JPH0440003Y2 - - Google Patents

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JPH0440003Y2
JPH0440003Y2 JP1986059606U JP5960686U JPH0440003Y2 JP H0440003 Y2 JPH0440003 Y2 JP H0440003Y2 JP 1986059606 U JP1986059606 U JP 1986059606U JP 5960686 U JP5960686 U JP 5960686U JP H0440003 Y2 JPH0440003 Y2 JP H0440003Y2
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diaphragm
valve
chamber
pressure chamber
signal pressure
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、ブースタリレー、特に大容量リリー
フ型のブースタリレーに関する。
従来技術及びその問題点 上記形式のブースタリレーは、周知であり、こ
の一例を第3図に示す。
第3図において信号圧力Psが第1ダイヤフラ
ム51に対し主弁52を押し開く方向へ作用し、
また二次側圧力P2は第2ダイヤフラム53に対
し信号圧力Psと対抗する方向に作用している。
よつて、二次側圧力P2が信号圧力Psよりも低い
場合にはダイヤフラム装置54が押し下げられて
主弁52が開き一次側圧力P1の流体が二次側室
へ流れ、二次側圧力P2と信号圧力Psが平衡状態
になると、主弁52が閉じる。また、二次側圧力
P2が信号圧力Psより高くなると、ダイヤフラム
装置54が押し上げられてリリーフ弁55が開
き、二次側圧力Psは信号圧力Psと平衡するまで
大気へ放出される。
かくして、信号圧力Psに等しい二次側圧力が
得られるのであるが、実際には一つの信号圧力
Psの値に対し、ある幅をもつた二次側圧P2が得
られる。この場合、この幅は不感帯と称されるも
のであり、不感帯は小さければ小さい程有利であ
る。
ところが、上記従来のブースタリレーでは不感
帯の範囲が比較的大きいという問題があつた。こ
のことは、信号圧力Psが二次側圧力P2よりも大
きくダイヤフラム装置54が押し下げられる場合
にはさほど問題点にならない。即ち、ダイヤフラ
ム装置54に対し信号圧力Psはその全面積にか
かり、これと対抗する二次側圧力Psもダイヤフ
ラム装置の第2ダイヤフラム側の面積とリリーフ
弁55の径の面積を加えたものにかかり、両者の
面積がほぼ一致しているため、問題にならない。
しかしながら、何らの原因で二次側圧力P2
信号圧力Psよりも高くなると、弁棒56は主弁
52が閉じたままであるので、実質的にケーシン
グと同様の固定部分となる。従つて、ダイヤフラ
ム装置54に対する二次側圧力P2は、リリーフ
弁55の径の面積を除いた部分にかかるのに対
し、信号圧力Psはダイヤフラム装置54の全面
積となり、面積差が生じてしまう。この結果、リ
リーフ弁の径が大きい程不感帯の幅が大きくな
り、従つて、大容量リリーフ型のブースタリレー
程、応答性がにぶいという問題があつた。
本考案は、上記した従来の問題を解消したブー
スタリレーを提供することを目的としている。
問題点を解決するための手段 本考案は、上記問題点を大気圧室に信号圧力室
側に連通する第2の開口を形成し、該第2の開口
内を通して弁棒を信号圧力の作用下まで延ばし、
該弁棒とダイヤフラム支持部材との間に信号圧力
室と大気圧室とを仕切る第3ダイヤフラムを設け
たことにより達成した。
実施例 以下、本考案の実施例を添付図面に従つて説明
する。
第1図において、符号1はブースタリレーのケ
ーシング、2,3及び4はケーシング1内に形成
された一次側室、二次側室及び信号圧力室であ
り、一次側室2及び二次側室3は主弁5によつて
仕切られている。主弁5の弁体6は、上下方向に
延びた弁棒7の下部近くに設けられ、弁棒7の上
部近くにはリリーフ弁8の弁体9が設けられてい
る。
上記ケーシング1には、その内部に固定筒10
が一体的に設けられ、この固定筒10内には上記
弁棒7が入り込んでいる。固定筒10の外側に
は、ダイヤフラム装置11のダイヤフラム支持部
材12が弁棒7の軸線方向、即ち第1図において
上下方向に移動可能に装着されている。
