および凸面鏡を配置することによって、あるいは、
物体側から順次に凹面鏡、平面鏡、凹面鏡および凸面鏡
を配置することによって構成されている反射型対物レン
ズと、紫外線に感度を有する検出器からなる反射型顕微
鏡は、対物レンズが、屈折型レンズのように単波長化さ
せることがないため、つまり、広帯域紫外線検出をおこ
なわせることができるため、薄膜干渉のない像を得られ
、しかも、波長の短い紫外線を使用することができるた
め、高解像度の像を得られる。
[実施例] 本発明の反射型顕微鏡対物レンズの実施例は、以下に、
第1図ないし第57図とともに説明する。
第1図は本発明の反射型顕微鏡対物レンズの第一の実施
例のレンズ構成を、第2図(a)は諸元を示している。
第1図は軸上物点をむかう周縁光線のみを示し、第2図
(a)におけるRはこのレンズを構成する各々のエレメ
ントの反射面の曲率半径、dは各々のエレメントの反射
面間の間隔をそれぞれあられしている。
この対物レンズは、凹面鏡L14、平面鏡L13、凹面
鏡L1.および凸面鏡Lllからなっている。反射鏡の
曲率半径R1〜R4および間隔d1〜d、は中心遮蔽率
εがε=0.2となるように決定されている。具体的に
は、反射鏡L14による遮蔽を小さくするために、周縁
光線と光軸とが交わる点Pの位置が反射鏡L 14の近
くになるように、反射鏡り、4の曲率半径R14および
反射鏡L工、とLlmとの間隔dimを決定されている
。さらに、反射鏡L 11による遮蔽を小さくするため
、反射鏡L11の大きさが小さくなるように、曲率半径
R12、R11および間隔d、lが決定されている。
中心遮蔽率の低減を優先させて、反射鏡の曲率と間隔を
決定すると、球面収差を補正する自由度がほとんどなく
なる。他方、高解像度を達成するには、開口数を大きく
することが不可欠であり、このためには球面収差の補正
が必要になる。この対物レンズでは、反射鏡り、を非球
面化することで、球面収差を補正し、NA=0.8を達
成している。非球面係数は第2図(b)に示されている
非球面形状は次式をあたえている。
K” これにおいて、Xは平面からのサグL Yは半径方向の
長さ、Rは面の曲率半径、Kはコニカル係数、A、B、
C,Dは展開項である。
また、開口数を大きくすると、凹面鏡L14にFナンバ
ーの小さな明るいものを使用する必要がある。Fナンバ
ーの小さい反射鏡は、凹面部が深くなり、加工が困難に
なる。そこで、できるだけFナンバーの大きい反射鏡で
、NA=0.8を実現するために、凹面鏡L14は、こ
れに入射する光軸が光軸となす角度u1反射した光線が
光軸となす角度U゛ としたときに、 u  >  u’            ・・・(1
)となるようにされている。これによって、Fナンバー
が0.37程度の反射鏡で、NA=0.8を実現させて
いる。
さらに、顕微鏡対物レンズはテレエフセントリック系に
する必要があるため、この対物レンズでは、開口絞りを
反射鏡L11と一致させたときにテレエフセントリック
系となるように、反射鏡しい1、L!□、Lllの曲率
半径と間隔とを決定している。
以上によって、この実施例の対物レンズでは、物体側の
開口数NAがNA=0.8、中心遮蔽率εがε=0.2
、倍率が100倍の性能を得ている。像面湾曲収差は第
3図(a)に、歪曲収差は第3図(b)に、横収差は第
4図に、スポットダイヤグラムは第5図にそれぞれ示す
とおりである。
横収差およびスポットダイヤグラムは光軸中心の物体面
と光軸中心から0.02mmはなれた物体面と光軸中心
から0.035mmはなれた物体面とにおける光線につ
いて示しである。
第6図は本発明の反射型顕微鏡対物レンズの第二の実施
例のレンズ構成を示している。
この対物レンズは、第一の実施例と同様に、凹面鏡L2
4、平面鏡L2m、凹面鏡Li2および凸面鏡L21か
らなっている。が、反射鏡LSI、L2□、L24は反
射面が非球面化され、反射鏡Lisのそれは平面のまま
