JPH0439020A

JPH0439020A - 射出成形機の間接樹脂圧検出方法及び装置

Info

Publication number: JPH0439020A
Application number: JP14624790A
Authority: JP
Inventors: Katsuhiro Fujii; 勝裕藤井
Original assignee: Japan Steel Works Ltd
Current assignee: Japan Steel Works Ltd
Priority date: 1990-06-06
Filing date: 1990-06-06
Publication date: 1992-02-10
Anticipated expiration: 2009-04-06
Also published as: JPH0624752B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野この発明は直圧式型締装置を有する射出成形機の金型内
樹脂圧の検出方法及び装置に関するものである。

（ロ）従来の技術従来の射出成形機において、金型内樹脂圧の検出は、第
５図に示すように金型２に樹脂圧センサ８を設置して行
なっていた。

しかしながら上記方法では、金型２加工の必要性が有り
、多数個取り金型２の場合どのキャビティ３に樹脂圧セ
ンサ８を設けるか決定することが困難なため、間接樹脂
圧検出方法も考案されている。

間接樹脂圧検出方法としては、第６図に示すように、初
期型締力をかけた後、パイロットチエツク弁１１を閉じ
ることにより型締シリンダ１内の油を封じ込め、射出　
保圧時に金型樹脂圧より発生した型開力Ａで型締シリン
ダ１内の油が圧縮されて上昇してゆく油圧力を圧力セン
サ１４で測定し、この測定値により間接的に金型樹脂圧
の挙動を検出するものである。

（ハ〉　発明が解決しようとする課題この従来の間接樹脂圧検出方法では、パイ四ツ１〜チエ
ツク弁１１により作動油を封じ込めるわけであるが、パ
イロットチエツク弁１１かられずかでも作動油が漏れる
と作動油の圧力上昇は小さくなり、検出精度は低下する
という問題点があった。

又、作動油は圧力が高くなると体積収縮のため、型締シ
リンダ内の容積が大きいと、この圧縮代は大きくなり金
型内樹脂圧の変動に対し型締シリンダ内の油圧の変動は
小さくなり、検出精度が低下するという問題点もあった
。

（ニ）課題を解決するための手段本発明は、直圧式型締装置を有する射出成形機において
、初期型締力を設定し、射出・保圧時に金型内樹脂圧に
より発生した型開力Ａに抗して可動盤９の位置を保持で
きるよう油圧力を制御し、位置保持の為に上昇する油圧
力を測定し、この測定値により間接的に前記金型内樹脂
圧の挙動を検出することにより上記課題を解決している
。

また、直圧式型締装置を有する射出成形機において、初
期型締力を設定し、射出・保圧時に金型内樹脂圧により
発生した型開力Ａに抗して可動盤９の位置を保持できる
よう油圧力を制御する圧力制御弁１３と、位置保持の為
の圧力指令信号２１を前記圧力制御弁１３に送る位置保
持コントローラ２０と、前記可動盤９の位１を測定する
位置センサ１０と、位置保持の為上昇する型締シリ〉・
ダ１内の油圧力を測定する圧力センサ１４とからなるこ
とにより、上記問題点を解決する。

（ホ）作用射出、保圧中の金型内樹脂圧の挙動は第２図に示すとう
りであり、この樹脂圧により金型を開けようとする力で
ある型開力が発生する。　型開力の挙動は金型内樹脂圧
とほぼ同一であり、第３図に示す通りである。　この型
開力に抗して可動盤の位置を保持するなめ油は圧縮され
、油圧は型開力に比例して上昇してゆき第４図の挙動を
示す。

つまり、型締シリンダ内油圧を測定することにより金型
内樹脂圧の挙動を知ることが可能となる。

（へ）実施例以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。

第１図は本発明の実施例を示した図であり、通常の直圧
式型締装置に、型締シリンダ１内の油圧を測定する圧力
センサ１４と、可動盤９の位置を測定する位置センサ１
０と、射出　保圧時の型開力Ａに抗して可動盤９の位置
を保持するよう型締油圧力を制御する圧力制御弁１３と
、圧力指令信号２１を圧力制御弁１３に送る位置保持コ
ントローラ２０を設置したものである。　さらに、メイ
ンコントローラ２２は初期型締力の指令を出す為、方向
制復弁１８は型締シリンダ１の制御に使用している。

