JPH0439572Y2 - - Google Patents

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JPH0439572Y2
JPH0439572Y2 JP1985037213U JP3721385U JPH0439572Y2 JP H0439572 Y2 JPH0439572 Y2 JP H0439572Y2 JP 1985037213 U JP1985037213 U JP 1985037213U JP 3721385 U JP3721385 U JP 3721385U JP H0439572 Y2 JPH0439572 Y2 JP H0439572Y2
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JP
Japan
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heating
plate
coloring liquid
tlc plate
tlc
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JP1985037213U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、薄層クロマトグラフイープレート
(以下、「TLCプレート」と言う)の加熱発色処
理などにおいて使用される加熱装置に関する。
(従来の技術とその問題点) 薄層クロマトグラフイー(TLC)において、
TLCプレート上に展開された試料に発色液をス
プレーした後、加熱装置を用いてこのプレートを
加熱することによつて試料スポツトの加熱発色を
行なう技術が普及している。このような処理に使
用される従来の加熱装置としては、恒温乾燥機を
利用したものや、ニクロム線を配設したいわゆる
ホツトプレートなどがある。
このうち、前者においては、恒温乾燥機内に置
いたTLCプレートの位置が異なると加熱の程度
も異なつたものとなつてしまうために、TLCプ
レートの発色に不均一性が生じてしまい、検出感
度や定量精度に限界があるという欠点がある。ま
た、発色液が気化して生ずる蒸気などによつて、
恒温乾燥機の内部が腐食されてしまうという問題
もある。
一方、ニクロム線などを用いたホツトプレート
でも、ニクロム線が配設されている部分のみが高
温となつて加熱面上に温度分布が生ずるため、や
はり、発色が不均一となつてしまうという欠点が
ある。
(考案の目的) この考案は、上述のような従来の加熱装置の欠
点を克服するためになされたもので、TLCプレ
ートを均一に加熱発色させることによつて検出感
度や定量精度を向上させることができ、かつ発色
液などによる腐食が生ずることもない、TLCプ
レートの加熱装置を提供することを目的とする。
(目的を達成するための手段) 上述の目的を達成するため、この考案は、薄層
クロマトグラフイープレートと、該プレートの検
出面に空隙を有する枠を介して載置される発色液
を染み込ませた発色液プレートと、該発色液プレ
ート及び前記薄層クロマトグラフイープレート面
と反対面に接触して載置される面状発熱体とを備
えてなる。
(実施例) 第1図は、この考案の一部であるTLCプレー
トの加熱装置の一部分解斜視図である。この加熱
装置1は、加熱部2と電力供給部3とによつて構
成されている。このうち、加熱部2は、TLCプ
レートを載置可能な面状発熱体4をシリコンゴム
などの絶縁材料から成る絶縁板5の上に設けた加
熱部本体6と、この加熱部本体6を支持するとと
もに、断熱効果を持たせるための支持台7とから
成る。この面状発熱体4は、TLCプレートの形
状に応じた形状たとえば200mm×200mmの正方形状
であつて、その両側部に設けられた一対の帯状電
極8a,8bからそれぞれ伸びた一対の配線9
a,9bがプラグ10aに接続されている。ま
た、支持台7は、断熱材としてのグラスウールな
どを成型して得られた深さ10mm程度の箱状部材で
あつて、上記の加熱部本体6を収容して支持す
る。
一方、電力供給部3は面状発熱体4へと電力を
供給するためのものであつて、入力線12によつ
て商用電源から得られた電力をコントローラ3a
によつて制御し、電力供給線11と、上記プラグ
10aに適合するプラグ10bとを介して、その
供給電力を上記面状発熱体4へと出力する。この
コントローラ3aの外部には、ON−OFFスイツ
チ13、温度調整用の電圧制御スイツチ14およ
びタイマースイツチ15が設けられている。ま
た、その内部には、周知のサイリスタ回路などに
よつて構成することのできる電力調整用回路(図
示せず)が含まれており、上記電圧制御スイツチ
14の指示位置に応じて、その供給電力が可変と
なつている。タイマースイツチ15によつて設定
されるタイマー(図示せず)もまた、このコント
ローラ3a内に内臓されている。
次に、この加熱装置1の使用法を説明する。ま
ず、試料(たとえばアミノ酸)を展開させた
TLCプレート15に、発色液たとえばニンヒド
リンをスプレーした後、このTLCプレート15
を上記面状発熱体4の上に密着させて載置する。
そして、電圧制御スイツチ14とタイマースイツ
