JPH0440368Y2 - - Google Patents

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JPH0440368Y2
JPH0440368Y2 JP1984199591U JP19959184U JPH0440368Y2 JP H0440368 Y2 JPH0440368 Y2 JP H0440368Y2 JP 1984199591 U JP1984199591 U JP 1984199591U JP 19959184 U JP19959184 U JP 19959184U JP H0440368 Y2 JPH0440368 Y2 JP H0440368Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 (産業上の利用分野) この考案は地上設置形の気中多回路開閉器、高
圧引込開閉器等における外箱の施錠装置に関する
ものである。
(従来技術) 従来気中多回路開閉器の外箱前面には例えば左
右一対の開閉扉が観音開き可能に設けられ、その
開閉扉の上下両部には開閉扉を閉じ状態にロツク
する一対の施錠装置が設けられている。この施錠
装置は開閉扉に対し回動可能に設けられた操作部
材をロツク方向(すなわち、上部に設けられる施
錠装置にあつては上へ向かう回動方向、又、下部
に設けられる施錠装置にあつては下へ向かう回動
方向)に操作回動することにより、操作部材の内
端に設けられたロツク部材を同方向に回動し、外
箱の開口部上下両周縁部裏面側にて係止するもの
である。
そして、開閉扉の下部に設けられる施錠装置に
おいてはロツク部材の非ロツク位置とは自重に抗
して上方に回動された状態となつている。この状
態で開閉扉を開閉することにより、その非ロツク
状態位置にあるロツク部材が外箱の開口部下部周
縁部に干渉されないようになつている。
(考案が解決しようとする問題点) ところが開放状態の開閉扉を閉じる際に前記開
閉扉の下部に設けられた施錠装置を非ロツク状態
に位置させている場合には問題はないが、なんら
かの理由で非ロツク状態位置にあるロツク部材が
自重により回動してロツク位置状態のまま開閉扉
を閉じた場合には前記開口部下部周縁に衝接し、
同開口部下部周縁が損傷を受ける虞がある。
考案の構成 (問題点を解決するための手段) この考案は前記問題点を解消するためになされ
たものであつて、この考案は外箱の開口部を開閉
する開閉扉の下部に設けた施錠装置において、操
作部材を開閉扉に対し外部操作可能にかつ回動可
能に設け、操作部材の内端にはロツク部材を前記
開口部の下部周縁部の裏面に対しロツク係止可能
に設け、前記ロツク部材にはロツク部材を非ロツ
ク位置又はロツク位置へ付勢回動するトグル機構
を設けたことをその要旨とするものである。
(作用) 開放された開閉扉において下部の施錠装置のロ
ツク部材はトグル機構により付勢され非ロツク位
置状態に保持されるので、開放状態の開閉扉を閉
じる場合に開口部下部周縁に衝接することがな
い。
(実施例) 以下、この考案を多回路開閉器に具体化した一
実施例を第1図〜第22図に従つて説明する。
開閉器の外箱1はその前側壁1aには四角形状
の開口部2が設けられ、その開口部2の四方周縁
部には断面L字状の水切り突条3が前方へ突設さ
れて四角環状に形成されている。第3図及び第4
図において同水切り突条3の前面は四角環状の当
接部3aとなつている。又、上部の水切り突条3
の中央部下面及び下部の水切り突条3の中央部上
面には断面半円弧状の受け金具4が一対固設され
ている。
さらに、外箱1の前面両側部上下方向にはヒン
ジ5が複数個固設され、そのヒンジ5に対し開口
部2を覆う左右一対の開閉蓋6A,6bが開閉回
動可能に軸支されている。
開閉扉6Aについて説明すると、開閉扉6Aは
有蓋四角箱状に形成され、その内側面には前記開
口部5内に臨む断面チヤンネル状の補強枠7が溶
