JPH0231846Y2 - - Google Patents

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JPH0231846Y2
JPH0231846Y2 JP19959084U JP19959084U JPH0231846Y2 JP H0231846 Y2 JPH0231846 Y2 JP H0231846Y2 JP 19959084 U JP19959084 U JP 19959084U JP 19959084 U JP19959084 U JP 19959084U JP H0231846 Y2 JPH0231846 Y2 JP H0231846Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 (産業上の利用分野) この考案は地上設置形の高圧引込開閉器等にお
ける外箱の開閉扉に関するものである。
(従来技術) 従来、特に引込用開閉器の外箱内には電力会社
用開閉器、及び需要家用開閉器が収納され、電力
側幹線より需要家へπ分岐されるようになつてお
り、外箱前面には左右一対の開閉扉が観音開き可
能に設けられ、各開閉扉の上下両部には開閉扉を
閉じ状態にロツクする一対の施錠装置が設けられ
ている。そして、外箱内の開閉器を開閉操作する
ときとか、修理するとき等には前記施錠装置のロ
ツクを解除して開閉扉を開放している。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、この種引込用開閉器は電力側開閉器
と需要家側開閉器とが同一ケース内に収納されて
いる関係上需要家側の作業員が誤つて電力会社用
の開閉器を開閉操作し、他の需要家の電力供給に
支障をきたす虞がある。
考案の構成 (問題点を解決するための手段) この考案は前記問題点を解消するためになされ
たものであつて、この考案は外箱の開口部に対し
左右一対の開閉扉を観音開き可能に設け、一方の
開閉扉には同開閉扉を閉じ状態にロツクするとと
もに、マスターキー及びサブキーにより施錠及び
施錠解除可能な施錠装置を設け、他方の開閉扉に
は同開閉扉を閉じ状態にロツクするとともに、マ
スターキーのみにより施錠及び施錠解除可能な施
錠装置を設けたことにより外箱を必要に応じて全
開又は半開できるようにしたことをその要旨とす
るものである。
(作用) 前記構成により、一方の開閉扉はマスターキー
及びサブキーにより施錠及び施錠解除可能な施錠
装置が設けられているため、両キーいずれを操作
しても開閉扉は開放可能となる。他方の開閉扉は
マスターキーにのみ施錠及び施錠解除可能な施錠
装置が設けられているため、マスターキーを操作
することによりのみ開放可能となる。
(実施例) 以下、この考案を引込用開閉器に具体化した一
実施例を第1図〜第22図に従つて説明する。
第1図において開閉器の外箱1はその左側には
電力会社用の開閉器A,Bが収納配置されるとと
もに、右側には前記電力会社用の開閉器A,Bを
介して幹線に対しπ分岐接続される需要家用の開
閉器Cが収納配置されている。さらに外箱1の前
側壁1aには四角形状の開口部2が設けられ、そ
の開口部2の四方周縁部には断面L字状の水切り
突条3が前方へ突設されて四角環状に形成されて
いる。第3図及び第4図において同水切り突条3
の前面は四角環状の当接部3aとなつている。
又、上部の水切り突条3の中央部下面及び下部の
水切り突条3の中央部上面には断面半円弧状の受
け金具4が一対固設されている。
さらに、外箱1の前面両側部上下方向にはヒン
ジ5が複数個固設され、そのヒンジ5に対し開口
部2を覆う左右一対の開閉蓋6A,6Bが観音開
き可能に軸支されている。この開閉扉6A,6B
はそれぞれ前記電力会社用のA,B及び需要家用
の開閉器C前面を覆うように配置される。
開閉扉6Aについて説明すると、開閉扉6Aは
有蓋四角箱状に形成され、その内側面には前記開
口部2内に臨む断面チヤンネル状の補強枠7が溶
接により四角枠状に固着されるとともに、同補強
枠7外周を囲むように開閉扉6Aの内側面にはパ
