JPH0439425Y2 - - Google Patents

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JPH0439425Y2
JPH0439425Y2 JP1986082811U JP8281186U JPH0439425Y2 JP H0439425 Y2 JPH0439425 Y2 JP H0439425Y2 JP 1986082811 U JP1986082811 U JP 1986082811U JP 8281186 U JP8281186 U JP 8281186U JP H0439425 Y2 JPH0439425 Y2 JP H0439425Y2
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barrel
valve shaft
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pump device
parallel
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、平行な斜板を有する流体ポンプおよ
びモータに関する。
〔従来の技術〕
従来より、第5図に示すような非平行斜板形ポ
ンプ(又はモータ)が広く用いられている。
このような非平行斜板形ポンプは、ケーシング
9内において回転軸8aと一体に回転しうる円筒
状のバレル7をそなえ、同バレル7にはその両側
間に連通する2個のチヤンバ3が形成される。
これらのチヤンバ3には両端開口からピストン
1a,1bが液密に挿入されるとともに、各々の
チヤンバ3は、ポート10を通じバレル7の内周
に連通する。
また、バレル7内にはケーシング9に対し固定
された弁軸体4が挿入され、同弁軸体4とバレル
7の内面との摺動面は液密に保たれる。
なお、第5図において、弁軸体4は、回転中心
軸線8bのまわりに、90°回転させたものを表わ
している。第6図の断面も、実体に体し90°回転
して表わしており、第5図の表現と対応させてい
る。
この弁軸体4の内部には、第6図に示すよう
に、軸方向に2本の流路5,6が形成され、これ
らの流路5,6は、弁軸体4の外周に開口するポ
ート15,16とそれぞれ連通する。
これらのポート15,16は、第6図に示すよ
うに、弁軸体4の外周に沿う扇形の断面を有する
とともに、上記バレル7と弁軸体4との摺動面に
おいて上記ポート10に連通しうる位置に形成さ
れる。
そして、バレル7の回転に伴ない、上記チヤン
バ3は、流路5と連通したり、流路6と連通した
りする。
一方、バレル7の両側方においてケーシング9
内には斜面2c,2dを有するカム2a,2dが
固設され、これらの斜面2c,2dは第5図に示
す面2eに関し相互に対称に形成されるととも
に、同斜面2c,2dにはピストン1a,1bの
先端部が当接する。なお、ピストン1bは、図示
しない押圧手段により斜面2c,2dへ押圧され
て、常にピストン1a,1bの先端部の斜面2
c,2dとの当接状態が保たれる。
上述の構成により、回転軸8aが図示しない駆
動手段によつて回転駆動されると、それに伴ない
バレル7も回転し、斜面2c,2dにその先端部
を当接するピストン1a,1bが伸縮作動する。
そして、ピストン1a,1bがバレル7の両側
へ向け突出する吸引過程では、チヤンバ3はポー
ト10およびポート15を通じて流路5と連通
し、これにより油などの流体が流路5からチヤン
バ3内へ吸引される。
一方、ピストン1a,1bがバレル7の内側へ
向け収縮する排出過程では、チヤンバ3はポート
10およびポート16を通じて流路6と連通し、
これにより上記流体がチヤンバ3から流路6へ排
出される。
なお、上述の非平行斜板形ポンプ装置は、図示
しない液圧ポンプにより流路5を通じチヤンバ3
へ流体を流入させることにより、回転軸8aが回
転するようになり、液圧モータとしても使用でき
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、上述の非平行斜板形ポンプ装置で
は、2つのチヤンバ3内に保持される液量が相互
に異なるため、バレル7の重心位置が回転中心軸
線8bから偏心する。そして、このバレル7はポ
ンプ作動時に非常に高速に回転するため、重心位
置の偏心により大きな振動が生じる。
そこで対向するカムの斜面が相互に平行に形成
された平行斜板形ポンプ装置も提案されている
が、これによれば、第5図に示す一対のピストン
1a,1bが面2eに関し非対称な作動をするこ
とになり、チヤンバ3を2室に分割する必要があ
る。
そして、2室に分割されたチヤンバの一方が弁
軸体に形成された流入側ポートに接続され、その
他方が排出側ポートに接続されることになるが、
弁軸体の内部で流入側ポートどうしおよび排出側
ポートどうしを接続する手段が開発されておら
ず、上述のような平行斜板形ポンプ装置は実現さ
れていない。
本考案は、上述の問題点を解決しようとするも
ので、作動中の振動を軽減できるようにした、ポ
ンプ装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
このため、本考案の平行斜板形ポンプ装置は、
回転軸と一体に回転しうるようにケーシング内に
嵌挿されたバレルに、同バレルの両側にそれぞれ
開口した軸方向のシリンダ部を複数個そなえると
ともに、同シリンダ部に嵌挿されて上記バレルの
両側にそれぞれ突出しうるピストンをそなえ、同