接により四角枠状に固着されるとともに、同補強
枠7外周を囲むように開閉扉6Aの内側面にはパ
ツキン8が接着剤により接着固着され、同パツキ
ン8は前記開閉扉6Aが開口部2を閉じたときに
前記水切り突条の当接部3aに対し当接可能にな
つている。なお、開閉扉6Aの内側面においてヒ
ンジ側側部の上下方向に延出するパツキン8及び
上部に左右方向に延出するパツキン8の外方には
パツキン8の側方に当接する断面L字状の規制片
9が溶接により複数個固着されている(第5図及
び第10図参照)。
第8図において前記開閉扉6Aの召し合せ側部
において外箱1へ突出する側片10はその一部が
切り欠き形成されてコ字状の係合溝11が設けら
れ、開閉扉6Aを閉じた時に前記上部の水切り突
条3が係入できるようになつている。又、第4
図、第5図及び第7図に示すように前記開閉扉6
Aにおいて召し合せ側部側内面には側片10を迂
回するように断面逆J字状の召し合せ部材12が
固着されて上下方向に延出され、その上下両端は
開閉扉6Aを閉じた際に前記上下一対の受け金具
4の凹部内面にて当接可能になつている。なお、
同召し合せ部材12の上下両端部は円弧状に形成
されるとともに、両端部以外はチヤンネル状に形
成されている。そして、前記召し合せ部材12に
おいて後記する開閉扉6B側の外周面には断面V
字状の水切りパツキン13が上下方向に延出され
るように固着されている。
開閉扉6Bは前記開閉扉6Aとほぼ左右対称状
に設けられているため、相当する構成については
同一符号を付し異なるところのみ説明する。
開閉扉6Bにおいてその召し合せ側部の側片1
4外面には断面L字状の召し合せカバー部材15
が固着されて上下方向に延出されるとともに、同
召し合せカバー15の上端には上部片15aが一
体に形成され、前記開閉扉6Aと互いに召し合せ
た時に第7図及び第9図に示すように同開閉扉6
Aの召し合せ側部縁前面及び上面を覆うようにな
つている。
又、第9図において召し合せ側部の側片14に
沿つて上下方向に伸びるパツキン8は前記開閉扉
6Aにおける召し合せ部材12の当接端部12a
に当接するようになつている。さらに、同パツキ
ン8と側片14との間にはパツキン板16が挟着
状に固着され、その先端部は開閉扉6Bを閉じ状
態にしたときに前記召し合せ部材12の内周面に
当接しするようになつている。
従つて、両開閉扉6A,6Bは互いに召し合せ
れ、かつ後記する施錠装置L1〜L4により施錠
された状態で外箱1内の内圧が上昇した場合、図
示しない放圧機構が良好に作動しない際に召し合
せカバー15が開閉扉6Aの召し合せ側部縁前面
及び上面を覆うように配置されるため、内圧は召
し合せカバー15と開閉扉6Aとの間から側方へ
放出される。
次に前記開閉扉6A,6Bを閉じ状態にロツク
する施錠装置L1〜L4について説明する。
まず施錠装置L1を第11図から第14図に従
つて説明する。
施錠装置L1は開閉扉6Aの前面上部において
召し合せ側部寄りに設けられている。この施錠装
置L1の軸受18は開閉扉6Aの前面パネル17
及び補強枠7間に固着され、その軸受18の軸受
孔18aはその外端部に係止段部19が形成され
るとともに、操作部材としての回動ロツド20が
回動可能に支承されている。回動ロツド20の外
端部外周には係止フランジ21が形成され、前記
軸受18の係止段部19に対しOリング22及び
座金23を介して係止される。又、前記回動ロツ
ド20の外端面には操作端部としての正三角柱状
の係合突部24が形成され、その先端部は軸受1
8から外方に突出されている。
回動ロツド20の内端外周にはネジが螺刻さ
れ、そのネジに対しロツク部材としてのロツク板
25が螺合されるとともに、同ロツク板25に対
し弾性的に当接するバネ座金26を間にして締付
ナツト27が螺合されている。このロツク板25
は開閉扉6Aを閉じた時外箱1における前側壁1
aの上部裏面に配置された補強板28に対し摺動
し係止可能になつている。なお、ロツク板25の
