JPH0439182B2 - - Google Patents

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JPH0439182B2
JPH0439182B2 JP58075032A JP7503283A JPH0439182B2 JP H0439182 B2 JPH0439182 B2 JP H0439182B2 JP 58075032 A JP58075032 A JP 58075032A JP 7503283 A JP7503283 A JP 7503283A JP H0439182 B2 JPH0439182 B2 JP H0439182B2
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electrode
arc
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arc tube
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JP58075032A
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JPS59201359A (ja
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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J61/00Gas-discharge or vapour-discharge lamps
    • H01J61/82Lamps with high-pressure unconstricted discharge having a cold pressure > 400 Torr
    • H01J61/827Metal halide arc lamps

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は100ワツト級以下の小形高圧金属蒸気
放電灯に関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
近時、省電力の見地より発光効率に優れた高圧
金属蒸気放電灯を、従来から屋内照明として広く
普及している白熱電球に替つて使用する技術の開
発が進められている。メタルハライドランプや高
圧水銀灯を屋内照明として使用するためには、こ
れら放電灯の小形化が必要となり、100ワツト未
満のランプを開発しなければならない。
この種の小形放電灯は、小寸法ならびに高効率
とするため、発光管形状を球形もしくは楕円球形
にして管内の蒸気の対流を活発化させ、しかも耐
圧強度を高める工夫が採用されている。
一方、屋内照明の場合、天井高さが制約される
などの理由から、ランプを水平点灯、つまり発光
管の管軸を水平な姿勢で点灯使用することが余儀
なくされる場合がある。
小形メタルハライドランプについて水平点灯状
態を第1図に示す。発光管1の形状は球形であ
り、このような形状によつて封入されているスカ
ンジウム・ナトリウム沃加物(SeI3−NaI)の対
流を促すようになつているが、水平点灯の場合に
上記発光管の形状および蒸気の対流が原因して、
アークが上方へ押し上げられて彎曲した放電径路
を形成することがある。
放電開始時に、特に発光管が冷えている場合に
は電極2,2の封止部基端に酸化物が付着してい
て電子が放出し易い状態となることがあり、この
ため基端部がアークスポツトとなる。このような
電極基端からのアークは前記対流のため上方へ彎
曲し、そのままアークスポツトが移動しないこと
がある。アークスポツトが電極2,2の基端部に
留まるのは、水平点灯だけに見られる現象であ
り、その理由は、アークが上方へ押し上げられて
いるので電極先端がアーク内に位置されず、した
がつて電極先端の加熱がいつまでも起らず、放電
開始時にスポツトが発生した基端部が一層加熱さ
れて熱電子が発生し易くなるためと考えられる。
このようにアークスポツトが電極基端部に発生
し、しかもこのスポツトが電極先端部へ移行せず
に放電が続けられると、アークスポツトに近い発
光管1の封止部3,3や発光管壁が過熱し、封入
金属との反応、特にナトリウムと反応して石英ガ
ラスの失透を招き、またクラツクを生じ易く、発
光管のリークを発生し易くなる。また電極の基端
も溶損し早期に電極折れを生じることもある。
〔発明の目的〕
本発明はこのような事情にもとづきなされたも
ので、その目的とするところは、放電開始時にア
ークスポツトが電極基端部に発生しても電極先端
部へ速やかに移行させることができ、発光管の失
透、リークを防止し、電極折れなども防止できて
長寿命となる小形高圧金属蒸気放電灯を提供しよ
うとするものである。
〔発明の概要〕
すなわち本発明は電極先端部を上方へ彎曲され
るアークの中に位置させるべくこの先端部を、電
極基端を基準とした上方へ5°〜30°の角度範囲内
に位置させたことを特徴とし、電極先端がアーク
の中に存在させられることにより電極先端が速や
かに加熱されて熱電子を容易に放出するようにな
り、これによりアークスポツトを電極先端部へ移
行させるようにしたものである。
〔発明の実施例〕
以下本発明の一実施例を第2図ないし第4図に
もとづき説明する。
第2図に示す石英ガラス製球形発光管1内には
電極21,21が互に対向して設けられている。
電極21,21は電極軸22に電極コイル23を
巻装して構成されている。そして本実施例の電極
軸22は上方に向けて屈折されており、電極先端
部21a,21aが角度θ=5°から30°の範囲に
位置するようになつている。角度θは、両電極2
1,21の封止部側基端を互に結んだ線O1−O1
に対して封止部基端を頂角として上向きになす角
度である。なお線O1−O1は、電極軸22,22
が正しく球形発光管1の管軸に設けられる場合に
はこの管軸と一致する。また図中3,3は発光管
封止部、4,4はモリブテンなどの高融点金属
箔、5,5はリード線を示す。
発光管1内にはスカンジウム・ナトリウムの沃
化物(SeI3・NaI)および水銀、始動用希ガスが
封入されている。
電極先端21a,21bを第2図のように上方
に位置させると、水平点灯の場合にアークがガス
対流および発光管1の管壁形状により上方へ彎曲
されても、電極先端21a,21aは必ずアーク