になっている。諸元は第7図(a)に、非球面係数は第
7図(b)にそれぞれ示されているとおりである。この
対物レンズの性能は倍率が100倍、物体開口係数NA
J(NA=0.8、中心遮蔽率εがε=0.2である。
像面湾曲収差は第8図(a)に、歪曲収差は第8図(b
)に、横収差は第9図に、スポットダイヤグラムは第1
0図にそれぞれ示されている。横収差およびスポットダ
イヤグラムは光軸中心の物体面と光軸中心から0.02
mmはなれた物体面と光軸中心から01035mmはな
れた物体面とにおける光線について示しである。
第11図は本発明の反射型顕微鏡対物レンズの第三の実
施例のレンズ構成を示している。
この実施例も、前述の実施例と同様に、凹面鏡L3B、
平面鏡Lsa、凹面鏡Lm3および凸面鏡Ll+から構
成されている。前述の実施例との差異は平面鏡LM4に
ある。これまでの実施例では物体からの光が凸面鏡の外
側から第二の凹面鏡に入射している。が、この対物レン
ズでは第一の凹面鏡L31の中心に孔をあけて、光線が
第一の凹面鏡LB1の内側から第二の凹面鏡L13に入
射するようにさせている。中心遮蔽を小さくするために
、凹面鏡L3、と凸面鏡L11とを近接させて、周縁光
線と光軸との交わる点Pの位置がこれらの反射鏡L□、
L31の近くになるように、曲率半径と間隔とを決定し
ている。また、反射鏡Li4を非球面化することで、球
面収差を補正し、開口数をたかくしである。
そして、開口絞りSを凸面鏡LSIの近くの特定位置に
配置して、テレエフセントリック系となるようにしであ
る。このレンズの諸元は第12図(a)に、非球面係数
は第12図(b)に示すとおりである。性能は、開口数
NAがNA=0.8、中心遮蔽率εがε=0.2、倍率
が50倍である。
この実施例の対物レンズは、すべての反射鏡の中心に孔
がおいているため、物体からの光が直接結像面に到達し
、これが迷光となって、コントラストを低下させる。そ
こで、遮蔽板Eを配置し、迷光を除去している。なお、
中心遮蔽が大きくならないように、遮蔽板の位置および
大きさには注意が必要である。
像面湾曲収差は第13図(a)に、歪曲収差は第13図
(b)に、横収差は第14図に、そしてスポットダイヤ
グラムは第15図にそれぞれ示しである。横収差および
スポットダイヤグラムは光軸中心の物体面と光軸中心か
らの0.03mmはなれた物体面と光軸中心から0.0
5mmはなれた物体面とにおける光線について示されて
いる。
第16図、第17図(a)および第17図(b)は、本
発明の反射型顕微鏡対物レンズの第四の実施例における
レンズ構成、諸元および非球面係数それぞれを示してい
る。
この対物レンズは、第三の実施例と同様に、凹面鏡L4
11、平面鏡L 44、凹面鏡L4aおよび凸面鏡L4
1からなっている。が、凸面鏡L4□、凹面鏡L4、お
よび凹面鏡Lasは反射面が非球面化され、反射鏡L 
44のそれは平面のままになっている。性能は、倍率が
100倍、物体側開口数NAがNA=0.8、中心遮蔽
率εがε=0.2である。像面湾曲収差は第18図(a
)に、歪曲収差は第18図(b)に、横収差は第19図
に、スポットダイヤグラムは第20図に示すとおりであ
る。横収差およびスポットダイヤグラムは光軸中心の物
体面と光軸中心から0.03はなれた物体面と光軸中心
から0.05mmはなれた物体面とにおける光線につい
て示されている。
第21図、第22図(a)および第22図(b)は本発
明の反射型顕微鏡対物レンズの第五の実施例のレンズ構
成、諸元および非球面係数をそれぞれ示している。
この対物レンズは、第三および第四の実施例と同様に、
四枚の反射鏡Llll1%L114、Lss、LSlか
らなっているが、第三、第四の実施例の諸元を多少変更
した構成となっている。反射鏡L6□、L6m、Lll
sが非球面化され、開口絞りSが反射鏡L61に近接す
る特定の位置に配置されることでテレセントリック系と
させている。性能は、倍率が50倍、物体側の開口数N
