JPH0440739Y2 - - Google Patents

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JPH0440739Y2
JPH0440739Y2 JP17540187U JP17540187U JPH0440739Y2 JP H0440739 Y2 JPH0440739 Y2 JP H0440739Y2 JP 17540187 U JP17540187 U JP 17540187U JP 17540187 U JP17540187 U JP 17540187U JP H0440739 Y2 JPH0440739 Y2 JP H0440739Y2
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liner
interior material
lifter
longitudinal direction
rod mill
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はロツドミルのライナーに係り、とく
に、耐久性を増大させたロツドミルのライナーに
関する。
〔従来の技術〕
ロツドミルは円筒状の胴板の内面に、全面にわ
たり耐摩耗材料からなるライナーが配設されて、
ミル胴体が構成され、粉砕作用に伴う摩耗に対し
て胴板を保護するとともに、ライナーに設けられ
ているリフター部によつてミル胴体回転にともな
つて粉砕媒体であるロツドがミル胴体の回転方向
に掻上げられ、ミル胴板の頂部附近に達するとロ
ツドは砕料とともにミル胴体の下部に落下する。
かかるロツドの運動にともない、ライナー、ロツ
ドおよび砕料の相互における衝撃、摩擦などによ
り砕料の粉砕が行われる。
ロツドミルの長時間運転にともないライナー表
面の摩耗が進展してリフター部の高さも減耗する
こととなり、前記の掻上げ作用も低下するに至
り、ロツドミルの粉砕性能が減少する。
上記のライナーの耐用期間を延長させ、粉砕性
能を向上させるためライナーの改良についての提
案がなされている。
第6図は従来のロツドミルのライナーの構成を
しめしている。第6図において、10はライナー
をしめし、18はライナー10の上面であり、1
2はライナー10のリフター部であつてライナー
の長手方向に高さをもつて形成されている。20
はライナー10の底板をしめし、ロツドミルの胴
板に当設される。リフター部12の内部には内装
材14が埋設され、内装材14は上部14aにお
いて台形、下部14bにおいて矩形の断面形状を
なす柱状体であつて、リフター部12の長手方向
を指向して埋設されている。また、内装材14の
材料はライナー本体11の材料と異なる耐摩擦材
料が用いられている。16はライナー本体11と
内装材14との境界面をしめしている。
ロツドミルの長時間運転にともないライナー本
体11の表面の摩耗が進展し、鎖線A−Aにてし
めすごとくリフター12部の高さにも減少し、同
時に内装材14の摩耗も進展する。しかしなが
ら、内装材14の耐摩耗性はライナー本体11に
比して優れているので、ライナー本体11が摩耗
されても内装材14はリフター部12に埋設され
ているため、粉砕媒体であるロツドの掻上げ作用
はそのまま継続できて砕料の粉砕が行われて、結
果的に、ライナーの摩耗に対する耐久性を増大さ
せることができる(例えば特開昭60−238165号公
報など)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来のロツドミルのライナ
ーでは、リフター部12の長手方向のほぼ全長に
わたり、耐摩耗材料からなる内装材が用いられて
いるので、ライナーの鋳造作業にさいしリフター
部12の方向と直交方向における湯口および押湯
の配置において、充分な凝固調節によつて欠陥の
発生防止をはかる必要があり、また内装材の重量
も多大となるので生産コストを増大させてしま
う。さらに、リフター部12の摩耗が進展したさ
い、内装材14の下部14bが矩形の断面形状で
あるので境界面16から脱落してしまい、内装材
14の機能を発揮することができなくなると言う
問題があつた。
本考案はこのような従来の問題を解決するもの
であり、ライナーの鋳造作業時における欠陥発生
を低減できて、内装材の重量を低減でき、さら
に、ライナーの摩耗が進展したさいの内装材のラ
イナー本体からの脱落を防止することができる優
れたロツドミルのライナーを提供することを目的
とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記目的を達成するため、リフター部
を有するロツドミルのライナーであつて、該リフ
ター部の長手方向はロツドミルの長手方向と一致