ツキン8が接着剤により接着固着され、同パツキ
ン8は前記開閉扉6Aが開口部2を閉じたときに
前記水切り突条の当接部3aに対し当接可能にな
つている。なお、開閉扉6Aの内側面においてヒ
ンジ側側部の上下方向に延出するパツキン8及び
上部に左右方向に延出するパツキン8の外方には
パツキン8の側方に当接する断面L字状の規制片
9が溶接により複数個固着されている(第5図及
び第10図参照)。
第8図において前記開閉扉6Aの召し合せ側部
において外箱1へ突出する側片10はその一部が
切り欠き形成されてコ字状の係合溝11が設けら
れ、開閉扉6Aを閉じた時に前記上部の水切り突
条3が係入できるようになつている。又、第4
図、第5図及び第7図に示すように前記開閉扉6
Aにおいて召し合せ側部側内面には側片10を迂
回するように断面逆J字状の召し合せ部材12が
固着されて上下方向に延出され、その上下両端は
開閉扉6Aを閉じた際に前記上下一対の受け金具
4の凹部内面にて当接可能になつている。なお、
同召し合せ部材12の上下両端部は円弧状に形成
されるとともに、両端部以外はチヤンネル状に形
成されている。そして、前記召し合せ部材12に
おいて後記する開閉扉6B側の外周面には断面V
字状の水切りパツキン13が上下方向に延出され
るように固着されている。
開閉扉6Bは前記開閉扉6Aとほぼ左右対称状
に設けられているため、相当する構成については
同一符号を付し異なるところのみ説明する。
開閉扉6Bにおいてはその召し合せ側部の側片
14外面には断面L字状の召し合せカバー部材1
5が固着されて上下方向に延出されるとともに、
同召し合せカバー15の上端には上部片15aが
一体に形成され、前記開閉扉6Aと互いに召し合
せた時に第7図及び第9図に示すように同開閉扉
6Aの召し合せ側部縁前面及び上面を覆うように
なつている。
又、第9図において召し合せ側部の側片14に
沿つて上下方向に延びるパツキン8は前記開閉扉
6Aにおける召し合せ部材12の当接端部12a
に当接するようになつている。さらに、同パツキ
ン8と側片14との間にはパツキン板16が挟着
状に固着され、その先端部は開閉扉6Bを閉じ状
態にしたときに前記召し合せ部材12の内周面に
当接しするようになつている。
従つて、両開閉扉6A,6Bは互いに召し合せ
れ、かつ後記する施錠装置L1〜L4により施錠
された状態で外箱1内の内圧が上昇した場合、図
示しない放圧機構が良好に作動しない際に召し合
せカバー15が開閉扉6Aの召し合せ側部縁前面
及び上面を覆うように配置されるため、内圧は召
し合せカバー15と開閉扉6Aとの間から側方へ
放出される。
次に前記開閉扉6A,6Bを閉じ状態にロツク
する施錠装置L1〜L4について説明する。
まず施錠装置L1を第11図〜第14図に従つ
て説明する。
施錠装置L1は開閉扉6Aの前面上部において
召し合せ側部寄りに設けられている。この施錠装
置L1の軸受18は開閉扉6Aの前面パネル17
及び補強枠7間に固着され、その軸受18の軸受
孔18aはその外端部に係止段部19が形成され
るとともに、操作部材としての回動ロツド20が
回動可能に支承されている。回動ロツド20の外
端部外周には係止フランジ21が形成され、前記
軸受18の係止段部19に対しOリング22及び
座金23を介して係止される。又、前記回動ロツ
ド20の外端面には操作端部としての正三角柱状
の係合突部24が形成され、その先端部は軸受1
8から外方に突出されている。
回動ロツド20の内端外周にはネジが螺刻さ
れ、そのネジに対しロツク部材としてのロツク板
25が螺合されるとともに、同ロツク板25に対
し弾性的に当接するバネ座金26を間にして締付
ナツト27が螺合されている。このロツク板25
は開閉扉6Aを閉じた時外箱1における前側壁1
aの上部裏面に配置された補強板28に対し摺動
し係止可能になつている。なお、ロツク板25の
開閉扉6A側側面において上部縁及びロツク方向
側側縁には斜状の面取り29が施され、ロツク板
25をロツク方向に回動したとき、ロツク板25
を円滑にガイドして前記補強板28に係止するよ
