JPH0439595A - メッシュ状フィン及びメッシュ型熱交換器 - Google Patents

メッシュ状フィン及びメッシュ型熱交換器

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JPH0439595A
JPH0439595A JP14539590A JP14539590A JPH0439595A JP H0439595 A JPH0439595 A JP H0439595A JP 14539590 A JP14539590 A JP 14539590A JP 14539590 A JP14539590 A JP 14539590A JP H0439595 A JPH0439595 A JP H0439595A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mesh
fins
weight
fin
heat exchanger
Prior art date
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Pending
Application number
JP14539590A
Other languages
English (en)
Inventor
Michio Okuno
奥野 道雄
Kenji Ishibashi
石橋 研史
Yoshihiko Miyake
三宅 義彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、メツシュ状フィン及びこのフィンを用いたメ
ツシュ型熱交換器に関する。
[従来の技術] 従来、熱交換器としては多数枚の平板状のフィンを狭い
隙間をあけて並べ、これらフィンと直交するように複数
本の伝熱管を貫通させて配置したクロスフィンコイル式
のものが知られているが、更に伝熱性能を向上されるた
めに、近年、種々のタイプの熱交換器が提案されている
その一つとして、フィン熱伝達率の向上を目的として前
記クロスフィンコイル式の熱交換器のフィンにスリット
又はルーバを設け、それらの流通空気に対する前縁効果
を利用して熱伝達率の向上を図ったものが知られている
。また、実開昭61−192185号にはメツシュ状フ
ィンに多数本の伝熱管を互いに平行となるように縦添に
組み合わせたメツシュ型熱交換器が開示されている。か
かる熱交換器によれば、メツシュ状フィンが前記クロス
フィンコイル式熱交換器における平板状フィンのスリッ
ト又はルーバの切起こし幅を非常に狭くしたのと同様な
作用を発揮し、高伝熱性熱交換器としてその実用化が期
待されている。
ところで、前記メツシュ状フィンとしては、■細い金属
線を網状に編んだもの、 ■薄い金属板にスリットを等間隔でかつ半ピッチずらし
て連続的に設けながら、前段のスリットを引き延ばして
得られるエキスバンドメタル、■薄い金属板に細かい穴
を開口したパンチングメタル、 が考えられているが、性能とコストの面から前記■のエ
キスバンドメタルが最も優れている。
[発明が解決しようとする課B] 従来から熱交換器用のフィンとしては、熱伝導率が大き
く、耐食性の優れた銅やアルミニウムが使用されている
。しかしながら、エキスバンドメタルからなるメツシュ
状フィンを組み込んだメツシュ型熱交換器では前記熱伝
導率、耐食性の他に金属板にスリットを入れた時にパリ
が出ないこと、つまりスリット加工性と、引き延ばした
時に破断しない成形加工性、更に均一な網目形状になる
ための均質性が必要であり、これらの特性を兼ね備えた
フィン材料が求められている。
本発明は、優れた熱伝導率、耐食性の他にスリット加工
性と成形加工性、更に均一な網目形状を持つメツシュ状
フィン、並びにかかるメツシュ状フィンが組み込まれ、
伝熱特性、耐食性等を有するメツシュ型熱交換器を提供
しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明に係わるメツシュ状フィンは、厚さ0.05〜0
.5msの金属板にスリットを等間隔でかつ半ピッチず
らして連続的に設けながら、前段のスリットを引き延ば
して得られるメツシュ状フィンにおいて、前記金属板と
してA g 0.01〜0,50重量%、S n 0.
