JPH0440645Y2 - - Google Patents

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JPH0440645Y2
JPH0440645Y2 JP1986045299U JP4529986U JPH0440645Y2 JP H0440645 Y2 JPH0440645 Y2 JP H0440645Y2 JP 1986045299 U JP1986045299 U JP 1986045299U JP 4529986 U JP4529986 U JP 4529986U JP H0440645 Y2 JPH0440645 Y2 JP H0440645Y2
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JP
Japan
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ray
thickness
optimal
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fluoroscopy
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JP1986045299U
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JPS62157511U (ja
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  • Radiography Using Non-Light Waves (AREA)
  • X-Ray Techniques (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、X線TV透視システムを備えたX
線写真撮影装置に関する。
従来の技術 X線TV透視システムを備えたX線写真撮影装
置では、X線TV透視システムで透視を行なつて
必要と思われる部位を探しタイミングを計つてX
線写真を撮影し、後にこのX線写真により診断を
行なうようにしている。
この場合、最適なX線写真を得るためには、そ
の撮影系(X線管、被写体、フイルム、感光紙
等)に最も適した撮影条件(X線管電圧、管電
流、曝射時間)を設定する必要がある。
一方、X線TV透視システムでは、X線TVモ
ニタの画像が一定の輝度となるようにするX線管
電圧の制御系が備えられている。
そこで、本考案者等は、透視時の管電圧が被写
体厚さに対応していることに着目して、あらかじ
め基準物体等を用いて各被写体厚さに関して最適
な撮影条件を設定・記憶しておいて、後に実際の
被写体の透視を行なつたときに自動的に制御され
る透視条件から被写体厚さを媒介項として最適撮
影条件を読み出し、これに基づき撮影すれば、常
に最適なX線写真が得られる、というX線写真撮
影装置を発明し、出願している(特開昭58−
116530)。
これによると、あらかじめ各被写体厚さ毎の撮
影条件を設定する際に、その撮影系特有の個別的
な相違や医師の好みをも反映させることが可能
で、このような設定を行なえば、真の意味で最適
なX線写真を得ることができるという利点があ
る。
考案が解決しようとする問題点 しかし、X線焦点と受像面との距離(以下SID
という)は常に一定であるわけではない。たとえ
ば、循環器検査において、関心部位を透視した
後、フイルムを被写体から大きく離して拡大撮影
する術式がある。また、この逆にフイルムを被写
体に著しく近づける場合も考えられる。
ところが、従来のX線写真撮影装置では、透視
時のX線管とII(イメージインテンシフアイア)
との距離(これをSID(F)とする)と撮影時に
X線管とフイルムとの距離(これをSID(R)と
する)との関係が一定の関係となつていることが
前提となつているため、SID(R)が大きくされ
た術式では線量不足となり、SID(R)が小さく
された術式では線量過多となつて最適X線写真が
得られないという不都合がある。
この考案は、本考案者等が提案したX線写真撮
影装置をさらに発展させ、SID(R)が通常と異
なつた場合でも最適なX線写真が常に得られるよ
う改善することを目的とする。
問題点を解決するための手段 この考案によるX線TV透視システムを備えた
X線写真撮影装置は各被写体厚さに関してあらか
じめ定められた最適撮影条件を記憶している記憶
手段と、X線TV透視システムによる透視時の管
電圧から被写体厚さを求め、この被写体厚さによ
り上記記憶手段より最適撮影条件を読み出す手段
と、撮影時のSID(R)を検出する手段と、上記
読み出された最適撮影条件を上記の検出された
SID(R)に応じて修正する手段とを有する。
作 用 実際に撮影する時のSID(R)が検出されれば、
あらかじめ最適条件を設定した時のSID(R)と
の比から、X線量は距離の逆2乗に比例するとい
う法則を用いて、管電圧(KV)や管電流・曝射
時間積(mAs)等の撮影条件を修正することが
できる。
実施例 第1図において、X線写真撮影装置1よりX線
管2に高電圧が加えられてX線管2から被写体
(患者身体)3に向けてX線が曝射され、被写体
3を透視したX線がその背後に配置された撮像系
(II、TVカメラ等よりなる)に入射して、透視像
がTVモニタ5に写し出される。
医師はこのTVモニタ5上の透視像を見なが
ら、フイルム撮影すべき部位を探し、所望のタイ
ミングで撮影ボタン(図示しない)を押す。する
と、フイルム保持装置6がフイルム移動装置7に
よつて被写体3の背後位置61に送り込まれ、フ
イルムへの写し込みが行なわれる。
TV撮像系による透視の場合と、フイルムへの
撮影の場合とでは感度その他が異なるため、X線