うになつている。
前記ロツク板25において補強板28に係合す
るロツク面には係止段部30を備えた取付孔31
が透設され、その反ロツク面側におけるその取付
孔31の開口部を覆うようにチヤンネル状の覆い
片32がロツク板25の両側部にてビス33着さ
れている。
前記取付孔31内には当接部材34が配設さ
れ、その先端部は半円球状に形成されるとともに
取付孔31から出没可能に設けられている。そし
て、当接部材34の基端部外周には係止フランジ
35が形成され、同係止フランジ35にて前記係
止段部30に係止可能になつている。又、前記係
止フランジ35と覆い片32との間にはスプリン
グ34aが介在配置され、前記当接部材34を常
に開閉扉6A側方向へ付勢するようになつてい
る。
開閉扉6A前面には前記軸受18の外端面及び
回動ロツド20における係合突部24先端部を覆
うように円錐台形状のカバー36がビス37着さ
れている。同カバー36の中央部には前記係合突
部24が係入される断面円形状の係合孔38が形
成され、同係合孔38の先端部内周とカバー24
の外周間には円弧状に切欠き形成されたガイド溝
39が設けられている。
前記係合突部24の一側面はロツク確認面24
aとして切欠形成され、第16図においてロツク
板25が完全ロツク位置のときには前記ガイド溝
39に相対するようになつている。
又、カバー36の先端面には円板形状の蓋40
がその下部にて軸41により若干の遊動かつ回動
可能に支持されている。なお、第13図において
軸41はその基端部が係止段部42を備えた軸受
孔43に回動可能に挿入され、その基端部外周に
形成された係止フランジ44と係止段部42との
間にスプリング41aが巻装され、軸41を介し
て蓋40をカバー36側へ付勢する。
第16図及び第17図において蓋40の裏面ほ
ぼ中央部にはロツク確認部材としてのロツク確認
突起45が一体状に設けられ、蓋40が開閉回動
されたときに前記ガイド溝39を通過可能になつ
ている。そして、ロツク板25が完全ロツク状態
(第14図の実線の状態)のときに蓋40が完全
閉じ状態ではロツク確認突起45の閉じ方向側側
面が係合突部24の対応するロツク確認面24a
に対し平行に配置されるようになつており、ロツ
ク確認突起45が係合孔38と前記ロツク確認面
24aとで囲まれる空間に完全に収納可能になつ
ている。
又、ロツク確認突起45は前記ロツク板25が
不完全ロツク位置にあるときには係合突部24の
側部に当接して蓋40が不完全閉じ状態、すなわ
ち、蓋40がカバー36の先端面全体に当接しな
いようになつている。
又、蓋40の裏面上部には嵌合突起46が突設
され、蓋40を完全に閉じたときにカバー36の
上部に凹設された嵌合凹部47に嵌入可能になつ
ている。従つて、この蓋40は嵌合突起46がカ
バー36の先端面に当接すると、嵌合突起46が
スプリング41aの付勢力に抗してカバー36の
先端面上に乗り、若干前方へ斜状に傾斜する。
そして、この状態で蓋40は開閉回動を行な
い、嵌合突起46が嵌合凹部47に対応したり
(完全な閉じ状態)、カバー36の先端面から離脱
した(開いた状態)場合に前記スプリング41a
の付勢力により蓋40はカバー36先端面と平行
の状態に復帰する。
第15図において前記施錠装置L1を施錠する
マスターキー48はその先端部には周上を等間隔
に離間配置される三片の嵌合片49が形成されて
いる。この嵌合片49の外面は前記係合孔38の
内周面に沿つて円弧状に形成され、互いに対応す
る内面は前記係合突部24のロツク確認面24a
に沿つて平面に形成されている。すなわち、この
嵌合片49は前記係合孔38と係合突部24とに
より囲まれる空間に対し嵌脱可能になつている。
従つて、このマスターキー48をこの施錠装置L
1に差込みした後回動することにより回動ロツド
20を介してロツク板25をロツク方向及び反ロ
ツク方向へ回動操作可能になつている。なお、こ
のマスターキー48は電力会社の作業員が持つも
のである。
次に開閉扉6Aの下部に設けられる施錠装置L
2を第18図〜第20図に従つて説明する。な