01〜0.25重量%、Z r 0.05〜0.35重
量%、Cr 0.05〜1.0重量%から選ばれる少な
くとも1種(但し2種以上を用いる場合には合計量で1
,0重量%を越えることがない)を含み、かつSが10
ppm以下、残部が銅及び不可避的不純物からなるもの
を用いたことを特徴とするものである。
上記金属板中のAg、5nSZr、Crは、スリット加
工性と成形加工性の向上に寄与する成分である。かかる
各成分の添加量がそれぞれの下限値未満にすると、十分
なスリット加工性と成形加工性の改善効果が得られない
。一方、前記各成分の添加量がそれぞれの上限値を越え
るか、2種以上を用いる場合の合計量が1.0重量%を
越えると、熱伝導率が過度に低下して伝熱性能を悪化さ
せるばかりか、スリット加工工程での引き延ばしに際し
て破断を生じる。
上記金属板中のS量を限定した理由は、その量がlOp
pmを越えるとスリット加工工程での引き延ばしの際に
破断し、しかも網目の形状が不均一となるという問題を
生じる。
また、本発明に係わるメツシュ型熱交換器は前記メツシ
ュ状フィンを複数枚重ね、これらのフィンに多数本の伝
熱管を互いに平行となるように縦添に組み合わせたこと
を特徴とするものである。
上記伝熱管は、例えば銅から形成されている。
かかる伝熱管は、直径71111mのものが開発されて
いるが、熱伝達率を向上させる観点から、より細い直径
、例えば4■前後のものを用いることが望ましい。
本発明に係わるメツシュ型熱交換器は、例えば伝熱管の
接合箇所をそれぞれ半円筒状に屈曲させて半円筒形凹部
を複数列形成した形状のメツシュ状フィンを2枚以上重
ねた2つの積層フィンを用意し、これら積層フィンを各
四部の凹面側が互いに対向するように配置すると共に、
これら凹部間に伝熱管をそれぞれ挟んで支持固定し、は
んだ付は等により接合した横進になっている。また、前
記積層フィンの最外層は平坦なメツシュ状フィンを用い
る形態にしてもよい。
[作用コ 本発明によれば、フィン素材として厚さ0.05〜0.
5smテ、A g 0.O1〜0.50重量%、S n
 0.01〜0.25重量%、Z r 0.05−”0
.35重量%、Cr 0.05〜1.0重量%から選ば
れる少なくとも1種(但し2種以上を用いる場合には合
計量で1.0重量%を越えることがない)を含み、かつ
Sが10pp■以下、残部が銅及び不可避的不純物から
なる金属板を用いることによって、前記金属板が適度の
延性と高い熱伝導率を有するため、スリットを等間隔で
かつ半ピッチずらして連続的に設けながら、前段のスリ
ットを引き延ばす加工に際して、破断等を招くことなく
均一で良好な網目形状を持つメツシュ状フィンを得るこ
とができる。
また、前記メツシュ状フィンを複数枚重ね、これらのフ
ィンに多数本の伝熱管を互いに平行となるように縦添に
組み合わせることによって、メツシュ状フィンの均一で
良好な網目形状とその優れた高熱伝導性及び耐食性との
相互作用により高伝熱特性、高信頼性のメツシュ型熱交
換器を得ることができる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を詳細に説明する。
実施例1〜12及び比較例1〜7 まず、下記第1表に示す組成の銅合金を溶製し、これを
金型に鋳造して厚さ25m1の鋳塊とした。つづいて、
これらの鋳塊を片面2.5mmづつ面側して厚さ2h■
とじ、これを熱間圧延して厚さlO■麿とした後、95
0℃で30分間加熱し、水冷した。ひきつづき、これら
銅合金板を酸洗、冷間圧延、焼鈍、冷間圧延を行って厚
さ0.15mmの19種の条を作製した。
次いで、前記各条をラス加工機によって第1図に示すd
 −0,15mm、 W−4iaSH−2■1のエキス
バンドメタルに加工し、メツシュ状フィンを製造した。
本実施例1〜12及び比較例1〜7のメツシュ状フィン
について、引っ張強さ、熱伝導率、パリ発生の有無、破
断の有無及び網目形状の均一性を調べた。その結果を同
第1表に併記した。なお、熱伝導率は、製造途中の条の
状態で測定することにより求めた。
上記第1表から明らかなようにA g 0.01〜0.