して形成され、該リフター部の長手方向の両側部
近傍には、凹部がライナー底面に配設されるとと
もに、該凹部には台形柱状の内装材を嵌装して、
該内装材の下底はライナー底面に近設され、覆材
により内装材をライナー底面に封止するようにし
たものである。
〔作用〕
本考案は上記のような構成により次のような作
用を有する。すなわち、ライナーの鋳造作業にさ
いしライナーの長手方向の両側部近傍を回避して
ほぼ中央部の端面に湯口および押湯の配置ができ
て、指向性凝固による凝固調節が可能となるので
鋳造欠陥の発生を著しく低減することができる。
また、内装材はリフター部の長手方向の両側部近
傍にてライナー底面に配設された凹部内に比較的
短小長さをもつて嵌装されるので重量の低減が可
能となる。さらに、内装材は台形断面からなる柱
状体に形成されているので、ライナー本体の摩耗
が進展されたさいも内装材の側面がリフター部の
凹部に逆勾配のもとで支持されることになり、内
装材が露出される状態となつてもライナー本体の
境界面から脱落することが防止される。次いで、
内装材は上記の凹部内に嵌装された後、覆材の一
面が内装材の下底に接して取付けられ、覆材の他
面はライナー底面と一致するように形成されるの
で、内装材は確実に上記の凹部内に嵌装されたの
ち封止することができて、かつ、ライナーを支障
なく胴板に当接することができる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面について詳細に
説明する。第1図は本考案の一実施例に係るロツ
ドミルのライナーの一実施例の構成をしめすもの
である。なお、以下の説明において第6図と同一
の構成部材等には同一符号を付してその説明を省
略する。
第1図において、ライナー10はリフター部1
2を有しており、リフター部12の長手方向は、
X−X線にてしめされ、図示しないロツドミルの
長手方向と一致するように形成されて、ライナー
10はロツドミルの胴板に配列、取付けられる。
リフター部12の長手方向X−Xの両側部近傍
には凹部17,17がそれぞれライナー底面20
に配設されている。
凹部17,17内には台形断面を有し比較的短
小長さの柱状の内装材14,14がそれぞれ嵌装
されており、内装材14,14の下底はライナー
底面20に近設され、下底は覆材22の一面に接
して設けられ、覆材22の他面はライナー底面2
0と一致するように形成され、覆材22は凹部1
7,17の開口周縁において溶接され、内装材1
4,14の封止が行われている。24はライナー
10の上面18に設けられたボルト孔であり、ラ
イナー10を銅板に取付けるボルトが挿入され
る。
第2図は第1図のライナー10のリフター部1
2の長手方向X−Xのほぼ中央に位置するB−B
部における断面図をしめすものである。第2図に
おいて、リフター部12の内部には凹部を設ける
ことなく実体をなしており、ライナー10の長手
方向に直交する端面26および端面28には図示
することを省略した湯口および押湯がそれぞれ接
続されるように配置され、ライナー10の鋳造に
さいして、指向性凝固による凝固調節が可能とな
るので鋳造欠陥の発生を著しく低減することがで
きる。
第3図は第1図のライナー本体11のリフター
部12の長手方向の両側部近傍に位置するB−B
部における断面図をしめすものである。17は上
記のごとくリフター部12に設けられた凹部をし
めしている。凹部17の形状は、後述する第5図
にしめすごとき形状を有する内装材14が嵌装し
うるごとく内装材14の外形形状に適合するよう
形成されている。すなわち、凹部17は凹部17
の底部17aから頂部17bの開口に向つて傾斜
している傾斜面17eを有する台形断面17dか
らなり、かつ台形断面17dに直交した方向に短
少な長さを有している。なお、17cは頂部17
bとライナー底面20との稜線からなる開口周縁
をしめすものである。
第4図は第1図のライナー10のリフター部1
2の長手方向X−Xの両側部近傍に位置するC−
C部における断面図をしめすものである。第4図
において、凹部17には第5図にしめす内装材1
4が嵌装されている。はじめに、第5図にしめす
内装材にて説明する。内装材14は上記のライナ
ー本体11と異なる耐摩性材料からなり、その耐
摩耗性などの諸性状はライナー本体11と比較し
て優れたものが用いられ、鋳造などにより予め製
作される。
内装材14の外形形状は台形の断面形状のもと
で比較的短小長さからなる柱状に形成されてお
り、14cは上底、14dは下底、14e,14
eは傾斜部のそれぞれの面をしめしている。
再び、第4図において、内装材14の上底14
cは上記の凹部17の底部17aに、傾斜部14
e14eは上記の凹部17の傾斜面17e,17
eに一致されており、さらに、下底14dはライ