高電圧装置1は撮影制御装置8、透視制御装置9
によつてそれぞれの場合に応じて制御されてい
る。TV透視時にはTVモニタ5に一定の輝度の
像が表われるよう輝度信号が帰還回路10によつ
て透視制御装置9に帰還されて管電圧が変化させ
られ、輝度の自動調整が行なわれている。被写体
3が厚くて撮像系4に入射するX線量が少ない場
合には輝度が低下するので、管電圧が上昇させら
れ、この不足分が補償される。そのため、透視時
の管電圧FKVは被写体厚さに対応していること
になり、それらの間には、ある一定の管電流
FmAのとき、第2図のような関係がある。
一方、メモリ12にはあらかじめ基準物質より
なるフアントムを用いるなどして種々の厚さの被
写体について、最適のフイルム撮影条件、たとえ
ばRKV(撮影時の管電圧)やmAsが設定・記憶
させられている。そしてこれらの撮像条件は、第
3図、第4図のように被写体厚さに一意的に対応
している。
したがつて、実際の被写体3を透視していると
きの管電圧が分れば、それから被写体厚さが分
り、その被写体厚さを指標としてフイルム撮影の
ための最適条件を探すことが可能である。そこ
で、透視制御装置9より得た透視管電圧FKVに
対応する信号をCPU11に送り、メモリ12よ
り最適条件を読み出し、撮影制御装置8に送つて
撮影時のRKVまたはmAsを制御することによつ
て、最適なX線写真を得ることができる。
ところで、特殊な術式の場合、通常の被写体背
後位置61にフイルムを配置するのでなく、離れ
た位置62等に置いたりX線管2が移動させられ
たりすることがある。あらかじめメモリ12に記
憶させられる最適条件は単にフイルムが通常位置
61すなわちSIDがSID(R)0である場合について
のものであるため、このような場合には不都合が
生じることになるが、この不都合を避けるため、
フイルム移動装置7よりフイルムの位置、すなわ
ちX線管2からフイルムまでの距離SID(R)を
示す信号をCPU11に送る。CPU11は、メモ
リ12から読み出した最適撮影条件を、X線量は
距離の逆2乗に比例する法則を用いて修正する。
たとえば、通常位置61のSID(R)0において設
定されている最適撮影条件mAs0を、 mAs1=mAs0×[{SID(R)1}/{SID(R)0}]2 の式で修正し、SID(R)1の位置62での最適撮
影条件mAs1を求める。こうして求められた最適
撮影条件は撮影制御装置8に送られて最適撮影条
件が自動的に設定される。
なお、上記ではmAsを修正したが撮影管電圧
RKVを同様に逆2乗側により修正してもよい。
考案の効果 この考案に係るX線写真撮影装置によれば、透
視時の管電圧から被写体厚さを求め、この被写体
厚さによりメモリより最適撮影条件を読み出し、
これを撮影時のX線焦点・受像面間距離に応じて
修正するため、撮影時のフイルムの位置がメモリ
に最適撮影条件を記憶させる際の位置と異なつて
いても常に最適X線写真を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例のブロツク図、第
2図は被写体厚さと透視管電圧との関係を示すグ
ラフ、第3図は被写体厚さと撮影管電圧との関係
を示すグラフ、第4図は被写体厚さと撮影条管電
流・曝射時間積との関係を示すグラフである。 1……X線高電圧装置、2……X線管、3……
被写体、4……撮像系、5……TVモニタ、6…
…フイルム保持装置、7……フイルム移動装置、
8……撮影制御装置、9……透視制御装置、10
……帰還回路、11……CPU、12……メモリ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. X線TV透視システムを備えたX線写真撮影装
    置において、各被写体厚さに関してあらかじめ定
    められた最適撮影条件を記憶している記憶手段
    と、X線TV透視システムによる透視時の管電圧
    から被写体厚さを求め、この被写体厚さにより上
    記記憶手段より最適撮影条件を読み出す手段と、
    撮影時のX線焦点・受像面間距離を検出する手段
    と、上記読み出された最適撮影条件を上記の検出
    された距離に応じて修正する手段とを備えること
    を特徴とするX線写真撮影装置。
JP1986045299U 1986-03-27 1986-03-27 Expired JPH0440645Y2 (ja)

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JP1986045299U JPH0440645Y2 (ja) 1986-03-27 1986-03-27

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JP1986045299U JPH0440645Y2 (ja) 1986-03-27 1986-03-27

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JPS62157511U JPS62157511U (ja) 1987-10-06
JPH0440645Y2 true JPH0440645Y2 (ja) 1992-09-24

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ID=30863912

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011147615A (ja) * 2010-01-21 2011-08-04 Toshiba Corp X線透視撮影装置

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