開閉扉6A側側面において上部縁及びロツク方向
側側縁には斜状の面取り29が施され、ロツク板
25をロツク方向に回動したとき、ロツク板25
を円滑にガイドして前記補強板28に係止するよ
うになつている。
前記ロツク板25において補強板28に係合す
るロツク面には係止段部30を備えた取付孔31
が透設され、その反ロツク面側におけるその取付
孔31の開口部を覆うようにチヤンネル状の覆い
片32がロツク板25の両側部にてビス33着さ
れている。
前記取付孔31内には当接部材34が配設さ
れ、その先端部は半円球状に形成されるとともに
取付孔31から出没可能に設けられている。そし
て、当接部材34の基端部外周には係止フランジ
35が形成され、同係止フランジ35にて前記係
止段部30に係止可能になつている。又、前記係
止フランジ35と覆い片32との間にはスプリン
グ34aが介在配置され、前記当接部材34を常
に開閉扉6A側方向へ付勢するようになつてい
る。
開閉扉6A前面には前記軸受18の外端面及び
回動ロツド20における係合突部24先端部を覆
うように円錐台形状のカバー36がビス37着さ
れている。同カバー36の中央部には前記係合突
部24が係入される断面円形状の係合孔38が形
成され、同係合孔38の先端部内周とカバー24
の外周間には円弧状に切欠き形成されたガイド溝
39が設けられている。
前記係合突部24の一側面はロツク確認面24
aとして切欠形成され、第16図においてロツク
板25が完全ロツク位置のときには前記ガイド溝
39に相対するようになつている。
又、カバー36の先端面には円板形状の蓋40
がその下部にて軸41により若干の遊動かつ回動
可能に支持されている。なお、第13図において
軸41はその基端部が係止段部42を備えた軸受
孔43に回動可能に挿入され、その基端部外周に
形成された係止フランジ44と係止段部42との
間にスプリング41aが巻装され、軸41を介し
て蓋40をカバー36側へ付勢する。
第16図及び第17図において蓋40の裏面ほ
ぼ中央部にはロツク確認部材としてのロツク確認
突起45が一体状に設けられ、蓋40が開閉回動
されたときに前記ガイド溝39を通過可能になつ
ている。そして、ロツク板25が完全ロツク状態
(第14図の実線の状態)のときに蓋40が完全
閉じ状態ではロツク確認突起45の閉じ方向側側
面が係合突部24の対応するロツク確認面24a
に対し平行に配置されるようになつており、ロツ
ク確認突起45が係合孔38と前記ロツク確認面
24aとで囲まれる空間に完全に収納可能になつ
ている。
又、ロツク確認突起45は前記ロツク板25が
不完全ロツク位置にあるときには係合突部24の
側部に当接して蓋40が不完全閉じ状態、すなわ
ち、蓋40がカバー36の先端面全体に当接しな
いようになつている。
又、蓋40の裏面上部には嵌合突起46が突設
され、蓋40を完全に閉じたときにカバー36の
上部に凹設された嵌合凹部47に嵌入可能になつ
ている。従つて、この蓋40は嵌合突起46がカ
バー36の先端面に当接すると、嵌合突起46が
スプリング41aの付勢力に抗してカバー36の
先端面上に乗り、若干前方へ斜状に傾斜する。
そして、この状態で蓋40は開閉回動を行な
い、嵌合突起46が嵌合凹部47に対応したり
(完全な閉じ状態)、カバー36の先端面から離脱
した(開いた状態)場合に前記スプリング41a
の付勢力により蓋40はカバー36の端面と平行
の状態に復帰する。
第15図において前記施錠装置L1を施錠する
キー48はその先端部には周上を等間隔に離間配
置される三片の嵌合片49が形成されている。こ
の嵌合片49の外面は前記係合孔38の内周面に
沿つて円弧状に形成され、互いに対応する内面は
前記係合突部24のロツク確認面24aに沿つて
平面に形成されている。すなわち、この嵌合片4
9は前記係合孔38と係合突部24とにより囲ま
れる空間に対し嵌脱可能になつている。従つて、
このキー48をこの施錠装置L1に差込みした後
