JPH0440252Y2 - - Google Patents

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JPH0440252Y2
JPH0440252Y2 JP5525686U JP5525686U JPH0440252Y2 JP H0440252 Y2 JPH0440252 Y2 JP H0440252Y2 JP 5525686 U JP5525686 U JP 5525686U JP 5525686 U JP5525686 U JP 5525686U JP H0440252 Y2 JPH0440252 Y2 JP H0440252Y2
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JP
Japan
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armature
iron core
coil
base
yoke
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Description

【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案は、シーソーアマチユア方式の有極磁気
回路に関するものである。
[背景技術] 第4図はこの種の有極磁気回路の基本構成図を
示すものであり、略コ字型に形成された鉄芯31
にはコイル32が巻回されている。鉄芯31の両
脚片の磁極に両端部が対面する形で接極子51が
配置され、接極子51の中央部の側面より突設し
た軸58を支点として接極子51を揺動自在とし
ている。また、鉄芯31内には矩形状のヨーク6
が接極子51と略平行に配置してあり、このヨー
ク6上の接極子51の回動軸となる位置の下方に
永久磁石4が配置してある。永久磁石4が接極子
51の中央部に対応して配置してあるため、無励
磁吸引力特性は第5図に示すように左右対称とな
つている。つまり、永久磁石4からの磁束による
接極子51の軸58の支点から考えた回転トルク
がNC側とNO側とでバランスがとれている状態
となり、所謂ラツチングタイプのリレーを構成す
るものである。かかる構成において、所謂シング
ルタイプのリレーを構成する場合に、吸引力特性
をアンバランス化させるには、NC,NO両磁極
の対向面積を変える等の手法をとる必要があり、
そのため、ラツチングタイプとの部品の共用化が
困難であるという問題があつた。
[考案の目的] 本考案は、上述の点に鑑みて提供したものであ
つて、シングルタイプリレーの設計の為、磁気吸
引力特性のアンバランス化を容易に達成すること
を目的とした有極磁気回路を提供するものであ
る。
[考案の開示] (構成) 本考案は、コイルが巻回された略コ字型の鉄芯
と、中央部が揺動自在に軸支され両端部が鉄芯の
両磁極に夫々対面した接極子と、接極子と磁気回
路を構成し、接極子と略平行で且つ鉄芯の磁極間
に介装されたヨークと、接極子とヨークとの間
に、接極子の中央部から一方の端部方向に位置を
のずらして配置した永久磁石とを具備したことを
特徴とするものである。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図は本考案の磁気回路の構成図を示すも
のであり、全体の構成は従来とほぼ同様であり、
永久磁石4の位置を異ならせたものである。すな
わち、回動自在な接極子51の支点位置を変えず
に従来の支点位置と同一場所に配置していた永久
磁石4の位置を、鉄芯31の片側の磁極に向かつ
てずらして配置(第1図ではNC側の方向)した
ものである。従つて、永久磁石4からの発生磁束
が軸58の支点からずれた位置で接極子51に流
れるようになり、支点から考えた回転トルクが
NC側とNO側とでアンバランスになるため、第
2図に示すように、容易に吸引力特性のアンバラ
ンス化を達成することができるものである。
次に、上記磁気回路を用いた有極リレーの構成
について説明する。第3図に示すようにケーシン
グ1は上方に開放された箱状のベース11と、下
方に開放された箱状であつてベース11の上方か
らベース11の側壁の外側を覆う形で被嵌される
カバー12とから構成されている。
ベース11は略直方体に形成された合成樹脂の
ような絶縁性材料の成型品であり、巾方向の両側
壁にはその長手方向の中央部において上方および
内側面が開放された凹所13がそれぞれ形成して
ある。各凹所13の底面にはそれぞれ断面半円状
の軸受け17ガ凹設されている。この凹所13の
上方のベース11の側壁の上面には共通端子21
が露出して配設してある。共通端子21はベース
11の巾方向の側壁の外側に露出して下方に突出
する共通端子片22と一体に導電板で形成されて
いる。ベース11の内側の四隅には上下に走り上
端がベース11の上面よりも下方に位置するリブ
14がそれぞれ形成されている。リブ14の上面
には上面に固定接点23を有した固定接点板24
が重視し、固定接点板24はベース11の巾方向
の側壁の外側に露出して下方に突出する固定端子
片25と一体に導電板で形成されている。ベース
11の長手方向の両側壁にはそれぞれ巾方向の中
央部において上方および側壁の表裏に開放された
切欠部15が形成されており、各切欠部15の底
面からはそれぞれ一対のコイル端子結合片26が
上方に向かつて突設してある。コイル端子結合片
26はベース11の巾方向の両側壁の外側に露出
して下方に突出するコイル端子片27と一体に導
電板で形成されている。
カバー12はベース11と同様に略直方体に形
成された合成樹脂のような絶縁性材料の成形品に
て形成されている。ベース11とカバー12とに
より形成されたケーシング1内にはコイルブロツ
ク3と、ヨーク6、永久磁石4、接極子ブロツク
5等が配設されている。
コイルブロツク3は、上方に開放された略コ字