ピストンのストロークを規制する一対の斜板が互
いに平行な状態で上記バレルの両側方に設けられ
て、上記複数個のシリンダ部の各流体室に通じる
ポートが、流入側どうしを互いに捩り流路で接続
されるとともに、排出側どうしも互いに捩り流路
で接続され、これらの捩り流路が、上記ケーシン
グに固定されるようにして上記バレルの中心孔へ
挿入された弁軸体に形成されて、同弁軸体におけ
る流入用流路および排出用流路にそれぞれ接続さ
れていることを特徴としている。
〔作用〕
上述の本考案の平行斜板形ポンプ装置では、上
記バレルの回転に伴ない上記ピストンのストロー
クが上記一対の斜板により規制されるとともに、
弁軸体に形成された捩り流路で相互に接続される
流入側ポートを通じ上記流体室へ流体が流入し、
捩り流路で相互に接続される排出側ポートを通じ
上記流体室から流体が排出される。
〔実施例〕
以下、図面により本考案の一実施例としての平
行斜板形ポンプ装置について説明すると、第1図
はその縦断面図、第2図は第1図における弁軸体
の−矢視断面図、第3図は第1図における弁
軸体の−矢視断面図、第4図は弁軸体の加工
過程を説明するためのもので、第4図aは加工途
中の弁軸体の縦断面図、第4図bはその横断面図
である。ここで、第1図、第2図および第3図に
おいては、弁軸体27は、回転軸28の中心軸線
のまわりに90°回転せたものを表わしており、流
路30,31の継がりを見やすく表現している。
第1図に示すように、ケーシング9内には回転
軸28と一体に回転しうる円筒状のバレル29が
そなえられ、同バレル29にはその両側にそれぞ
れ開口するシリンダ部3a,3bが二対形成され
る。
これらのシリンダ部3a,3bには両端開口か
らピストン18a,18bが液密に嵌挿されると
ともに、各々のシリンダ部3a,3bは、それぞ
れポート21a,21bを通じバレル29の中心
孔の内周に連通する。
また、バレル29の中心孔内には、ケーシング
9に対し固定された弁軸体27が挿入され、同弁
軸体27とバレル7の内面との摺動面は液密に保
たれる。この弁軸体27の内部には、軸方向に2
本の流入用流路31および排出用流路32が形成
され、これらの流路31,32は、第3図に示す
ように、弁軸体27の外周に開口する流入側ポー
ト35、排出側ポート34とそれぞれ連通する。
さらに、第2図に示すように、流入側ポート3
5は、弁軸体27の外周に開口する流入側ポート
36と、弁軸体27に形成された捩り流路31a
により接続され、排出側ポート34は弁軸体27
の外周に開口する排出側ポート33と、弁軸体2
7に形成された捩り流路32aにより接続され
る。
上記の流入側ポート35,36および排出側ポ
ート33,34は第2,3図に示すように、弁軸
体27の外周に沿う扇形の断面を有するととも
に、上記バレル29と弁軸体27との摺動面にお
いて上記ポート21a,21bに連通しうる位置
に形成される。
そして、バレル29の両側方においてケーシン
グ9内には斜面19a,20aを有するカム1
9,20が固設され、これらの斜面19a,20
aは相互に平行になように形成されるとともに、
同斜面19a,20aにはピストン18a,18
bの先端部が当接する。なお、ピストン18a,
18bは、図示しない押圧手段により斜面19
a,20aへ押圧されて、常にピストン18a,
18bの先端部の斜面19a,20aとの当接状
態が保たれる。
本考案の平行斜板形ポンプ装置は、上述のごと
く構成されているので、回転軸28が図示しない
駆動手段によつて回転駆動されると、それに伴な
いバレル29も回転し、斜面19a,20aにそ
の先端部を当接するピストン18a,18bが伸
縮作動する。
そして、ピストン18aがシリンダ部3a内へ
収縮し、ピストン18bがシリンダ部3bから突
出する過程では、シリンダ部3aは、ポート21
a、排出側ポート33および弁軸体27における
捩り流路32aを通じて排出用流路32と連通
し、これにより油などの流体がシリンダ部3aか
ら流路32へ排出される。また、シリンダ部3b
は、ポート21bおよび流入側ポート35を通じ
て流入用流路31と連通し、これにより上記液体
が流路31からシリンダ部3b内へ吸引される。
そして、ピストン18aがシリンダ部3aから
突出し、ピストン18bがシリンダ部3b内へ収
縮する過程では、シリンダ部3aは、ポート21
a、流入側ポート36および弁軸体27における
捩り流路31aを通じて流入用流路31と連通
し、これにより油などの液体が流路31からシリ
ンダ部3a内へ吸引される。また、シリンダ部3
bは、ポート21bおよび排出側ポート34を通
じて排出用流路32と連通し、これにより上記液
体が流路32から排出される。
このようにして、上述の平行斜板形ポンプ装置
では、弁軸体27に形成された流入用流路31か
ら液体が吸入され、排出用流路32から同液体が
排出されるが、このとき二対のシリンダ部3a,
3b内に保持される液量の和が相互に等しくバレ
ル29の重心位置は回転中心軸線上に保たれるた
め、バレル29が高速回転しても大きな振動の生
じるのが防止される。
なお、上述の平行斜板形ポンプ装置は、図示し
ない液圧ポンプにより流路31より液体を流入さ
せることにより、回転軸28が回転するようにな
り、液圧モータとしても使用できる。
ところで、上述のような捩り流路31a,31
bを形成された弁軸体27を製作する際には、第
4図a,bに示すように、まず丸棒40の内部に
2本の真直な流路38,39を軸方向に形成し、