回動することにより回動ロツド20を介してロツ
ク板25をロツク方向及び反ロツク方向へ回動操
作可能になつている。
次に開閉扉6Aの下部に設けられる施錠装置L
2を第18図〜第20図に従つて説明する。な
お、この施錠装置L2においては前記施錠装置L
1と同一構成又は相当する構成については同一符
号を付し、異なるところのみ説明する。
すなわち、この施錠装置L2は開閉扉6Aの前
面下部において召し合せ側部寄りに設けられ、そ
のロツク板25はロツク方向に回動されると、外
箱1における開口部2の下部を構成する下部パネ
ル2aに対し摺動し係止可能になつている。
そして、この施錠装置L2はロツク板25の一
側部上部に軸受部50が設けられ、その軸受部5
0に支承される軸51に対しバネ支持部材として
のバネ支持管52の基端部が回動可能に支持され
ている。
又、前記回動ロツド20の軸心上方において補
強枠7には支軸53が固着され、その支軸53先
端部は前記バネ支持管52の先端面から長手方向
に切込み形成された摺動溝52aに対し摺動可能
に係入されている。なお、支軸53の先端部には
摺動溝52aから支軸53が離脱不能に係止板5
4が止着されている。
そして、バネ支持管52内において前記支軸5
3と前記軸51間にはコイルスプリング55が配
置され、支軸53と回動ロツド20とを結ぶデツ
ドポイントXを境にバネ支持管52の軸51が越
えると、ロツク部材25をロツク方向又は反ロツ
ク方向の内いずれか一方の方向に選択的に付勢回
動するようになつている。そして、ロツク板25
は非ロツク位置のときには第19図の状態、すな
わち、バネ支持管52及びコイルスプリング55
により開口部2の下部パネル2aに干渉しないよ
うにその状態が保持されるようになつている。
前記バネ支持管52とコイルスプリング55と
によりトグル機構が構成されている。
なお、補強枠7において前記ロツク板25の回
動軌跡上にはストツパピン56が固定され、第1
9図におけるロツク板25のロツク位置及び第2
0図におけるロツク状態から90度回転した非ロツ
ク状態位置においてロツク板25の一側部に係止
可能になつている。
従つて、この施錠装置L2は前記施錠装置L1
と共通のキー48によつて施錠可能になつてい
る。
次に開閉扉6Bの前面上部において召し合せ側
部寄りに設けられる施錠装置L3は前記施錠装置
L1の構成に加えて、係合突部24の先端中央部
に断面円形をなす嵌合孔57が穿設されている。
同様に開閉扉6Bの前面下部において召し合せ側
部寄りに設けられる施錠装置L4は前記施錠装置
L2の構成に加え、その係合突部24の先端中央
部に断面円形をなす嵌合孔57が穿設されてい
る。
第22図においてこの両施錠装置L3,L4を
施錠するキー58は前記キー48の構成に加えて
その先端面中央に前記施錠装置L3,L4の嵌合
孔57に嵌合可能に嵌合突起59が設けられてい
る。
従つて、前記施錠装置L3,L4は前記キー5
8及び前記キー48により施錠可能になつてい
る。
前記のように構成された開閉器の作用について
説明する。
さて、開閉扉6A,6Bは開放された状態では
その施錠装置L1〜L4の各ロツク板25は非ロ
ツク位置状態にある。この状態から閉じる場合に
は、左側に位置する開閉扉6Aから閉じる(第8
図参照)。このとき第9図に示すように開閉扉6
Aの召し合わせ部材12の上下両端が外箱1に設
けられた受け金具4に係止されるとともに、パツ
キン8は水切り突条3の当接部3aに当接され
る。又、このとき開閉扉6Aを閉じる際には施錠
装置L2のロツク板25は第19図に示すように
トグル機構を構成するバネ支持管52及びコイル
スプリング55により開口部2の下部パネル2a
に干渉しないように非ロツク位置の状態に保持さ
れているため、ロツク板25が下部パツキン2a
に衝接することはない。
この状態で施錠装置L1の蓋40を開け、キー
48の嵌合片49を係合孔38内に差込み、ロツ