ダイヤフラム装置11は、信号圧力室4側に配
設された第1ダイヤフラム13と、該第1ダイヤ
フラムと対向配置され、二次側室3と連通する検
知室14側に配設された第2ダイヤフラム15
と、第1ダイヤフラム13と第2ダイヤフラム1
5との間に設けられ、大気と連通している大気圧
室16とを有している。第1ダイヤフラム13と
第2ダイヤフラム15とは、ともにケーシング1
とダイヤフラム支持部材12とに亘つて支持さ
れ、かつ両者の有効面積が等しくなるよう設定さ
れている。また、大気圧室16には、二次側室3
と連通する開口17が設けられ、この開口17に
上記リリーフ弁8の弁座8aが設けられている。
なお、符号18は弁棒7を上方へ付勢するバネ、
19はダイヤフラム、19aはダイヤフラム室、
20はダイヤフラム室19aと二次側室3aとを
連通する通路である。
ここまでに説明した構成は、従来と同様であ
り、この構成によるブースタリレーでは、二次側
圧力が信号圧力よりも大きくなつた際の不感帯が
大きいという問題があることは先に説明した。そ
こで、本考案のような措置を講じている。
第1図において、弁棒7はその先端が信号圧力
室4まで延びばされている。この場合、大気圧室
16には信号圧力室4に連通する第2の開口21
が形成され、この開口21に弁棒7が貫通し、そ
の先端が信号圧力室4まで達している。そして、
信号圧力室4と大気圧室16とを仕切るように第
3ダイヤフラム22が設けられている。なお、第
3ダイヤフラム22の有効面積、即ち図において
下方へ湾曲している部分の面積は、その面積がリ
リーフ弁8の弁体9の径の面積とほぼ等しく設定
することが好ましい。
かく構成されたブースタリレーは、一次側室2
に一定の圧力P1を加えておき、信号圧力室4に
一次側圧力P1よりも小さい任意の信号圧力Psを
加えると、信号圧力Psと二次側圧力P2がダイヤ
フラム装置11がバランスした時点で定常状態に
なる。このとき、主弁5は閉じている。ここで、
信号圧力Psが二次側圧力P2よりも大きくすると、
ダイヤフラム装置11が押し下げられ、主弁5が
開き一次側の圧力流体が信号圧力Psと二次側圧
力P2がバランスするまで供給される。
また、二次側圧力P2が信号圧力Psより大きく
なると、ダイヤフラム装置11が押し上げられ、
リリーフ弁8が開いて二次側の圧力流体が大気へ
流れて信号圧力Psと二次側圧力P2がバランスす
るとリリーフ弁8が閉じる。このとき、本考案で
は第2の開口21を設けて弁棒7を信号圧力室4
aまで延ばし、弁棒7とダイヤフラム装置の本体
11との間に第3ダイヤフラム21を設けている
ので、第1ダイヤフラムの有効面積を大きくする
ことなく不感帯を極めて小さくすることができ
る。
その詳しい理由を式を用いて説明する。
まず、 S1:第1ダイヤフラム13の有効面積 S2:第2ダイヤフラム15の有効面積 S3:第3ダイヤフラム22の有効面積 S4:ダイヤフラム19の有効面積 SM:主弁5の面積 SR:リリーフ弁8の面積 F:バネ18のバネ力 P1:一次側圧力 P2:二次側圧力 Ps:信号圧力 とする。
まず、主弁5が開いているときの二次側圧力
P2はダイヤフラム装置11と弁棒7は一体と考
えられるから、 S1・Ps+SM・P2+S4・P1 =S2・P2+SM・P1+S4・P2+F ∴ S1・Ps=(SM−S4)・P1 +(S2+S4−SM)・P2+F ∴ P2=S1/S2+S4−SM ・Ps−(SM−S4)・P1+F/S2+S4−SM となる。
次に、リリーフバルブが開いているときの二次
側圧力P2は本体と弁棒7は一体と考えられるか
ら、 (S1−S3)・Ps=(S2−SR)・P2 ∴ P2=S1−S3/S2−SR・Ps 従つて、理想的には SM=S4,S1=S2,S3=SR,F=0 とすれば、P2=Psの理想特性が得られる。とこ
ろが、従来のブースタリレーは第3ダイヤフラム
を設けていないので、Sc=0となる。
従つて、各パラメータ(S1,S2など)をどのよ
うに定めても理想特性は得られない。
そこで、近似的に得ようとすれば、たとえば、 SM=S4,S1=S2,S1≫SR とすることにより、 メインバルブが開くとき、 P2=Ps リリーフ弁バルブが開くとき、 P2=S1/S1−SR・Ps≒Ps とできる。しかしながら、比較的大きなリリーフ
流量が必要なとき、たとえば SR≒SM のようにしたいとき、条件S1≫SRからわかるよう
に、かなり大きなS1が必要となる。このことは、