ついで同流路38,39の閉端部付近の部分Gを
塑性加工により180°捩り整形する。
そして、さらに、流入側ポート(第1〜3図の
符号35,36参照)および排出側ポート(第1
〜3図の符号33,34参照)が上記部分Gの両
端に形成されて、第1〜3図に示す弁軸体27が
完成する。
このように、内部に捩り流路31a,32aを
有する弁軸体27を容易に製造することができ、
上記の平行斜板形ポンプ装置の製作は問題なく確
実に実現されるのである。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案の平行斜板形ポン
プ装置によれば、回転軸と一体に回転しうるよう
にケーシング内に嵌挿されたバレルに、同バレル
の両側にそれぞれ開口した軸方向のシリンダ部を
複数個そなえるとともに、同シリンダ部に嵌挿さ
れて上記バレルの両側にそれぞれ突出しうるピス
トンをそなえ、同ピストンのストロークを規制す
る一対の斜板が互いに平行な状態で上記バレルの
両側方に設けられて、上記複数個のシリンダ部の
各流体室に通じるポートが、流入側どうしを互い
に捩り流路で接続されるとともに、排出側どうし
も互いに捩り流路で接続され、これらの捩り流路
が、上記ケーシングに固定されるようにして上記
バレルの中心孔へ挿入された弁軸体に形成され
て、同弁軸体における流入用流路および排出用流
路にそれぞれ接続されているという簡素な構成
で、上記バレルの高速回転に伴なう振動が大幅に
低減され、周囲の騒音が抑制されるばかりか、ポ
ンプの仕事効率が向上する利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図本考案の一実施例としての平行斜板
形ポンプ装置を示すもので、第1図はその縦断面
図、第2図は第1図における弁軸体の−矢視
断面図、第3図は第1図における弁軸体の−
矢視断面図、第4図は弁軸体の加工過程を説明す
るためのもので、第4図aは加工途中の弁軸体の
縦断面図、第4図bはその横断面図であり、第
5,6図は従来の非平行斜板形ポンプ装置を示す
もので、第5図はその縦断面図、第6図は第5図
における弁軸体の−矢視断面図である。 3a,3b……シリンダ部、9……ケーシン
グ、18a,18b……ピストン、19……カ
ム、19a……斜面、20……カム、20a……
斜面、21a,21b……ポート、27……弁軸
体、28……回転軸、29……バレル、31……
流入用流路、31a……捩り流路、32……排出
用流路、32a……捩り流路、33,34……排
出側ポート、35,36……流入側ポート、3
8,39……流路、40……丸棒。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転軸と一体に回転しうるようにケーシング内
    に嵌挿されたバレルに、同バレルの両側にそれぞ
    れ開口した軸方向のシリンダ部を複数個そなえる
    とともに、同シリンダ部に嵌挿されて上記バレル
    の両側にそれぞれ突出しうるピストンをそなえ、
    同ピストンのストロークを規制する一対の斜板が
    互いに平行な状態で上記バレルの両側方に設けら
    れて、上記複数個のシリンダ部の各流体室に通じ
    るポートが、流入側どうしを互いに捩り流路で接
    続されるとともに、排出側どうしも互いに捩り流
    路で接続され、これらの捩り流路が、上記ケーシ
    ングに固定されるようにして上記バレルの中心孔
    へ挿入された弁軸体に形成されて、同弁軸体にお
    ける流入用流路および排出用流路にそれぞれ接続
    されていることを特徴とする、平行斜板形ポンプ
    装置。
JP1986082811U 1986-04-23 1986-05-31 Expired JPH0439425Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986082811U JPH0439425Y2 (ja) 1986-05-31 1986-05-31
US07/037,250 US4770084A (en) 1986-04-23 1987-04-10 Parallel swash plate type fluid machines

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986082811U JPH0439425Y2 (ja) 1986-05-31 1986-05-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62195676U JPS62195676U (ja) 1987-12-12
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JP1986082811U Expired JPH0439425Y2 (ja) 1986-04-23 1986-05-31

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2769125B2 (ja) * 1995-06-02 1998-06-25 健 ▲くわ▼原 アキシアルピストンモータ
JP5332592B2 (ja) * 2008-12-24 2013-11-06 株式会社豊田自動織機 アキシアルピストンポンプ

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