ク方向へキー48を回動する。すると、前記嵌合
片49にて挟着状に嵌合された係合突部24を介
して回動ロツド20が同方向回動される。する
と、ロツク板25は非ロツク位置からロツク方向
(上方向)へ回動され、外箱1の補強板28に対
し摺動し、ロツク位置まで回動される。
このとき、ロツク板25においてロツク方向側
側縁及び上部縁には面取り29が施されているの
で、補強板28にロツク板25が当接を開始した
ときは面取り29にて円滑にガイドされ、補強板
28に乗り上げ摺動する。又、前記のようにロツ
ク板25が補強板28に当接を開始したときに、
常には先端部が突出状態にあつた当接部材34が
補強板28に当接されると、スプリング34aの
付勢力に抗して当接部材34の先端部が取付孔3
1内に埋没する。
このロツク状態のときに開閉扉6Aにさらに閉
じ方向への力が加わつても、スプリング34aの
付勢力により当接部材34が補強板28に対し弾
性的に当接係止しているため、ロツク板25が自
重により非ロツク位置側へ回動することはない。
そして、ロツク板25が補強板28に当接され
て完全ロツク位置の状態(第14図の実線位置の
状態)では回動ロツド20の係合突部24は第1
6図の状態すなわち係合突部24のロツク確認面
24aがガイド溝39に相対配置される。この状
態で施錠装置L1の開いた状態の蓋40を閉じ方
向に回動すると、蓋40の回動によりロツク確認
突起45がガイド溝39を介して係合孔38内に
入り、ロツク確認突起45において閉じ方向側側
面が係合突部24の対応するロツク確認面24a
に対し平行に配置され、ロツク確認突起45が係
合孔38と前記ロツク確認面24aとで囲まれる
空間に完全に収納される。この状態で蓋40の嵌
合突起26がカバー36の嵌合凹部47に嵌入さ
れる。
従つて、この状態では蓋40はなんら干渉され
ず回動されて係合孔38全体を覆い第16図の完
全閉じ状態となるので、完全ロツク状態であるこ
とが判別される。
一方、前記ロツク板25が不完全ロツク位置の
ときには係合突部24の側部に当接して蓋40が
不完全閉じ状態、すなわち、蓋40がカバー36
の先端面全体に当接せず、カバー40の先端面に
対しずれたまま位置するため、ロツク板25が不
完全ロツク位置状態であることが判別される。
従つて、このような状態のときには再度キー4
8にて回動ロツド20を操作し、ロツク板25が
完全ロツク状態になる位置まで回動した後、再び
蓋40を完全閉じ状態に閉じれば良い。
次に、施錠装置L2を施錠する場合には前記施
錠装置L1と同様にキー48にて回動ロツド20
をロツク方向へ回動する。このとき、ロツク板2
5は第19図の非ロツク位置状態から回動されて
トグル機構を構成するバネ支持管52の軸51が
支軸53と回動ロツド20の両軸心間を結ぶデツ
ドポイントXを越えると、コイルスプリング55
の付勢力によりロツク板25はストツパピン56
に当接係止するまで勢い良く回動される。
従つて、この状態でロツク板25は外箱1の下
部パネル2aに当接係止され、ロツク位置状態と
なる。そして、前記のようにロツクされた後、前
記施錠装置L1と同様に蓋40を閉じ方向に回動
し、蓋40が不完全閉じ状態となる場合には再度
キー48にて回動ロツド20を操作し、ロツク板
25を完全ロツク位置状態となるようにし、蓋4
0を完全閉じ状態とする。
前記のように一方の開閉扉6Aが閉じられた後
続いて他方の開閉扉6Bを閉じる。このとき、開
閉扉6Bの召し合わせカバー15が開閉扉6Aの
召し合わせ側部前面に覆われるように配置される
(第7図及び第9図参照)。そして、この状態で開
閉扉6B上部に設けられた施錠装置L3及び下部
に設けられた施錠装置L4を前記開閉扉6Aの施
錠装置L1,L2と同様にキー58にて施錠す
る。
この開閉扉6Bの施錠装置L3,L4を施錠す
るとき、各ロツク板25が開口部2上部の補強板
28及び下部パネル2aに対しスムーズに摺動す