お、この施錠装置L2においては前記施錠装置L
1と同一構成又は相当する構成については同一符
号を付し、異なるところのみを説明する。
すなわち、この施錠装置L2は開閉扉6Aの前
面下部において召し合せ側部寄りに設けられ、そ
のロツク板25はロツク方向に回動されると、外
箱1における開口部2の下部を構成する下部パネ
ル2aに対し摺動し係止可能になつている。
そして、この施錠装置L2はロツク板25の一
側部上部に軸受部50が設けられ、その軸受部5
0に支承される軸51に対しバネ支持管52の基
端部が回動可能に支持されている。
又、前記回動ロツド20の軸心上方において補
強枠7には支軸53が固着され、その支軸53先
端部は前記バネ支持管52の先端面から長手方向
に切込み形成された摺動溝52aに対し摺動可能
に係入されている。なお、支軸53の先端部には
摺動溝52aから支軸53が離脱不能に係止板5
4が止着されている。
そして、バネ支持管52内において前記支軸5
3と前記軸51間にはコイルスプリング55が配
置され、支軸53と回動ロツド20とを結ぶデツ
ドポイントXを境にバネ支持管52の軸51が越
えると、ロツク部材25をロツク方向又は反ロツ
ク方向の内いずれか一方の方向に選択的に付勢回
動するようになつている。そして、ロツク板25
は非ロツク位置のときには第19図の状態、すな
わち、バネ支持管52及びコイルスプリング55
により開口部2の下部パネル2aに干渉しないよ
うにその状態が保持されるようになつている。
なお、補強枠7において前記ロツク板25の回
動軌跡上にはストツパピン56が固定され、第1
9図におけるロツク板25のロツク位置及び第2
0図におけるロツク状態から90度回転した非ロツ
ク状態位置においてロツク板25の一側部に係止
可能になつている。
従つて、この施錠装置L2はマスターキー48
によつて施錠可能になつている。
次に開閉扉6Bの前面上部において召し合せ側
部寄りに設けられる施錠装置L3は前記施錠装置
L1の構成に加えて、係合突部24の先端中央部
に断面円形をなす嵌合孔57が穿設されている。
同様に開閉扉6Bの前面下部において召し合せ側
部寄りに設けられる施錠装置L4は前記施錠装置
L2の構成に加え、その係合突部24の先端中央
部に断面円形をなす嵌合孔57が穿設されてい
る。
第22図においてこの両施錠装置L3,L4を
施錠するサブキー58は前記マスターキー48の
構成に加えてその先端中央に前記施錠装置L3,
L4の嵌合孔57に嵌合可能に嵌合突起59が設
けられている。
従つて、前記施錠装置L3,L4は前記サブキ
ー58及び前記マスターキー48により施錠可能
になつている。なお、前記サブキー58は需要家
側の作業員が持つものである。
前記のように構成された開閉器の作用について
説明する。
さて、開閉扉6A,6Bは開放された状態では
その施錠装置L1〜L4の各ロツク板25は非ロ
ツク位置状態にある。この状態から閉じる場合に
は、左側に位置する開閉扉6Aから閉じる(第8
図参照)。このとき第9図に示すように開閉扉6
Aの召し合せ部材12の上下両端が外箱1に設け
られた受け金具4に係止されるとともに、パツキ
ン8は水切り突条3の当接部3aに当接される。
又、このとき開閉扉6Aを閉じる際には施錠装置
L2のロツク板25は第19図に示すようにバネ
支持管52及びコイルスプリング55により開口
部2の下部パネル2aに干渉しないように非ロツ
ク位置の状態に保持されているため、ロツク板2
5が下部パネル2aに衝接することはない。
この状態で施錠装置L1の蓋40を開け、マス
ターキー48の嵌合片49を係合孔38内に差込
み、ロツク方向へマスターキー48を回動する。
すると、前記嵌合片49にて挟着状に嵌合された
係合突部24を介して回動ロツド20が同方向回
動される。すると、ロツク板25は非ロツク位置
からロツク方向(上方向)へ回動され、外箱1の
補強板28に対し摺動し、ロツク位置まで回動さ
れる。
このとき、ロツク板25においてロツク方向側
側縁及び上部縁には面取り29が施されているの