AがNA=O18、中心遮蔽率εがε=0.2である。
像面湾曲収差は第23図(a)に、歪曲収差は第23図
(b)に、横収差は第24図に、そしてスポットダイヤ
グラムは第25図にそれぞれ示されている。横収差およ
びスポットダイヤグラムは光軸中心の物体面と光軸中心
から0.03はなれた物体面と光軸中心から0゜05m
mはなれた物体面とにおける光線について示しである。
第26図、第27図(a)および第27図(b)は本発
明の反射型顕微鏡対物レンズの第六の実施例レンズ構成
、諸元および非球面係数をそれぞれ示している。
この対物レンズは、非球面形状に関するデータをのぞい
て、第五の実施例と同様に構成されている。が、すべて
の反射鏡L61、L63、Ls4、Lasが非球面化さ
れている。像面湾曲収差は第28図(a)に、歪曲収差
は第28図(b)に、横収差は第29図に、そしてスポ
ットダイヤグラムは第30図に示しである。横収差およ
びスポットダイヤグラムは光軸中心の物体面と光軸中心
から0゜03mmはなれた物体面と光軸中心から0.0
5mmはなれた物体面とにおける光線について示しであ
る。
以上述べた実施例の対物レンズは、たがい開口数と小さ
い中心遮蔽率とをもつ、高解像度をねらった対物レンズ
である。そして、反射鏡のみからなっていて、屈折レン
ズが使用されていないため、赤外線から紫外線にいたる
あらゆる光を検出することができ。とくに、紫外線で検
出したときに、もっともたかい分解能を得ることができ
る。
つぎに、他の反射型顕微鏡対物レンズについて説明する
この対物レンズは、たとえば第31図に示すように、物
体側から順次に凹面鏡、平面鏡、凸面鏡で反射したのち
に結像するように構成することで、ペッツバール像面を
平坦にさせて、広い視野を得られようにするとともに、
−次の球面収差を零にさせて、球面反射鏡のみでもって
、開口数NAがNA=0.4を得られるようにしている
。詳しく説明する。
このためには、まず、平坦な像面を得られる反射鏡各々
の曲率半径を決定する。これは、各々の反射鏡の曲率半
径をR1、R3、R3としたときに、をみたすように、
各々の反射鏡の曲率半径をあたえることによって得られ
、このようにして、平坦な像面を得ることによって、広
視野を得られる。
さらに−次の球面収差が零となるように反射鏡の配置を
決定する。像面から順次に反射鏡の曲率を とし、反射鏡間の距離をd1、d2としたときに、近軸
光線追跡により、−次の球面収差が零となる条件は以下
のようになる。
−C13 +CtA ” (C+ +B) ”−Cs 
(A+2dJ) 2(2B+Cs (A+2d* B)
 )’:0                ・・・(
3)ただし、 A”1−2C1di B=C1−Ci+2CzCidz=CニーC,A特別な
例として、物体側から順次にふたつの凹面鏡と凸面鏡と
が同じ球面 (1+d2= −−) C1 であり、さらに、凸面鏡の曲率C2がC,=−1の場合
に、(3)式は (1−Cs)”+D”(A’+C5(CsD−2B)’
)=0   −C4)となる。
ただし、D=A−2B=−2(1+ci)d1+ 1 
+2Cxである。このようにして、−次球面収差を零と
することによって、球面反射鏡のみで球面収差を補正す
ることができるばかりか、式(2)を同時に満足させる
ことによって、球面反射鏡のみで広視野でかつ球面収差
のない対物レンズを得られる。
第31図および第32図は、以上にもとずく、対物レン
ズの具体例なレンズ構成および諸元を示している。レン
ズ自体は、前述のように、凹面鏡L?1、凸面鏡L12
、凹面鏡L−tsから構成されている。 ペッツバール
和Pは、 であり、はぼ零に等しい。また、−次の球面収差は式(
3)を満足させているため、球面反射鏡のみで球面収差
を補正することができている。
性能は、視野が0.4mm、物体側の開口数NAがNA
=0.4、倍率が100倍となっている。
像面湾曲収差は第33図(a)に、歪曲収差は第33図