形の鉄芯31の横片にコイル32が巻装されると
ともに、鉄芯31の脚片がそれぞれ絶縁性材料で
形成された鍔33に覆われ鍔33の周面の一所か
ら脚片の先端部が露出した形状に形成されてい
る。コイル32に接続されたコイル端子34は各
鍔33に対応してそれぞれ一対設けられ、鍔33
の上端よりも上方に突出するとともに上記コイル
端子結合片26に当接する|うに折曲されてい
る。コイルブロツク3がベース11内に収納され
た状態でコイル端子|4とコイル端子結合片26
とは溶接結合、あるいは半田結合などの方法で電
気的および機械的に結合される。鉄芯31の脚片
の露出部分の間には上記ヨーク6が磁極を当接さ
せる形で介装されている。そして、永久磁石4は
上述の如く接極子51の中心(軸58)よりNC
側にずらしてヨーク6の上面に配置している。
接極子ブロツク5は略矩形の平板状に形成され
た磁性体製の接極子51と、接極子51の巾方向
の両側において接極子51と略同一平面に配設さ
れた可動接触ばね片52と、接極子51および可
動接触ばね片52とともに一体に成形された合成
樹脂のような絶縁製材料の成形品であるばね支持
体53とから構成されている。可動接触ばね片5
2は細長い導電性の板ばねで形成されている。一
側がわの可動接触ばね片52,52は一枚の板ば
ねで形成され、その中央部がばね支持体53と同
時成形されて支持されている。ばね支持体53の
両端部は夫々開口窓50が形成されており、この
開口窓50内に一枚の板ばねで形成された可動接
触ばね片52の基部が露出している。そして、可
動接触ばね片52にはリード線59が接続されて
おり、このリード線59の他端はベース11の共
通端子21と接続するようにしている。更に、ば
ね支持体53の両端部の側面には接極子51の支
点となる軸58が側方へ一体に突設されており、
この軸58がベース11の軸受け17に枢支され
て接極子ブロツク5がベース11に揺動自在と配
置されるものである。この接極子ブロツク5の軸
58をベース11の軸受け17に枢支することで
接極子51の中央部を支点として揺動自在として
いる。
以上のようにして、ベース11内にコイルブロ
ツク3、ヨーク6、永久磁石4、接極子ブロツク
5等が収納された状態でベース11にはカバー1
2が被嵌される。
しかして、コイル32が通電されない状態で
は、永久磁石4からの磁束のアンバランスによ
り、接極子51の一端部はNC側の鉄芯31の磁
極面に吸引されて、その状態を保持している。そ
して、一方の可動接触ばね片52と固定接点23
とは接触接続し、他方の可動接触ばね片52と固
定接点23は開離している。コイル32が通電さ
れると、接極子51は軸58を中心に揺動して接
極子51の他端部は鉄芯31の他方の磁極面に吸
引される。この時、上記とは反対にNO側の可動
接触ばね片52と固定接点23とが接触し、NC
側の可動接触ばね片52と固定接点23とは開離
している。コイル32への通電を遮断すれば、初
期状態に復帰し、NC側は接触状態で、NO側は
開離状態となり、所謂シングルタイプのリレーを
構成している。
[考案の効果] 本考案は上述のように、コイルが巻回された略
コ字型の鉄芯と、中央部が揺動自在に軸支され両
端部が鉄芯の両磁極に夫々対面した接極子と、接
極子と磁気回路を構成し、接極子と略平行で且つ
鉄芯の磁極間に介装されたヨークと、接極子とヨ
ークとの間に、接極子の中央部から一方の端部方
向に位置をずらして配置した永久磁石とを具備し
ているものであるから、揺動自在な接極子の支点
位置を変えずに、接極子に支点位置から永久磁石
の位置を一方の端部側の磁極に向かつてずらして
配置させることで、永久磁石からの発生磁束が支
点からずれた位置で接極子に流れるようになり、
支点から考えた回転トルクがNC側、NO側でア
ンバランスとなるため、容易に吸引力特性のアン
バランス化を達成できる利点を有し、従つて、対
称、非対称の両タイプの吸引力特性を永久磁石の
配置を変えるだけで容易に確保でき、シングルタ
イプ、ラツチングタイプといつた仕様部品の共通
化を図ることができる利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の構成図、第2図は同
上の吸引力特性を示す図、第3図は同上のリレー
全体の分解斜視図、第4図は従来例の構成図、第
5図は同上の吸引力特性を示す図である。 4は永久磁石、6はヨーク、31は鉄芯、32
はコイル、51は接極子を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コイルが巻回された略コ字型の鉄芯と、中央部
    が揺動自在に軸支された両端部が鉄芯の両磁極に
    夫々対面した接極子と、接極子と磁気回路を構成
    し、接極子と略平行で且つ鉄芯の磁極間に介装さ
    れたヨークと、接極子とヨークとの間に、接極子
    の中央部から一方の端部方向に位置をずらして配
    置した永久磁石とを具備して成る有極磁気回路。
JP5525686U 1986-04-11 1986-04-11 Expired JPH0440252Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5525686U JPH0440252Y2 (ja) 1986-04-11 1986-04-11

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JP5525686U JPH0440252Y2 (ja) 1986-04-11 1986-04-11

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JPS62166604U JPS62166604U (ja) 1987-10-22
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