るように開閉扉6Bをさらに閉じ方向に押圧する
場合があるが、開閉扉6Aの施錠装置L1は前記
のように当接部材34が補強板28に対し弾性的
に当接係止しているので施錠装置L1のロツク板
25が自重により非ロツク方向に回動してロツク
が外れることはない。
なお、この考案は前記実施例に限定されるもの
ではなく、例えば前記実施例ではトグル機構を構
成するバネ支持管52のロツク部材25側端部を
回動可能に軸51着し、他端を開閉扉6A,6B
に設けられた支軸53に対し摺動可能に設けた
が、その代りにバネ支持管52を支軸53に対し
回動可能に設けるとともに、軸51に対し摺動可
能に設ける等この考案の趣旨から逸脱しない範囲
で任意に変更することも可能である。
考案の効果 以上、詳述したようにこの考案は開放された開
閉扉において下部の施錠装置のロツク部材はトグ
ル機構により付勢され非ロツク位置状態に保持さ
れるので、開放状態の開閉扉を閉じる場合に開口
部下部周縁に衝接することがなく、そのため外箱
の開口部下部周縁が損傷する虞がないという効果
を奏し産業利用上優れた考案である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を具体化した一実施例の多回
路開閉器の正面図、第2図は同じく側面図、第3
図は開閉扉を省略した外箱の正面図、第4図は開
閉扉の横断面図、第5図は一方の開閉扉の背面
図、第6図は他方の開閉扉の背面図、第7図は開
閉扉を召し合わせた状態の要部斜視図、第8図は
一方の開閉扉の開いた状態の斜視図、第9図は開
閉扉を召し合わせた状態の要部切欠断面図、第1
0図は開閉扉の閉じた状態を示す一部切欠断面
図、第11図は施錠装置の斜視図、第12図は同
じく施錠装置の断面図、第13図は蓋の支持構造
を示す要部断面図、第14図は施錠装置の背面
図、第15図はキーの斜視図、第16図はロツク
状態の施錠装置の蓋を除いた正面図、第17図は
非ロツク状態の施錠装置の蓋を除いた正面図、第
18図は他の施錠装置の断面図、第19図は同施
錠装置の背面図、第20図は同施錠装置のロツク
状態時の背面図、第21図は同施錠装置の斜視
図、第22図は同施錠装置のキーの斜視図であ
る。 1……外箱、2……開口部、6A,6B……開
閉扉、7……補強枠、17……前面パネル、20
……回動ロツド(操作部材)、24……係合突部、
25……ロツク板(ロツク部材)、48,58…
…キー、52……バネ支持管(バネ支持部材)、
55……コイルスプリング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 外箱の開口部を開閉する開閉扉の下部に設け
    た施錠装置において、 操作部材を開閉扉に対し外部操作可能にかつ
    回動可能に設け、操作部材の内端にはロツク部
    材を前記開口部の下部周縁部の裏面に対しロツ
    ク係止可能に設け、前記ロツク部材にはロツク
    部材を非ロツク位置又はロツク位置へ選択的に
    付勢回動するトグル機構を設けるとともに、前
    記開口部の下部周縁部の裏面に対し弾性的に当
    接する当接部材を設けたことを特徴とする多回
    路開閉器等における施錠装置。 2 前記トグル機構は前記ロツク部材又は開閉扉
    のうちいずれか一方に対し一端が回動可能に軸
    支され、他端が他方に対し摺動可能に支持され
    たバネ支持部材と、同バネ支持部材に設けら
    れ、常に前記ロツク部材を付勢するコイルスプ
    リングとから構成されているものである実用新
    案登録請求の範囲第1項に記載の多回路開閉器
    等における施錠装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5544138U (ja) * 1978-09-13 1980-03-22

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