(b)に、横収差は第34図に示されている。横収差は
光軸中心の物体面と光軸中心から0゜1mmはなれた物
体面と光軸中心から0.2mmはなれた物体面とにおけ
る光線について示されている。
ペッツバール和が零であり、−次の球面収差が零となる
光学系は本実施例以外の反射鏡の曲率半径と間隔との組
み合わせでも存在している。つぎにいくつかの例を説明
する。
第35図はそのようなレンズの構成を、第36図は諸元
を示している。この対物レンズも三枚の反射鏡L8□〜
Lu1lからなっている。反射鏡はすべて球面反射鏡で
ある。性能は、倍率が100倍、物体側の開口数NAが
NA=0.4、視野が0゜4mmである。像面湾曲収差
は第37図(a)に、歪曲収差は第37図(b)に、横
収差は第38図にそれぞれ示されている。横収差は光軸
中心の物体面と光軸中心から0.1mmはなれた物体面
と光軸中心から0.2mmはなれた物体面とにおける光
線について示されている。
第39図および第40図はさらに他のレンズ構成および
諸元を示している。この対物レンズも三枚の反射鏡Ls
i〜L、3から構成されているとともに、すべてが球面
反射鏡からなっている。性能は倍率が、100倍、物体
側の開口数NAがNA=0.4、視野がφ0.4mmで
ある。像面湾曲収差は第41図(a)に、歪曲収差は第
41図(b)に、横収差は第42図にそれぞれ示されて
いる。
横収差は光軸中心の物体面と光軸中心から0. 1mm
はなれた物体面と光軸中心から0.2mmはなれた物体
面とにおける光線について示されている。
これらの広視野タイプの対物レンズは、三枚の反射鏡光
学系からなっているため、このままでは物体面と像面と
が対物レンズにたいして同じ側になり、実用上、−枚の
反射鏡を追加するか、あるいは、ハーフミラ−を使用す
る必要がある。これは、たとえば第43図、第48図お
よび第52図に示すように、物体側からかぞえて最後の
凹面鏡をチルトさせて配置することで、あるいは、ハー
フミラ−を光路上に配置することによって達成すること
ができる。
第43図の反射型顕微鏡対物レンズは、第七の実施例を
基礎にしているもので、凹面鏡り、。5、凸面鏡り、。
4、凹面鏡L1゜、および平面鏡L1゜1から構成され
ている。これらのうち、反射鏡り、。
1、Ll。3は光軸にたいして角度5”チルトさせて配
置されている。開口絞りが特定の位置に配置され、テレ
セントリック系になっている。諸元は第44図に示すと
おりである。性能は、倍率が100倍、物体側の開口数
NAがNA=0.25である。視野はφ0.3mmを確
保している。像面湾曲収差は第45図(a)に、歪曲収
差は第45図(b)に、横収差は第46図に、スポッダ
イヤグラムは第47図にそれぞれ示されている。横収差
およびスポットダイヤグラムは光軸中心と光軸中心から
X方向に0.07mm、0.15mmはなれた点および
Y方向に0.07mm、0.15 m mはなれた点と
における光線について示されている。
第48図に示す本発明の反射型顕微鏡対物レンズも、第
七の実施例を基礎にしているもので、凹面鏡L11?、
凸面鏡Li18、凹面鏡L114、それに石英ガラスの
ハーフミラ−L、1.から構成されているとともに、開
口絞りSを特定の位置に配置することによってテレセン
トリック系とさせられている。像面はハーフミラ−L1
12によって取り出されている。諸元は第49図に示す
とおりである。このレンズの倍率は100倍、物体側の
開口数NAはNA=0.4である。横収差は第50図の
とおりである。が、ハーフミラ−L11!の存在によっ
て、色収差が発生するため、波長200゜250および
350nmについて示されている。
物体高は光軸中心と光軸中心から0.07mmおよび0
.15mmである。
第51図の反射型顕微鏡対物レンズは、第十−の実施例
と同じ構成をもっているが、反射鏡L8゜? 、Lz*
s 、L124を非球面化し、開口数を0゜4から0.