ただちに機器の大型化につながる。
このように従来では、特性の向上と小型化の両
立に限界がある。
これに対し、本考案の構成では大型化すること
なく理想特性が得られ、特に大流量リリーフ型の
ブースタリレーでは極めて有効となる。
第2図は、第1図に示す本考案の減圧弁と、第
3図に示す従来の減圧弁との不感帯の大きさを大
まかに示すグラフである。この場合、縦軸に二次
側圧力P2を、横軸に信号圧力Psを取り、一次側
圧力P1は一定である。
以上の説明では、部品質量や、ダイヤフラムの
張力、流体の流れなどを無視してきた。そのた
め、現実には理想特性と一致した機器を作ること
はできない。
しかし、従来、存在していた、特性の向上と小
型化の両立の限界がなくなつたことに、大きな意
義がある。
効 果 本考案に係るブースタリレーは、上述の如く構
成され、不感帯の幅を大幅に軽減し、応答性のよ
いブースタリレーが得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例を示す断面図、第2
図は、本考案と従来とのブースタリレーの不感帯
の大きさを示すグラフ、第3図は、従来のブース
タリレーを示す断面図である。 2……一次側室、3……二次側室、4……信号
圧力室、5……主弁、6……主弁の弁体、7……
弁棒、8……リリーフ弁、8a……リリーフ弁の
弁座、9……リリーフ弁の弁体、11……ブイヤ
フラム装置、13……第1ダイヤフラム、15…
…第2ダイヤフラム、16……大気圧、17……
開口、21……第2開口、22……第3ダイヤフ
ラム。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 一次側室と二次側室とを仕切る主弁と、該主
    弁の弁体を備えた弁棒と、該弁棒の一端に設け
    られたリリーフ弁の弁体と、信号圧力室と二次
    側室との間に設けられたダイヤフラム装置とを
    有し、該ダイヤフラム装置が、信号圧力室側に
    設けられた第1ダイヤフラムと、該第1ダイヤ
    フラムと対向配置され、二次側室側に設けられ
    た第2ダイヤフラムと、第1ダイヤフラム及び
    第2ダイヤフラムを支持し、固定筒に対し前記
    弁棒の軸線方向に移動可能に装着されたダイヤ
    フラム支持部材と、第1ダイヤフラムと第2ダ
    イヤフラムとの間に設けられ、二次側室に連通
    する開口を備えた大気圧室と、該大気圧室の開
    口に設けられた前記リリーフ弁の弁座とを具備
    するブースタリレーにおいて、前記大気圧室に
    信号圧力室側に連通する第2の開口を形成し、
    該第2の開口内を通して前記弁棒を信号圧力の
    作用下まで延ばし、前記弁棒と前記ダイヤフラ
    ム支持部材の間に信号圧力室と大気圧室とを仕
    切る第3ダイヤフラムを設けたことを特徴とす
    る前記ブースタリレー。 (2) 前記リリーフ弁の径の面積と、前記第3ダイ
    ヤフラムの有効面積とがほぼ等しいことを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項に記載の
    ブースタリレー。
JP1986059606U 1986-04-22 1986-04-22 Expired JPH0440003Y2 (ja)

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JP1986059606U JPH0440003Y2 (ja) 1986-04-22 1986-04-22

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JPS62170802U JPS62170802U (ja) 1987-10-29
JPH0440003Y2 true JPH0440003Y2 (ja) 1992-09-18

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JP5573515B2 (ja) * 2010-09-06 2014-08-20 横河電機株式会社 圧力増幅装置
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4840635A (ja) * 1971-09-30 1973-06-14

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