JPH0440677Y2 - - Google Patents

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JPH0440677Y2
JPH0440677Y2 JP1987128559U JP12855987U JPH0440677Y2 JP H0440677 Y2 JPH0440677 Y2 JP H0440677Y2 JP 1987128559 U JP1987128559 U JP 1987128559U JP 12855987 U JP12855987 U JP 12855987U JP H0440677 Y2 JPH0440677 Y2 JP H0440677Y2
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JP
Japan
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steam
sterilization
pipe
drain pipe
sterilization container
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JP1987128559U
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JPS6434032U (ja
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  • Mushroom Cultivation (AREA)
  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、茸栽培農家等に於いて、えのき
茸、しめじ、その他の茸を栽培する為、広口瓶等
の培養容器に入れた、おが屑等の培養基を滅菌処
理するのに利用する茸培養基用蒸気滅菌装置の改
良に関し、トラツプの掃除を頻繁に行なわなくて
も、滅菌容器内に溜る凝縮水の排出を確実に行な
える様にするものである。
(従来の技術) えのき茸等の茸を栽培する場合、広口瓶等の培
養容器に、おが屑等を主体とする培養基を入れ、
この培養基で茸を成育させる様にしている。この
様にして茸栽培を行なう場合、培養基中で雑菌が
繁殖する事なく、茸が良好に成育する様に、予め
培養基を水蒸気により加熱滅菌処理する事が行な
われている。
この様な滅菌処理を行なう場合に使用する茸培
養基用蒸気滅菌装置として、例えば実開昭61−
139232号公報に記載されたものがある。この従来
公知の茸培養基用蒸気滅菌装置は、第2図に示す
様に、ボイラ(図示せず)に通じ、途中に開閉式
の蒸気弁2を設けた給蒸管3により、滅菌容器1
内に高温、高圧の水蒸気を送り込み自在としてい
る。4は滅菌容器1内に存在する水蒸気を屋外に
排出する為の排気管で、途中に開閉式の排気弁5
を設けている。又、滅菌容器1の底部には、途中
にトラツプ6を設けた排水管7の一端を開口させ
ている。
上述の様に構成される茸培養基用蒸気滅菌装置
により滅菌作業を行なう場合、先ず、排気管4の
途中の排気弁5を解放したままで、給蒸管3の途
中の蒸気弁2を開き、滅菌容器1内に高温、高圧
の水蒸気を送り込んで、滅菌容器1内の温度を
100℃程度に迄上昇させる。
その後しばらくの間、排気弁5を開放したまま
滅菌容器1内に高温の水蒸気を送り込む、所謂流
し焚き行程を行ない、滅菌容器1内の空気を排気
管4を通じて排出する。
この流し焚き行程の終了後、それ迄開いていた
排気弁5を閉じ、滅菌容器1内の圧力を上昇させ
る事により、この滅菌容器1内の温度を、滅菌の
為に必要な120℃程度に迄上昇させる。滅菌容器
1内の圧力は、図示しない調圧弁等により一定に
保たれる為、排気弁5を閉じた状態で水蒸気の供
給を継続する限り、滅菌容器1内の温度は120℃
程度の一定値に保たれる。
所定時間の滅菌行程を終了したならば、蒸気弁
2と排気弁5とを何れも閉じ、滅菌容器1内の温
度と圧力とを徐々に低下させるむらし行程を行な
つてから、排気管4の途中の排気弁5を開き、滅
菌容器1内に残留する水蒸気を大気中に放散す
る。
(考案が解決しようとする課題) ところが、上述の様に構成され作用する従来の
茸培養基用蒸気滅菌装置に於いては、次に述べる
様な不都合を生じる。
即ち、滅菌容器1内に送り込まれた水蒸気の一
部は、滅菌容器1の内壁面、或はこの滅菌容器1
内に収納された茸培養基に接触して凝縮し、途中
にトラツプ6を設けた排水管7を通じて排出され
るが、この凝縮水中には、茸培養基を構成するお
が屑等、多量の塵芥が含まれる場合が多い。
この様に多量の塵芥を含む凝縮水を、そのまま
排水管7を通じて排出した場合、上記塵芥が、排
水管7の途中に設けたトラツプ6に詰まり、この
トラツプ6を通じての凝縮水排出を不良にして、
滅菌作業中に滅菌容器の底部を凝縮水により水浸
しにする恐れがある。
本考案の茸培養基用蒸気滅菌装置は、上述の様
な不都合を解消するものである。
(課題を解決するための手段) 本考案の茸培養基用蒸気滅菌装置は、前述した
従来の滅菌装置と同様、第2図に示す様に、茸培
養基を出し入れ自在な滅菌容器1内にボイラで発
生した高温の水蒸気を、開閉自在な蒸気弁2を途
中に設けた給蒸管3を通じて送り込み自在として
いる。
更に、本考案の茸培養基用蒸気滅菌装置に於い
ては、第1図に示す様に、滅菌容器1の底部に溜
つた凝縮水を排出する排水管7の途中に開閉自在
な排水弁8を設けると共に、この排水弁8を短絡
する状態で、両端を排水管7の途中に接続するバ
イパス管9を設けている。
このバイパス管9は、排水管7よりも小径で、
排水管7の上方に位置する様に、且つ、その一部
が上記滅菌容器1の底面の高さ位置と同じか、こ
の底面よりも高い位置に存在する様にして、排水
管7に対し接続している。
この様なバイパス管9の途中には、トラツプ6
と、必要に応じて逆止弁10とを設け、排水管7
の途中の排水弁8の閉鎖時には、このバイパス管
9を通じて、滅菌容器1内の凝縮水の排出を行な
える様にしている。上記トラツプ6を設ける位置
は、滅菌容器1の底面と同じ高さ位置か、底面よ
りも少しだけ高い位置、即ち上記滅菌容器1の底
面よりも低くない位置とする。
(作用) 上述の様に構成される本考案の茸培養基用蒸気
滅菌装置により、茸培養基の滅菌処理を行なう場
合、先ず、排水管7の途中の排水弁8を開放した
ままで、給蒸管3の途中の蒸気弁2を開き、滅菌
容器1内に高温、高圧の水蒸気を送り込んで、滅
菌容器1内の温度を100℃程度に迄上昇させる昇