7と大きくさせである。諸元および非球面係数は第52
図(a)、(b)に示すとおりである。横収差は第53
図に示されている。
これらの対物レンズは、視野が広いことにくわえて、作
動距離が長いという特徴をもっている。
つぎに、いままで述べてきた反射型対物レンズにたいし
て好適な照明系について説明する。
第54図はそのような照明系の一例を示している。この
照明装置は第一の実施例の反射型対物レンズにたいする
もので、ランプ、コンデンサレンズおよび反射鏡を具備
している。対物レンズは全体を参照符号10、ランプは
11、コンデンサーレンズは12、そして、反射鏡は1
3で示されている。ランプ11からの光は、コンデンサ
ーレンズ12をとおり、反射鏡13で曲げられ、物体面
Pを照明する。反射鏡13は対物レンズの中心遮蔽部内
に配置されているため障害にならない。なお、反射鏡1
3は、かならずしも平面鏡である必要はなく、凹面鏡あ
るいは凸面鏡でもよく、コンデンサーレンズ12もミラ
ー系のものとさせることができる。
第55図は照明装置の他の実施例を示している。
この照明装置は反射型対物レンズの第三の実施例にたい
するもので、同様に、対物レンズ20のほかに、ランプ
21、コンデンサーレンズ22および反射鏡23を具備
している。ランプ21からの光は、コンデンサーレンズ
22をとおり、反射鏡23で光路を曲げられ、物体面を
照明する。反射鏡23は、対物レンズ20の中心遮蔽部
内にあり、障害とならないため、物体面の光が対物レン
ズを構成している反射鏡115、L 24、L2.、L
21にて反射せずに直接に像面に到達するのを防ぐこと
ができる。なお、反射鏡22がないときは、これにかわ
って、遮蔽板を配置する必要がある。
第56図は照明系のさらに他の実施例を示している。こ
の照明装置は反射型対物レンズの策士の実施例にたいす
るもので、対物レンズ30.ランプ31、コンデンサー
レンズ32および反射鏡33を具備している。ランプ3
1からの光は、コンデンサーレンズ32をとおり、反射
鏡33で光路を曲げられ、物体面を照明することができ
るようになっている。
第57図は本発明の対物レンズをもつ紫外線顕微鏡シス
テムを示している。図面において、参照符号40は本発
明による対物レンズ、41は紫外線を発生するランプ、
42はコンデンサーレンズ、43はハーフミラ−144
は紫外線用TV左カメラ45はモニタテレビジョン、4
6は試料、47は紫外線を透過させかつ可視光を吸収す
るフィルタである。ランプ41は紫外線放射強度の強い
もの、たとえば水銀キセノンランプからなっている。コ
ンデンサーレンズ42は、レンズ系でなく、ミラー系か
らなっていて、照明に色収差が発生しないようにさせで
ある。そして、ハーフミラ−43の材質は石英ガラスか
らなっている。
これにおいて、ランプ41からの光はフィルタ47には
いり、フィルタからでた紫外線はコンデンサーレンズ4
2で集光され、ハーフミラ−43をとおって、対物レン
ズ40に入射し、試料46を照射する。試料46は対物
レンズ40によって結像され、TV左カメラ4がこれを
撮影し、モニタテレビジョン45に表示する。対物レン
ズ40は、前述のように広帯域の紫外線を検出すること
ができるため薄膜の干渉を受けない。このため、とくに
集積回路用ウェハの検査において最適である。
[発明の効果] 本発明の反射型顕微鏡対物レンズは、以上説明したよう
に、開口数が大きく、しかも中心遮蔽率が小さくなるの
で、解像度をたかくさせることができる。
また、本発明の他の反射型顕微鏡対物レンズは、像面が
平坦であり、広視野で、しかも作動距離のながくさせる
ことができる。
さらにまた、本発明の反射型顕微鏡対物レンズ用落射照
明装置は、明るくかつ効率のよい照明をおこなうことが
できる。
さらにまた、本発明の反射型顕微鏡システムは、広帯域
の紫外線を使用することができるので、干渉縞のない、
解像度のたかい画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の反射型顕微鏡対物レンズの第一の実施
例の構成を断面にして示す説明図、第2図(a)は諸元
を示す図、第2図(b)は非球面係数を示す図、第3図
(a)、(b)は像面湾曲収差図と歪曲収差図、第4図
は横収差図、第5図はスポットダイヤグラムを示す図で
ある。 第6図は本発明の反射型顕微鏡対物レンズの第二の実施
例の構成を断面にして示す説明図、第7図(a)は諸元