で、補強板28にロツク板25が当接を開始した
ときは面取り29にて円滑にガイドされ、補強板
28に垂り上げ摺動する。又、前記のようにロツ
ク板25が補強板28に当接を開始したときに、
常には先端部が突出状態にあつた当接部材34が
補強板28に当接されると、スプリング34aの
付勢力に抗して当接部材34の先端部が取付孔3
1内に埋没する。
このロツク状態のときに開閉扉6Aにさらに閉
じ方向への力が加わつても、スプリング34aの
付勢力により当接部材34が補強板28に対し弾
性的に当接係止しているため、ロツク板25が自
重により非ロツク位置側へ回動することはない。
そして、ロツク板25が補強板28に当接され
て完全ロツク位置の状態(第14図の実線位置の
状態)では回動ロツド20の係合突部24は第1
6図の状態すなわち係合突部24のロツク確認面
24aがガイド溝39に相対配置される。この状
態で施錠装置L1の開いた状態の蓋40を閉じ方
向に回動すると、蓋40の回動によりロツク確認
突起45がガイド溝39を介して係合孔38内に
入り、ロツク確認突起45において閉じ方向側側
面が係合突部24の対応するロツク確認面24a
に対し平行に配置され、ロツク確認突起45が係
合孔38と前記ロツク確認面24aとで囲まれる
空間に完全に収納される。この状態で蓋40の嵌
合突起26がカバー36の嵌合凹部47に嵌入さ
れる。
従つて、この状態では蓋40はなんら干渉され
ず回動されて係合孔38全体を覆い第16図の完
全閉じ状態となるので、完全ロツク状態であるこ
とが判別される。
一方、前記ロツク板25が不完全ロツク位置の
ときには係合突部24の側部に当接して蓋40が
不完全閉じ状態、すなわち、蓋40がカバー36
の先端面全体に当接せず、カバー40の先端面に
対しずれたまま位置するため、ロツク板25が不
完全ロツク位置状態であることが判別される。
従つて、このような状態のときには再度マスタ
ーキー48にて回動ロツド20を操作し、ロツク
板25が完全ロツク状態になる位置まで回動した
後、再び蓋40を完全閉じ状態に閉じれば良い。
次に、施錠装置L2を施錠する場合には前記施
錠装置L1と同様にマスターキー48にて回動ロ
ツド20をロツク方向へ回動する。このとき、ロ
ツク板25は第19図の非ロツク位置状態から回
動されてバネ支持管52の軸51が支軸53と回
動ロツド20の両軸心間を結ぶデツドポイントX
を越えると、コイルスプリング55の付勢力によ
りロツク板25はストツパピン56に当接係止す
るまで勢い良く回動される。
従つて、この状態でロツク板25は外箱1の下
部パネル2aに当接係止され、ロツク位置状態と
なる。そして、前記のようにロツクされた後、前
記施錠装置L1と同様に蓋40を閉じ方向に回動
し、蓋40が不完全閉じ状態となる場合には再度
マスターキー48にて回動ロツド20を操作し、
ロツク板25を完全ロツク位置状態となるように
し、蓋40を完全閉じ状態とする。
前記のように一方の開閉扉6Aが閉じられた後
続いて他方の開閉扉6Bを閉じる。このとき、開
閉扉6Bの召し合せカバー15が開閉扉6Aの召
し合わせ側部前面に覆われるように配置される
(第7図及び第9図参照)。そして、この状態で開
閉扉6B上部に設けられた施錠装置L3及び下部
に設けられた施錠装置L4を前記開閉扉6Aの施
錠装置L1,L2と同様にサブキー58にて施錠
する。
この開閉扉6Bの施錠装置L3,L4を施錠す
るとき、各ロツク板25が開口部2上部の補強板
28及び下部パネル2aに対しスムーズに摺動す
るように開閉扉6Bをさらに閉じ方向に押圧する
場合があるが、開閉扉6Aの施錠装置L1は前記
のように当接部材34が補強板28に対し弾性的
に当接係止しているので施錠装置L1のロツク板
25が自重により非ロツク方向に回動してロツク
が外れることはない。
この引込用開閉器においては外箱1の左側には
電力会社用の開閉器A,Bを、右側には需要家用
の開閉器Cが収納され、その電力会社用の開閉器
A,B及び需要家用の開閉器Cの前面には開閉扉
6A,6Bがそれぞれ覆うように配置される。従