ナー底面20に近設されるように適合され嵌装さ
れる。覆材22は平板状からなり、覆材22の一
面22aは内装材14の下底14dに、他面22
bはライナー底面20と一致するように取付けら
れ他面22bの周縁22cは凹部17の開口周縁
17cとの間で開先をもつて溶接される。かくし
て、内装材14はライナー10の長手方向の両側
部近傍の凹部17,17内に嵌装され、ライナー
底面20に封止される。
ライナー10は銅板にボルトをもつて当設さ
れ、胴体は矢印Eの方向に回転されて粉砕媒体の
転動が行われ砕料が粉砕される。ロツドミルの長
時間運転にともない、ライナー10の表面の摩耗
が鎖線D−Dにしめすごとく進展してリフター部
12の高さをも減耗するにいたり、かかる摩耗の
進展によつて、内装材14も摩耗するとともに、
リフター部12に露出されるにいたる。ライナー
10が胴体の頂部附近に位置されたさいにも、内
装材14の傾斜部14e,14eは凹部17eの
傾斜面17e,17eによつて逆勾配のもとで支
持されることになり、内装材14の重量によつて
胴体内に脱落することが防止される。このように
ライナー10の摩耗が進展しても、内装材14が
凹部17から脱落することなく、さらに、砕料の
粉砕作用を継続することができるので、ライナー
10の耐久性を増大することができる。
このように、上記実施例によれば、ライナーの
鋳造作業にさいし、指向性凝固による凝固調節が
可能となるので鋳造欠陥の発生を著しく低減する
ことができ、また、比較的短小長さの複数の内装
材がリフター部の凹部内に嵌装されているので耐
摩耗材料の所要重量の低減が可能となる。さら
に、内装材は台形断面からなる柱状体に形成され
ているので、ライナーの摩耗が進展されたさい
も、ライナー本体から脱落することが防止され、
ライナーの耐久性を著しく増大することができ
る。次いで、内装材は覆材をもつて凹部内に嵌装
されたのち封止することができて、かつ、ライナ
ーを支障なく当接されて確実なミル胴体を形成す
ることができる。
本考案の実施態様は上記実施例のみに限定され
るものではなく、多くの態様が採用可能である。
〔考案の効果〕
本考案は上記実施例より明らかなように、ライ
ナーの鋳造作業にさいし、鋳造欠陥の発生を著し
く低減することができ、また、内装材の耐摩耗材
料の所要重量を低減することができ、さらに、ラ
イナーの耐久性を著しく増大することができて、
次いでライナーによつて確実なミル胴体を形成す
ることができるなど実用上、多大な効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例におけるロツドミル
のライナーの透視図、第2図は第1図のB−B部
におけるライナー本体の断面図、第3図は第1図
のC−C部におけるライナー本体の断面図、第4
図は第1図のC−C部におけるライナーの断面
図、第5図は第1図の内装材の透視図、第6図は
従来のロツドミルのライナーの断面図である。 10……ライナー、12……リフター部、14
……内装材、14d……下底、20……ライナー
底面、22……覆材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. リフター部を有するロツドミルのライナーであ
    つて、該リフター部の長手方向はロツドミルの長
    手方向と一致して形成され、該リフター部の長手
    方向の両側部近傍には、凹部がライナー底面に配
    設されるとともに、該凹部には台形柱状の内装材
    を嵌装して、該内装材の下底はライナー底面に近
    設され、覆材により内装材をライナー底面に封止
    したことを特徴とするロツドミルのライナー。
JP17540187U 1987-11-17 1987-11-17 Expired JPH0440739Y2 (ja)

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JP17540187U JPH0440739Y2 (ja) 1987-11-17 1987-11-17

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JP17540187U JPH0440739Y2 (ja) 1987-11-17 1987-11-17

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JPH0183448U JPH0183448U (ja) 1989-06-02
JPH0440739Y2 true JPH0440739Y2 (ja) 1992-09-24

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