を示す図、第7図(b)は非球面係数を示す図、第8図
は(a)、(b)は像面湾曲収差図と歪曲収差図、第9
図は横収差図、第10図はスポットダイヤグラムを示す
図である。 第11図は本発明の反射型顕微鏡対物レンズの第三の実
施例の構成を断面にして示す説明図、第12図(a)は
諸元を示す図、第12図(b)は非球面係数を示す図、
第13図(a)、(b)は像面湾曲収差図と歪曲収差図
、第14図は横収差図、第15図はスポットダイヤグラ
ムを示す図である。 第16図は本発明の反射型顕微鏡対物レンズの第四の実
施例の構成を断面にして示す説明図、第17図(a)は
諸元を示す図、第17図(b)は非球面係数を示す図、
第18図(a)、(b)は像面湾曲収差図と歪曲収差図
、第19図は横収差図、第20図はスポットダイヤグラ
ムを示す図である。 第21図は本発明の反射型顕微鏡対物レンズの第五の実
施例の構成を断面にして示す説明図、第22図(a)は
諸元を示す図、第22図(b)は非球面係数を示す図、
第23図(a)、(b)は像面湾曲収差図と歪曲収差図
、第24図は横収差図、第25図はスポットダイヤグラ
ムを示す図である。 第26図は本発明の反射型顕微鏡対物レンズの第六の実
施例の構成を断面にして示す説明図、第27図(a)は
諸元を示す図、第27図(b)は非球面係数を示す図、
第28図(a)、(b)は像面湾曲収差図と歪曲収差図
、第29図は横収差図、第30図はスポットダイヤグラ
ムを示す図である。 第31図は本発明の反射型顕微鏡対物レンズの第七の実
施例の構成を断面にして示す説明図、第32図は諸元を
示す図、第33図(a)、(b)は像面湾曲収差図と歪
曲収差図、第34図は横収差図である。 第35図は本発明の反射型顕微鏡対物レンズの第への実
施例の構成を断面にして示す説明図、第36図は諸元を
示す図、第37図(a)、(b)は像面湾曲収差図と歪
曲収差図、第38図は横収差図である。 第39図は本発明の反射型顕微鏡対物レンズの第九の実
施例の構成を断面にして示す説明図、第40図は諸元を
示す図、第41図(a)、(b)は像面湾曲収差図と歪
曲収差図、第42図は横収差図である。 第43図は本発明の反射型顕微鏡対物レンズの策士の実
施例の構成を断面にして示す説明図、第44図は諸元を
示す図、第45図(a)、(b)は像面湾曲収差図と歪
曲収差図、第46図は横収差図、第47図はスポットダ
イヤグラムを示す図である。 第48図は本発明の反射型顕微鏡対物レンズの策士−の
実施例の構成を断面にして示す説明図、第49図は諸元
を示す図、第50図は横収差図である。 第51図は本発明の反射型顕微鏡対物レンズの策士−の
実施例の構成を断面にして示す説明図、第52図(a)
は諸元を示す図、第52図(b)は非球面係数を示す図
、第53図は横収差図である。 第54図は、本発明の反射顕微鏡用落射照明装置の第一
の実施例の構成を示す説明図である。 第55図は、本発明の反射顕微鏡用落射照明装置の第二
の実施例の構成を示す説明図である。 第56図は本発明の反射顕微鏡用落射照明装置の第三の
実施例の構成を示す断面図である。 第57図は本発明の反射型顕微鏡システムの一実施例の
構成を示す説明図である。 第58図は本発明の反射型顕微鏡対物レンズにおける中
心遮蔽率を説明するための図、第59図は中心遮蔽率と
MTFとの関係を説明するための図である。 L11%  LllISLHSL41%  Lt2s 
 Lloas  L1+6°°。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、複数の反射鏡から構成されている反射型顕微鏡用対
    物レンズにおいて、ふたつの凹面鏡、平面鏡および凸面
    鏡からなり、これらの反射鏡が凹面鏡、平面鏡、凹面鏡
    、凸面鏡の順に反射したのちに結像をおこなうように配
    置されているとともに、第一番目の凹面鏡に物体から入
    射する光線が光軸となす角度をu、反射した光線が光軸
    となす角度u’としたときに、 |u|>|u’| なる条件を満足させていることを特徴としている反射型
    顕微鏡対物レンズ。 2、凸面鏡に一致して配置された開口絞りを具備してい
    る特許請求の範囲第1項に記載の対物レンズ。 3、凸面鏡の近くに配置された開口絞りを具備している
    特許請求の範囲第1項に記載の対物レンズ。 4、すくなくとも一部の反射鏡の反射面が非球面からな