つて、施錠装置L1,L2にて施錠された開閉扉
6Aは電力会社の作業員が持つマスターキー48
でのみ施錠を解除することができず、需要家側の
作業員はサブキー58によつては前記施錠装置L
1,L2を施錠解除することができないため、需
要家側の作業員が開閉扉6Aを開放することはな
く、開閉扉6Bを開放することができるだけであ
る。
従つて、電力会社用の開閉器A,Bが誤つて開
閉操作されることがない。
なお、電力会社側の作業員はマスターキー48
にて施錠装置L1〜L4の施錠を解除できるので
開閉扉6Bを開いた後、開閉扉6Aを開放すれば
電力会社用開閉器A,Bの開閉操作、修理等を行
なうことができる。
なお、この考案は前記実施例に限定されるもの
ではなく、施錠装置L1〜L4の係合突部24
と、前記マスターキー48及びサブキー58との
係合構造を変更する等この考案の趣旨から逸脱し
ない範囲で任意に変更することも可能である。
考案の効果 以上、詳述したようにこの考案は一方の開閉扉
はマスターキー及びサブキーにより施錠及び施錠
解除可能な施錠装置が設けられているため、両キ
ーいずれを操作しても一方の開閉扉は開放可能と
なる。他方の開閉扉はマスターキーにのみ施錠及
び施錠解除可能な施錠装置が設けられているた
め、マスターキーを操作することによりのみ開放
可能となり、従つて、外箱において他方の開閉扉
側に設けられる電力会社用の開閉器が誤つて開閉
操作されることがないという効果を奏し産業利用
上優れた考案である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を具化した一実施例の引込用
開閉器の正面図、第2図は同じく側面図、第3図
は開閉扉を省略した外箱の正面図、第4図は開閉
扉の横断面図、第5図は一方の開閉扉の背面図、
第6図は他方の開閉扉の背面図、第7図は開閉扉
を召し合せた状態の要部斜視図、第8図は一方の
開閉扉の開いた状態の斜視図、第9図は開閉扉を
召し合せた状態の要部切欠断面図、第10図は開
閉扉の閉じた状態を示す一部切欠断面図、第11
図は施錠装置の斜視図、第12図は同じく施錠装
置の断面図、第13図は蓋の支持構造を示す要部
断面図、第14図は施錠装置の背面図、第15図
はキーの斜視図、第16図はロツク状態の施錠装
置の蓋を除いた正面図、第17図は非ロツク状態
の施錠装置の蓋を除いた正面図、第18図は他の
施錠装置の断面図、第19図は同施錠装置の背面
図、第20図は同施錠装置のロツク状態時の背面
図、第21図は同施錠装置の斜視図、第22図は
同施錠装置のキーの斜視図である。 1……外箱、2……開口部、3……水切り突
条、4……受け金具、6A,6B……開閉扉、7
……補強枠、12……召し合せ部材、15……召
し合わせカバー、17……前面パネル、20……
回動ロツド(操作部材)、24……係合突部(操
作端部)、24a……ロツク確認面、25……ロ
ツク板(ロツク部材)、31……取付孔、32…
…覆い片、34……当接部材、34a……スプリ
ング、39……ガイド溝、40……蓋、45……
ロツク確認突起(ロツク確認部材)、46……嵌
合突起、47……嵌合凹部、48……マスターキ
ー、58……サブキー、52……バネ支持管、5
5……コイルスプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外箱の開口部に対し左右一対の開閉扉を観音開
    き可能に設け、一方の開閉扉には同開閉扉を閉じ
    状態にロツクするとともに、マスターキー及びサ
    ブキーにより施錠及び施錠解除可能な施錠装置を
    設け、他方の開閉扉には同開閉扉を閉じ状態にロ
    ツクするとともに、マスターキーのみにより施錠
    及び施錠解除可能な施錠装置を設けたことを特徴
    とする引込用開閉器等における開閉扉。
JP19959084U 1984-12-28 1984-12-28 Expired JPH0231846Y2 (ja)

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