温行程を行なう。更に、その後しばらくの間、排
気弁5と開放したまま滅菌容器1内に高温の水蒸
気を送り込む、所謂流し焚き行程を行なつて、滅
菌容器1内の空気を排気管4を通じて排出する。
これら昇温行程と流し焚き行程との間に、給蒸
管3を通じて滅菌容器1内に送り込まれた高温の
水蒸気は、未だ完全に暖められていない滅菌容器
1の内面や茸培養基を入れた容器に接触して凝縮
し、滅菌容器1内には比較的多量の凝縮水が発生
する。
この比較的多量の凝縮水は、滅菌容器1の底面
に落ちている塵芥等と共に、排水管7を通じて滅
菌容器1外に排出される。排水管7は比較的大径
で、その途中に設けられた排水弁8も、単に開閉
を制御するだけの単純な構造のものである為、こ
の塵芥を含んだ凝縮水排出の際に、塵芥により排
水管7等が詰まる事はない。
又、途中にトラツプ6を設けたバイパス管9
は、排水管7よりも小径で、しかも排水管7より
も高位置に設けている為、多量の塵芥を含む凝縮
水がバイパス管9内に進入する程度は少ない。
更に、仮に塵芥を含む凝縮水がバイパス管9内
に進入したとしても、上記滅菌容器1の底面と同
じか、これよりも高い位置に設けたトラツプ6に
迄、この塵芥を含む凝縮水が達する事がない。
流し焚き行程の終了後、それ迄開いていた排気
弁5を閉じ、滅菌容器1内の圧力を上昇させる事
により、この滅菌容器1内の温度を、滅菌の為に
必要な120℃程度に迄上昇させる滅菌行程を行な
うが、この滅菌行程を行なう場合には、排水弁8
を閉じておく。
排水弁8を閉じる事により、滅菌容器1から排
水管7内に流れ込んだ凝縮水は、途中にトラツプ
6(更には逆止弁10)を設けたバイパス管9を
通じて排出される。
滅菌行程時に滅菌容器1内から排出される凝縮
水の量は、前記昇温行程及び流し焚き行程時に排
出される凝縮水の量に比較して少なく、しかも滅
菌作業の開始時点に於いて滅菌容器1内に存在し
た比較的多量の塵芥は、昇温行程及び流し焚き行
程時に、既に大径の排水管7を通じて排出されて
いる為、トラツプ6が詰まる事はない。
(考案の効果) 本考案の茸培養基用蒸気滅菌装置は、以上に述
べた通り構成され作用する為、簡単な構成で安価
に構成出来るにも拘らず、凝縮水排出用のトラツ
プが詰まる事を有効に防止して、トラツプの掃除
を頻繁に行なわなくても、滅菌作業時に滅菌容器
の底部が、凝縮水により水浸しになる事を防止出
来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の茸培養基用蒸気滅菌装置の要
部を示す、第2図のA部に相当する回路図、第2
図は従来の茸培養基用蒸気滅菌装置の回路図であ
る。 1……滅菌容器、2……蒸気弁、3……給蒸
管、4……排気管、5……排気弁、6……トラツ
プ、7……排水管、8……排水弁、9……バイパ
ス管、10……逆止弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 茸培養基を出し入れ自在な滅菌容器と、この滅
    菌容器内にボイラで発生した高温の水蒸気を送り
    込む為の給蒸管と、この給蒸管の途中に設けられ
    た、開閉自在な蒸気弁とを備えた茸培養基用蒸気
    滅菌装置に於いて、上記滅菌容器の底部にその上
    端部を接続して、上記底部に溜つた凝縮水を排出
    する排水管と、この排水管の途中に設けられた、
    開閉自在な排水弁と、この排水弁を短絡した状態
    で両端を上記排水管の途中に接続すると共に、こ
    の排水管よりも高い位置に配置された、上記排水
    管よりも小径のバイパス管と、このバイパス管の
    途中で、上記滅菌容器の底面よりも低くない部分
    に設けられたトラツプとを備えた事を特徴とす
    る、茸培養基用蒸気滅菌装置。
JP1987128559U 1987-08-26 1987-08-26 Expired JPH0440677Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987128559U JPH0440677Y2 (ja) 1987-08-26 1987-08-26
US07/234,957 US4915606A (en) 1987-08-26 1988-08-22 Steam sterilizing apparatus for mushroom culture medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987128559U JPH0440677Y2 (ja) 1987-08-26 1987-08-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6434032U JPS6434032U (ja) 1989-03-02
JPH0440677Y2 true JPH0440677Y2 (ja) 1992-09-24

Family

ID=31382012

Family Applications (1)

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JP1987128559U Expired JPH0440677Y2 (ja) 1987-08-26 1987-08-26

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57153839A (en) * 1981-03-03 1982-09-22 House Food Industrial Co Germless filler
JPS6041963U (ja) * 1983-08-26 1985-03-25 シャープ株式会社 転写器の位置決め装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57153839A (en) * 1981-03-03 1982-09-22 House Food Industrial Co Germless filler
JPS6041963U (ja) * 1983-08-26 1985-03-25 シャープ株式会社 転写器の位置決め装置

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Publication number Publication date
JPS6434032U (ja) 1989-03-02

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