径路の中に位置される。このため電極先端21
a,21aがアークによつて加熱され、熱電子を
放出し易くなるのでアークスポツトが電極先端2
1a,21aに移り易くなる。
電極先端21a,21aを上記θ=5°〜30°の
範囲内に位置させる理由は本発明者の実験による
ものである。以下その実験について第3図および
第4図を参照して説明する。
100ワツト級以下のメタルハライドランプは、
発光管1の管軸方向に沿う長さLが12mm以下に規
制される。これは相対効率の関係により確認され
ているものであり、Lが12mmを越えると管壁負
荷、電極間距離および突出高さ等の要因により相
対効率が低下するので、12mm以下となるように設
定されている。また電極高さh1,h2は1.5mm以上
に設定される。電極高さh1,h2が1.5mm以下であ
ると、第1図のアークスポツトによる場合と同様
に、石英ガラスの加熱が進み、失透やリークの原
因となる。
アークの上方への曲がり具合が一番少ない状態
を調べると、距離Lが12mm、電極間距離が9mm
に設定された100ワツト級のランプにおいて、第
3図に示すごとく両方の電極2,2のそれぞれ基
端部にアークスポツトが形成される場合であるこ
とが判り、このときのアークの管軸O1−O1から
の偏位量δ1は0.5mmであることが観測された。こ
の場合 θ=tan-1(0.5/δ)で計算され、よつてθは4.8°で ある。
またアークの上方への曲がり具合が一番多い例
を調べると、距離Lが5mm、電極間距離が2mm
に設定された20ワツト級のランプにおいて、第4
図に示すように一方の電極2の基端部と他方の電
極2の先端部とにアークスポツトが形成される場
合であつた。このときのアークの偏位置δ2は約1
mmであることが測定された。したがつてθ2
tan-1(1.0/1.75)で計算され、θ2は29.7°である。
したがつて上記実験から、第2図に示すθは
4.8°〜29.7°の範囲であればよいことが判る。製造
上のばらつきを考慮するとθ=5°〜30°の範囲に
設定すればよく、下限を5°で切る理由は5°未満で
は電極21の加工や封止ばらつきを考慮してのこ
とである。
したがつて水平点灯においてアークスポツトが
電極基端部に発生される異常点灯が生じても、電
極先端21a,21aはアーク径路の中に位置さ
れているのでアークスポツトが電極先端に速やか
に移行する。
なお、直流点灯されるランプの場合は、第5図
に示した陰極51を、必らずその先端がθ=5°〜
30°の範囲内に設け、陽極52は上記範囲内に設
けるかまたは設けなくてもよい。すなわち、交流
点灯されるランプにおいては電極の極性が1サイ
クルに1回の割合で変化し、このため極性の変化
によりアークスポツトが電極先端21a,21a
に移るチヤンスがある。これに比べて直流点灯で
は陰極51の極性が変化することはないので、ア
ークスポツトが基端部に発生すると先端51aに
移り難く、したがつて先端51aを角度θ=5°〜
30°の範囲内に設置することが有効である。なお
この陰極51は電極コイルを巻装せず、電極棒だ
けで形成されており、これにより先端51aの温
度上昇を促してアークスポツトを一層先端51a
に移り易くしてある。
上記各実施例では、電極先端21a,51aを
角度θ=5°〜30°の範囲内に位置させるため、電
極軸の基部を直接上方へ折曲させた場合について
述べたが、本発明は要するに電極先端21a,5
1aの位置がθ=5°〜30°の範囲内にあればよい
ので、たとえば第6図に示すように、電極先端部
61a,61aのみが再度θ=5°〜30°の範囲内
に位置するようにしてもよい。
さらにまた発光管1の形状は球形に限らず、第
7図に示すように楕円球形であつてもよい。
上記実施例ではメタルハライドランプについて
説明したが本発明は、100ワツト級以下でありし
かも発光管が球形もしくは楕円球形に形成されて
水平点灯されるものであれば、高圧水銀灯などに
も適用可能である。
〔発明の効果〕
以上述べた通り本発明は、アークスポツトが電
極基端部に発生されるようなことがあつても電極
先端がアーク径路の中に位置されるので電極先端
がアークによつて加熱されて熱電子を放出し、よ
つてアークスポツトが先端部に速やかに移行す
る。このため、正常点灯が保たれ、発光管の失透
やリークが防止されるとともに電極の折損も防止
され、長寿命となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の発光管を示す断面図、第2図は
本発明の発光管を示す断面図、第3図および第4
図は実験を説明するための従来に係る発光管の説
明図、第5図ないし第7図は本発明のそれぞれ他
の実施例を示す発光管の断面図である。 1……発光管、21,21……電極、51……
陰極、52……陽極、21a,21a,51a,
61a……電極先端部、3……封止部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一対の電極を備えた球形もしくは楕円球形の
    発光管内に、発光金属と始動用希ガスを封入し、
    この発光管の管軸が水平となる姿勢で点灯使用さ
    れる100ワツト級以下の小形高圧金属蒸気放電灯
    において、電極の先端が、電極の封止側基端を基
    準として上方へ5°〜30°の角度範囲内に位置され
    ていることを特徴とする小形高圧金属蒸気放電
    灯。 2 直流点灯用の放電灯においては少なくとも陰
    極側電極の先端部が上記5°〜30°の角度範囲内に
    位置されていることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の小形高圧金属蒸気放電灯。 3 上記放電灯はメタルハライドランプであるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項または第2
    項記載の小形高圧金属蒸気放電灯。
JP58075032A 1983-04-28 1983-04-28 小形高圧金属蒸気放電灯 Granted JPS59201359A (ja)

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JPS59201359A JPS59201359A (ja) 1984-11-14
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