    っている特許請求の範囲第1項に記載の対物レンズ。 5、複数の反射鏡から構成されている顕微鏡対物レンズ
    において、凹面鏡、凸面鏡および凹面鏡からなり、これ
    らの反射鏡が凹面鏡、凸面鏡および凹面鏡を順次に反射
    したあとに結像するように配置されているとともに、各
    々の反射鏡の曲率をC_1、C_2、C_3としたとき
    に、 −C_1+C_2−C_3=0 なる条件を満足させていることを特徴としている反射型
    顕微鏡対物レンズ。 6、像面側から順次に、各々の反射鏡の曲率をC_1、
    C_2、C_3とし、反射鏡間の距離をd_1、d_2
    としたときに、以下の条件を満足させている特許請求の
    範囲第5項に記載の対物レンズ。 −C_1^3+C_2A^2(C_1+B)^2−C_
    3(A+2d_2B)^2(2B+C_3(A+2d_
    2B))^2=0 ただし、 A:1−2C_1d_1 B=C_1−C_2+2C_1C_2d_1=C_1−
    C_2A7、凹面鏡、凸面鏡および凹面鏡からなり、こ
    れらの反射鏡が物体側から順次に凹面鏡、凸面鏡および
    凹面鏡を順次に反射したしたあとに結像するように配置
    された対物レンズを含み、光源と、前記対物レンズにお
    ける中心遮蔽部に関連する位置に配置され、光源からの
    光を物体に投射する反射鏡とを具備していることを特徴
    としている反射型顕微鏡用落射照明装置。 8、広帯域の紫外線を発生する光源と、光源からの紫外
    線を透過させるフィルターと、フィルタを透過した紫外
    線を物体にみちびく反射鏡と、ふたつの凹面鏡、平面鏡
    および凸面鏡からなり、これらの反射鏡が凹面鏡、平面
    鏡、凹面鏡および凸面鏡を順次に反射したのちに結像を
    おこなうように配置された対物レンズと、対物レンズに
    よって結像された像に関連する電気信号を出力する検出
    手段とからなることを特徴としている反射型顕微鏡シス
    テム。 9、複数の反射鏡から構成されている反射型顕微鏡用対
    物レンズにおいて、中心に開口をもつ第一の凹面鏡、中
    心に開口をもつ平面鏡、中心に開口をもつ第二の凹面鏡
    および凸面鏡からなり、これらの反射鏡が同軸に配置さ
    れているとともに、物体からの光線が平面鏡の中心開口
    をとおって第一の凹面鏡によって平面鏡にみちびかれた
    あと、第一の凹面鏡の中心開口をとおって第二の凹面鏡
    によって凸面鏡にみちびかれ、それから、第二の凹面鏡
    の中心開口をとおって結像するように配置され、中心遮
    蔽率εがε≦0.2に設定され、一部の反射鏡の反射面
    が非球面から構成されることによって、球面収差を補正
    され、第一番目の凹面鏡に物体から入射する光線が光軸
    となす角度をu、反射した光線が光軸となす角度u’と
    したときに、|u|>|u’| なる条件を満足させることによって、開口数を大きくさ
    せられ、凸面鏡に一致して配置された開口絞りを具備さ
    せることによって、テレエクセントリック系にさせられ
    ていることを特徴としている反射型顕微鏡対物レンズ。 10、複数の反射鏡から構成されている反射型顕微鏡用
    対物レンズにおいて、中心に開口をもつ第一の凹面鏡、
    中心に開口をもつ平面鏡、中心に開口をもつ第二の凹面
    鏡および凸面鏡からなり、これらの反射鏡が同軸に配置
    されているとともに、物体からの光線が平面鏡の中心開
    口をとおって第一の凹面鏡によって平面鏡に反射させら
    れ、凸面鏡の中心開口をとおって第二の凹面鏡によって
    第二の凹面鏡に反射させられたあと、第二の凹面鏡の中
    心開口にみちびかれるように配置され、中心遮蔽率εが
    ε≦0.2に設定され、一部の反射鏡の反射面が非球面
    から構成されることによって、球面収差を補正されてい
    るとともに、第一の凹面鏡に物体から入射する光線が光
    軸となす角度をu、反射した光線が光軸となす角度u’
    としたときに、なる条件を満足させることによって、開
    口数を大きくさせられ、開口絞りを凸面鏡の近くに位置
    させることによって、テレエクセントリック系にさせら
    れていることを特徴としている反射型顕微鏡対物レンズ
    。 11、光源と、前記対物レンズにおける中心遮蔽部に関