尚、位置保持コントローラ２０とメインコントローラ２
２は一体にすることも可能である。

本発明による射出成形機の間接樹脂圧検出方法及び装置
は、前述したように構成されており、以下に、その動作
について説明する。

初期型締力の指令をメインコントローラ２２より位置保
持用コントローラ２０を介して圧力制御弁１３に送り、
一定の型締力をかける。　その時の可動盤９の位置を位
置センサ１０で検出し、その位１を保持できるだけの圧
力を位置保持コントローラ２０にて演算しその圧力指令
信号２１を圧力制御弁１３に送る。

この時点で射出・保圧工程に入ると、金型内樹脂圧によ
り型開力Ａが発生する。

この型開力Ａは型締シリンダ１外力として働き、可動盤
９の位置を変えようとするが、位１保持コントローラ２
０によって圧力制御されて位置を保持するように制御さ
れているため型開力（投影キャビティ面積Ｘ金型内樹脂
圧力）に対応して型締シリンダ１に供給される油圧力も
変化してゆく。

冷却工程で樹脂が冷却され体積収縮し金型内樹脂圧が下
がると、型開力Ａも低下してゆき、型締力の方が大きく
なり金型２を圧縮する方向に型締シリンダ１は動こうと
するが、位置保持コントローラ２０に位置を保持するよ
うに制御されているため、型締シリンダ１の油圧力は下
がる。

この位置保持コントローラ２０によって制御されている
油圧力は前述のように型開力Ａつまり金型内樹脂圧力に
比例しており、この油圧力を圧力センサ１４で測定すれ
ば金型内樹脂圧の挙動を知ることができる。

又、位置保持のため位置保持コントローラ２゜からの圧
力指令信号２１によっても、間接的に金型内樹脂圧の挙
動を知ることができる。

（ト）発明の詳細な説明してきたように、本発明によれば、金型を改造す
ることなく、通常使用しているすべての金型で、高価な
樹脂圧センサを使用しなくても、安価な圧力センサーで
、容易に金型内の樹脂圧の挙動を精度よく知ることがで
きる。

又、本発明では成形品全体の樹脂圧の総和を知ることに
より、従来法での樹脂圧センサの設定場所のみ測定する
という、局部的な測定による不確定な制御を解消するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の油圧回路図であり、第２図は金型内樹
脂圧の挙動を示した図であり、第３図は型開力の挙動を
示した図であり、第４図は型締シリンダ内油圧力の挙動
を示した図であり、第５図は従来の金型内樹脂圧検出方
法であり、第６区は従来の他の金型内樹脂圧検出方法の
油圧回路図である。１・・・型締シリンダ、　２・・・金型、３・・・キャ
ビティ、　４・・・射出装置、７・・・エジェクタビン
、　８・・・樹脂圧センサ、　９・・・可動盤、　１０
　　・位置センサ、１１・・・パイロットチエツク弁、
　　１２・電磁弁、　１３・　・圧力Ｍ御弁、　１４圧
カセンサ、　１７・・・油圧供給源、　　１８・・方向
制御弁、　２０・・・位置保持コントローラ、　２１・
・・圧力指令信号、　２２・メインコントローラ、　Ａ
・・・型開力。特許出願人　株式会社　日本製鋼所代表者　　八木直彦第２図時間型開力挙動第３図時間型締シリンダ内油圧挙動第４図時間

Claims

【特許請求の範囲】１、直圧式型締装置を有する射出成形機において、初期
型締力を設定し、射出・保圧時に金型内樹脂圧により発
生した型開力（Ａ）に抗して可動盤（９）の位置を保持
できるよう油圧力を制御し、位置保持の為に上昇する油
圧力を測定し、この測定値により間接的に前記金型内樹
脂圧の挙動を検出することを特徴とする射出成形機の間
接樹脂圧検出方法。２、直圧式型締装置を有する射出成形機において、初期
型締力を設定し、射出・保圧時に金型内樹脂圧により発
生した型開力（Ａ）に抗して可動盤（９）の位置を保持
できるよう油圧力を制御する圧力制御弁（１３）と、位
置保持の為の圧力指令信号（２１）を前記圧力制御弁（
１３）に送る位置保持コントローラ（２０）と、前記可
動盤（９）の位置を測定する位置センサ（１０）と、位
置保持の為上昇する型締シリンダ（１）内の油圧力を測
定する圧力センサ（１４）とからなることを特徴とする
射出成形機の間接樹脂圧検出装置。