チ15とを操作して、当該TLCプレート上の試
料スポツト(図中、参照番号16で代表的に示
す)の発色に必要とされる加熱温度と加熱時間と
をセツトする。そして、ON−OFFスイツチ13
によつて電力供給を開始すると、設定条件に応じ
て面状発熱体4が一様に発熱する。周知のよう
に、面状発熱体4においては、その加熱面全体が
均一温度となるため、TLCプレート15の温度
も均一となつて、試料スポツト16の加熱発色も
一様に行なわれることになる。この加熱装置1を
ドラフト内に入れて加熱すれば、発色液が気化し
て生ずる蒸気によつて装置が腐食される心配もな
い。
また、この実施例では、電力供給部3が電力調
整回路を有するコントローラ3aを含んでいるた
め、加熱温度や加熱時間を発色液などの性質に応
じて任意に定めることが可能である。さらに、こ
の実施例のように、加熱部2を電力調整回路から
機構的に分離して設け、電力供給部11によつて
電力を供給するようにすれば、この電力調整回路
を内臓したコントローラ3aをドラフト外に配置
することができるため、コントローラ3aが発色
液の蒸気に曝される可能性がいつそうなくなつ
て、腐食防止の効果はさらに向上する。この装置
は機構的にも簡単であつて、軽量であり、TLC
プレート面が傷つく心配もない。
第2図は、この考案の実施例を示す断面図であ
る。この実施例は、2つの加熱部2a,2bを有
しており、電力供給部3によつてこれらに電力を
供給する。この2つの加熱部2a,2bは、第1
図の加熱部2と同様に、面状発熱体4a,4b
と、絶縁板5a,5bと、支持台7a,7bとを
それぞれ有している。この実施例では、一方の加
熱部2aの面状発熱体4aの面上に発色液を染み
込ませたプレート21を載置し、その上に、この
プレート21の大きさにあわせて太めの針金で形
成された正方形の枠22を置く。そして、その上
に、発色させるべきTLCプレート23を、その
検出面を下にして載置し、さらにその上から、他
方の加熱部2bを、その面状発熱体4bを下にし
て載置する。
すると、加熱部2aが発熱することによつてプ
レート21上の発色液が気化され、枠22によつ
て形成された空隙24を通つてTLCプレート2
3の表面に至る。そして、このTLCプレート2
3は、この発色液蒸気と加熱部2bによる加熱作
用とによつて発色することになる。このようにす
れば、発色液をTLCプレート23の表面にスプ
レーする必要もなく、発色液蒸気の分布も均一と
なつて、さらに加熱発色処理が簡便かつ高精度と
なる。
なお、上記各実施例では、単一のTLCプレー
トの加熱発色を対象としているが、複数の加熱台
を設け、同時に複数のTLCプレートの加熱を行
なわせてもよい。この実施例における電力調整用
回路としてサーモスタツトなどを利用すれば、安
価に構成することもできる。また、この加熱装置
は、発色目的だけでなく、TLCプレートに試料
を展開した後に、溶媒を乾燥させるドライヤーと
して用いることも可能である。ペーパークロマト
グラフイや薄層デンシトメトリーにおける加熱発
色用として使用することも可能である。
(考案の効果) 以上説明したように、この考案によれば、
TLCプレートを均一に加熱発色させることによ
つて検出感度や定量精度を向上させることがで
き、かつ発色液による腐食が生ずることもない、
TLCを得ることができる。更にTLCプレートの
表面に発色液をスプレーする必要もなく、発色液
蒸気の分布も均一となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一部を示す一部分解斜視
図、第2図はこの考案の実施例の断面図である。 1……加熱装置、2,2a,2b……加熱部、
3……電力供給部、3a……コントローラ、4,
4a,4b……面状発熱体、5,5a,5b……
絶縁板、7,7a,7b……支持台、15,23
……TLCプレート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 薄層クロマトグラフイープレートと、該プレー
    トの検出面に空隙を有する枠を介して載置される
    発色液を染み込ませた発色液プレートと、該発色
    液プレート及び前記薄層クロマトグラフイープレ
    ート面と反対面に接触して載置される面状発熱体
    とを備えてなる薄層クロマトグラフ。
JP1985037213U 1985-03-14 1985-03-14 Expired JPH0439572Y2 (ja)

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JP1985037213U JPH0439572Y2 (ja) 1985-03-14 1985-03-14

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JPS61152967U JPS61152967U (ja) 1986-09-22
JPH0439572Y2 true JPH0439572Y2 (ja) 1992-09-16

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