50重量%、S n 0.1)1〜0.25重量%、Z
 r 0.05〜DJ5重量%、Cr 0.05〜1.
0重量%から選ばれる少なくとも1種(但し2種以上を
用いる場合には合計量で1.0重量%を越えることがな
い)を含み、かつSが10ppm以下、残部が銅及び不
可避的不純物からなる本実施例1〜12のメツシュ状フ
ィンは、良好な性状を有することがわかる。
また、本実施例1〜12のメツシュ状フィンを用いて第
2図に示すメツシュ型熱交換器を組み立てた。即ち、伝
熱管の接合箇所をそれぞれ半円筒状に屈曲させて半円筒
形凹部を複数列形成した形状のメツシュ状フィン 1を
3枚重ねた2つの積層フィンを用意し、これら積層フィ
ンを各凹部の凹面側が互いに対向するように配置すると
共に、これら凹部間に直径4mmの銅製伝熱管2をそれ
ぞれ挾んで支持固定し、はんだ付けにより接合してメツ
シュ型熱交換器を組み立てた。かかるメツシュ型熱交換
器は、良好な熱交換効率を有することがわかった。
一方、Ag、Sn、Zr、Crの添加量が本発明の範囲
より多い比較例1〜4、及びこれらの合計量が1.0重
量%を越える比較例5のメツシュ状フィンでは、ラス加
工機による引き延ばし時に網目の破断が発生し、かつ網
目形状にも乱れが生じた。特に、Snの添加量の多い比
較例2.5では熱伝導率が低く、熱交換器として組み立
てた時の熱交換効率が悪化した。
また、5ffiが1Oppsを越える比較例6のメツシ
ュ状フィンでは延性の低下によってラス加工機による引
き延ばし時に破断が頻繁に起きた。更に、A g s 
S n −、Z r s Crが無添加のタフピッチ銅
からなる比較例7のメツシュ状フィンではラス加工機に
よるスリット加工工程でパリが発生し、網目形状にも乱
れが生じた。
[発明の効果] 以上詳述した如く、本発明によれば優れた熱伝導率、耐
食性の他に均一な網目形状を有するメツシュ状フィン、
並びにかかるメツシュ状フィンが組み込まれ、高伝熱特
性、耐食性等を有するメツシュ型熱交換器を提供できる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例におけるメツシュ状フィンを示
す平面図、第2図は本実施例のメツシュ状フィンを組み
込んだメツシュ型熱交換器を示す斜視図である。 1・・・メツシュ状フィン、2・・・伝熱管。 第1図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)厚さ0.05〜0.5mmの金属板にスリットを
    等間隔でかつ半ピッチずらして連続的に設けながら、前
    段のスリットを引き延ばして得られるメッシュ状フィン
    において、前記金属板としてAg0.01〜0.50重
    量%、Sn0.01〜0.25重量%、Zr0.05〜
    0.35重量%、Cr0.05〜1.0重量%から選ば
    れる少なくとも1種(但し2種以上を用いる場合には合
    計量で1.0重量%を越えることがない)を含み、かつ
    Sが10ppm以下、残部が銅及び不可避的不純物から
    なるものを用いたことを特徴とするメッシュ状フィン。
  2. (2)請求項1記載のメッシュ状フィンを複数枚重ね、
    これらのフィンに多数本の伝熱管を互いに平行となるよ
    うに縦添に組み合わせたことを特徴とするメッシュ型熱
    交換器。
JP14539590A 1990-06-05 1990-06-05 メッシュ状フィン及びメッシュ型熱交換器 Pending JPH0439595A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015056285A1 (ja) * 2013-10-15 2015-04-23 株式会社Natomics 熱交換面の保全方法および湿り空気の冷却方法
JP2020204443A (ja) * 2019-06-19 2020-12-24 信越化学工業株式会社 シース一体型磁気冷凍部材、その製造方法及び磁気冷凍システム

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