    連する位置に配置され、光源からの光を物体に投射する
    反射鏡とを含み、この反射鏡が第一の凹面鏡と平面鏡と
    のあいだに、中心開口内に位置して配置されている特許
    請求の範囲第10項に記載の対物レンズ。 12、光源と、前記対物レンズにおける中心遮蔽部に関
    連する位置に配置され、光源からの光を物体に投射する
    反射鏡とを含み、この反射鏡が第一の凹面鏡と凸面鏡と
    のあいだに、中心開口内に位置して配置されている特許
    請求の範囲第10項に記載の対物レンズ。 13、複数の反射鏡から構成されている顕微鏡対物レン
    ズにおいて、第一の凹面鏡、凸面鏡および第二の凹面鏡
    とからなり、これらの反射鏡が第一の凹面鏡、凸面鏡お
    よび第二の凹面鏡を順次に反射したしたあとに結像する
    ように配置されているとともに、像面側から順次に各々
    の反射鏡の曲率をC_1、C_2、C_3としたときに
    、−C_1+C_2−C_3=0 なる条件を満足させているとともに、像面側から順次に
    各々の反射鏡間の距離をd_1、d_2としたときに、 −C_1^3+C_2A^2(C_1+B)^2−C_
    3(A+2d_2B)^2(2B+C_3(A+2d_
    2B))^2=0 ただし、 A=1−2C_1d_1 B=C_1−C_2+2C_1C_2d_1=C_1−
    C_2Aなる条件を満足させていることを特徴としてい
    る反射型顕微鏡対物レンズ。 14、第一の凹面鏡および凸面鏡が同軸に配置され、第
    二の凹面鏡がこれらの反射鏡の光軸にたいしてチルトし
    て配置され、第一の凹面鏡が中心に開口をもち、第一の
    凸面鏡からの光線が前記中心開口をとおって第二の凸面
    鏡にむかうようにさせられているとともに、第二の凹面
    鏡からの光線を反射する平面鏡を具備している特許請求
    の範囲第13項に記載の対物レンズ。 15、第一の凹面鏡の凹面鏡が中心に開口をもち、第一
    の凹面鏡および凸面鏡が同軸に配置され、第二の凹面鏡
    および像面が同軸に配置され、これらの光軸が交差させ
    て配置されているとともに、凸面鏡によって反射された
    光線を第二の凹面鏡にみちびくハーフミラーを具備させ
    られ、凸面鏡によって反射された光線が前記中心開口を
    とおりかつハーフミラーにて反射して第二の凸面鏡にむ
    かい、第二の凸面鏡によって反射された光線がハーフミ
    ラーを透過して像面を形成している特許請求の範囲第1
    3項に記載の対物レンズ。 16、光源と、前記対物レンズにおける中心遮蔽部に関
    連する位置に配置され、光源からの光を物体に投射する
    反射鏡とを含み、この反射鏡が第一の凸面鏡と物体面と
    のあいだに、中心開口内に位置して配置されている特許
    請求の範囲第14項に記載の対物レンズ。 17、広帯域の紫外線を発生する光源と、光源からの紫
    外線を透過させるフィルターと、フィルタを透過した紫
    外線を物体にみちびく反射鏡と、凹面鏡、凸面鏡および
    凹面鏡からなり、これらの反射鏡が凹面鏡、凸面鏡およ
    び凹面鏡を順次に反射したしたあとに結像するように配
    置された対物レンズと、対物レンズによって結像された
    像に関連する電気信号を出力する検出手段とからなるこ
    とを特徴としている反射型顕微鏡システム。 18、検出手段が、紫外線に感度をもつTVカメラと、
    このカメラから信号によって物体の像を表示するモニタ
    テレビジョンとからなる特許請求の範囲第17項に記載
    の反射型顕微鏡システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0850246A (ja) * 1994-05-23 1996-02-20 Hughes Aircraft Co 補正ミラーを有する軸を外れた3ミラーアナスチグマート装置
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JP2010079257A (ja) * 2008-08-28 2010-04-08 Tohoku Univ 反射型投影光学装置

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