JPH0440486Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 本考案は、製作方法が簡単でしかも応用範囲の
広い小物入れに関するものである。

〔従来の技術〕

従来の小物入れの袋は、円形の布地の周囲に紐
通し部を設けて紐を挿通したり、円周のやや内周
に、紐通し部を設け、その紐を結ぶか、或いは任
意形の底板に長方形の布地を接続し、布地の上端
に紐通し部を設けたものであつた。

〔考案が解決しようとする問題点〕

本考案は、時代の推移に従い、消費者の好みが
多様化している現状に鑑みて、従来見慣れた感覚
のものでなく、新鮮で美しく、且つ応用範囲の広
い小物入れを提供するものである。

〔問題を解決する為の手段〕

本考案は以上の問題点に鑑みてなされたもの
で、多角形の布地の外周に、任意形の突出片を突
出させて、これを折り曲げて、折り曲げた多角形
の内周にミシンにより、紐通し部を設け、これに
紐又はゴムテープを挿通して、突出片の折り曲が
つた、新しい感覚の小物入れを構成したものであ
る。

〔作用、効果〕

本考案は、表裏同一の素材や、表裏異なつた素
材を使用し、又、布地や、合成樹脂地等を使用し
て構成すれば、同一の製作方法でも、全く異なつ
た感覚の製品となり、また紐の長短によつてもそ
の用途を変化させることができる。又表裏を異な
つた色彩、模様とした時は、その取り合わせによ
つて美的効果を増大し、裏返して、変化を楽しむ
こともできる。

本考案の製品に、リボン、造花等の装飾を付す
ことにより、各種、多様に製品を簡単に製作し得
るものである。

〔実施例〕 一実施例を図について説明すれば、布地の素材
を５角形１に形成し、この各辺の外周に略半円形
の同形の突出片２，２を突出させる。この突出片
２を多角形の外周から同一方向に折り返す（第２
図参照）。折り返した多角形の各辺の内側に適宜
巾にミシンをかけて、紐通し部３を形成する。こ
の紐通し部３に紐４を挿入し、二個所で紐４を結
ぶ。ゴムテープ４を入れて伸縮自在な口に構成し
てもよい。

素材は、布、不織布、合成樹脂をコーテイング
した布、合成樹脂地等を使用し、表裏が使える素
材なら、用途によつては、一枚仕立てにしても良
いし、表裏の異なつた素材を使用しても良いし、
更に表裏二枚仕立てにしても良いこと当然で、用
途と目的によつて素材を選定すれば良い。

又、本実施例では、多角形の各辺の外周の内側
にミシンをかけて紐通し部３を形成したが、紐通
し部３は本実施例に限らず、テープ、或いは編み
紐によつて紐通し部３を形成しても良い。

〔作用、効果〕

本考案による小物入れは、使用目的に応じて大
小任意大に製作すること容易であり、紐の長短に
よつては手提げにもなり、又鞄やハンドバツグに
納まる小物入れにもなる。素材を豪華なものにす
れば、高級なパーテイに通用する手提げともな
る。

紐４を挿通した場合は結ぶことになるが、ゴム
テープ４を挿入した場合は、開口部が伸縮自在と
なるから壜や、容器のカバーともなり、室内用の
アクセサリーとして使用することも可能である。

更に、折り返した突出片２は、素材、用途によ
り半円形、三角形、或いは三角に丸みを帯びた形
状など、デザインの変化も自在で、構造、製作が
簡単で応用範囲の広範な、小物入れを提供できる
効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は展開平面図、第２図は突出片を折畳ん
だ底面図、第３図は突出片を折畳んだ平面図、第
４図は突出片を三角とした展開平面図、第５図は
突出片を三角形として折畳んだ平面図、第６図は
紐通し部にゴムを入れた平面図。第７図は紐を結
んだ平面図。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 布地、不織布又は合成樹脂をコーテイングし
   た布地、或いは合成樹脂地を素材とし、多角形
   の夫々の外周辺を、任意形状に突出させ、前記
   各突出片を多角形の外周より、同一面に折り曲
   げて後、多角形の外周部に沿つて紐通し部を設
   け、該紐通し部に紐又はゴムテープを挿通した
   ことを特徴とする小物入れ。 (2) 多角形の夫々の外周から突出させる突出片の
   形状を、略半円形とすることを特徴とする前記
   実用新案第１項の小物入れ。 (3) 多角形の夫々の外周から突出させる突出片の
   形状を、略三角形とすることを特徴とする前記
   実用新案第１項の小物入れ。 (4) 表面と裏面とが同一色彩又は模様によつて構
   成される、前記実用新案登録請求の範囲第１項
   の小物入れ。 (5) 表面と裏面とが、異なつた色彩又は模様によ
   つて構成される、前記実用新案第１項記載の小
   物入れ。